【最新版】レンタルサーバー10社を比較!種類や選び方も解説
ホームページ作成・公開に必須なレンタルサーバーについて、種類別の特徴と比較、おすすめレンタルサーバー会社の紹介、レンタルサーバーの選び方とポイントを解説します。
2022/6/30
公開日:2022/9/22
最終更新日:2022/9/22
ホームページを公開する際に必要なドメインですが、運用していくと「サブドメイン」を検討するタイミングも出てきます。
サブドメインとはどのようなものなのか、具体的にはどんなメリットがあるのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はこの「サブドメイン」についての基本的な説明から、ドメインやサブディレクトリとの違いや、どのような時に使うのかその目的、メリット・デメリットまで徹底解説いたします。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
サブドメインとは、「◯◯.com」や「◯◯.jp」といったドメインをより細かく分割するために
といった△の部分に追加されるドメインを指します。
複数のサービスを展開する際に用いられ、実際に楽天では、以下のようにサブドメインを使用しています。
楽天市場のURLを媒体としながら、それぞれが公式サイトを持ち運営できる、といったイメージで考えるといいかもしれません。
サブドメインの文字列は「.com」のように固定されている訳ではなく、ドメイン保有者が自由に決められる点が特徴です。
さくらなどの多くのレンタルサーバーでは、サブドメインの設定メニューがあるので、初心者の方でも各サービスのヘルプなどを参照しながら設定ができるでしょう。
ただし、サービスによってはサブドメインが作れる個数が制限されている場合も多いため、利用予定に合わせたレンタルサーバー選びも重要です。
また、本来はドメインのDNSゾーンレコードの編集権限が必要で、サブドメインの設定がない場合は権限があるかを確認しましょう。
もし編集権限を持っていない場合は、
と呼ばれるサービスを契約してください。
DNSゾーンレコードと一緒に、サーバー側でサブドメイン用のフォルダを用意するのも忘れないようにしましょう。
そもそも、ドメインというのはインターネット上で自身のWebサイトを記す住所のようなものです。
ドメインがなければインターネット上でWebサイトが表示されないので、公開するには必ず取得が必要になります。
このドメインは「◯◯.com」のように表記され、サブドメインになると「△△.◯◯.com」と「.(ドット)」前の△の部分が自由に設定可能です。
そのため、ドメインとサブドメインの違いは「.(ドット)」の数で把握することができます。
一例として、Yahoo!のサブドメインを抽出してみましょう。
サービス名 | URL | サブドメイン |
Yahoo! JAPAN | https://www.yahoo.co.jp/ | - |
Yahoo!ショッピング | https://shopping.yahoo.co.jp/ | shopping |
Yahoo!プレミアム | https://premium.yahoo.co.jp/ | premium |
Yahoo!天気 | https://weather.yahoo.co.jp/ | weather |
Yahoo!ニュース | https://news.yahoo.co.jp/ | news |
このように、本来のURL以前の「.(ドット)」前にあるのがサブドメインだとわかりますね。
また、サブドメインはドメインのサイトと異なるテーマや目的のコンテンツを作る際に用いる場合が多いです。
近年では、テーマやジャンルは1つに絞った方がSEOとしての評価も高く、検索順位に影響します。
Yahoo!のようにテーマごとにサブドメインを用いた運営の方が、統一感や使いやすさが向上するはずです。
また、各テーマに関連した意味のあるサブドメインの単語にすることで、閲覧者もURLを見て何のサイトなのか認識しやすくなります。
もし、本来のテーマとブレてしまうコンテンツを発信していく場合は、サブドメインを検討してみましょう。
異なるWebサイトを作成する際、サブドメインの他にサブディレクトリを用いる方法があります。
サブディレクトリは、メインとなるサイトの下層ページという位置付けであり、サブドメインのように独立している訳ではありません。
形式も「/(スラッシュ)」で囲まれているため、サブドメインとの区別もしやすいです。
本体ドメイン | ◯◯.com |
サブディレクトリ | ◯◯.com/□□/ |
サブドメイン | △△.◯◯.com |
上記を考えると、サブドメインの下層ページとしてサブディレクトリを使うこともできます。
本体ドメイン・サブドメインは兄弟、サブディレクトリは子どもといったイメージがしっくりくるでしょう。
また、サブディレクトリは本体ドメインのサーバーやファイルを利用するので、サブドメインのように別途サーバーを用意する必要もありません。
サブディレクトリを用いて適切なカテゴライズができれば、検索エンジンも内容を認識しやすく、SEOとしての評価も高まるでしょう。
Webサイト制作において、SEOを考えるのは当然のことです。
そのため、サブドメインとサブディレクトリならどちらがSEOで有利に働くのか、気になる方も多いでしょう。
結論からいうと、どちらも評価は変わらないとGoogleは説明しています。
となると、理想的なのは、以下のような流れでしょう。
どちらもSEOに有利なのは変わらないのであれば、正しい手順を踏んで効率よくドメインパワーをつけていく方が良いでしょう。
サブドメイン・ドメイン・サブディレクトリについて理解したところで、どのように使い分けしていけばいいのか気になるはずです。
順を追って説明すると、まずWebサイトやホームページを持っていない場合、メインサイトで使用する「ドメイン」を作成します。
ドメインを作成したら、メインサイトのテーマに沿って制作したコンテンツを「サブディレクトリ」を使って追加していきましょう。
もし、異なるテーマのコンテンツを制作する流れになった場合、
といった選択肢があります。
SEO的にはWebサイトのテーマに統一感があった方が評価は高いので、異なるテーマであればできればサブディレクトリは使わない方がいいかもしれません。
そのため、この場合は別ドメインかサブドメインでの運営をおすすめします。
以上をまとめると
といった使い分け方が最適です。
サブドメイン、サブディレクトリの使い分けに困ったらぜひ上記を参考にしてください。
サブドメインを作る目的には、主に3つの目的があります。
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
SEOの観点から、1つのWebサイトで取り扱うジャンル・テーマは1つに絞った方が評価は受けやすいです。
そうなると、方針によって異なるジャンル・テーマのコンテンツを制作するとなった場合、同じドメイン内で扱うのは好ましくありません。
その際に使用するのがサブドメインです。
例えば、以下のようなメインサイトとサブドメインサイトの作り方があります。
メインサイト | 自社ブランドのファッションサイト |
サブドメインサイト | オリジナルTシャツ作成サービスサイト |
自社ブランドのファッションサイトに、オリジナルTシャツが作れるコンテンツを作成すると、テーマに矛盾が生まれるはずです。
そこで、サブドメインを設けて別サービスとして運営していけば、サイト自体に統一感が増し、ユーザー・検索エンジンともに認識しやすくなります。
サブドメインを使用するもう1つの目的が、企業のブランドを維持できるという点です。
先ほど例にしたサイトの運営企業が「レッドレッド」という名前だった場合、ドメイン名を以下のようにするとどうでしょうか。
メインサイト | https://redred.jp |
サブドメインサイト | https://original.redred.jp |
サブドメインにも「redred」というドメイン名が付随されるので、企業ブランドとして維持しやすくなるのがわかるはずです。
事実、楽天サービスでも「https://◯◯.rakuten.co.jp/」とされるため、楽天グループが運営しているWebサイトだと認識しやすくなっています。
企業名やサービス名を認知させていきたいという目的にも、サブドメインは貢献するでしょう。
SEO評価を受けやすい点でもサブドメインを使う目的があります。
とはいっても、ドメインパワーの強いメインサイトのサブドメインだからといって、何もしなくてもSEO評価が受けやすい訳ではありません。
メインサイトからサブドメインへリンクを送ることで、検索エンジンから認識されやすくなる、という点でのSEO評価です。
ここで注意したいのが、メインサイトとサブドメインのサイトでは類似のコンテンツを制作しない、という点です。
同じ内容のコンテンツがあった場合、Googleから重複コンテンツとしてペナルティを受けてしまう可能性があります。
サブドメインを使ってWebサイトを運用する際は、テーマ・ジャンルだけでなくコンテンツが重複しないように気をつけましょう。
サブドメインは、メインドメインがあれば無料で制作できるので、ドメイン取得コストを抑えることができます。
独自ドメインの取得費用はトップレベルドメイン(「.com」や「.jp」を指す)によって異なるものの、およそ年間1,000円〜3,000円です。
複数のサイトを展開する分だけ独自ドメインを取得すると、年間コストがかかる一方で、サブドメインは0円で済みます。
ただし、レンタルサーバーによっては、サブドメインの取得数に制限があるので注意してください。
サブドメインの目的でも触れたように、URLに自社ドメイン名を表記できる点から、ブランディング効果が期待できるのもメリットの1つです。
仮に、Webサイトごとに独自ドメインを取得すると、どこの企業が運営しているのかが直感的に判断しにくくなります。
その点、サブドメインならわかりやすくなるので、「この企業が運営しているなら安心できる」という信頼感をユーザーから得ることもできるでしょう。
サブドメインは別サーバーで運用もできるので、負荷の分散をする際にも役立ちます。
メインサイトやサブドメインサイトが多くのアクセスを集められると、負荷が大きくなりサーバーダウンを起こすリスクがあります。
サーバーダウンが起こると、商品・サービスを提供しているサイトなら大きな機会損失になるので、なるべく避けなければいけません。
そこで、あらかじめサブドメインは別サーバーで運用しておくのです。
もちろん、最初は同じサーバーで運営して、あとからサブドメインサイトだけ引っ越しさせることもできます。
メインサイトがドメインパワーを持つ場合には、サブドメインへのSEO効果が期待できるのもメリットの1つです。
全く新しいドメインでWebサイトを運用していくよりも効率が良いでしょう。
事実、 Yahoo!や楽天、Amazonなどの大手企業がサブドメインを使用して新しいWebサイトを制作すると、すぐに検索上位に表示されます。
信頼できるWebサイトのサブドメインだから、このサイトも信頼できる、という恩恵を受けられるのです。
サブドメインは、ドメイン取得費用が0円だとしてもSSLサーバー証明書の費用は発生します。
SSLサーバー証明書は、ドメイン取得費用よりも高額になるので、トータルで見たときのコストではデメリットになるでしょう。
もし、複数のサブドメインを運用するなら、ワイルドカードと呼ばれるマルチドメイン対応のSSLサーバー証明書がおすすめです。
サブドメインは良くも悪くも本体ドメインの影響を受けてしまうため、まずはメインサイトのドメインパワーに注力する必要があります。
もし、本体ドメインが何らかの要因によってGoogleからペナルティを受けた場合、サブドメインも影響を受けることになるでしょう。
そのため、複数のサービス展開を検討している場合でも、メインサイトのコンテンツを担保するのを最優先で考えなくてはいけません。
メインサイトがドメインパワーを持っているからといって、サブドメインサイトのコンテンツの品質は落としてはいけません。
サブドメインは、メインサイトからある程度のSEO効果は期待できるものの、評価の本質はそのサイトのコンテンツにあります。
サブドメインがユーザーにとって使いにくい・見えにくいものであれば、いずれ検索エンジンからの評価も低くなっていきます。
そうなってしまうと、メインサイトへの影響も考えられるので、サブドメインのサイトもメインサイト同様の制作クオリティと労力を費やさなければならないものと考えましょう。
今回はサブドメインについて、サブディレクトリとの違いやメリット・デメリットについて解説しました。
サブドメインは無料で取得ができ、ドメイン名の前に「.(ドット)」がついているかで判断できるのが特徴です。
ただし、メリット・デメリットをよく理解して使わないと、メインサイトに悪影響を及ぼす可能性もあります。
ぜひサブドメインを理解して、正しい使い方で効率の良いWebサイト運営をしていきましょう。
もし複数のサイト運営をお考えであれば、当社の提供する「Wepage」のご利用をご検討ください。
Wepageでは複数のサイトもひとつの画面で簡単に管理ができ、それぞれの編集も簡単に行えます。
Wepageでは無料プランをご用意しておりますので、まずはお気軽にご利用ください!