検索ボリュームを調べる方法を徹底解説!検索キーワードについても紹介

検索ボリュームを調べる方法を徹底解説!検索キーワードについても紹介

公開日:2022/11/25
 最終更新日:2022/11/25

SEO施策やリスティング広告運用を行う際、必ず把握しておくべき指標が検索ボリュームです。

今回は、検索ボリュームを調べる方法や、検索キーワードの選定の仕方について解説します。
ぜひ自社ホームページの検索流入数を増やすための参考にしてください。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01そもそも検索ボリュームとは?

GoogleやYahoo!といった検索エンジンにおいて、指定のキーワードがどれだけ検索されたかを表すのが検索ボリュームです。
検索ボリュームが多いと、それだけ多くの方が調べているということで、需要や認知度の高いキーワードだと判断できます。

また、時期や季節によっても変動するので、トレンドの把握にも活用可能です。

例えば、「引越し」というキーワードは、3~4月にかけてボリューム数が増加します。
そのため、3~4月に向けて「引越し」のキーワードで検索上位に表示させられるよう、事前にSEO対策を行うなどの戦略を練ることができるのです。

ただし、検索ボリューム数が多いキーワードは、アクセスが期待できるだけに競合サイトがひしめき合うのが特徴です。
特に、「引越し」や「一人暮らし」といった1語で検索されるビッグキーワードは、多くの企業が予算を費やして上位表示を狙っています。

効率よくSEO対策を実施していくなら、2~3語で検索する「ロングテールキーワード」でサイトを成長させていくことが重要です。

そもそも検索ボリュームとは?

02検索ボリュームを調べる方法とその流れ

検索ボリュームを調べる基本的な方法は、以下の手順です。

  • 関連のSEOキーワードの洗い出し
  • 複合キーワードの洗い出し
  • 洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査

中には、特定のツールを用いて探し出す必要があるので、この機会に登録しておきましょう。
では、それぞれの手順について詳しく解説します。

2-1.①:関連のSEOキーワードの洗い出し

まずはメインキーワードを決定するため、関連するSEOキーワードを洗い出す作業です。
自社ホームページが関連するジャンルやテーマを1語で表したものがメインキーワードになります。
例えば、当サイトでは「ホームページ作成」がメインキーワードです。

その他にも

  • Webサイト
  • SEO
  • Webマーケティング

といったようなキーワードも洗い出せるので、自社に適切なワードを設定しましょう。

もし、メインキーワードを1つに絞りきれない場合でも、後々複合キーワードとして扱えるため、さほど難しく捉える必要はありません。
ホームページの軸となるキーワードはどれなのかを考え、指標を決めましょう。

2-2.②:複合キーワードの洗い出し

関連のSEOキーワードが決まったら、続いて複合キーワードの洗い出しです。
複合キーワードとは、2~3語で検索されるキーワードを指します。

例えば、「ホームページ作成」の複合キーワードは以下の通りです。

  • ホームページ作成 ワードプレス
  • ホームページ作成 費用
  • ホームページ作成 無料 おすすめ

このように、1語のキーワードよりも悩みが顕在化する分、どのようなコンテンツを提供すればいいのかが見えやすくなります。
この複合キーワードを洗い出すには、「ラッコキーワード」がわかりやすく効率が良いのでおすすめです。

例として、ラッコキーワードで当サイトのメインキーワードである「ホームページ作成」を検索してみましょう。

ラッコキーワード

そうすると、以下のような検索結果が表示されます。

ラッコキーワード

あとは画像右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」「CSVダウンロード」のいずれかを選択して、複合キーワードの取得完了です。

2-3.③:洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査

最後に、取得した複合キーワードの検索ボリュームを調査します。
検索ボリュームを調査するツールは「Googleキーワードプランナー」が無料で利用できるのでおすすめです。

では、今回はGoogleキーワードプランナーで検索ボリュームの調査手順をご紹介します。

まず、Googleキーワードプランナーを利用するには、Googleアカウントが必要になるので登録・準備しておきましょう。
GoogleアカウントでGoogleキーワードプランナーにログイン後、以下のページが表示されます。

検索のボリュームと予測のデータを確認する

上記項目のうち、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックしてください。
そうすると、検索窓が表示されるので、先ほど取得した複合キーワードを貼り付け、あるいはCSVをアップロードして「開始する」をクリックしましょう。

クリック後、各キーワードに対するボリューム数が表示されます。

ボリューム数の表示

よりわかりやすくするために、月間平均検索ボリュームの項目をクリックして、多い順に並べておきましょう。

ボリューム数の表示

有料版になると、正確な数値が表示されますが、おおよそのボリューム数がわかればいいので、無料版で問題ありません。
ここから、競合と自社ホームページの現在の強さに合わせて、キーワードを選定していく必要があります。

ただ単に検索ボリューム数が多いキーワードを選んでしまうと、競合が強く検索上位に表示されないまま終わる可能性が高いです。
上記に関しては、これから解説してまいりますので、検索ボリュームの調べる方法とあわせて覚えておきましょう。

Googleキーワードプランナー以外の便利なツール

検索ボリューム数を調べるツールは、Googleキーワードプランナー以外にも多数存在します。

  • Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
  • aramakijake.jp(アラマキジャケ)
  • KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)
  • SEARCH WRITE(サーチライト)

無料で利用する分にはGoogleキーワードプランナーがおすすめですが、有料版で比較すると上記のようなツールの方が、さまざまな機能を使用できます。

  • 競合サイトのデータ確認
  • 登録キーワードの検索順位確認
  • サイトの被リンク獲得キーワードの確認

検索ボリュームだけではなく、多様なデータを取得したい場合には、上記のようなツールを検討しておくといいでしょう。

検索ボリュームを調べる方法とその流れ

03検索ボリュームとWebサイト構造の関係性とは?

狙うキーワードの検索ボリュームによって、建設的なWebサイト構造を取らなくては、効率よく上位表示されません。
では次に、検索ボリュームとWebサイト構築の関係性について解説するので、理解を深めていきましょう。

3-1.Webサイトの「構造」

Webサイトは、トップページを頂点としたピラミッド構造になっているのが基本の型です。

  • 1.トップページ
  • 2.カテゴリーページ
  • 3.個別記事ページ
Webサイトの「構造」

Googleからの評価も最終的にはトップページに集約されるものの、評価順としては個別記事ページが最初に得ることになります。
そのため、それぞれの個別ページで得た評価を、カテゴリーページに集まり、最後にトップページが受け取るという形になるのです。

Webサイトの「構造」

ただし、必ずページ同士を内部リンクでつなげてあげる必要があり、このようなサイト構造をトピッククラスターモデルと呼びます。

トピッククラスターモデルは効率のよいSEO施策として知られており、パワーをメインコンテンツに集めるために必要な手法です。

3-2.検索ボリュームとの「関係」

検索ボリューム数が多いキーワードで上位表示をさせるには、Webサイト全体が高い評価を得ていなくては難しいです。
そのため、まずは検索ボリュームの少ないキーワードで個別記事ページを作成し、検索ボリューム数が多いキーワードのコンテンツが評価を得られる土台を作ります。

例えば、検索ボリューム数が1~100程度のキーワードは、評価を得られやすいため個別記事ページで対策すべきです。
一方、検索ボリューム数が1,000以上はカテゴリーページ、1万以上はトップページで取り扱うべきでしょう。

例えば、ダイエットに関する情報を提供するWebサイトで、メインキーワードを「ダイエット」にしたとします。
「ダイエット」というキーワードで上位表示させるのは難しいため、「ダイエット お腹」や「ダイエット 脚」というカテゴリーページを作りましょう。

また、「ダイエット お腹 マイナス5cm」や「ダイエット 脚 食事」といったような検索ボリューム数の少ないキーワードは個別記事ページで作成します。

上記のような流れを作れば、個別記事ページ単体での評価が高くなるのと並行し、Webサイト全体のパワーも徐々に強くなっていくでしょう。

3-3.Webサイトの「成長段階」に合わせる重要性

Webサイトには

  • 立ち上げ期
  • 成長期
  • 発展期

の3つの成長段階があり、それぞれに合わせて狙うキーワードが異なります。

立ち上げ期

立ち上げ期は、Webサイトにパワーがあるわけではないため、とにかく検索ボリュームが少ないキーワードで記事を書き、評価を集めるようにします。

検索ボリューム数は「100~300」ほどで、2語~3語以上のロングテールキーワードを狙うようにしましょう。

ロングテールキーワードは、検索ボリューム数が少ないからこそ競合が少なく、比較的検索上位を取りやすいです。
そのため、いきなり検索数が多いキーワードで書くよりも、着実にGoogleからの評価を集めることができます。

記事数はジャンルやテーマから逸脱しなければ、100記事ほどを目安として個別記事ページの制作に取りかかりましょう。

成長期

ロングテールキーワードで書いた個別記事ページが評価され、月間5,000~20,000pvまで成長したら、次のステップに移行します。

次のステップは、検索ボリューム数が「300~1,000」ほどのミドルキーワードで記事を作成します。
ミドルキーワードは、検索ボリューム数が増えているため、競合も多くなるのが特徴です。

また、個別記事ページに加えてカテゴリーページの作成にも取りかかりましょう。
わかりやすいイメージとしては、

  • 個別記事ページ:ロングテールキーワード
  • カテゴリーページ:ミドルキーワード
  • トップページ:ビッグキーワード

のような流れです。

ここまでくると、個別記事ページの評価がWebサイトのパワーとして集約しているので、ミドルキーワードでも十分上位表示ができるでしょう。

発展期

ミドルキーワードでも上位表示ができるようになれば、あとはビッグキーワードと呼ばれる検索ボリューム数の多いキーワードで記事を書きましょう。

1語・2語かつ検索ボリューム数が「1,000」以上のキーワードを見つけて、記事を制作します。
特にトップページには、メインキーワードを設定し、カテゴリーページと内部リンクでつなぎ、評価を集約できるようにしましょう。

全ての評価が集まるようにするには、各コンテンツのまとめをする記事の制作がおすすめです。
まとめ記事を作ることで、個別記事ページの評価も高くなる可能性があるため、Webサイトの全体像を把握しながら作ってみてください。

検索ボリュームとWebサイト構造の関係性とは?

04検索キーワードを選定する流れとは?

ここでは、検索キーワードを選定する流れについてご紹介します。
選定の流れは大まかに以下の通りです。

  1. Webサイトのテーマ・目的を決める
  2. 提供する情報・キーワードの整理
  3. 検索ボリューム数が100以上のキーワードを見つける
  4. ロングテールキーワードから優先して選定
  5. サイトの成長フェーズに合わせた記事制作

Webサイトの立ち上げ初期にやることが多いですが、キーワード選定が決まれば、4と5のステップを続けるのみです。
ぜひ、上記の流れを理解して、効率よくWebサイトを成長させていきましょう。

4-1.Webサイトのテーマ・目的を決める

なぜWebサイトを立ち上げるのか、メディアとしての方向性を明確にします。
テーマや目的が明確になっていないと、提供する情報やターゲット、必要なキーワードが見えにくくなってしまいます。

そのため、テーマ・目的をもとに、Webサイトの方向性を定め、記事制作を続けていきましょう。

4-2.提供する情報・キーワードの整理

決めた目的・テーマをもとに、提供する情報とキーワードを整理していきます。
提供する情報は、以下の項目を考えながら決めていきましょう。

  • ターゲット・ペルソナ
  • ターゲット・ペルソナが抱える悩み
  • 悩み解決に知りたい・必要な情報
  • 悩みが解決した後に知りたい情報
  • 悩みが解決した後に取らせたい行動

ターゲット・ペルソナを、ある1人の人物が浮かび上がるまで絞り込めると、以降の項目が決めやすくなります。
また、決める項目に付随したキーワードが出やすくなるため、後の作業効率化に貢献できるでしょう。

以上の項目が決まったあとは、具体的なキーワードの整理です。
具体例として、本記事で紹介したGoogleキーワードプランナーで取得したキーワードをもとに、以下のような表を作成し、関連するキーワードに色付けをします。

提供する情報・キーワードの整理

色付けしていないキーワードは、Webサイトに関連性がなく対象から外れているため、選定後に削除しても構いません。

4-3.検索ボリューム数が100以上のキーワードを見つける

キーワードの選定が終わったあとは、検索ボリューム数が100未満のキーワードを除外する作業です。

残念ながら月間検索数が1~10のキーワードは、上位表示されたとしてもアクセスの母数が少なすぎるため、記事を作成したとしても効率が悪くなります。
そのため、検索ボリューム数が100以上である点を目安に、キーワードをさらに絞り込んでいきましょう。

Googleキーワードプランナーを使った場合は、「10~100」は選定対象とし、「-」と表記されているのは選定から外すようにしてください。

4-4.ロングテールキーワードから優先して選定

キーワードの選定が終わったら、どのキーワードを優先して記事にしていくのかを決める作業です。

前述した通り、Webサイト立ち上げ期には、検索ボリューム数の少ないロングテールキーワードでアクセス数を増やしていくのが基本です。
そのため、3語以上かつ検索数が100~300ほどのキーワードを見つけ、優先的に記事制作をしていきましょう。

ロングテールキーワードの場合、ニーズが潜在的になっている場合が多いため、記事の方向性が定まりやすい点も魅力です。
どれだけロングテールキーワードが抽出できているかはキーワード次第ですが、まずは30~50記事程度を目安に制作を続けましょう。

4-5.サイトの成長フェーズに合わせた記事制作

立ち上げ期はロングテール、成長期にはミドル、発展期にはビッグ、といったようにサイトの成長フェーズに合わせて記事制作を続けます。
サイトが成長しているかどうかは、アクセス数や検索上位をどれだけ取れているのかによって判断するといいでしょう。

ここで注意したいのが、記事の品質です。

検索エンジンの評価は、記事がユーザーのニーズを満たしているか、情報に網羅性があるのかなど、様々な基準があります。
検索上位を狙うなら、高品質な記事を制作し続けなければならないので、相応の作業の継続が必要です。

もし、自社に記事制作のリソースが確保できない場合には、外注も検討すべきでしょう。
サイトの成長フェーズに合わせて、継続的な記事制作ができる体制を整える点も忘れないようにしてください。

検索キーワードを選定する流れとは?

05検索ボリュームのことならWepageへご相談ください!

検索ボリュームを調べて、Webサイトを立ち上げてといった作業は、慣れている方からするとさほど難しくはないかもしれません。
しかし、ホームページの知識が少ない方や、Webサイトや記事制作に充てるリソースの確保が難しい企業からすると、難しい作業になるはずです。

上記のような悩みを抱えている方のお力になれるよう、弊社のWepageでは「プロ制作プラン」の提供もいたしております。

プロ制作プランでは、ホームページの作成から運用、編集代行まで対応できるので、社内リソースの確保が難しい企業様にこそ利用していただきたいプランです。
またWepage自体、直感的な操作でホームページの開設・運用が可能なため、検索ボリュームや記事制作に時間を作ることもできます。

今なら15日間だけ、Wepageの全機能が使える無料体験を実施中です。
また、プロ制作プランをご希望の場合、無料でまずはお試しでサンプルホームページ作成をいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

ぜひ、自社の目的が達成できるホームページを、私たちと共に創りあげていきましょう。


06まとめ

今回は検索ボリュームを調べるにはツールを用いると効果的で、Webサイトの成長段階に合わせてキーワードを選定するのが効率的である、という点について解説いたしました。

初期段階でも基本は検索ボリュームが100~300のロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
その後、成長具合に合わせて検索ボリュームの多いキーワードを検討していきましょう。

ぜひ、これからWebサイトやホームページを開設し検索上位を狙っていくのであれば、本記事を参考に検索ボリュームについて検討し、良質な記事を作成していきましょう。


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