Webサイト構築とは?手順や考え方、費用を紹介
Webサイトの構築は数々の手順を踏んで完成に至ります。全体的な流れを理解することで専門業者との打ち合わせも効率よく円滑に進ませることができますね。今回はWebサイト構築の各ステップについて必要な作業や考え方、費用についてもご紹介します。
2021/12/24
公開日:2022/4/22
最終更新日:2022/4/22
「ホームページ制作会社に依頼するには何が必要なの?」
「担当者とスムーズなやりとりができるような仕様書を作りたい」
webサイト制作を依頼する際には、制作仕様書を用意しておく必要があります。
しかし、初めて依頼する企業・個人の方にとっては、どのような内容を記載すればいいのかわからない場合も多いでしょう。
そこで今回は、webサイトにおける仕様書の作り方、作成方法についてご紹介します。
制作依頼をするポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
webサイト制作に置ける仕様書とは、簡単にいうと「ホームページで実現したい項目をまとめた資料」です。
自社がイメージするデザインや機能、サイト構造を書類にまとめたものを仕様書と呼びます。
仕様書を作成しておくメリットは以下の2つです。
依頼内容を整理できれば伝え漏れを防ぎ、後から追加依頼をすることもなくなります。
また、担当者との打ち合わせも仕様書をもとに行えるため、意思疎通がしやすくイメージ通りのデザインに仕上げられます。
仕様書がないと、イメージのヒアリングを1から行わなければならない点を考慮すると、時間コストも削減できるでしょう。
webサイト制作の仕様書には、
の4点をメインに記載します。
では、それぞれの具体的な内容について見ていきましょう。
プロジェクトの概要は、ホームページ制作やリニューアルの目的を記載する項目です。
なぜ制作・リニューアルをするのかを言語化しておけば、担当者も意図を汲み取りやすくなるでしょう。
目的は大きく分けて以下の3つがあります。
自社のホームページ制作のきっかけがいずれに該当するのかを決めておけば、打ち合わせ時もスムーズです。
プロジェクト概要には制作・リニューアルの目的以外にも
を記載します。
ホームページの目標(KPI)は、自社の利益に関わる重要な要素となるため、具体的な数値を設定しましょう。
プロジェクト概要の次は、スケジュールを決めていきます。
ホームページ制作はおおよそ以下のような流れです。
ホームページ制作の知識がない方にとっては、スケジュールは決めづらい部分かもしれません。
そのため、サイト公開日から逆算して、ざっくりと日程を決めていきましょう。
例えば、2022年10月1日にwebサイトを公開するとします。
作業工程 | 納期 |
サイト設計 | 2022年7月25日まで |
デザイン制作 | 2022年8月15日まで |
プログラム開発 | 2022年9月10日まで |
テスト・動作検証 | 2022年9月25日まで |
サイト公開 | 2022年9月30日まで |
上記のような流れで、希望納期を当てはめていきましょう。
制作会社の従業員数によって、デザイン制作やプログラム開発が並行で進められるケースもあります。
ただし、打ち合わせをしてみなければ具体的な日数がわからないので、順番に作業を行うと仮定した方がいいでしょう。
サイトマップはwebサイトがどのような構造になっているのかを図で表したものです。
ホームページを見てみると、トップページから記事や商品一覧へ進み、その中から該当する記事・商品ページを開きます。
この流れを図にして視覚的にわかりやすくしたものがサイトマップです。
サイトマップを作れば全体のボリュームがわかるので、依頼側は予算やスケジュールの把握に役立ちます。
制作側は、作業量の把握や作業の共有ができるので、サイトマップも自社で用意しましょう。
参考: サイトマップの作り方
ホームページのレイアウトや配置を図で表したものがワイヤーフレームです。
ワイヤーフレームに沿って作業を進めるので、通常は依頼側ではなく制作側が作ります。
しかし、決して依頼側が触れてはいけない作業ではありません。
むしろ、レイアウトや配置までこだわれるので、自社のイメージするデザインを最大限に実現させられるでしょう。
また、ワイヤーフレームを準備しておくと、制作費用が安くなるケースもあります。
自社で組める予算が限られている場合は、ワイヤーフレームを準備して制作会社に値段交渉するのもいいかもしれません。
webサイト制作の仕様書を作成する際にはポイントだけでなく注意点もあります。
双方にとって信頼できる取引になるよう、注意点をよく理解して仕様書を作成しましょう。
仕様書に忘れがちな項目が、スマホ・ブラウザ対応についてです。
近年では、ホームページをスマホで見るユーザーが多く、調査によっては6割以上という結果が出ています。
そのため、ホームページもスマホ対応にすべきです。
また、ブラウザについてもWindowsやiOSなどの最新版で表示してもらえるよう明記しておきましょう。
制作費用の支払いに関しては、方法と時期について具体的に記載すべきです。
どのシーンでも支払いのトラブルは多くあるので、双方で認識違いが起こらぬよう、自社が希望する支払い方法と時期を明記しておきましょう。
ホームページに挿入する原稿や素材について、依頼側・制作側のどちらが準備するかも重要な項目です。
費用を抑えるのなら、可能な限り自社で用意しておくべきでしょう。
制作会社に全て任せたいなら費用はかかるものの、時間的なコストは削減できます。
また、制作会社によってはプロのカメラマンが撮影してくれるサービスもあるので、依頼前に確認しましょう。
公開作業は制作側・依頼側のどちらが担当するのかも事前に決めておくべきです。
例えば、サーバー・ドメインの設定を自社で行う場合は、公開作業も自社で担当した方がスムーズでしょう。
ただし、サーバー・ドメインの知識を持った方がいない場合は、制作会社側に一任しなくてはいけません。
どちらが担当するのかも明記しておけば親切ですね。
ホームページ公開後、運用・保守をどうするのかも自社で決めて、仕様書に記載しておきましょう。
自社で運用したい場合は、更新しやすいようなシステムで構築してほしい旨を記載してください。
制作側に運用・保守を任せる場合でも、仕様書に記載しておけば打ち合わせの際に細かな部分を擦り合わせられます。
仕様書を提出したあとは、以下のような流れで制作が進みます。
この中で最も重要なのが発注先の選定です。
どのホームページ制作会社が自社のデザインに合っているのか、担当者との相性なども加味して慎重に選びましょう。
そのためには、複数社に仕様書を提出して見積もりや提案を聞いておくのがおすすめです。
仕様書を提出してから発注先の選定までは、大体2〜3週間かかるものと考えてください。
そこから先ほど解説したスケジュールが始まるため、制作依頼全体の期間は余裕を持たせておくとトラブルの際にも対応できます。
webサイト制作を依頼する際に、伝えておくべきポイントも把握しておくべきです。
これから解説するポイントを把握して、円滑にやりとりをしていきましょう。
他社と差別化するには、自社の強みや魅力を強調してもらうのが最適です。
制作会社は、ホームページを作るのに長けているのであり、自社が関わる業界について詳しいわけではありません。
そのため、自社がどのような強みや魅力を持っていて、アピールしていきたいのかをしっかりと伝える必要があります。
強みや魅力は仕様書にも記載しておくべきですが、打ち合わせやヒアリングの際にも口頭で伝えておきましょう。
ホームページの著作権についても必ず伝えておくべきです。
特に、自社で運用・更新する予定がある場合や、他の業者に引き継いでもらう場合は、著作権がどこにあるか気をつけなくてはいけません。
基本的にホームページを制作した側が著作権を有するので、依頼時には自社へ譲渡してもらう旨を伝え、仕様書にも記載しておきましょう。
意外にも、不明点や気になる点があってもその場で細かく聞かない依頼主は多いです。
しかし、ホームページは自社の顔になるため、些細なことでも疑問を残さないようにしてください。
特に、作業工程の中で詳しく記載していない項目に料金が設定されているケースは注意が必要です。
料金設定や工程にミスが発生している可能性も踏まえ、双方が納得できる取引を行いましょう。
弊社が提供している「Wepage」は誰でも簡単にホームページが作れるCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
完全無料から利用ができ、これまで多くの企業に導入をしていただいた実績があります。
直感的な操作から豊富なテンプレートや素材、充実した機能をラインナップしているので、webサイトの知識がなくても安心です。
ただし、それでもホームページをプロに作って欲しいと考える企業も少なくありません。
上記の期待に応えるべく、「Wepage」では、プロ制作プランの提供もしております。
今回は、webサイト制作における仕様書の作り方についてご紹介しました。
仕様書を作ると取引がスムーズに行えるだけでなく、場合によっては費用を抑えることもできます。
ぜひ、本記事を参考にして、正しい仕様書を作ってみてください。