中小企業にとって最も費用対効果が高い広告は?
広告・宣伝費が限られる中、どのように自社や商品・サービスのPRをしていくか。中小企業経営者に聞いたアンケート結果をもとに、費用対効果の高い広告・宣伝手法をご紹介します。
2020/10/16
公開日:2021/2/10
最終更新日:2021/2/10
「競合他社がどのくらい広告宣伝費用をかけているか」、「自社の広告宣伝費用は適切なのか」、気になる経営者の方は多いのではないでしょうか?
中小企業の平均的な広告宣伝費を調べてみても、参考になる公的調査はありません。
そこで、多くの中小企業をクライアントに持つ当社が、中小企業経営者に広告宣伝活動に関するアンケートを実施しました。その結果を特別に公開します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
中小企業の経営者1395名に、1年間で広告・宣伝にかけた費用を聞きました。
回答者全体の平均は98万円。この数字を見て、高いと感じられる方は多いと思います。
実際に平均を上回る100万円以上かけている企業は2割程度。半数以上が20万円未満と回答し、5万円に満たない企業も4分の1含まれました。
1年間で広告・宣伝にかけた費用
出典:当社調べ
中小企業といっても売上規模は大小様々です。広告宣伝費用は売上規模に左右されるため、売上規模別で比較してみました。
売上高1億円を超える企業では、年間広告宣伝費用の平均は229万円。5000万超~1億円では平均65万円、5000万円以下では29万円という結果になりました。
1年間で広告・宣伝にかけた費用(売上規模別)
出典:当社調べ
また、扱っている商品やサービス、顧客の属性によって広告・宣伝の手法は大きく変わります。業種別でも広告宣伝費を比べてみましょう。
一般消費者を相手にするサービス業、小売業では、年間広告宣伝費用の平均は100万円を超え、他の業種より高い傾向にあります。
一方で、決まった取引先や元請け先から仕事を請けることの多い建設業は平均34万円、3割が5万円未満と、あまり費用をかけていない様子がうかがえます。
1年間で広告・宣伝にかけた費用(業種別)
出典:当社調べ
大企業と比べると、中小企業が広告宣伝にかけられる予算は限られています。
現在は、Twitter、Instagram、Facebook、TikTokといったソーシャルメディア、YouTubeなど無料で大多数のユーザーにリーチできるサービスもあるため、それらをうまく活用するのがお勧めです。
また、限られた予算を最大限活かすには、費用対効果の高い活動に集中することが重要です。
例えば、インターネット上での宣伝活動にホームページは欠かせません。実際に当社が行った調査では、ホームページは中小企業にとって最も費用対効果が高い広告宣伝手段となっています。問い合わせや新規顧客の獲得といった売上に直結する効果が得られるため、活用しない手はないでしょう。
ただし、ホームページを活用する=多額の費用をかけなければいけないというわけではありません。
Wepageのように専門知識がなくても簡単に作成・運用できるホームページサービスを使って自社で作成・運用すれば、費用をかなり抑えることができます。(5年間運用した場合、外注と比べて90万円以上の削減が可能)
コロナ禍で広告宣伝費を削らざるを得ない中小企業も増えていることでしょう。
かといって必要なものまで削ってしまうことのないよう、外注していたものを自社で行うなど工夫しながら、限られた広告宣伝費を有効に活用しましょう。