歯科向けホームページ作成に必要なページは?

歯科向けホームページ作成に必要なページは?

公開日:2021/3/26
 最終更新日:2021/3/26

歯医者を探そうとスマホを手に取り、家から最寄りの歯科医院がないかをインターネットで探す。

そんな光景が当たり前となった今、自院の情報をホームページでネット上に公開することは一般的になっています。

しかし、実際ホームページを作成するにあたり、どのようなページを作ればいいのか分からないという方が多いのではないでしょうか?

そこで、今回は業種別ホームページ運用法の第五弾として、歯科向けホームページに必要なページと、そのページ内容についてご紹介していきます。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01目的の明確化

ホームページ作成を行う上で、まずは目的を明確にすることが重要です。
明確な目的を持つことで、作成するページの方向性もイメージしやすくなります。

例えば、

患者様の信頼を獲得し、より多くの新規患者さんに来院していただく。
頻繁にホームページを更新することにより、リピーターを増やし「かかりつけ医」としての患者さんを定着させる。

など、ホームページで実現したいことを予め決めておきましょう。


02ターゲットの設定

目的の次に重要なこととして、ターゲットの設定を行います。

目的を持ってホームページを作成したものの、アクセス数・問合せ数に繋がらない場合、このターゲット層を明確にできていない可能性があります。

例えば、「地域密着型のかかりつけ医として患者様に認知していただく」ことが目的の場合、ターゲット層はその地域の方々になります。

そこからさらに深掘りし、年齢層、家族構成、交通手段、診療内容のニーズといった、来院してくださる方の特徴や目的を具体的にイメージしたうえでホームページを作成することが重要です。

特定の地域で住宅リフォームを考えているお客様対応イメージ

特に土地柄、車での来院が主になる場合、医院周りの駐車場情報や、何台までであれば自院の駐車場を利用できるかなど、車でのアクセス情報を詳しく記載しているのといないのとでは、来院を目的とした患者様側としては印象が大きく変わります。

また、患者様の層で小さなお子様の治療を目的として歯医者を探している方が多く、主なメインターゲットだった場合、治療内容ページもひとまとめにせず、「小児歯科」というページを単体で作るとより親切なページ構成となります。

ホームページを閲覧するターゲットを明確にし、常にユーザーファーストなホームページ作成を心がけましょう


03ホームページの目的とターゲットに合わせた情報の整理

目的とターゲットが明確にできたら、最後に患者様が実際に受診するイメージを考慮し患者様の視点(ユーザー視点)で自院を紹介します。

患者様が求めている情報は、治療のおこなわれる環境や実際にどんな先生が治療を担当するのか、治療の内容、料金などです。

簡素に求める情報を見せる場合、来院のみを目的に閲覧される方のためにも、トップページには必ず受付時間やアクセス方法などの情報を載せている方がよいでしょう。

施工作業イメージ

その他、患者様が歯科医院までたどり着けるよう地図等で確実に誘導することや、矯正やインプラント、ホワイトニングなどを実施している場合、その情報を掲載するページを設けるなど、患者様が必要としている情報を効率よくわかりやすく掲載することで効果の上がるホームページ運営が実現できます。

また、歯医者はイメージとして「怖い」「痛い」という印象を持つ方がいらっしゃいます。
そのため、良いイメージを持っていただきたいという場合には、患者様に寄り添い、親身に治療を行うような印象を与える画像を用いることが多いです。
(※子供が笑っている画像や「明るい」印象を与えるような画像・色を使用する)

ですが、近年では美容歯科の需要が高いことから、明るいホームページ以外にも高級感のあるホームページカラーの需要も高くなりつつあります。
自院のイメージに合わせて画像やカラーもどのようにするか事前に考えましょう。

ユーザーファーストが重要視される今、自身がお客様としてそのホームページを見に来た場合、どういった情報を求めるのか、見やすいと感じるのかをイメージするとより良いホームページとなります。


04歯科向けホームページに必要なページと作成例

歯科医院のホームページに多く見られるページは以下の6つです。

1. ホーム(トップページ)
2. 医院紹介・医院案内
3. 診察内容(一般歯科・矯正歯科・インプラントなど)
4. 審美歯科・ホワイトニング
5. 歯の病気についてや無痛治療等の説明ページ
6. スタッフ紹介

※当社調べ

4-1.ホーム(トップページ)

トップページは簡素に必要な情報のみを掲載しているケースが多いです。
これは閲覧する患者様の目的が「来院に必要な情報のみ知りたい」ということが大半だからです。

そのためトップページでは載せたい情報を精査したうえで、必要最低限の情報のみを掲載しましょう。

作成例:

キャッチコピー
医院を探しているユーザーに向けたキャッチコピーを発信し、ターゲットとしているユーザーに呼びかける役割を果たします。
コンセプト・方針
他歯科医院と差別化するためには、医院としての「売り」をアピールする必要があります。

例えば、診療に対しての技術や設備環境、先生の人柄、患者様への熱い気持ちを前面に押し出してアピールすることが非常に大切です。
治療別リンク(下層ページメニュー)
ご自身が歯科医院を探すときを想定していただければ分かりやすいかと思いますが、例えば、虫歯の治療をしたい場合、「地域名 歯医者 虫歯」などで検索し、その治療を行っている該当歯科医院の情報のみを見るのではないでしょうか?

そういった方が検索から引っかかった自院のホームページを見た時、トップに「虫歯治療」や「虫歯の方はこちら」というメニューボタンが用意されていれば思わずクリックして見るかと思います。

各治療別の案内や治療方法など詳細情報ページを設ける場合、各ページへのリンクをトップにメニューとして設置した方がより使いやすいホームページとなります。

(※画像リンクなどで症状と似た画像をクリックさせるというのも視覚的に分かりやすくなります)
お知らせ
来院方法の変更、休診日、治療について記事を掲載している場合はその記事を更新した通知などをお知らせ欄に掲載します。
運用面で必ず更新する箇所を設けることで、継続的な運用を行うことができます。
診療時間・アクセス・お問合せ先
閲覧しに来た患者様が最も確認したい情報のため、トップページには必ず載せましょう。
簡素に必要最低限の情報だけ載せ、駐車場の情報やアクセス手段(※電車などの情報)は下層ページに載せることも多いです。
ページイメージ画像

4-2.医院紹介・医院案内

作成例:

診療方針
歯科の専門家として、納得いただける治療を行っていることや治療内容に関して安全を重視していることなどをアピールすることで患者様に安心感や信頼性を与えることができます。

(※近年では無痛治療といった「痛み」の部分に対する見解を載せることが多くなっています)
治療・検査の進め方
前もって治療の工程や方法などをお知らせすることで、不安感を軽減させます。
外観・院内写真
実際にどんな所で治療を受けるのか知りたがっている方へ向けて、外観や院内の明るい写真を掲載しましょう。

できるだけ良いイメージを与えることで安心感も与えられ、治療に足を運びやすくする事が期待できます。
ページイメージ画像

4-3.診察内容(一般歯科・矯正歯科・インプラントなど)

作成例:

各種診療の案内
専門に行っている診察を掲載します。
それぞれの診察への考えや方向性を掲載し掘り下げて説明することにより、ユーザーへ医院の親切さ丁寧さをアピールします。

それぞれの診察への考えや方向性を掲載し掘り下げて説明することにより、ユーザーへ医院の親切さ丁寧さをアピールします。

※ただし、実際の治療画像イメージやビフォーアフター画像などは医療ガイドラインの改定により、虚偽広告、誇大広告にあたる内容と判断されるものが禁止とされています。利用する場合にはガイドライン規定を守り、詳細説明と個人差があることを記載したうえでイメージ画像、3Dモデリング画像などをご使用ください

参考:
【改正医療法による医療機関のウェブサイト等の広告規制】
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201810_04.pdf

【医療広告ガイドライン】
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf
ページイメージ画像

4-4.審美歯科・ホワイトニング

一つ前に記載した診察内容の一つですが、こちらは当社調べでアクセス数の多い歯科医院の9割以上が保有しているページになります。
(※診察案内などで一括りにせず、単体ページとして持っていることが多いページ)

近年では美容歯科の需要が高まっていることもあり、歯医者でも虫歯や抜歯治療以外にも審美歯科の治療を強く推すケースが増えつつあります。
そのため、自院で審美歯科を行っている場合は、単体ページとして作ることをオススメいたします。

作成例:

治療方法のご案内
審美歯科とは?という説明や、どのような治療を行うかを記載します。
また、ホワイトニングをするメリットなどを記載することで、より興味を持っていただけます。

(※動画広告などでも需要が高まっている治療内容のため、より専門家視点での説明を記載することで新規患者獲得にも繋がります)
ページイメージ画像

4-5.歯の病気についてや無痛治療等の説明ページ

作成例:

治療方針や治療内容、病気についての説明など
美容歯科人気の傾向の他に、無痛治療や歯の病気に関する内容も興味を持つ患者様は増えつつあります。

そういった治療内容をホームページに自院方針や見解として記載しておくことで、検索の幅を広げ、ホームページ検索順位の向上や、治療に対しての信頼を得ることができます。
ページイメージ画像

4-6.スタッフ紹介

作成例:

院長挨拶
「院長挨拶」部分では、ターゲットに向けたメッセージを掲載することでターゲットの不安を払拭し、親近感と安心感を与えます。

さらに、実際に来院した時に患者様とのコミュニケーションを取り易くする効果も期待できます。
経歴・資格や所属学会、著書など
ここでは、取得した資格や所属している学会などを公開し、その専門分野に関して、ユーザーからの信頼を得ます。
スタッフのプロフィールやメッセージなど
スタッフの紹介では、名前の他に写真、担当業務や仕事に対する思い、プライベートの事などを掲載しても良いでしょう。ユーザーへさらなる親近感を与え、来院へと誘導します。
ページイメージ画像

05スマートフォンにも配慮したページ作成

ホームページ作成にあたり、もう一つ気にしなくてはならないといけないのが、閲覧する機器・デバイスについてです。

近年ではPCからだけではなく、手元のスマートフォンから簡単に情報を検索できるようになり、スマートフォンで閲覧される機会が格段に増えています。

特に歯科向けホームページは、スマートフォンからのアクセスが6割近くを占めているという結果が出ています。(※当社調べ)

これは患者様が最寄りの歯医者を探す際や、目的の治療を行っている医院を検索する際、PCよりも手軽なスマートフォンを使用することが多いからかと思われます。

スマートフォンからのアクセス

そのため、ホームページ作成においても、ページに載せる内容を検討後、最後にスマートフォンで見た時にどのように見えるのかということを、PC閲覧時の見た目以上に気にかけてみてください。

公開後のページを自身のスマートフォンで確認してみて、見づらい、分かりづらいと感じるようであれば、スマートフォンでの閲覧時に見やすいと感じる構成・デザインに変更しましょう。


06まとめ

どのような業種であっても作成されるトップページ以外として、歯科向けホームページでは、医院紹介、診察内容、スタッフ紹介といった、来院するにあたり確認しておきたい情報が患者様から求められています。

また、デザインやコンセプトは、シンプルで見やすい、親しみやすさ、明るい色が好まれる傾向にあります。
審美歯科を強く推している医院では、高級感のあるデザイン、治療内容が一目で分かるページ構成という作りも増えつつあります。

患者様にとって見やすいページを作ること、よりユーザーファーストなページを心がけることで、アクセス数にも繋がっていきます。

その他、ユーザーファーストなサイトマップの作り方やアクセス数の分析に役立つ情報についてはこちらも参考にしてください。


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