初心者でも分かるLooker Studioの使い方
分析レポート作成業務の効率化を図れるLooker Studio、レポート作成までの手順を初心者でも分かるよう詳しく解説!
2024/7/5
公開日:2024/7/5
最終更新日:2024/7/5
ホームページ運用で成果を出すためには分析作業が欠かせません。
そのため、GoogleアナリティクスやSearch Console、ヒートマップツールといった様々なツールを使用し、運用状況の確認や効果測定を日々行っているかと思います。
その中で、こういったデータの分析作業を行う際、ツールごとに最新データを確認しつつ、結果を一つのレポートにまとめるといった作業を定期的に行っているという担当者も少なくないです。
そして、これらの資料更新作業に多くの時間と手間が掛かってはいませんか?
今回ご紹介するLooker Studioはそれらの手間を大幅に削減しつつ、かつ一つのレポートで管理することが出来るサービスとなります。
本記事ではLooker Studioとはどのようなサービスなのかを解説しつつ、使用するメリットをご紹介していきます。
「Looker Studioの使い方」についてはこちらの記事を参照してください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
Looker Studioとは、Googleが提供する完全クラウドベースのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で使用することができます。
元は「Googleデータポータル」という名称でしたが、2022年10月の「Google Cloud Next 2022」にてサービス名が「Looker Studio」に変更されました。
Googleが提供する各分析ツールはもちろん、SNS広告など多くの外部ツールとの連携が可能で、それらデータの可視化、リアルタイム更新が出来ます。
また、一度レポートを作成さえしてしまえば、ツールごとに管理していたデータを一括管理することや、各ツールを行ったり来たりして確認・分析していた手間を大幅に削減できるとともに、分析作業自体を自動化することも可能です。
Looker Studioで出来ることは主に以下の3つです。
ホームページ運用で定番のGoogleアナリティクスやSearch Console、Google広告といった各ツールを導入した際、それぞれの運用状況データを確認した後レポートにまとめる…といった作業手順を踏んではいませんか?
Looker Studioを最もお勧めする理由は、ツールごとのデータを一括管理できる点です。
Search ConsoleやGoogle広告であれば、アナリティクスに連携することで数値の管理自体は容易に出来ますが、SNS広告なども運用している場合はそれぞれの媒体で効果測定しているケースが多いのではないでしょうか?
Looker Studioであれば1つのレポート内で各ツールのデータ算出が出来ることはもちろん、広告コンバージョンに対するホームページへのアクセス状況比較といった2つのデータを元にした分析などが行えるようになります。
各媒体データを手動でExcelやスプレッドシートなどにまとめている方の大きな理由としては、過去データとの比較作りやグラフや表といった可視化が目的ではないでしょうか?
Looker Studioでは、グラフ化や比較表の作成はもちろん、それらをリアルタイムデータで反映することもできます。
レポートをExcelなどで管理している場合、社内共有はもちろん、外部業者への共有を行う際には、常に最新状態へ更新した後に送るといった手間が掛かっていませんか?
Looker Studioであれば、完全クラウドベースで管理しているため、常に最新のデータが算出され、レポート共有もURLで送ることが可能です。
また編集・閲覧権限自体も管理者が設定できるため、安全にデータ管理することが出来ます。
Looker Studioでは、Googleが提供するアナリティクスやSearch Consoleなどはもちろん、SNS広告など約800種類以上のデータソースと連携することが可能です。
広告関連では、Google広告、Twitter広告、Instagram広告、Facebook広告、TikTok広告など、幅も広く対応もしています。
Yahoo!広告やヒートマップツールなど対応していないサービスも中にはありますが、GoogleスプレッドシートやBigQueryといったサービスとの連携が可能なため、こちらにデータの貼り付けたり、転送を行うことで間接的にデータ算出できます。
Looker Studio は多くのデータと連携できたり、操作感も慣れると簡単であったりと多くのメリットがありますが、初心者の方でも恩恵がかなり大きいと感じるのは、以下2点です。
それぞれのメリットを解説します。
ホームページへのアクセス状況データや、特に広告運用レポートを作成している方であれば、定期報告の際は常にレポートを最新状態に更新してから提出を行っているかと思います。
それらデータがExcelやスプレッドシートのみで管理されている場合、各ツールで期間指定を行い、データを落としてきて貼り付けて反映…といった作業を繰り返し続けてはいませんか?
Looker Studioではデータを一度連携してしまえば常に最新のデータを反映することが可能です。
また、「期間」などの条件指定も可能なため、閲覧したいデータ、比較したい指標など、必要な形のレポートを作成さえすればいつでも最新の状態に自動更新されるレポートとして管理が出来ます。
週1回、月1回など最新データを反映して更新する、というような作業を繰り返している場合、使用してみることで大幅な作業工数の削減を行うことが出来るかもしれません。
GoogleアナリティクスやSearch Consoleといったツールでは数値自体の確認はできるものの、視覚的に分かりやすいレポートを作るとなった場合にはExcelなどに貼り付けて作成するケースがほとんどかと思われます。
Looker StudioではExcelやスプレッドシートといった資料作成に特化したツールと同じようなグラフや表の作成が可能です。
またそれらグラフや表は指定したツールから常に最新のデータを自動で算出するため、手動更新する手間も省けます。
メリットが分かったところでさっそくレポートを作ってみましょう。
レポートの作り方についてはこちらの記事を参照してください。
本記事では、初歩的なLooker Studioについてどのようなサービスなのかと、使用メリットをご紹介させて頂きました。
レポートの作成方法、「使い方」についてはこちらの記事を参考にして頂ければと思います。
Looker Studioは複数のデータを一括管理できるだけでなく、使うことで今現在行っているレポート更新業務を大幅に削減できる可能性がありますので、上手に活用していきましょう。