ホームページの文章の書き方を初心者にもわかりやすく解説
公開日:2018/7/17
最終更新日:2023/10/31
「ホームページのコンテンツを魅力的にしたいのに、なかなか満足のいく文章が書けない・・・」
誰しもが文章を書く経験をしているものの、いざホームページのコンテンツ用に執筆すると、うまくまとまらず悩んでしまうケースが多いです。
特に、これからホームページのコンテンツを制作する初心者の方にとっては、事前の準備やWebライティングの知識を覚えておかなくてはいけません。
そこで今回は、ホームページを訪れた方が読みやすいと感じてもらえる文章の書き方やコツをご紹介します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
01ホームページの文章を作成する前にしておくこと
事前に準備・理解しておくと、ホームページの文章作成がスムーズになるポイントがあります。
ここでは主に3つのポイントを紹介するので、ぜひ文章作成前にご一読ください。
1-1.ターゲットと目的の設定
どの媒体に掲載する文章でも、ターゲットと目的を明確にしておかなければいけません。
誰に、どのような文章を作成するのかが明確でないと、読み手の心に刺さらない文章になってしまいます。
逆に、ターゲットと目的が明確化されていれば、文章の一貫性が高まりズレが少なくなり、統一感のあるコンテンツが作成できます。
ターゲットについては、特定の人物まで具体的に絞り込むと、文章がイメージしやすくなるのでおすすめです。
目的については、文章を通して読み手にどうなってほしいのか、与えるメリットなどを洗い出していくと、決めやすくなります。
1-2.情報を整理しておく
行き当たりばったりで文章を書くと、結果的にクオリティやスピードに悪影響を及ぼします。
文章を書く際は、必ず事前に情報を収集し、整理しておきましょう。
特に、文章を書くのに苦手意識を持っている方の多くは、情報の収集・整理不足が原因です。
あるテーマに対して、十分な知識と整理された情報があれば、あとは順序だてて説明していくだけで整った文章が完成します。
上記を前提として、読み手に商品やサービス利用を訴求したいならセールスライティングを身につける、といったように必要なステップアップが見えてくるはずです。
1-3.基本構造を理解する
新聞や小説にもあるように、ホームページの文章にも基本構造があります。
基本的には、以下の順です。
- ✔ページタイトル
- ✔タイトル
- ✔見出し
- ✔画像(アイキャッチ)
- ✔説明文
中には画像がないパターンや、冒頭にキャッチコピー+リード文を挿入するパターンがあります。
上記のような基本構造を理解しておけば、自分がいまどの部分の文章を作成するのかが明確になるでしょう。
完成図のイメージができているのと、そうではないのとでは、クオリティに大きく影響するので、基本構造は頭にいれておくのがおすすめです。
02重要なのは「読みやすさ」と「分かりやすさ」
ホームページの文章を書く上で、意識しなければならないのは、読み手にとって
- ✔ストレスなく読める
- ✔内容が分かりやすい
ことです。
特に、1つ目の「ストレスなく読める」=読みやすさは、意識から抜け落ちがちですが、実は内容以前に非常に重要です。どんなに素晴らしい文章を書いても、読みづらいと判断されれば、読んでもらえません。
では、読みやすくて分かりやすい文章にするにはどうすれば良いのでしょうか?
03読みやすく分かりやすい文章の書き方7つのポイント
3-1.一文を短く簡潔に
一つの文章がダラダラと続くと、伝えたいことが散漫になりがちです。5行以上続くような長い文章は、途中で分けることができないか、検討しましょう。
3-2.漢字を少なく
漢字が多い文章は、固く、読みづらい印象を与えてしまいます。画数の多い漢字は避け、できるだけひらがなやカタカナを使いましょう。(例:暖簾→のれん、鱸→スズキ、など)
3-3.専門用語や略語を避ける
その業界でしか使われない専門用語やリテラシーの高い人にしか通じない言葉は、易しい言葉に置き換えるか、注釈を付けましょう。代わりの言葉を探すにはシソーラス(類義語辞書)が役立ちます。略語は使わず、できるだけ元の形で書きましょう。
3-4.適度に改行を入れる
メールを書く時と同様、適度に改行を入れると、読みやすくなります。全ての行が、ページの横幅いっぱいに広がらないよう注意しましょう。
3-5.段落に分ける
1ページの文章が長くなった場合は、段落に分けましょう。1つのテーマごとに段落を作り、見出しを付けると効果的です。
3-6.分かりやすい見出しを付ける
ページ全体を眺めた際に、まず目に入るのが見出しです。閲覧者が見出しを流し読みしただけで、そこに書かれている内容を理解できる見出しを付けましょう。
3-7.結論を先に書く
文章の冒頭で伝えたいこと(結論) を書くことで、閲覧者は即座に要点をつかむことができ、ストレスなく読み進めることができます。
04キャッチコピーで差をつけよう!心に響くキャッチコピーの王道パターン
最後に文章の中で最も重要な役割を果たす、キャッチコピーの作り方についてご紹介します。
トップページのメイン画像や商品紹介に使われるキャッチコピー。
その役割は、「一瞬で閲覧者に興味を抱かせる」ことです。
魅力的なキャッチコピーで注意を惹き、競合他社と差をつけましょう。
4-1.ターゲットの気持ちを代弁する、共感する
代表例としては、JR東海のキャッチコピー「そうだ京都、行こう。」が有名です。
まずは“誰”に最もアピールしたいのかターゲットを明確にし、その人たちの思いを表現したり、潜在意識に訴えかけます。重要なのは閲覧者に「まさに自分のことだ!」と思わせることです。
4-2.お客様にとっての価値を示す
中小企業のホームページでは、「お客様を第一に」といった理念をキャッチコピーにされているケースも多く見られます。
しかし、閲覧者が最も知りたいのは「自分にとってどんなメリットがあるか?」ということです。例えば、「痛くない」「経理の手間を削減」「一生安心して暮らせる家」など、お客様にとっての具体的な価値を盛り込みましょう。
4-3.数値や実績を強調する
イナバ物置のキャッチコピー「100人乗っても大丈夫!」に代表されるように、数値を含めると、よりインパクトが増します。
「工事実績1万件」「震度7に60回耐えた家」「オフィスのコストを20%削減」など、自社の強みを後押しするのに、実績や効果を数値で表せないか、検討してみましょう。
いきなり綺麗にまとまったキャッチコピーを作ろうとせず、まずは長い文章でも、いくつか候補を作ってみることが重要です。その中で、不要な言葉を削ったり、周囲の人からの意見を聞いたりしながら、「これ!」というキャッチコピーに仕上げましょう。
05Webライティングとは
ホームページで作成する文章は基本的にWebライティングに分類されます。
Webライティングとは、ホームページやWebサイト、ブログに掲載するコンテンツの文章のことです。
従来までは、パソコンユーザーにとって読みやすい文章をWebライティングと称されていました。
しかし、近年ではスマートフォンやタブレットでインターネット上のコンテンツを見るユーザーがほとんどです。
そのため、あらゆるデバイスにおいて視認性が高くわかりやすい文章を作成するスキルが求められるようになりました。
Webライティングについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
06Wepageならホームページ作成に最適な文例が使える!
07まとめ
今回はホームページの文章を書く際に必要なことやポイント、キャッチコピーについて解説しました。
文章を書くにあたって重要なのは、事前に必要な知識・情報を収集して整理しておくことです。
整理した情報をもとにして、今回紹介するポイントを意識しながら文章を書いていけば、読み手にとってストレスのないわかりやすい文章が書けるでしょう。
ぜひ、魅力的なホームページの文章を書いて、ユーザーへ有益なコンテンツを提供していきましょう。