不動産のランディングページのポイントとは?デザインの特徴まで解説

不動産のランディングページのポイントとは?デザインの特徴まで解説

公開日:2022/3/23
 最終更新日:2022/3/23

不動産で成約率をあげたいならホームページよりも集客に特化したランディングページがおすすめです。
しかし、ランディングページのデザインは一般的なホームページと違い、訴求力を高めるためのコツがいくつかあります。

そこで今回は、不動産業のランディングページを作るポイントや特徴についてご紹介します。
この記事を読んで、ぜひランディングページ制作の参考にしてください。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01不動産業のランディングページ(LP)のポイント

1-1.ターゲットを決めておく

ランディングページを作るにあたって、ターゲットの設定は大前提で行うべきです。
なぜなら、ターゲットが決まっていなければ浅く広い訴求になってしまい、結果的に誰にも刺さらないランディングページになるからです。

一方、ターゲットが決まっていれば、その人がアクションを起こすページを考えればいいので、訴求がしやすくなります。
自社が売りたい商品・サービスは、どのようなユーザーが求めるのか、より具体的にするなら

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 家族構成
  • 年収
  • 物件の保有数
  • 不動産に関する悩み
  • 不動産に対する考え方

と、ある個人を浮かび上がらせるぐらいにターゲットを絞り込みましょう。
このユーザー像を具体的に人格化したものを、マーケティング分野において「ペルソナ」と呼びます。

1-2.ターゲットに合わせたカラーでデザインする

ランディングページのカラーデザインもターゲットに合わせると親しみやすさが上がります。

不動産業界では、安心や信頼の印象が強いブルーや、知的でさわやかなイメージを与えるグリーンをベースにするケースが多いです。
上記に加え、ターゲットが不動産を投資と考えているなら、お金や資産をイメージする黄色を取り入れてもいいでしょう。

補足として、認知度の向上のために自社のコーポレートサイトにカラーを合わせる手法も1つです。
ターゲットに合わないカラーになる場合もありますが、うまく運用できればランディングページだけでなく自社のブランディングにつながります。

基本的にはターゲットに合わせたカラーを取り入れるのが無難ですね。

1-3.ファーストビューに一番力を入れる

ランディングページで一番大事なのはファーストビューです。

ユーザーはページを見てから3秒で読み進めるかどうか決めます。
そのため、どれだけクオリティの高いランディングページでも、ファーストビューをおろそかにしていると成約率は期待できないでしょう。

ファーストビューに力を入れるには

  • 商品・サービス名を伝える
  • 興味・関心を誘うデザイン
  • 記憶に残るキャッチコピー

上記3点を意識すべきです。
商品・サービス名を覚えてもらうには、ファーストビューに組み込む必要があります。

また、ターゲットに合わせた不動産に関する悩みや共感をデザインの中で提示し、興味・関心を誘うのも大切です。
ユーザーの記憶に残る、という意味ではキャッチコピーの良し悪しも成約に影響します。

1-4.インパクトのあるデザインを取り入れる

ランディングページではそのランディングページで目標とするアクション、たとえば問い合わせや資料請求、成約がゴールになるので、そのアクションを起こさせるためにインパクトのあるデザインを取り入れるのが有効です。

インパクトと一言でいっても、表現方法はさまざまあります。
ランディングページではテキストよりも画像内に文字を挿入して訴求することが多くなるため、見た目のインパクトはありますがSEOとしては不利になる点も理解しておきましょう。

デザインのイメージが湧かない方は、後ほど具体例を紹介するので参考にしてみてください。

1-5.ゴールはワンクッションおくのがおすすめ

不動産のランディングページのゴールは成約、つまり物件の購入あるいは売却です。
しかし、成約についてはいきなり商品・サービスを購入させずに、ワンクッションおく「ツーステップマーケティング」をおすすめします。

不動産のツーステップマーケティングは

  • 資料請求
  • モデルルーム見学
  • 査定見積

をゴールにするやり方です。

いきなり分譲住宅や建売住宅を購入するとなると抵抗がある方も多いでしょう。
しかし、資料請求してみる、モデルルームを見学してみるならハードルが下がり、興味を持ってもらえる確率が高まります。

土地・物件の売却も一度査定見積を出してもらうよう促して、見込み客を多く集めたほうが成約しやすくなります。

どのようなランディングページを作るのかに合わせて、ランディングページのゴールをワンクッション置くという工夫をしてみましょう。

1-6.ベネフィットを伝える

いくらきれいなデザインでも、ユーザーにとってベネフィットが感じられなければ成約につながりません。
ベネフィットとは、ユーザーが利用することによる利益が何なのかです。

例えば、不動産の売却に関するランディングページなら、

  • どこよりも早く売却できます
  • 確実に売却が可能です

など、ユーザーの悩みに合わせたベネフィットを伝えます。

ベネフィットは設定するターゲットを決めておかなくては刺さりにくいものになりやすいです。
ターゲットがどんな悩みを持っていて、何を重視してランディングページを見ているのかを考えておきましょう。

1-7.デザインはスマホ対応にしておく

最近のインターネットで検索するユーザーはパソコンではなくスマホの方が多くなりました。
実際に総務省が調査した結果では、パソコンよりもスマホを使ってホームページを見るユーザーの方が多いとされています。

以上の傾向を考えると、パソコンでは正しく表示されていたものの、スマホで見ると崩れてしまうといったトラブルは機会損失につながります

そこでおすすめなのが、レスポンシブデザインの実装です。
レスポンシブデザインは、デバイスごとに最適なサイズに自動調整してくれるので、パソコン・スマホ・タブレットのどれで見ても表示が崩れにくくなります。

ランディングページを作る際は、必ずデザインがスマホに対応しているかも確認しましょう。

不動産業のランディングページ(LP)のポイント

02不動産業界の参考になるランディングページ(LP)のデザインの特徴

2-1.東急リバブル

東急リバブル

東急リバブルは不動産売却のランディングページを制作しています。

ページのゴールを無料査定に設定しており、ファーストビューで簡単に査定ができる点を訴求しているのが特徴です。
ベースカラーはブルーにしており、構成もランディングページの基本になっています。

スタンダードな不動産ランディングページを参考にしたい場合は、東急リバブルから学ぶといいでしょう。

2-2.お部屋を「モチコム」賃貸サービス

お部屋を「モチコム」賃貸サービス

モチコムは業者でなく自分で物件を探す代わりに仲介手数料を無料or2万円に抑えてくれるサービスです。

費用や他の賃貸サービスとのサービス比較を一覧にして提示し、このサービスを使うことで得られる顧客のベネフィット「低コスト」をわかりやすくアピールしています。
少しわかりにくいサービス内容だからこそ、ファーストビューでベネフィットを伝え、興味・関心を集める手法を取り入れているのが特徴。

さらに、なぜ仲介手数料が低コストなのかを伝えるために何度も説明している点で、安心を与え、アクションを起こしやすいよう誘導しています。

伝えたいことを絞っているので、よりユーザーの心に刺さりやすく残りやすいランディングページです。

2-3.泉北ホーム

泉北ホーム

かなりオリジナリティにあふれるランディングページを作っているのが、泉北ホームの「メジャーパッケージの家」です。

スクロールすれば読み進められる漫画になっており、自然とユーザーの悩みから商品・サービスのベネフィットを伝えられています。
ユニークな切り口で勝負したい企業にとって、とても参考になるランディングページの1つですね。

2-4.すまいValue

すまいValue

すまいValueは大手不動産会社6社が運営するポータルサイトです。

大手不動産が集まるからこそ実績については信頼があり、それを連想させるかのような濃い青のベースカラーでハイグレードな印象を与えています。
すまいValueのランディングページは査定をゴールとしたツーステップマーケティングを展開しているのが特徴です。

実績をアピールしたい、あるいは信頼感を与えたランディングページに仕上げたい場合の参考になるでしょう。


03まとめ

今回は、不動産のランディングページ制作のポイントについて解説しました。

ランディングページはターゲットをもとにしながら、ファーストビューで魅力を伝えて読み進めてもらうのが重要です。
見込み客まで囲えるように、まずは資料請求や無料査定でアクションを起こしてもらう工夫をしてみましょう。

また、参考になるサイトもいくつかご紹介したので、ぜひ参考にしながら魅力的な不動産のランディングページを作ってください。
そしてこれまでランディングページの作成について解説してまいりましたが、ランディングページは作成後の運用も重要で、効果を高めていくために常に迅速な検証と改善が必要になります。

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