ホームページに必要なドメインの取得・移管についてわかりやすく解説
ドメイン取得・移管について初心者の方にもわかりやすく、ドメインの基礎知識からサーバー、取得の流れや具体的な手続きまで徹底解説。
2023/7/28
公開日:2024/9/30
最終更新日:2024/9/30
「レンタルサーバーって何ができるの?」
「レンタルサーバーの種類や契約方法が知りたい」
企業のホームページやECサイトを立ち上げる際、多くの場合レンタルサーバーを用いるはずです。
しかし、レンタルサーバーといわれても何ができるのか、種類や契約方法がわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、レンタルサーバーでできることや種類、契約手順などを初心者の方向けに解説します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
レンタルサーバーとは、インターネット上にホームページやブログを公開するために必要なサーバーをレンタルするサービスを指します。
自身でサーバーを用意する場合、ハイスペックなPCや保守管理、厳重なセキュリティ対策が必要になり、負担が大きいです。
そこで、サーバーをレンタルできる会社に利用料を支払い、面倒な作業を代わりに行ってもらいます。
サーバーは現実世界でいう土地のようなものです。WebサイトやECサイトといった建物を設置するための土台となります。
そのため、インターネット上で何かを行う場合は、必ず自社あるいはレンタルでサーバーを用意しなくてはいけません。
インターネットにWebサイトを表示させるには、サーバーとドメインが必要です。
よくレンタルサーバーは土地でドメインは住所、ホームページは家と表現されます。
レンタルサーバー(土地)を借りたとしても、ドメイン(住所)がなければどこにホームページ(家)があるのかわかりません。
上記のように、レンタルサーバーとドメインは必ず一緒に用意しておく必要があります。
ホームページに必要なドメインの取得については、以下の記事でわかりやすく解説しているので参考にしてください。
レンタルサーバーでは、主に以下のようなことができます。
では、それぞれのできることについてみていきましょう。
レンタルサーバーがあると、気軽にホームページやブログの作成が可能です。
自社でサーバーを保有・運用するのもいいですが、管理や電気代といった時間的・金銭的コストの負担が大きくなります。
一方、レンタルサーバーなら管理や電気代を気にせずにホームページ・ブログを作成できるので、負担・コストを削減できるでしょう。
アプリやウェブサービスを運用する際もレンタルサーバーを利用するケースが増えています。
以前まで自社アプリ・ウェブサービスを展開する場合、自社サーバーを用意するのが一般的でした。
しかし、IT技術の発展や堅牢なセキュリティサービスの提供により、現在ではレンタルサーバーでも安心してアプリ・ウェブサービスの運用ができます。
レンタルサーバーはメールアドレスの利用もできます。
GmailやYahoo!メールといったフリーメールでも、メールのやり取りは可能ですが、悪用リスクや信用性をアピールするには不向きです。
そこで、レンタルサーバーに使用した独自ドメインのURLを用いてメールアドレスを取得すれば、悪用リスク低減と信用性を高められます。
例えば、「○○.co.jp」といったドメインを取得すると、@以降が○○.co.jpのメールアドレスが利用可能です。
そうすると、「○○.co.jp」というホームページで運営しているメールアドレスだとすぐにわかるので、送信側からすると安心してメールを送ることができます。
レンタルサーバーを利用するメリット・デメリットについても理解しておきましょう。
今回は、レンタルできるサーバーの種類ごとにメリット・デメリットをご紹介します。
1つのサーバーを複数のユーザーと共有して使うのが共用サーバーです。
他のサーバーに比べると安価で利用でき、専用ツールによって初心者でも使いやすく配慮されている点がメリットです。
一方、複数のユーザーが使うからこそ他のドメインの影響を受けます。
例えば、あるユーザーが負荷の大きいWebサイトを使っている場合、自社サイトの表示速度が遅くなる、などです。
1人のユーザーに1台のサーバーを占有してレンタルできるのが専用サーバーです。
共用サーバーとは違い、他ユーザーがいることによる表示・通信速度の低下はなく、安定した運用ができます。
そのため、ビジネスで使うような高機能なWebサイトやサービスの作成が可能です。
制限がないからこそ自由度も高く、使える機能が豊富な点も専用サーバーのメリットでしょう。
安定性や自由度が高い分、共用サーバーよりも費用がかかるのはデメリットです。
また、対応には専門知識も必要となるため、ITリテラシーの高い方がいないと運用は難しいでしょう。
1つのサーバーを複数のユーザーで共有するものの、仮想空間上で専用のサーバーが割り当てられるのがVPSです。
比較的安価な点に加え、管理者権限機能が付与されるため、専用サーバーのような機能性の高さがあります。
ただし、専用サーバーよりも回線の安定はせず、機能性を活かすための専門知識が必要です。
1つの物理サーバー上に、複数の仮想サーバーを設置しているのがクラウドサーバーの特徴です。
仮想空間という意味ではVPSと同じですが、その上でさらに共用サーバーを建てている点では異なります。
クラウドサーバーはCPUやメモリの変更が容易にでき、カスタマイズの自由度が高い点がメリットです。
一方、物理サーバーを仮想化するソフトのコストが含まれるため、共用サーバーよりは費用が高くなります。
また、仮想サーバーの構築・運用も自身でしなくてはいけない点もデメリットです。
レンタルサーバーを契約するまでの手順は以下のような流れです。
それぞれの工程を理解し、サーバー契約をスムーズにできるようにしておきましょう。
まずはレンタルサーバー会社の選定です。
レンタルサーバーごとに料金や契約内容が異なるため、自社が想定するホームページに対応できるスペックかどうかをチェックしましょう。
なお、各レンタルサーバーの費用・プラン内容については、以下の記事で解説していますので、気になる方はあわせて読んでみてください。
契約するレンタルサーバー会社を決めるのと並行してドメインの取得も行いましょう。
レンタルサーバー会社によっては、独自ドメインの取得もまとめて行えるサービスを提供しています。
もしドメイン会社を決めていない、手間なくドメイン取得をしたいなら、サーバー契約と一緒にドメイン取得できる会社を選びましょう。
ドメインをレンタルサーバーと別サイトで取得した場合は、別途サーバーへ紐付ける作業をしなくてはいけません。
もし契約したレンタルサーバー会社で提供しているドメイン取得サービスを利用した場合は、紐付ける作業は不要です。
紐付け作業はDNS (Domain Name System) 設定と呼ばれます。
DNS設定がうまくできたら、レンタルサーバーの契約は完了なので、ホームページ制作を進めていきましょう。
今回は初心者の方向けにレンタルサーバーでできることや種類、契約手順について解説しました。
ホームページやブログを運用する上で、サーバーは必須です。
しかし、自社でサーバーを用意するのはコストや負担が大きいので、レンタルサーバーを利用するのがおすすめであることがわかってもらえたのではないでしょうか。
また、レンタルサーバーには共用や専用などの種類があり、それぞれでプラン内容や費用が変わってくる点も特徴です。
上記をふまえた上で、自社に適したレンタルサーバーを見つけ、ホームページやウェブサービスなどに活用してみてください。