CMSとは?基礎知識からおすすめホームページ作成CMSまで解説

CMSとは?基礎知識からおすすめホームページ作成CMSまで解説

公開日:2021/11/5
 最終更新日:2023/9/29

ホームページを作るためには専門知識が必要という時代は終わり、今やホームページは誰でも手軽に自身で作成できる時代となりました。その先駆けとなったのがCMSサービスです。

しかし、実際ホームページに詳しくない方からすると、

  • ホームページは知識のない自分では作れない
  • CMSって聞いたことはあるけどよく知らない
  • CMSを使っても結局ある程度知識が必要だから作れない

といった認識の方が多いのではないでしょうか?

今回は「CMS」とはどういったサービスなのか、また近年のCMSサービスの手軽さについてご紹介していきます。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01CMSとは

CMS」という単語は聞いたことがあるけどよくわからないという方に向けて、CMSについてまずはご紹介します。

CMSとは「コンテンツ マネジメント システム」の略で、簡単に言うと、専門知識不要でホームページの作成や更新を行うことが出来るシステムのことを指します。

ホームページを一から作成する場合、ざっくりとですがこのような準備が必要となります。

  • ① WEBサーバーの準備
  • ② ドメインの取得
  • ③ ホームページ作成

上記③に当たるホームページの作成は、従来HTMLCSSといったプログラミングの専門知識が必要とされていました。この辺りが全く分からないから「ホームページは専門業者にお願いして作るもの」という認識が強いのではないでしょうか?

それらの専門知識を不要とさせるために視覚的に分かりやすくユーザーに選択・操作させる「機能化」を行い、ある程度のテンプレート下で自由に書き換えや更新が行えるようにしたシステムがCMSです。
(※本来かなり手間がかかってしまう更新作業を手軽に行えるようにしたシステム)

そもそもCMSとは

また上記①、②のサーバーやドメインも含めて、よりユーザー側で手軽にホームページ作成ができる環境を提供しているものCMSサービスと呼びます。


02CMSの種類は3つ

CMSの種類は3つ

現在では、多くのCMSがリリースされており、自社・自身に最適な種類を選ぶ必要があります。
CMSは主に以下の3種類です。

  • オープンソース型
  • パッケージ型
  • クラウド型

では、それぞれのCMSの特徴について見ていきましょう。

2-1.オープンソース型

オープンソース型は、基本無料で使用でき、ソースコードが一般公開されたCMSです。
無料な分、他のCMSよりも低コストでホームページが作成できます。

Web上に情報が多数存在しているため、わからない点はネットで調べて自己解決できる点も特徴です。
逆をいえば、公式サポートがないので、不明点やトラブルに関しては自分で処理しなければいけません。
デザインや機能に関しても同様で、自身で設定を行わなければならないものがほとんどです。

また、ソースコードが一般公開されているため、セキュリティの脆弱性をついたサイバー攻撃なども存在します。
セキュリティ対策を自分で行う必要があるでしょう。

ホームページ作成の初心者よりは中級者以上の方におすすめです。

2-2.パッケージ型

パッケージ型は、システム会社が開発し提供しているCMSです。

システム会社の公式サポートがあるため、セキュリティや不具合が起きた際に対処してくれるという特徴があります。
オープンソース型と比べてほとんどカスタマイズせずに利用でき、機能も充実しています。

ただし、パッケージ型CMSの導入にはコストがかかるので、ある程度の予算確保が必要です。

また、多くのパッケージ型CMSは企業の商用利用を目的として提供されています。
そのため、大規模なホームページを作る場合にも有効です。

2-3.クラウド型

クラウド型は、システム会社が保有・管理しているサーバーを利用するCMSです。

サーバーの用意やソフトウェアのインストールは必要とせず契約後すぐに利用できる点が特徴としてあります。

また、比較的低コストで利用できるので、クラウド型CMSを利用してホームページを作成・運用する企業も増えています

予算を抑えて本格的なホームページを作りたい方におすすめです。


03近年のCMSサービスの特徴

機能的に劇的に変わったということはありませんが、近年のCMSサービスの特徴としては、よりユーザー側での専門知識が不要になりつつあります。

従来のCMS、正確にはCMSとまではいかない「ホームページ作成サービス」では、決まったテンプレート内で決まった箇所の文章の書き換えができ、また画像も決まった箇所にアップロードが出来るというシステムが一般的でした。
(※記事更新などを専門とした今のブログ系サービスがそれに近いかと思います)

そのため、一度使ったことのある人なら分かると思いますが、「こういう配置にしたい」という構成イメージがあった場合、テンプレート外のことを表現するために結局HTMLやCSSの知識が必要になってしまうケースが多かったのではないでしょうか。

また、表示する文章の入力箇所が設けられているものの、実際にホームページを公開するまで、どのような形でその文章が表示されるのか分からない、視覚的に分かりづらいサービスも多くありました。

ですが、近年のCMSでは、ある程度デザインイメージが完成されたテンプレートを部分的に編集できるよう仕組化したものが一般的となり、実際WEB上に表示されるホームページイメージのまま文章や画像を編集することも可能になりました。

HTMLなどの知識が無くてもある程度の自由・選択肢があるというのが近年のCMSの特徴となります。

近年のCMSサービスの特徴

04CMSサービス導入のメリット

4-1.知識がなくても手軽に編集できる

CMSサービス導入のメリット

CMSサービス導入の一番のメリットは、知識のない方でも手軽に編集できるという点です。

特に会社でホームページを管理する場合、専門知識のある方一人に全てを任せるより、部内の全員が誰でも編集・更新できるようにすることで作業の分担、工数や費用の削減を行うことが出来ます。

ホームページを外部業者に管理してもらっているという方であれば共感できるかと思いますが、ホームページの追加・更新を行う場合、外注であれば費用が発生し、リニューアルをするとなると平均でも数十万~数百万円は掛かります。

CMSサービスを導入することで、システム利用料等は発生しますが、更新・追加作業といった費用は自社内で行うため無料となります。
加えて工数も外注であれば概ね3~5営業日かかるものであっても、自社で作成すれば1~2営業日で終えられ、スピーディーに情報を更新できるのも魅力の一つです。

本来手間のかかる更新作業を誰でも手軽に行えることがCMS導入の最大のメリットです。

4-2.費用を低減できる

有償CMSのメリット

また「費用面」においてもメリットがあります。
通常の制作会社では、概ね制作後の保守・維持・管理費など含め年間で数十万~数百万円の継続費用が発生します。
(※会社によっては作った後の維持費がないパターンもありますが、概ねサービス内容にサポートがないなど保守面を自身で行わなければならないという場合あり)

ですが、無償CMSであれば無料で、有償CMSであっても年間費用を通常の制作費用+維持費の1~2割ほどで抑えることが出来ます。

CMSにも種類があり、主に初心者が使う範囲のCMS分類だと、オープンソース型パッケージ型というものに分かれます。

オープンソース型は良く知られるシステムで言うとWordPressがそれにあたります。
安価で運用が出来る反面、ある程度の「プログラミング知識」や「準備(※サーバー、ドメイン、セキュリティ関連など)」が要求されます。

オープンソース型は、価格をとにかく抑えたいという思いで始めたものの、おそらく初心者が最初に脱落する分類のCMSに当たるのではないでしょうか?

一方クラウド型はCMSサービスを開発した会社が自社サーバー、サービス専用ドメイン、ホームページ編集・更新機能をユーザーに提供するサービスで、弊社のWepageなどがそれにあたります。

オープンソース型に比べるとある程度の費用は発生するものの、準備がほぼいらない点やセキュリティ面が保証され、サポートを受けられるという大きなメリットがあります。

Webに関する知識があまりなく、初めてホームページを作成する方には、クラウド型のCMSサービスがおすすめです。

4-3.迅速に対応できる

迅速に対応できる

自社でCMSを利用すれば、ホームページ制作会社に依頼するよりも迅速に対応できます。

例えば、キャンペーン期間限定の情報をいち早く更新するとしましょう。

ホームページ制作会社に依頼している場合は、更新作業の依頼を連絡した後に行うため、どうしてもタイムラグが発生します。

一方、CMSを利用している場合、更新したいと考えたときにリアルタイムで反映させることが可能です。

情報の移り変わりが早い業態なら、CMSで迅速に対応できる点はメリットになるでしょう。


05CMSサービス導入のデメリット

CMSサービス導入のデメリット

CMSサービス導入のデメリットとしては2つあります。

一つ目がやはりシステムサービスである以上「使い方を覚える」必要があります。
専門的なプログラミング知識がいらないと言ってもシステムの使い方、編集・更新の仕方を覚えるという作業は必ず発生します。特にCMSサービスはPCで行うことが一般的なこともあり、PCの使い方が分からない場合はPC操作の慣れも必要になってきます。

CMSサービス提供側としては、ユーザーの方により使いやすくというのを第一として考えていることもあり、手元のスマートフォン然り、使い続ければ必ず慣れるようなシステム設計にしてはいるものの、やはり数日で挫折してしまうというケースも少なくはありません。

ホームページでは更新し続けることが大切という言葉もある通り、何事も始めてから継続するのが最初の課題ではあります。

何事も始めてから継続することが重要

二つ目が「デザインの自由度はある程度制限される」ということです。

あくまでもCMSサービスである以上、決まったテンプレートの中で一部分のみの編集が行えるサービスであるという認識を持ち、何でも自由に出来るものではないことも覚えておきましょう。
(※自分の頭の中でイメージしたものを完全再現したい場合には、専門業者に制作依頼する、もしくはある程度のプログラミング知識が必要不可欠になります)


06おすすめCMSツール5選

ここでは、おすすめのCMSツールについて5つご紹介します。

それぞれで特徴や魅力が異なるので、ぜひ自社に最適なCMSを見つけ、ホームページ作成に活用してみてください。

6-1.Wepage

Wepage

Wepageはスマホ・パソコンの両方に対応したレスポンシブデザインのテンプレートを選び、直感的な操作でホームページが作成できます。

また、ホームページの作成・運用・更新がスマートフォン、パソコン両方から可能なので、いつでもどこでもホームページのメンテナンスが可能です。

ショッピングカート機能や問い合わせフォームなど、充実した機能が標準搭載されているので、初心者の方でも本格的なホームページ作成に最適です。

日本語によるサポートも対応しており、専門のスタッフが会議チャットツールを用いて丁寧に教えてくれる点も魅力です。

6-2.WordPress

WordPress

全世界で最もシェア率が高いCMSがWordPress(ワードプレス)です。

中でもWordPress.orgは、オープンソース型のCMSで、実装できない機能がないほど情報やソースコードが出回っています。

もし、ホームページ制作の知識・スキルを持っているなら、WordPressの自由度に対応しやすいでしょう。

オープンソース型なので公式サポートがなく、サーバーやセキュリティに問題があった場合は自己解決しなければならない点は注意してください。

6-3.Jimdo

Jimdo

Jimdoは、世界で200万人のユーザーが利用している無料利用可能なCMSです。

無料版でもネットショップを開設できるので、手始めに簡易的なECサイトを作りたい方はJimdoを検討してもいいでしょう。

また、Jimdoはスマホでもホームページの編集が可能です。

外出先や移動先でホームページの更新もできるので、場所問わず作業ができる点も多くのユーザーから愛されている理由でしょう。

6-4.Wix

Wix

Wixは2006年にイスラエルの企業によって作られたクラウド型のCMSです。
2012年12月に日本語版がリリースされて以降、多くの日本人ユーザーが使用しています。

基本はドラッグ&ドロップでデザインやコンテンツを作成していくので、難しい知識は必要ありません。
無料プランもありますが、独自ドメインや充実した機能を活用したいなら、有料プランを検討しましょう。

6-5.Ameba Ownd

Wix

Ameba Owndは株式会社サイバーエージェントが運営しているCMSです。

CMSの中では珍しく、無料プランで独自ドメインが設定できる特徴を持っています。
細かなカスタマイズやSEO対策はできないものの、SNS連携や簡易的なECサイトの構築など、多彩な機能が搭載されている点が魅力です。

無料プランでも十分満足できるホームページ作成ができるため、CMSを利用したい方は一度Ameba Owndを検討してみましょう。


07まとめ

今回はCMSについて基礎知識からおすすめまで解説しました。

CMSを用いれば、ホームページ作成の知識・スキルがない方でも簡単にホームページが作れます。
時間効率や機能の充実さから、プロのエンジニアでもCMSを使うほどなので、積極的に活用して損はないでしょう。

ただし、使用するCMSによって、メリット・デメリットがあるため、自社に必要な機能やデザインテンプレートが搭載されているかを確認すべきです。

ぜひCMSを活用して、自社の魅力を十分に表現できるホームページを作成してみてください。
その他、CMSを使った簡単なホームページの作り方も別記事でご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。


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