キュレーションサイトは問題が多い?メリットや成功しているサイトの共通点を紹介
公開日:2022/10/28
最終更新日:2023/8/31
キュレーションサイトとは、特定のジャンルやテーマに絞って情報を集めたサイトのことです。
近年台頭してきたジャンルのサイトになり、それゆえに問題点も様々指摘されてきました。
本記事ではそんなキュレーションサイトについて、基礎知識から成功しているキュレーションサイトの共通点、実際に参考にしたいキュレーションサイトもご紹介します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
01キュレーションサイトとは何?
キュレーションサイトとは、特定のジャンルやテーマに絞って情報を集めた、いわゆるまとめサイトを指します。
インターネットには実に多数の情報があふれており、同じジャンルやテーマだとしても別のWebサイト同士を行き来するケースも珍しくありません。
キュレーションサイトがあることによって、1つのWebサイトで多数の知りたい情報を得られるようになるので、ユーザーにとっては利便性の高さが魅力といえます。
02キュレーションサイトが増えた理由とメリットは?
2-1.キュレーションサイトが増えた理由
キュレーションサイトが増えた理由は、スマホ・タブレットの普及率の高さと、収益を生みやすいメディアであるという2つの理由があります。
スマホ・タブレットが広く普及した影響で、通勤・通学時間など、あらゆるタイミングでインターネットから情報収集が容易となりました。
そのため、短時間で効率よく情報を収集できるサイトが好まれる傾向になってきたのです。
上記の理由から、キュレーションサイトは短期間でアクセスを集められるメディアとして、マネタイズとの相性がよく、運営側にもメリットがあります。
2-2.キュレーションサイトのメリット
キュレーションサイトは、初期費用やランニングコストが抑えられる点から、サイトを立ち上げやすい点がメリットです。
そのため、予算の少ないベンチャー企業や個人でもキュレーションサイトを運営できるでしょう。
また、キュレーションサイトの収益性の高さも魅力です。
本来、サイト単体で収益をあげられるようになるまでには、最低でも半年はかかるといわれています。
しかし、キュレーションサイトは最短で2〜3ヶ月で収益をあげられ、その後の伸び率にも期待可能です。
03キュレーションサイトの問題点は?
3-1.信頼性の低い情報も発信される
キュレーションサイトのコンテンツの中には、信頼性の低い情報も発信・拡散される可能性があります。
特に医療・美容系で体の健康に悪影響を与える誤った情報が発信された場合、多くの方に被害が出てしまう可能性があるでしょう。
実際、2016年にWELQ(ウェルク)と呼ばれるキュレーションサイトで、医学的根拠のない情報が多数掲載されたとして、炎上しました。
結果的にサイトは閉鎖されましたが、健康被害が出てしまう恐れがある分野の情報は慎重に発信すべきという風潮が根強くなったのです。
3-2.著作権を侵害してしまうリスクがある
コンテンツを制作した際には、必ず著作権が存在し、作者の許可なく文章・画像・動画を転載することは原則禁止されています。
無断で転用・転載した場合には、著作権侵害として法律違反になってしまう可能性もあるでしょう。
さまざまなWebメディアから情報を集めるキュレーションサイトだからこそ、著作権を侵害してしまわないよう注意しなくてはなりません。
04成功しているキュレーションサイトの共通点は?
4-1.コンテンツが専門的
キュレーションサイトは分野に特化しているほど、コンテンツが専門的になります。
ときには専門家や資格保有者が監修してコンテンツを制作している場合も多く、信頼できる情報を発信しているのが特徴です。
専門性を磨けば磨くほど、興味のあるユーザー数は少なくなるものの、コンテンツの質としては高くなる傾向にあります。
4-2.信頼できるリソースを用いてコンテンツを作成しているか
他サイトの情報を引用する際は、必ず信頼できるリソース(情報元)を用いているのが、成功しているキュレーションサイトの共通点です。
例えば、医療系・健康系であれば厚生労働省や研究論文から引用している、などがあげられます。
また、信頼できるリソースを用いていると、結果的に専門的なコンテンツの発信をすることになり、多くのユーザーから評価を得られるようになるでしょう。
4-3.権利侵害にならないよう徹底されているか
コンテンツを引用・転載することが多いキュレーションサイトだからこそ、成功しているメディアは例外なく権利侵害にならないよう徹底されています。
- ✔著作権
- ✔肖像権
- ✔プライバシー権
以上の3つの権利が侵害されていないかどうか、ダブルチェックで徹底した方が安心した運営ができるでしょう。
4-4.パートナー連携できるブランド力がある
キュレーションサイトが成長すると、一種のブランドとして力を持つようになります。
ブランド力があると「あのキュレーションサイトに取り上げてもらおう」という企業が増えるはずです。
そうなると、パートナー連携によって収益が増え、安定したメディア運用が可能になります。
05ビジネス系キュレーションサイトを紹介
5-1.Newspicks
記事にコメントをしてユーザーが議論できるオリジナリティあふれるキュレーションメディアがNewspicksです。
また、気になる専門家やユーザーをフォローしておく機能があるため、利用すればするほど、自身にとって必要な情報を集めやすくなるでしょう。
5-2.U-NOTE
U-NOTEは若いビジネスマンに向けて情報をまとめているキュレーションメディアです。
ビジネスやライフスタイルをはじめ、メンズファッションのカテゴリもあるため、女性よりも男性にフォーカスを合わせているのがわかります。
インタビューを含めた独自のコンテンツによって独創性を追求している点は、キュレーションサイトには珍しい特徴でしょう。
5-3.グノシー
日々のニュースをまとめる総合的なキュレーションサイトがグノシーです。
カテゴリもエンタメやスポーツ、おもしろ、IT・科学といったように幅広く、さまざまな情報を収集するのに役立ちます。
カテゴリに縛られず、広い分野・テーマでキュレーションサイトを運営したい場合の参考になるでしょう。
06まとめ系キュレーションサイトを紹介
6-1.はてなブックマーク
はてなブックマークは、トレンドや注目を集めているトピックをまとめているキュレーションサイトです。
ユーザーのブックマーク数がわかり、旬の情報を追いやすい点や、一風変わったコンテンツを発信している点が人気の秘訣といえます。
まとめ系キュレーションサイトの王道になるため、参考にできる点は多くあるでしょう。
6-2.All About
All Aboutは、16種類の大きなカテゴリに分けて、情報をまとめているキュレーションサイトです。
カテゴリの中に、「急上昇」と「新着」を設けて、旬やトレンド情報を追いやすくしている特徴があります。
バランスよくオリジナルコンテンツを作成しているため、オリジナリティだけでなく読みやすさにこだわっている点が参考になるでしょう。
6-3.Togetter
TogetterはX(Twitter)の投稿を収集してまとめて一覧にし、公開できるサービスです。
特定の話題に関連した投稿を任意に収集し、一覧で表示公開できます。
Xのアカウントがあれば自由に誰でもまとめを作成できる、ユーザー参加型のキュレーションサイトという点が特徴です。
6-4.NAVERまとめ
キュレーションサイトの先駆けとして知られる「NAVERまとめ」は、2020年9月30日にサービスを終了しました。
運営者だけでなく誰でも情報を発信できるという仕組みであり、ユーザー参加型のキュレーションサイトの先駆けとなりました。
07女性向けキュレーションサイトを紹介
7-1.MERY
MERYはZ世代の女性が興味・関心のあるようなコンテンツをまとめたキュレーションサイトです。
自分らしさをコンセプトに、骨格診断やパーソナルカラーといった自分自身を見つめるためのコンテンツが多く見受けられます。
ターゲットが明確になってわかりやすいキュレーションサイトの1つなので、参考にしてみましょう。
URL | https://mery.jp/ |
7-2.TRILL
アラサー女子をターゲットにしているキュレーションメディアサイトがTRILLです。
ホワイトのベースカラーで全体が落ち着いた雰囲気のデザインになっており、ターゲットに的確に刺さるようなホームページが意識されています。
取り上げるコンテンツも、大人の視点から読めるような色濃い内容が、人気の秘訣でしょう。
7-3.4yuuu
4yuuuはオシャレで感度の高いママをコアターゲットとしたキュレーションメディアです。
ファッションや美容に関する情報から、レシピ、子育て・ライフスタイルなど、30代40代の子育て女性の興味を引くコンテンツを、オリジナル記事を執筆し配信しています。
毎日新しいトレンド記事を発信することでリピーターを獲得、充実した情報でユーザーの満足度を維持しています。
08男性向けキュレーションサイトを紹介
8-1.Smartlog
20代〜30代の男性が好む情報をまとめているキュレーションサイトがSmartlogです。
ファッションからヘアスタイル、美容や恋愛系の情報など、自分磨きのために役立つコンテンツが多い印象です。
取り扱うジャンルは広くとも、コンセプトが一貫しているという点で参考になるでしょう。
8-2.TASCLAP
TASCLAPは価格.comなどを運営する株式会社カカクコムが提供する男性向けファッション情報を主としたキュレーションメディアです。
アイテム別のカテゴリ分けがなされ、商品についてしっかりと解説された記事から気になる物をそのまま購入できるという機能も特徴です。
スタイリング写真や動画などテキスト以外のビジュアル面での訴求もポイントになっています。
8-3.OTOKOMAE / 男前研究所
OTOKOMAE / 男前研究所は「男性の自分磨きに役立つ情報」として、着こなしやブランドなどファッション情報やメンズ美容についての情報を発信しているメディアです。
海外の人物写真が多く使われているため海外トレンドに興味がある方も参考になるでしょう。
09日常生活系キュレーションサイトを紹介
9-1.Antenna
Antennaはグルメや旅行・アウトドアといったアクティブなユーザーが知りたい情報をまとめているキュレーション系メディアです。
Antennaアプリを利用すると、気になる記事の保存やショッピングができるという、スマホユーザーのUI/UXにこだわっている点が見受けられます。
1日に300以上のコンテンツを配信しているため、いつ訪れても飽きることがない仕様なのも魅力の1つです。
9-2.キナリノ
「自分らしい暮らしを楽しむ人」をターゲットに情報をまとめているキュレーションサイトがキナリノです。
同じテーマの記事でも、インタビューやランキング形式のコンテンツを交えることで、それぞれの考え方や個性を表現し、面白さを演出しているのが見受けられます。
キナリノは、テーマやジャンルを絞っても、ネタを尽きさせない工夫の仕方が参考になるでしょう。
9-3.LOCARI
LOCARIは、普段の生活を面白く豊かにする情報を発信しているキュレーションサイトです。
インタビュー記事では、有名な俳優・女優、インスタグラマーを取り上げて、オリジナルコンテンツの制作にも注力しています。
レイアウトのデザインも見やすい点から、参考になる部分は多いでしょう。
10食べ物系キュレーションサイトを紹介
10-1.ippin
ギフトや手土産に最適なグルメ情報をまとめているのがippinです。
掲載する写真にこだわっており、アイキャッチ画像のインパクトでユーザーの興味・関心を高めているのが見受けられます。
ギフトや手土産は選ぶのに困ってしまう、という悩みがテーマになっており、目の付け所や発想は、キュレーションサイト運営のヒントになるでしょう。
10-2.料理通信
料理通信は、飲食業に関わる方や食にこだわりたい方をターゲットにしたキュレーションメディアです。
店舗の内観や店主の人柄が見えるような写真、思わず食べたくなるような料理写真など、キュレーションとは思えない技術力が垣間見えます。
企業のオウンドメディアのようなハイクオリティなキュレーションサイトに仕上げたい場合、料理通信は参考にしておくべきサイトの1つでしょう。
10-3.食べログまとめ
グルメサイトの「食べログ」から派生したキュレーションサイトが食べログまとめです。
店舗に関して口コミを投稿するのではなく、ユーザー自身が店舗のリストを作成してコンテンツを作り上げていく形式になっています。
NAVERまとめのような、ユーザー参加型で作り上げていくグルメ系のキュレーションサイトと考えるとイメージしやすいでしょう。
11観光系キュレーションサイトを紹介
11-1.TABIZINE
旅と自由をテーマにしたキュレーションサイトがTABIZINEです。
日本国内から海外まで、その土地の名産や人気店、観光名所などをコンテンツとしてまとめ、紹介しています。
旅行という大きなテーマを取り扱いながら、コンテンツのオリジナリティにも追求している点は参考になるでしょう。
11-2.SPOT
SPOTは体験型や地元の人が観光スポットを紹介するという独自性のある観光系キュレーションサイトです。
体験型や地元の人で記事を書ける方を集めるには、ある程度の予算が必要にはなるものの、オウンドメディアのようなクオリティに仕上がっています。
没入感のあるコンテンツにして、アクセスや人気を集めたい場合に、SPOTのコンセプトや企画力は参考になるでしょう。
11-3.Holiday
「いつもの休日を楽しみに」をコンセプトにした総合おでかけ情報サイトがHolidayです。
休日でできるショートトリップや日帰りプラン、ドライブのおすすめスポットなど、テーマに合わせたコンテンツが豊富に掲載されています。
トップページには、エリアやシチュエーションによって、おでかけプランを検索できる機能がついており、利便性の高さにもこだわっています。
12まとめ
今回は、キュレーションサイトの問題について、メリットや成功しているサイトの共通点をご紹介しました。
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「WordPressの操作が難しくてキュレーションサイトの作成を断念した」
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