Webサイト制作・ホームページ作成を行う際の流れや成功ポイントを解説
これからWebサイトやホームページを作成する方に向けて、具体的な制作の流れや成功させるポイントについて解説します。また、Webサイト制作での注意点もあわせてご紹介します。
2021/12/8
公開日:2022/3/4
最終更新日:2024/1/31
レストランや飲食店がホームページを制作して集客アップを狙う方法は、最近では珍しくありません。
有名なレストラン・飲食店を検索してみると、ほとんどがホームページを作っていることがわかります。
しかし、これからホームページを作るオーナーさんは、以下のような悩みを抱えるケースが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レストラン・飲食店のホームページ作成のポイントを、事例とともにご紹介します。
ぜひ、ホームページ作りの参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
それでは、まずは参考にしたい飲食店・レストランのホームページについてご紹介してまいります。
奏樹カフェ&ダイニングはトップページに大きく写真をスライドショーで載せることで、ファーストビューでインパクトを出す打ち出し方をしています。
厳選した写真は常に自然や風景を映し、オーガニックにこだわっている点を演出。
シンプルな美しさを追求したデザインだからこそ、ユーザーの心に響きやすいホームページです。
店舗側の運用自体はカレンダーがほとんどで、他は固定したコンテンツになっています。
ホームページは作りたいけど運用している時間があまりない、という店舗の参考になるでしょう。
100本のスプーンは動画を最大限に活用したホームページです。
トップページに店舗ごとの店内・調理・風景がわかるムービーを載せ、ユーザーの注目を集める工夫がされています。
「コドモがオトナに憧れて、オトナがコドモゴコロを思い出す。そんな思いを叶えられる」をコンセプトに沿った写真も使用し、文字を読まなくとも店舗のイメージが伝わるようなホームページに仕上がっています。
料理だけでなく親子連れのお客様の姿を豊富に動画に使用することで、コンセプトの伝達とターゲット層を明確にしています。
100本のスプーンは、ダイナミックな動画やスライドショーで注目を集めたい、コンセプトに沿ったホームページの作り方の参考になるでしょう。
燻製レストラン&バーSMOKEMANは黒を基調にして重厚感を出すことで、少し贅沢な、落ち着いた雰囲気を演出しているホームページです。
ファーストビューには料理の写真を設置し、そのすぐ下にコンセプトを紹介しています。
また、ホームページをインスタグラムと連携させることで、運用を手軽にしているのもポイント。
ホームページだけではなく、インスタグラムからの集客も期待できる構成になっています。
槇村野菜食堂は、レストラン卸やケータリング、宅配といった八百屋の概念を越えるサービス提供を行っている会社のホームページです。
ファーストビューには野菜を調理する職人の動画が映し出されており、それだけで会社のコンセプトやこだわりが十分に伝わってきます。
一般的な八百屋とは一線を画すような、どこか高級感あふれる雰囲気を伝えるため、あえて黒をベースにしたデザインも魅力的です。
動画を使ってコンセプトを伝えたい、会社のこだわりや経営理念をホームページ上で表現したい場合に参考となるのが槇村野菜食堂といえるでしょう。
Ristorante due mammeは白を基調にしたホームページで、温かさと真心が伝わるデザインです。
ホームページを下にスクロールしていくと料理の写真が一枚ずつ掲載されており、まるでコース料理を出されているような雰囲気を味わえます。
写真も料理単体だけでなく、背景のテーブルクロスや緑を含めることで、親近感やぬくもりを感じられるように演出されています。
文字で多くは語らず、写真でこだわりを見せる、そんなコンセプトとともにお店の雰囲気が伝わってきます。
写真が好きな人や他社に負けない料理へのこだわりがある店舗のホームページとして参考にできそうです。
おむすびスタンド ANDONは、おむすびを食べながら本が読めるという一風変わったコンセプトのお店。
トップページにはおにぎりと本に加え、どこか隠れ家チックで安心できる店舗の写真を載せています。
トップページを見ただけでも、十分にANDONがどのようなお店か伝わってくるはずです。
また、店内はイートインスペースや立ち飲みスペースなど、ホームページでわかりやすく解説されているので初めての方でも安心して足を運べる配慮がされています。
おむすびスタンド ANDONは写真を使うことでコンセプトを伝えるという、デザインだけでなく構成作りも参考にできるホームページです。
京都にある「菊乃井」は、老舗料亭の伝統ある雰囲気を伝えるため、和風テイストな写真・字体を使ったホームページです。
トップに使う写真はあえてマクロ撮影をすることで、素材の鮮度やみずみずしさを表現。
全体的にシックなデザインになっており、ファーストビューで高級感を与えられる構成になっています。
写真や項目にカーソルを合わせた際の変化や、スタッフの写真などにモノクロを取り入れており、ホームページの中にも歴史を感じさせるのもテクニックの1つ。
老舗や伝統のある店舗のホームページ作りの参考になるでしょう。
KINTANのトップページでは、テーブルを囲う人々、夜景を見る二人など、それぞれでお肉を楽しむ様子を表現しています。
コンセプトである「この街でたのしむ、美味しいひととき」を感じることができるでしょう。
メインは規則性のあるレイアウトながら、要所で画像を重ねたり、余白やバランスを崩したノングリッドデザインレイアウトも取り入れたりと個性を出しているのも特徴。
レイアウトでオリジナリティを出したい際に、参考になるホームページです。
海外進出にも成功している「らーめん山頭火」は、トップにある動画に工夫がされています。
まずは、活気のある店舗の様子は、ラーメン店ならではの賑わいを感じられるはずです。
さらに、動画の真ん中に右から左に読む「ラーメン山頭火」のロゴをあえて置くことによって、ロゴを初めて見たユーザーにとっては「文字がになっている?」という違和感を覚えさせ、注目を集める手法を取り入れています。
元々、「らーめん山頭火」のロゴは右から左に読むものです。
しかし、あえて注目してほしい部分に使うことで、名前と動画に触れる機会を多くすることができます。
ミツバチ食堂は非常にシンプルな作りのホームページで、ところどころに手書きチックな文字を使って親近感を沸かせる構成です。
トップページには店舗の写真・お知らせ・店舗についてのみ。
ブログ型のホームページになっており、更新頻度の高い運用を目指しているなら参考になるでしょう。
一番重要なポイントは、ターゲット層を明確にする点です。
ターゲット層がはっきりしていないと、デザインもコンテンツもぼやけたものになってしまいます。
店舗にはどのようなユーザー層が多いのかを考え、以下の部分を埋めていきましょう。
例えば、居酒屋街にある立ち飲み屋のケースです。
年齢: | 32歳 |
性別: | 男性 |
職業: | 保険の営業職 |
年収: | 400〜500万 |
家族構成: | 一人暮らし |
住所: | 会社の近くに立ち飲み屋の店舗があり、家は3駅隣にある |
来店のきっかけ: | 1件目で安く・美味しく・サクッと飲める場所を探していた。昭和チックな雰囲気に懐かしさを覚え、フラッと立ち寄ってしまった |
上記のように、自店舗にくるお客様をできる限り具体化すると、どのようなユーザーがホームページに訪れるのかも見えてきます。
それに合わせて、自店舗の強みも見えてくるため、まずはターゲットを明確にする作業を行いましょう。
今回でいえば
などが強みとして洗い出せます。
上記の強みをもとにして、ターゲットに伝えるべきことを整理していきましょう。
次に、ユーザーに店舗の強みを伝えるために、コンテンツ(画像や文章などのホームページに掲載される内容)を充実させていきます。
基本的なコンテンツは以下の通りです。
上記項目の中に、自店舗の強みを活かしていきましょう。
先ほどの立ち飲み屋の例でいえば、
などです。
特にレストラン・飲食店のホームページでは、写真のクオリティが求められます。
見ているだけでお腹が空いてしまうような美味しい料理の写真など、ユーザーにインパクトを与えられる素材を存分に使っていきましょう。
コンセプトは短く簡潔に伝えられるものが良いでしょう。
例えば、「日本料理 かが万」のコンセプトを見てみると
「移ろう季節を料理にとどめて」
と、短く簡潔ながら季節の素材を使った日本料理を楽しめるという想いが伝わってくるはずです。
また、コンセプトはサイズを大きくして目立たせ、文章は余白を駆使して読みやすくなる工夫をしています。
各種コンテンツへの説得力を高めるため、コンセプトはファーストビューのすぐ下に持ってくるケースが多いです。
レストラン・飲食店のホームページには必ず店舗の外観・内観写真を取り入れるべきです。
どのような雰囲気なのかをユーザーに伝えられると、来店へのイメージが沸き集客につながります。
例えば、
など、ユーザーが自身の目的に合ったお店かどうか判断できるでしょう。
また、外観写真は店舗の場所を見つけるヒントにもなります。
入り組んだ場所や似たような通りの多い場所に立地しているなら、必ず外観写真を掲載して置くようにしましょう。
料理やメニューは、ユーザーがレストラン・飲食店にいくか決める重要なコンテンツです。
できる限り、料理写真やメニュー欄を充実させておくようにしましょう。
また、料理写真は自分で撮るのもいいですが、よりこだわるのならプロのカメラマンに依頼した方が高品質に仕上がります。
今回事例で紹介したレストラン・飲食店で使用した写真も、料理の魅力や店舗のこだわりが感じるものだったはずです。
さらに、調理中や接客中、お客様が実際に食べている写真を掲載するのも、店舗イメージが伝わるのでおすすめです。
写真・映像からお店の雰囲気・料理の味を伝えられるように工夫していきましょう。
来店したいユーザーのために営業日や営業時間を掲載しておくのも忘れてはいけません。
さらにいえば、ラストオーダーの時間や予約可能かもわかると、より親切でしょう。
仮に、ホームページを見て来店してくれても
上記のような事態になると、もう一度来店しようと思わない方もいるので、非常にもったいないです。
せっかくホームページを見て足を運んでくれるお客様がいるのなら、精一杯楽しむ・味わってもらえるような配慮もしておきましょう。
オーナーや店舗で働くスタッフの紹介も、ユーザーにとって興味のあるコンテンツです。
の3つは最低限記載するといいでしょう。
ただし、スタッフ紹介は店舗の規模やブランドイメージによって柔軟に変えるべきコンテンツでもあります。
スタッフが何十人もいて、一人一人紹介していてもユーザーは最後まで見ないでしょう。
ユーザーが興味のあるコンテンツではありますが必須ではないので、スタッフ紹介をホームページに入れるべきかは、よく検討して決めましょう。
お知らせやニュースは、店舗に関する更新情報を流すコンテンツです。
などがあります。
お知らせ・ニュースはリアルタイムで行うコンテンツなので、SNSと連動させて拡散を狙うのもいいでしょう。
飲食店によっては
などの、店舗で提供する料理以外のサービスを提供しているところもあります。
特に最近はテイクアウトやデリバリーの需要も増えているので、サービスを行っているなら忘れずに掲載しておきましょう。
Googleビジネスプロフィールは、GoogleマップやGoogleでの検索結果表示に店舗を表示させるために有効なサービスです。
あなたの店舗名を検索したユーザーだけでなく、該当するキーワードで検索したユーザーに対して上位表示される場合もあります。
Google ビジネスプロフィールは無料で登録できるので、レストラン・飲食店のネット集客を考えているなら忘れないように登録しておきましょう。
ぐるなびや食べログといった口コミの集まる専門サイトに情報を掲載するのも集客法の1つです。
これらの専門サイトは多くのユーザーが活用するため、注目を集めるツールとして使うには最適です。
ホームページには店舗に興味を持ったユーザーが訪れますが、専門サイトには自分のニーズを満たす店舗を探したいユーザーが集まります。
そのため、専門サイトは多くのユーザーの目にとまる機会を作れるので、ホームページと併用しながら運用していきましょう。
情報の拡散性を考えると、SNSが効果的です。
メインとなる4つのSNSの特徴を紹介しますので、自店舗に合ったものを見つけて運用してみてください。
SNS名 | 特徴 |
10代〜30代の若い年齢層の使用率が高い
拡散性が非常に高くテキスト+文字の発信に優れる 年代が高い層の利用者は少ない傾向 |
|
10代〜30代の若い年齢層かつ女性ユーザーが多い
写真や映像コンテンツを重視されるSNSなので、インパクトのある料理や注目を集められる料理の掲載がおすすめ 拡散性は低い |
|
実名公開が原則なので、ユーザーと信頼できるやり取りが可能
30代〜40代のビジネスマンが多い |
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LINE@ |
登録してくれたユーザーに情報を届けられるツール
すでに自店舗に興味・関心のあるユーザーなので、お得情報やクーポン配布でリピートを狙うのに効果的 |
ホームページを作るには専門知識が多少なりとも必要になるため、自身で制作する場合にハードルが高く感じてしまいます。
そこでおすすめなのが、当社が提供しているWepageです。
今回はレストラン・飲食店のホームページの事例と作成のポイントについてご紹介しました。
大切なのはターゲットの明確化と充実したコンテンツです。
まずは、自店舗にはどのような顧客が訪れるのか、または訪れて欲しいのか、その顧客が求める情報などを洗い出していきましょう。
上記をふまえた上で、ホームページのデザインに落とし込まなくてはいけません。
今回紹介した事例以外にも、参考になるたくさんの飲食店・レストランのホームページがあるので、気になる方は調べてみましょう。
ぜひ、自店舗の魅力を十分にアピールできる、デザイン性や有益なコンテンツを掲載しているホームページを完成させてみてください。