301リダイレクトとは 書き方や注意するポイントを徹底解説
301リダイレクトについて、SEOへの効果から.htaccessを使った書き方の解説、その301リダイレクトの確認方法まで徹底解説します。
2022/8/30
公開日:2022/10/21
最終更新日:2022/10/21
インターネットでホームページを閲覧している時に「404 not found」という表示に遭遇したことはないでしょうか。
この「404 not found」、ホームページが閲覧できない状態である、ということはなんとなくわかるものの、実際どのような意味なのか、あやふやできちんと言葉では説明できない方も多いのでは。
そこで今回はこの「404 not found」について、基本的な情報からその他のステータスコードの説明、エラーの原因や解消方法など、わかりやすくご説明します。
SEOとの関係や404ページの作成方法などについても解説しますので、404ページを作成したいという方もぜひ参考になさってください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
404 not foundとは、存在していないページやURLにアクセスした場合に、サーバー側が送るエラーコードの1つです。
通常、Webブラウザがサーバーにページを表示させるようリクエストを送ると、必ずレスポンスが返ってきます。
このレスポンスはHTTPステータスコードと呼ばれ、その中の1つが404 not foundです。
例えば、ブックマークしていた記事・Webサイトが閉鎖・削除されてしまったとしましょう。
このとき、リクエストが送られたとしても、サーバー側では表示できないので、404 not foundのHTTPステータスコードを送り返すのです。
100番台のコードは、主に情報や案内に対応しています。
「100 Continue」は、リクエストに対して問題なくレスポンスを行えている状態です。
「101 Switching Protocols」は、プロトコルの切り替えを行っている際に表示されます。
200番台のコードは、処理の成功に関与しているステータスコードです。
「200 OK」は、サーバーに送ったリクエストが正常処理されている状態のときに表示されます。
普段のインターネット利用時に、スムーズな視聴ができている場合は、「200 OK」のコードをレスポンスしているケースがほとんどです。
「202 accepted」は、Webブラウザから送られたリクエストを、サーバー側が受け取ったが、処理は完了していない状態を指しています。
外部プログラムでデータ生成する際に使われることが多いです。
300番台は、主にリダイレクトに関わるレスポンスを行っている際に表示されるコードです。
例えば「301 Moved Permanently」は、サイトが移転したために、以前のURLではなくなったことを示しています。
上記コードを用いて移転すると、検索エンジンの評価を受け継ぐことができるのが特徴です。
「302 Found」は、Webサイトが何らかの理由で一時的に移転している状態のときにレスポンスされるコードです。
メンテナンスやキャンペーンなどで一時的・期間限定で別のページを表示している時に使用します。
400番台は、エラーの中でもクライアント側に問題がある場合に表示されるステータスコードです。
本記事のテーマである「404 Not Found」も、400番台のコードで、これはページが見つからない、またはそのサーバーが落ちている場合に表示されます。
「401 Unauthorized」は、パスワードなどの認証が必要なページを開く際に、未入力で送信すると表示されるコードです。
500番台のコードは、サーバー側にエラーの原因がある場合に表示されます。
例えば「500 Internal Server Error」は、サーバー内部にエラーが起きているときに表示されるステータスコードです。
「503 Service Unavailable」のコードは、メンテナンスやサーバーが過負荷な状態で、一時的に利用できない状態のときに表示されます。
サーバー側が404 not foundエラーを表示させている以上、原因を解消しないとページは開けません。
特に、以下の4点が原因の場合が多いです。
では、404 not foundエラーが起こるそれぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
まず1つ目が、間違ったURLを入力してしまうパターンです。
記載されているのが正しいURLだとして、手入力で打ち込んだ場合は、スペルの間違いが起きやすいので注意しましょう。
ただし、URLを直接入力する場合は、多くの方がURLをコピー&ペースト(コピペ)で入力するはずです。
もし、コピー&ペーストで入力したにも関わらず、404 not foundエラーが出た場合は、
上記のケースが考えられます。スト
コピーする際は、URLの全てを対象としているか確認し、それでも404 not foundエラーが出る場合には、コピー元URL自体のスペルミスかどうか確認しましょう。
2つ目が、ページが削除・閉鎖されている場合です。
ページが削除・閉鎖されていると、Webブラウザ上で表示されることはないので、サーバー側が404 not foundエラーのレスポンスを返します。
また、ページを移転したのに404 not foundエラーが出る場合は、リダイレクトの設定がうまくできていない可能性もあるでしょう。
ページの移転を行った際、正しくリダイレクトができていないと404 not foundエラーが表示されます。
もし、元のURLから新しいページへ移動させたい場合には、301リダイレクト(恒久的なサイトの移転)の設定を忘れずに行いましょう。
リダイレクトの設定が正常に作動すれば、自動的に新しいページへ移動・表示がされます。
4つ目は、リンクの貼り間違えによって、リンク切れが起きている場合です。
特に、新しいページのURLではなく、古いURLを貼ってしまうケースは珍しくありません。
また、短縮URLを使用している場合、短縮URLの提供元がサービスを停止してしまうと、リンク切れを起こします。
そのため、短縮URLを使っていてリンク切れを起こした場合は、サービスが停止されていないか運営元を確認しましょう。
404 not foundエラーを解消するには、いくつか方法があります。
ここでは、404 not foundエラーの解消法についてご紹介するので、ぜひ参考になさってください。
Webサイトやホームページの運営をしている場合、パーマリンクの設定を確認するのが適切です。
エラーになっているURLと該当ページのパーマリンクが合致しているかを見比べてみましょう。
また、WordPressを使用したWebサイトの場合、有効化しているプラグインが干渉しているケースもあります。
干渉の可能性があるプラグインを無効化できれば、404 not foundエラーは直るので確認してみてください。
もし、404 not foundエラーが表示された場合、ユーザーは該当ページを見つけるのが困難になります。
そのため、エラーページにはサイトマップ を設置しておくと、ユーザーを自サイト内のページへ誘導できるでしょう。
また、本来閲覧したかったページの発見にもつながるので、ユーザーのストレスを最小限に抑えられます。
もし、404 not foundエラーのページを新しくした、あるいは移転した場合は、リダイレクトを設定すべきです。
一時的なURLの移転の場合には「302リダイレクト」、永続的に移転する場合は「301リダイレクト」を設定します。
特に301リダイレクトは、設定しておくと検索エンジンの評価を引き継ぐことができます。
そのため、検索順位上位に表示されているページは、ユーザーの利便性向上のためだけでなくSEO対策の上でも、必ずリダイレクトの設定をしておきましょう。
404 not foundのページがあると、SEOに不利な評価になってしまうのではないかと不安になる方もいるでしょう。
しかし、Googleでは、404 not foundが存在しても、サイト評価に影響はないとしています。
引用:Google
しかし、ユーザーにとっては知りたい情報があるページに辿り着けない状態なので、総合的に考えるとサイトがよい状態にあるとはいえません。
そのため、SEOに影響はないにしろ、ユーザー満足度を高めるためには早急な対策が必要です。
また、ソフト404エラー(ページが見つからないにも関わらず、ステータスコードが200で問題ないと返されている状態)がある場合は、インデックスの効率が悪くなってしまうので気をつけなくてはいけません。
デフォルトの404 not foundページは、ページが存在しないというテキストだけ表示されるので、そこからユーザーの離脱率は高いです。
404 not foundページからのユーザーの離脱率をなるべく抑えるには、オリジナルの404 not foundページを作成しておくといいでしょう。
オリジナルの404 not foundページがあると
以上の利点があります。
ただし、優先順位はさほど高くないため、リソースの確保ができる際に注力しましょう。
ブランドイメージを確立させたいなら、サイトデザインに合わせた404 not foundページを作るよう意識しましょう。
特に、イメージキャラクターの起用やベースカラーを統一させておくと、よりブランディングとして効果的です。
エラーページだとしても、自サイト内にいるという印象を与えられるようにしましょう。
ページが存在していない、あるいは移転している点を強調して、エラーページであることをわかりやすく伝えるのもポイントです。
もし、より丁寧なエラーページを作りたいのなら、コンテンツが存在していない理由を書くといいでしょう。
例)
URLが正しく入力されていない、あるいは該当ページのURLが変更された可能性があります。
ただエラーページだと表示するよりも、目的に合わせて他ページへ誘導した方が離脱率の低下を抑えられるはずです。
通常サイトであればトップページに戻るリンクの設置、ECサイトであれば、ショッピングカートや商品検索ページのリンクを設置などがあります。
また、サイトマップの設置によって、ユーザーが知りたい情報があるコンテンツを見つけることもできるでしょう。
サイトの目的に合わせて、どのようなページへ誘導したいのか考え、適切なリンクを設置してください。
404 not foundページの作成方法には、「.htaccess」ファイルを使用して、HTTPステータスコードで404のレスポンスを送る方法があります。
方法は、まず404 not foundページを「404.html」のファイルとして作成し、ドメイン直下のルートディレクトリに配置します。
その後、
「 ErrorDocument 404 /404.html 」
上記を「404.html」のファイルと同階層の.htaccessファイル内に記述します。
そうすると、404エラーのときに作成した404 not foundページが表示される設定になるはずです。
WordPressでの404 not foundページの設定は簡単です。
「404.php」というファイルを作成し、テーマフォルダの直下に設置すると、自動的にエラーページとして表示されます。
ただし、扱うテーマによってはすでに「404.php」のファイルが存在するので、404.phpがあるかは必ず確認しておきましょう。
ちなみにWordPressはリダイレクトのプラグインがあるので、404 not foundページを経由しない設定方法もあります。
レンタルサーバーから404 not foundページの設定も可能です。
現在では多くのレンタルサーバーがありますが、ここでは「エックスサーバー」の設定方法をご紹介します。
今回は404 not foundページが表示される原因と解消方法についてご紹介しました。
エラーページとはいえ、ブランディングや成果にこだわるなら、オリジナルのページを作成し、離脱率の上昇を防ぐのが適切です。
しかし、ホームページの操作が苦手な方の場合、エラーページの作成に割く時間がなかなか取れない場合も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、弊社が提供している「Wepage」です。
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