E-A-Tとは 高品質にするための要素やSEO対策のポイントを徹底解明
SEO対策に重要な「E-A-T」について、基本の説明から重要性、SEO対策とYMYLとの関連関連性と、具体的なポイント等について解説します。
2022/8/30
公開日:2022/9/30
最終更新日:2022/9/30
ホームページやオウンドメディアを作成する際、「具体的にどのくらいの量の記事があればいいのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Googleの評価基準の基礎知識から、具体的な記事の数やその注意点まで、解説いたします。
これから記事を執筆される方、ぜひ参考になさってください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
記事を増やしていけばそれだけGoogleに評価されるから、検索上位にも表示されやすくなる、と考えてしまいがちです。
しかし、記事数の多さは必ずしも評価につながるわけではありません。
むしろ現在のSEOでは、低品質な記事を量産してしまうと、かえって逆効果になってしまう可能性があります。
コンテンツの質が最も評価される対象なので、正しいSEO対策を施した記事を増やしていくことが、検索上位に表示される近道です。
そのため、ただ記事数を増やす考え方は捨て、高品質な記事を増やしていく方向にシフトしていきましょう。
1つ目は、Webサイトの専門性です。
どれだけ提供するコンテンツに対して精通した専門家・プロであるかをGoogleは評価します。
資格や学位を持っている方はもちろんのこと、特定のテーマ・ジャンルに絞って深い内容の発信ができているかも基準です。
2つ目は、Webサイトの情報がどれだけ網羅されているかです。
ユーザーを第一に考えているGoogleは、検索キーワードに対して多角的に答えを出しているコンテンツを評価します。
例えば、ホームページの作り方を知りたいユーザーは
といった悩み・疑問を抱えているはずです。
ユーザーによって疑問・悩みは異なりますが、それぞれで解決できるコンテンツを提供できれば、それは網羅性があると捉えることができます。
検索キーワードに対して潜在的・顕在的な悩みを解消できるコンテンツを作れば、自ずと評価は高くなるでしょう。
3つ目がWebサイトの権威性です。
権威性は、Webサイトがどれだけ周りから信頼を集めているかを評価する、と考えるといいでしょう。
例えば、以下のようなものが権威性に該当します。
権威性と専門性は通じている部分があるため、どちらも意識してコンテンツを制作すると、相乗効果が期待できます。
上記のように、SEOは3つの評価基準を総合的に評価して検索順位をつけるので、記事数が多いほど良い、というわけではないことがわかっていただけたはずです。
Googleの評価基準を考えると、記事数を増やす際は「量」より「質」が重要なのがわかります。
事実、GoogleのJohn Mueller氏は、ページ数が多ければサイトの順位が上がる、という要素はないと回答しています。
むしろ、低品質なコンテンツがある方が、Webサイト全体に悪影響を与えるため、注意した方が良いでしょう。
これからWebサイトを開設し、コンテンツを挿入していく場合、闇雲にページを増やす必要はないのです。
時間がかかっても、良質なコンテンツを作成する点に注力し、ユーザーの役に立つ有益な情報を提供できるよう意識しましょう。
記事数はSEOに関係性はないとはいえ、それでも最低限上位表示されるのに必要な記事数はどのくらいか気になる方も多いでしょう。
なぜなら、検索結果の順位によってクリック率が大きく異なるからです。
実際、どのくらい違うのかはseoClarity(SEOクラリティ)が発表した2021年の検索順位別クリック率が参考になります。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
1位と2位で大きな差があるのがわかるはずです。
そのため、最もアクセス数を獲得できる検索結果1位になるには、どのくらい記事が必要なのか、という疑問にたどりつきます。
実は記事数に関する明確な答えはなく、取り扱うジャンルやテーマ、キーワードによってさまざまです。
参考になるとしたら、株式会社WACULが2019年に公開した「B2Bサイトにおけるコンテンツマーケティングのあるべき姿についての提言」でしょう。
上記のレポートの中に、コンテンツ形式別に見た記事の本数と成果の関係では、
以上の条件で、相関が小さく成果が不安定になるという結果が出ています。
つまり、
以上の本数は最低限必要になる、と考えていいでしょう。
特に興味深いのは、読み物型よりも情報ノウハウ提供系の記事の方が、成果が出やすい点です。
これはGoogleの評価基準を考えると納得の事実で、専門性のある記事の方が評価されやすいのでしょう。
上記をふまえて、先ほどの本数より少ない記事数で上位表示ができれば、キーワード選定やコンテンツ制作が正しかったと判断できます。
一方、上記本数より多くても上位表示できない場合は、キーワードや構成の見直しが必要です。
良質な記事を増やすことで、得られるメリットは主に3つあります。
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
良質な記事が増えると、ユーザーにとって有益な情報が増えるWebサイトになるため、滞在時間や回遊率が上昇します。
いずれかの記事を読んだとき、とてもタメになったと感じたら、他の記事にも興味がわくはずです。
また、1つの記事内で紹介しきれない部分を内部リンクで誘導してあげると、多くのユーザーは別記事を読み進めようとします。
こうしたユーザーの滞在時間・回遊率の上昇は、SEOとしての評価が高くなるため、大きなメリットになるでしょう。
また、良質な記事・内部リンクが増えれば、検索エンジンのクローラーの巡回速度を早め、インデックスしやすくなる利点もあります。
良質な記事が増えると、さまざまな検索キーワードによってユーザーが訪れるようになるので、単純にアクセス数の増加が見込めます。
例えば、「ホームページ 作り方」というキーワードで作った記事だけでは、ホームページの作り方に関する情報が知りたいユーザーしか訪れません。
そこで、
といったように、検索ニーズのあるキーワードを増やしていくと、それぞれに該当する悩みを持つユーザーが訪れるようになります。
Webサイト全体のアクセス数の増加は、SEOの評価対象となり、メリットとして活きてくるはずです。
また、アクセス数だけでなく、商品・サービスを購入するユーザーも増加するので、成約数の上昇も期待できます。
良質な記事を書くと関連ページの評価も高くなるメリットがあります。
そのためには、特定のテーマの記事を量産し、専門性のあるWebサイトに仕上げ、内部リンクを張り巡らせておくことが必要です。
上記を繰り返すことで、Googleの評価基準である専門性の高いWebサイトとして認識され、検索上位にも表示されやすくなるでしょう。
必ず記事ごとに対策キーワードを設定するのを忘れてはいけません。スト
対策キーワードに関しては、ニーズがあるあるいは成約につながるものを選びましょう。
よくあるのが、検索ボリュームの大きいビッグキーワードを狙ってしまう点です。
たしかに検索ボリュームが大きいので、アクセス数増加のチャンスに見えるかもしれません。
しかし、ビッグキーワードは、企業が予算を投資してひしめき合っている状態なので、労力に見合う結果が得られない場合が多いです。
対策キーワードを設定する場合は、ある程度の需要と検索上位表示を狙えるかどうかで判断しましょう。
網羅性や多くのユーザーを集めたいと考えてしまうあまり、専門性から離れた雑記メディアになってしまうケースもよくあります。
しかし、雑記メディアは専門性に欠けてしまうため、ページの評価がされにくいです。
場合によっては、低品質のペナルティを受けてしまい、Webサイト全体の評価が落ちてしまう可能性もあるでしょう。
評価が落ちるのを避けるためには、雑記メディアになっていないか、特定のテーマに対して深堀した記事が書けているかを確認しましょう。
SEOの評価は「量」よりも「質」であることは本記事で何度もお話しています。
しかし、早く評価されたい、多くのアクセスを集めたいという思いが強くなると、どうしても「量」に比重が偏りがちになってしまいます。
大切なのは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツ提供です。
そのため、「量」を重視した記事制作は絶対にやめましょう。
また、「質」を重視した記事を作っていたとしても、見直してみると情報が不足しているケースも少なくありません。
記事を執筆し終えたら、改めて情報が過不足なく詰め込まれているかを見直してみましょう。
大規模サイトを構築する際にありがちなのは、コンテンツが重複していることに気づかず公開してしまう点です。
Webサイト内の重複コンテンツは、たとえお互いが良質なコンテンツだとしてもGoogleからペナルティを受けてしまう可能性が高いです。
そのため、記事を大量に作る際は必ずリストを作成して、重複していないかどうかチェックできるようにしましょう。
また、他サイトと重複しているコンテンツと認識される場合も同様なので、コピペチェックツールで一致率50%以下を目指してください。
カニバリとは、2つの記事それぞれ異なるキーワードの内容が類似しているため、同じキーワード内で評価をしてしまっている状態を指します。
わかりやすくすると、
という異なるキーワードで、それぞれ記事を作ったとしましょう。
この2つの記事の内容が、Googleの中で同一だと認識され、同じランキング内で評価するとなってしまうと、お互いに順位争いをしてしまうのです。
最悪、重複コンテンツとみなされてしまいペナルティを受けるので、できればカニバリが起こらないようにするのが適切でしょう。
カニバリが起こっているかの判断は少し難しいですが、もし内容が被っている場合は、1つの記事にまとめてしまうなどの対策が効果的です。
記事の執筆優先度を考えず、書きたいものから書いてしまうと、思うようにアクセスが伸びないストレスを感じてしまう可能性があります。
アクセス数を伸ばすには、需要がありながら競合が少ないあるいは弱いキーワードを攻めるのが最適です。
また、Webサイト内で成約を考えているなら、キラーページや顕在的な悩みキーワードから執筆すると良いでしょう。
優先順位をつけることによって、どのような情報が必要なのかも見えてくるため、作業効率上昇にもつながります。
良質なコンテンツは、ユーザーの検索意図を的確に捉えているかどうかが重要です。
例えば、「飛行機 格安」というキーワードで検索するユーザーは、できるだけ料金の安い飛行機に乗りたいという検索意図があります。
しかし、潜在的なニーズを深堀すると、旅行の費用を安く抑えたいという意図が隠されているかもしれません。
この場合、記事に含める内容は以下のようになります。
上記を例に、キーワードに対してどのような検索意図があるのかを読み取り、解消・解決できるコンテンツを提供してあげましょう。
キーワードの検索意図は
以上の方法で調べてみてください。
近年のSEOではE-A-Tの要素が備わっているWebサイトやコンテンツが評価を得るアルゴリズムになりつつあります。
E-A-Tは「専門性・網羅性・権威性」の頭文字を取った略称です。
これらの3つの要素を兼ね備えているほど、良質なコンテンツとみなされ、Googleからの評価が高くなります。
E-A-Tを高める方法について、今一度まとめておきましょう。
上記の要素をふまえて、記事ごとあるいはWebサイト全体でE-A-Tが高められるよう工夫をしてください。
Googleはオリジナリティのある記事を良質なコンテンツと認識し、評価することを公言しています。
ただし、競合を分析しただけのコンテンツでは、似たような構成になりがちです。
もし、オリジナリティを生み出したいのなら、
以上の方法がおすすめです。
検索上位に表示されると、競合に参考にされてしまい、時間とともにオリジナリティが薄れてしまいます。
そのため、できる限り他社が真似できない、あるいは真似しにくいようなオリジナリティを組み込む方法を意識しましょう。
真似しにくい点では、アンケートやインタビュー、多くの商品・サービスの検証があげられますので、積極的に取り入れてみてください。
SEOを理解すると、最短で成果を出す記事の作成が可能です。
もし、少ない記事数でも成果を出していきたいなら、
を意識して記事にしてくといいでしょう。
では、それぞれのキーワードの狙い方について詳しく解説します。
最短で成果を出すために必要なのが、ロングテールキーワードから狙う考え方です。
ロングテールキーワードは、1〜2語で構成されるビッグキーワードと違い、3〜4語で構成されるのが特徴のキーワードです。
語数が多くなる分、検索ボリュームも少なくなりますが、ニーズが明確なので訴求しやすい魅力があります。
検索ボリューム数やキーワードの構成の例について、以下にまとめました。
月間検索ボリューム数 | 例 | |
ビッグキーワード | 1万回以上 |
ダイエット
ゲーム ニキビ |
ミドルキーワード | 1,000回〜1万回 |
ダイエット 下半身
ゲーム おすすめ ニキビ 治し方 |
ロングテールキーワード | 1,000回未満 |
ダイエット 下半身 夏まで
ゲーム おすすめ サバイバル ニキビ 治し方 1週間 |
上記を比べてみると、ビッグキーワードである「ダイエット」で検索する人は、
という部分が見えてきません。
しかし、「ダイエット 下半身 夏まで」というロングテールキーワードなら
といった検索意図と検索ユーザー像が見えてくるはずです。
そうすると、どのように訴求していけば検索ユーザーに刺さる記事になるのかがわかります。
また、ロングテールキーワードはビッグキーワードに比べて競合が少なく、上位表示もさせやすいです。
検索ボリューム数だけで見ると、ビッグキーワードの方がチャンスに見えますが、実はそうではありません。
むしろ、ユーザーのニーズが明確になっているロングテールキーワードの方が、コンバージョンにつながりやすいのです。
そのため、最短で結果を出すという点にフォーカスをするなら、ロングテールキーワードから狙うのは、賢い選択といえるでしょう。
ロングテールキーワードを狙うと、ニーズが深く明確になる分、特定のカテゴリーのキーワードが見えてきやすいです。
特定のキーワードを狙うのは、Googleの評価基準にあたるE-A-Tの専門性にあたります。
例えば、観葉植物を販売する事業の場合、狙いたいキーワードは「観葉植物」です。
ただし、先ほど解説したように、ビッグキーワードは競合が強いので
といったロングテールキーワードを取り上げてみましょう。
そうして、上記キーワードを中心にWebサイトを作っていくと
といった権威性を演出できるWebサイトに仕上がっていきます。
Googleからは、
「インテリアに観葉植物を置きたい人が、このWebサイトで解決したような動きを多く見せているから信頼できる」
「観葉植物を探している方の中でも風水を絡めて悩んでいる人には、このWebサイトを紹介しよう」
といった認識をされ、評価されやすくなります。
特定の範囲を狭くすればするほど、評価はされやすいので、カテゴリー選びは非常に重要です。
記事数を増やす際に、外注を考えている企業のWeb担当者も少なくありません。
素人が書く記事よりも、プロが書いた記事の方がわかりやすく訴求しやすい記事に仕上がるからです。
また、社内リソースの確保ができず、更新頻度が落ちてしまうリスクを避ける場合にも検討されるでしょう。
ただし、外注する場合も良質なコンテンツを作成してもらう意識を持ってください。
クラウドソーシングは、個人に発注する分、費用を抑えられる点が魅力ですが、ライターによってスキルにばらつきがあります。
一方、SEOやコンテンツマーケティングを強みにしている企業に依頼すると、一定の品質が保たれた記事が納品されるでしょう。
中には、Webサイト設計や方針の提案・アドバイスをしてくれる会社もあるため、より効率よくコンテンツを成長させられます。
もし、外注するなら価格や量ではなく質を重視している点を伝えるようにしましょう。
今回は、SEOと記事数の関係について、増やすメリットや良質なコンテンツについて解説しました。
もし、ホームページの開設・運用が難しいために外注を考えているのでしたら、ぜひ弊社の「Wepage」をご検討ください。
Wepageでは、最短10分でホームページが作成できる手軽さと、直感的な操作で運用ができるよう配慮された設計が特徴です。
ホームページの知識がない方でも、運用・更新がしやすくなっているため、良質なコンテンツ作成にリソースを確保できるはずです。
Wepageでは無料プランをご用意しておりますので、まずはお気軽にご利用ください!
最短で効率よく成果を出すために、SEOをふまえたコンテンツ作りを目指していきましょう。