ホームページに重要なSEOキーワードで上位サイトを簡単に作る方法
ホームページのSEO対策に重要なキーワード選定。狙ったキーワードで検索上位に表示させるためのSEOキーワードの適切な選び方から実際の対策方法までご紹介します。
2022/4/22
公開日:2022/8/25
最終更新日:2022/8/25
WordPressではカテゴリーやタグ、投稿、固定ページ、それぞれに「スラッグ」を設定し、各ページのURLを指定できます。
このスラッグは各ページのURLに影響するのでユーザーやSEOに対して重要なポイントになってきます。
本記事ではこのスラッグについて、パーマリンクとの違い、メリット・デメリットや実際の設定方法、付け方のポイントまで徹底解説します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
スラッグとは、編集者自身が自由に設定できるURL内にある文字列部分を指します。
実際に、以下の図で記載している青色と赤色マーカーの部分がスラッグです。
スラッグには
の2種類あり、ユーザーや検索エンジンにどのようなページかを認識させることができます。
もし、スラッグを設定していないと、ID番号が割り振られるので、何もしなくてもページの表示には問題ありません。
ただし、視認性やSEO効果を考えると、可能な限りスラッグを設定しておく方が良いでしょう。
ワードプレスを利用する方にとっては、スラッグとパーマリンクの違いがわからず困惑してしまう方も少なくありません。
簡単にまとめると、パーマリンクはURL全体、スラッグはURLの一部分です。
上図のように、
になります。
WordPressでは、パーマリンクの構造をカスタマイズできるため、既存ページのスラッグの変更も可能です。
ただし、変更前のURLではページが表示されず404エラーが発生するので、SEOの観点からいうと、Webサイト作成初期段階の設定がおすすめです。
もし、既存ページのパーマリンクやスラッグを変更する場合は、301リダイレクトを設定して、新規ページへ飛べるようにしておきましょう。
パーマリンクは、以下の操作で設定可能です。
パーマリンクという項目を開くと、以下のような画面が表示されます。
「デフォルト」にすると、その記事に割り当てられたID番号が設定されます。
一度作成した記事を更新してもIDは変更されないため、数字によるページ管理のしやすさはあるでしょう。
「投稿名」は、記事のタイトルをそのままスラッグとして設定する方式です。
今回例にしたページでいうと「https://biyounomahou.xyz/アミノ酸シャンプーで髪のベタつきの原因!気になる場合の対処法も解説/」が生成されます。
ただし、日本語のスラッグをエンコードする場合、以下のような一見すると不規則な文字の羅列になるため、おすすめはできません。
「投稿名」を設定したら、必ずページごとに英数字+ハイフンを用いたパーマリンクを設定しましょう。
カテゴリー・投稿スラッグどちらも表示させたい場合は、カスタム構造の中の「%category%」「%postname%」を選択してください。
すると、「https://biyounomahou.xyz/shampoo/aminoshampoo/」といったパーマリンクを完成させることができます。
スラッグを設定するメリットは、ずばりSEO対策になる点です。
Googleなどの検索エンジンは、クローラーと呼ばれる巡回ロボットを用いて、どのような内容を記載しているページかを認識します。
ページを認識する際に、スラッグによっておおよその内容が判断できると、適切な評価をしやすく、検索キーワードとの関連性の高さを示せるのです。
そのためには、検索キーワードとスラッグに設定した単語との関連性を考えなくてはいけません。
例えば、おすすめのアミノ酸シャンプーを紹介するページにスラッグを設定する際、以下のどちらが適切でしょうか。
検索エンジン的にはAの方が適切です。
アミノ酸シャンプーもヘアケアの1種になるため、Bを設定しても間違いではありません。
しかし、ページ全体のテーマは「おすすめのアミノ酸シャンプー」なので、検索エンジンがページを認識しやすい単語を設定すべきでしょう。
このように、適切なスラッグを設定すれば、検索エンジンのページ認識をサポートし、評価がされやすくなります。
上位表示させるには、スラッグの設定以外にもSEO対策が必要なので、気になる方は以下の記事もあわせて読んでおきましょう。
スラッグのもう1つのメリットは、ユーザーがURLを見たときにどのようなページかわかりやすいという点です。
クローラー側はもちろんのこと、閲覧するユーザー側にも視認性の良さは影響します。
Googleの検索結果には、記事のタイトル上にパーマリンクが表示されるのが特徴です。
表示されたパーマリンクが検索キーワードに合致している場合、クリックを促す可能性があるとGoogleも公表しています。
クローラーの認識を高める点が大きいものの、分かりやすさによるクリックの誘導という点において、スラッグの設定は必要になるでしょう。
投稿や固定ページごとに設定するスラッグについてご紹介します。
「投稿スラッグ」は、先ほどの画像の赤色マーカー部分です。
まずは、該当ページの編集画面を開き、メニューにある「パーマリンク」を開くと「URLスラッグ」が表示されます。
この「URLスラッグ」に適切な英数字+ハイフンを入力し、スラッグを設定しましょう。
もし、クラシックエディタを用いている場合は、タイトルの下にあるパーマリンクの横にある「編集」ボタンをクリックすると、入力・設定が可能です。
もし、パーマリンクの項目が表示されない場合は、1度「下書き保存」をクリックすると、選択できるようになる場合が多いので、参考になさってください。
各カテゴリーにスラッグを設定する際の方法もご紹介します。
先ほどの画像でいうと青色マーカーの部分です。
カテゴリースラッグの設定方法は、まずWordPressのダッシュボードを開き、「投稿」内にある「カテゴリー」を開きます。
新しくカテゴリーを設定する場合は、上記の赤枠で囲われた部分にスラッグとなる英数字+ハイフンを入力してください。
入力を終えたら「新規カテゴリーを追加」で設定は完了です。
もし、既存カテゴリーにスラッグを設定したい場合は、まず既存カテゴリーにカーソルを合わせると表示される「編集」をクリックしてください。
遷移したページにある「スラッグ」部分に、設定したい英数字+ハイフンを入力し、「更新」をクリックすれば完了です。
スラッグの設定は簡単なものの、以下のポイントは守らなければなりません。
では、それぞれどういうことなのかを見ていきましょう。
スラッグを設定する場合は、半角英数字とハイフンのみで構成した方が見やすさが向上しさらにクローラーが認識しやすくなります。
もし単語が長くなりそうな場合は、ハイフンで区切ると視認性の向上や認識がしやすくなるのでおすすめです。
例えば、「aminoshampoo」の場合は、「amino-shampoo」にすると見た目が整います。
注意して欲しいのが、スラッグを英語でなく日本語で設定してしまうと、一見するとよくわからない記号の羅列にエンコードされる点です。
もし上記のような長いスラッグに設定してしまうと、クローラーはどのようなページか認識しづらくなります。
また、見た目がわかりにくいだけでなく、せっかくURLを拡散・共有したいユーザーがいた場合、長文によりストレスを感じてしまう可能性もあるでしょう。
そのため、半角英数字とハイフンを用いて、クローラーとユーザーがわかりやすいように意識して設定するようにしてください。
該当ページがどのような内容を記載しているのかをスラッグで伝えるには、検索キーワードを入れて構成するのが最適です。
ただし、複数の検索キーワードを設定している場合、長くなってしまうことでわかりづらくなる可能性があります。
そのため、極力検索キーワードを入れて構成し、クローラーやユーザーに伝わりやすいように配慮しておきましょう。
スラッグに設定するタイトルは、シンプルを目指してください。
例えば、「よくある質問」ページのスラッグを設定する際、「yokuarushitumon」はスマートではありません。
シンプルかつスマートにするならば、「faq」や「faqs」に設定するのが良いでしょう。(FAQはフリー・アスクド・クエスチョンズという、日本語でいうところのよくある質問という意味です。)
スラッグ名は、1つのホームページ・Webサイトで重複できないため、どのページにどのスラッグが割り当てられているのかを管理しなくてはいけません。
もし、同じスラッグ名を設定した場合、「faq-2」といったようなスラッグが生成されます。
同じスラッグ名を割り当ててしまう場合、重複コンテンツを制作している可能性もあるので、スラッグ・コンテンツともに重複しないように注意しましょう。
上記でご紹介したように、スラッグの設定・変更は非常に簡単です。
しかし、簡単に変更できるからこそ注意しなくてはいけません。
例えば、
「https://biyounomahou.xyz/shampoo」を
「https://biyounomahou.xyz/shampoo-2」に変更したとしましょう。
この場合、全く同じ記事だとしても、変更後のページは
「https://biyounomahou.xyz/shampoo/」とは異なるページだと認識されてしまいます。
そのため、「https://biyounomahou.xyz/shampoo/」で獲得したSNSのシェア数やアクセス数、被リンク数が引き継がれず初期化されてしまうのです。
新しいURLとして認識されたページは、検索エンジンから評価されにくくなるため、SEOに悪影響が生じてしまうでしょう。
また、スラッグ変更前のページに訪れたユーザーには404エラーが出てしまうため、削除したのかと誤解を招いてしまいます。
スラッグは本当に変えるべきか、変更する場合は301リダイレクトの設定など、影響が最小限になるよう配慮をして変更してください。
検索結果に表示されるURLの長さは限度があるので、短くシンプルに伝わる長さが丁度良いでしょう。
もし、どうしてもスラッグが長くなってしまう場合、検索結果では途中で省略されてしまう可能性がある点は理解しておいてください。
WordPressのスラッグは投稿日時で設定できるものもありますし、自身で日付を設定するのも可能です。
ただし、日付だけで設定するとどのような内容のページかわかりにくく、管理がしづらくなります。
また、過去の日付のURLを見たユーザーが、古い情報と判断して敬遠する場合も考えられるでしょう。
そのため、日記や雑記のような日時を重視しない内容のページに、日付のスラッグを用いるといいかもしれません。
「https://biyounomahou.xyz/shampoo/shampoo/」のように、投稿スラッグとカテゴリースラッグを全く同じ単語で構成するのは好ましくありません。
しかし、「https://biyounomahou.xyz/shampoo/aminoshampoo/」のように、同じ単語が含まれる場合には問題ありません。
シャンプーのカテゴリーの中で、何のシャンプーについて取り上げているのか、という意味で捉えることができます。
同じ単語を用いる場合は、全く同じで設定していないかだけ注意しましょう。
スラッグを設定するメリットは
・SEO効果がある
・ユーザーから見やすくなる
という点です。
一方、スラッグを設定するデメリットは
・設定時に入力・思案するのが手間
・変更する際はSEOに悪影響を及ぼす可能性がある
という点です。
今回は、WordPressでのスラッグ設定方法やポイントについてご紹介しました。
適切なスラッグの設定は、SEO効果やユーザーへの視認性を高めるのにおすすめです。
ぜひ、本記事を参考にして、ページやカテゴリーにぴったりなスラッグを設定していきましょう。