Webサイト制作・ホームページ作成を行う際の流れや成功ポイントを解説
これからWebサイトやホームページを作成する方に向けて、具体的な制作の流れや成功させるポイントについて解説します。また、Webサイト制作での注意点もあわせてご紹介します。
2021/12/8
公開日:2022/8/25
最終更新日:2022/8/25
SEO対策において「ディレクトリ構造の重要性」に関して耳にしたことはないでしょうか。
しかし具体的にディレクトリ構造がどうSEOに影響を及ぼし、さらにどのようにディレクトリ構造を構築するのが最適なのか、迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで本記事では
などをご紹介します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
「ディレクトリ構造」は専門的な用語だと思われがちですが、WindowsやMacintoshの「フォルダー」とほぼ同じと考えて差支えありません。
Windowsなら「エクスプローラー」、MacOSであれば「Finder」画面の左側に表示される「バインダー」の形をしたアイコンが階層的に表示されている様子に、ディレクトリ構造(またはフォルダー構造)が使われています。
ディレクトリ構造とは、サイトを稼働させているサーバー内で保存されているコンテンツのカテゴリーや内容をわかりやすく階層的にまとめた構造のことです。
利用者がサイトで公開されているページなどのコンテンツを閲覧する場合には、このディレクトリ構造は特には影響がありません。
ですが、公開されているコンテンツが利用者に周知される(検索で上位に表示される)際には、コンテンツ内に書かれたキーワードやHTMLタグと同様に、ディレクトリ構造は検索結果に大きな影響を与える場合があります。
本記事では、新しいサイトを設計する際に注意しておきたい、このディレクトリ構造についてご紹介します。
サイト内のディレクトリ構造を設計することで、次のようなメリットがあります。
ブログのように雑多な内容の記事を公開している場合を除いて、サイト内で配信しているコンテンツの内容をカテゴリーや内容で分別してディレクトリ(フォルダー)にまとめ、URLとして表示する名前を意識して公開することで、サイトが配信している情報に一貫性が生まれます。
例えば、URLが ”https://sample.com/product/item.html” のようにサイトにコンテンツを公開している場合、URLの一部「product」に製品情報を紹介するページが配置されていると分かります。
検索エンジンは製品情報を配信しているサイトとしてSEO的に評価します。
さらに 「product」内を商品カテゴリーやブランド名などで細分化することで、より専門的な製品情報を提供しているサイトとして検索エンジンに評価される可能性もあります。
検索エンジンとして有名なGoogleは、無数のプログラムで世界中のサイトを巡回して内容を定期的に読み取り、評価して、検索結果を表示するためのデータとして活用しています。
その際、巡回するプログラムにサイト内のすべてのコンテンツを見つけやすくすることで、検索エンジンに見やすいサイトだと評価される場合があります。
また、このようにSEOと呼ばれる検索エンジンへの対策は、コンテンツの内容(HTML内に埋め込まれたキーワードやタグ情報)で行われますが、既に他サイトも同様の対策をしていた場合、ディレクトリ構造を使ってコンテンツを整理し、ユーザビリティの高いサイトとして評価されることで、優位になる可能性があります。
最後は、コンテンツを管理するメリットです。
サイトに新しいコンテンツを追加する場合、必ずサーバーのどこかのディレクトリ(フォルダー)にデータを保存します。
カテゴリーやブランド、内容などでディレクトリが分別されていない場合には、管理者はコンテンツを追加する際、毎回ディレクトリ名を考えるか、安易に他のディレクトリにまとめて保存してしまいます。
その結果、サイト内に保存されたファイルが乱雑になり、検索エンジンどころか管理者もコンテンツが保存される場所を特定し辛くなります。
しかし、ディレクトリ構造が整理されている場合には、管理者はコンテンツを保存する場所をルール化しやすく、同じ種類のページを更新する場合の作業性も上がり、コンテンツ管理が容易になります。
ここまで、ディレクトリ構造を設計することによる検索エンジンに関するメリットを紹介してきましたが、SEOに有効なディレクトリ構造を作るポイントとして重要なのが「クリック階層」です。
クリック階層は、ディレクトリ(フォルダー)で構成される階層構造とは違い、トップページから目的のコンテンツまでに到達するまでにリンクをクリックする回数として考えます。
例えば、”https://sample.com/one/two/three/four/page.html” のように、トップページからディレクトリの階層としては4階層下に保存されている ”page1.html” のリンクが、トップページに設置されていた場合、クリック階層としては2階層としてカウントします。
これをSEO対策として応用すると、サイト内で最もアクセスされているページへのリンクをトップページに設置することで、クリック階層が浅い(アクセスしやすい)コンテンツを持ったサイトとして、検索エンジンに影響を与えることができます。
つまり、コンテンツを整理するためのディレクトリ構造と、利用者からアクセスしやすいクリック階層を意識して最適化することで、検索エンジンに対してわかりやすく効果的なサイトの構築ができます。
結論を先に書いてしまうと、ディレクトリに設定された名前は検索エンジンへの影響(SEO)は、ほとんどありません。
日本語の名前を設定した場合でも、検索エンジンが利用するプログラムはサイト内のコンテンツを読み取り、内容を評価できます。
しかし、ディレクトリ名を含むURLについては、2000文字を超える場合にはSEO以外に影響が出る可能性があります。
例えば、主要ブラウザーの1つである「Microsoft Edge」では、アドレス欄に入力できる文字数は2083文字までと制限があります。
その他にも、コンテンツを配信するサーバーによっては文字数の多いURLでエラーになる場合があります。
また、URLの一部はリンク先の情報として様々な場所(ブラウザーのステータスバーやツールチップなど)に表示されるため、リンクをクリックする際に、これから表示されるページの指標として使われます。
例えば、URLのリンク先が「https://sample.com/1234567890/」と表示された場合に、利用者はリンク先に表示されるページの内容がURLからは想像できないため、リンクのクリックに躊躇するかもしれません。
ですが、「https://sample.com/news/」と表示された場合には、最新情報が表示されると想像できるため、リンクをクリックする可能性が上がります。
このように、ディレクトリ名は検索エンジンへの対応(SEO)に影響はありませんが、利用者への配慮を考えると、英数字で無意味な文字列にするよりも、キーワードを含めた短い文字で設定することでサイトの使い勝手が向上します。
サイトのディレクトリ構造を設計するメリットや、クリック階層を利用してSEO対策に役立てる方法を解説してまいりましたが、ここでは実践的な内容として、次のようなサイトを例にしてディレクトリ構造として検討するポイントについて紹介していきます。
商品情報を配信するサイトのディレクトリ構造を設計する場合、利用者が検索する2種類のキーワードから考えていきます。
ひとつは「商品名」(例えば、アロハシャツ、サーフボード、腕時計など)で検索する場合、もうひとつは「ブランド」(ブランド名、メーカー名、略称など)で検索する場合です。
既にサイトが公開されていてアクセスの分析が出来る場合には、検索キーワードの多い方でディレクトリ構造を検討します。
これからショッピングサイトを公開する場合には、販売する予定の商品を検索エンジンで検索し、上位に表示されるサイトのURLを参考にします。
また、検索エンジンに表示されるキーワードから連想される次のキーワード(サジェスト)も、どちらのディレクトリ構造にするかを検討する材料になります。
販売する商品によっては「色」や「サイズ」、「材質」などの利用者が検索する別のキーワードも想定されるため、利用者の検索行動を予測してディレクトリ構造の設計をすることが重要になります。
間取りや家賃などの賃貸物件情報を配信する検索サイトのディレクトリ構造を設計する場合、利用者が物件を検索する際のカテゴリーから考えていきます。
都市部では「駅名・路線・沿線」などの交通機関や、「港区・東京・関東」などの地域から検索する場合が多いと考えられますし、地方では「最寄りの駅や周辺施設までの距離」や「駐車場の有無」などが重要視される場合があります。
その他にも「家賃・初期費用」など費用面、「オートロック・トイレ別・ネット環境」など設備面など、ディレクトリ構造に設定するキーワードが多岐になるため、ディレクトリ名として用意するキーワードの設計が非常に重要になります。
既にサイトが稼働している場合には、過去の実績から検索される条件を分析してディレクトリ構造に反映できます。
これからサイトを構築する場合には、予定している物件の所在地の同業サイトを検索して、表示されるURLを参考にしてディレクトリ構造を検討する材料にできます。
求人募集サイトのディレクトリ構造を設計する場合も、他のサイト同様に利用者の検索行動から考えることができます。
長期の求人を探す場合には、「事務・営業・ドライバー」など職種、「新宿・山手線・東京」など地域、「社宅・社会保険・福利厚生」など待遇に関するキーワードが考えられます。
アルバイトやパートなど短期の求人の場合には、「時給・交通費・ボーナス」などの報酬面や「未経験者歓迎・副業・Wワーク」など、勤務スタイルに関するキーワードが重要視されると考えられます。
その他にも「リモートワーク・在宅勤務」など、社会情勢に応じたキーワードが今後増えていく可能性があります。
このように求人サイトの場合、職種やエリア・報酬の他に待遇や勤務スタイルなど、検索で考えられるキーワードが多岐に渡り、今後も増えていく可能性が十分に考えられるため、サイトを公開した後も拡張しやすい構造でディレクトリを設計する必要があります。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)などのホームページを構築する機能がパッケージングされたシステムやサービスをカスタマイズして、ショッピングサイトや求人募集サイトなどを構築する場合、ディレクトリの階層に制限がある場合や、ディレクトリ名を自由に設定できないなど、システム側で制約を受ける場合があります。
制約を回避するために大掛かりな修正やシステムの入れ替えが必要になる場合も多いので、既存のシステムをカスタマイズして利用する場合には、仕様を十分に確認してから選定を行います。
今回は ディレクトリ構造を設計するメリットと検索エンジンへの効果的な方法についてご紹介しました。
サイトにディレクトリ構造を導入することで、次のようなメリットがあります。
サイトにディレクトリ構造を追加することで、コンテンツを表示する利用者には目に見える大きなメリットはありませんが、サイトに合わせたディレクトリ設計を行いURLとして運用することで、検索エンジンの評価を高めて検索結果に影響を与えることができます。
またコンテンツ管理にもメリットがあるため、サイトを構築する際には、ディレクトリ構造もSEO対策の有効な手段として検討する必要があります。
ぜひ、ホームページの作成をする際に参考にしてください。
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