Google検索結果の仕組みとは?表示の決まり方や種類を解説
Googleの検索結果はどういう仕組みで表示されているかご存知でしょうか。SEO対策のためにも、Googleの検索について仕組みを理解しましょう!上位表示されるポイントやリッチリザルトなどの検索結果画面の種類についてもご説明します。
2021/12/22
公開日:2022/9/30
最終更新日:2022/9/30
Webマーケティングでよく耳にする「SEM」。
SEM(Search Engine Marketing)とは、サーチエンジンマーケティングの略称で、検索エンジンに特化したマーケティング施策のことです。
その他にもSEOやリスティング広告など、似たような言葉がありますが、違いがわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事ではSEMをわかりやすく基礎情報から徹底解説いたします。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
SEM(Search Engine Marketing)とは、サーチエンジンマーケティングの略称で、検索エンジンに特化したマーケティング施策を指します。
日頃から、実に多くのユーザーが検索エンジンを活用し、自身の悩みや疑問を解決しているはずです。
この検索エンジンから自社のサイトやコンテンツ、商品・サービスまでユーザーを結びつける手法を総称してSEM対策と呼びます。
検索エンジンを活用するマーケティングなら、全てSEMとして定義づけられ、
上記の施策は全てSEM対策の一種です。
SEMはどこに表示されているのか、気になる方もいるかもしれません。
先ほどの「SEO」「リスティング広告」「ディスプレイ広告」それぞれで見ていきましょう。
まずはSEOからです。
SEOは、検索窓にキーワードを入力して表示された検索結果に影響します。
リスティング広告は、検索結果の最上部に表示される「広告」という文言が入ったタイトル郡です。
最後にディスプレイ広告ですが、Webサイトの広告枠に掲載されるリンク付きのバナー画像を指します。
SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略称で、検索エンジンにコンテンツを正しく認識・評価させる施策を指します。
検索エンジン最適化とも呼ばれ、自サイト・ページを上位表示させるために、対策キーワードやコンテンツの専門性を高める対策を行います。
あるキーワードの検索結果に、自身のコンテンツが上位表示されているのは、顕在ニーズを持つユーザーにアプローチできているのと一緒です。
そのため、上位表示されるキーワードが多ければ多いほど、効率よく認知度向上やコンバージョンへ導くことができます。
また、広告のように表示やクリックにて課金が発生するわけではないので、SEMの中で最もコストをかけずにできる対策といえるでしょう。
Webマーケティング初心者の方や、これから本格的に勉強される方にとっては、SEMとSEOの違いが分かりづらいかもしれません。
SEMとSEOの違いを簡単に説明するなら、「SEM対策の1つにSEOがある」といったイメージです。
SEMは、検索エンジンを活用したマーケティング手法の総称であり、多くの手法がその中に含まれています。
一方、SEOは、検索エンジンにコンテンツを評価してもらい、検索結果の上位に表示させる手法です。
このことから、SEOよりもSEMの方が大きな枠組みを有していることがわかります。
マーケティング用語は長くなる傾向にあるため、よく略称が登場し困惑してしまう方も多いはずです。
特にSEMとSEOは1文字しか違わないので、わかりにくくなってしまう場合もありますので、ぜひ、この機会にSEMとSEOの違いを理解していきましょう。
リスティング対策は、ユーザーの検索したキーワードに連動して表示される広告を指します。
検索結果の最上部に表示されるため、自然検索結果よりもクリック率が期待できる対策法です。
Googleは「Googleアドワーズ」、Yahoo!は「Yahoo!プロモーション」でリスティング広告の出稿設定ができます。
どのキーワードにどのくらいの頻度で表示されるかは、課金額によって異なり、
などが調整可能です。
課金次第で、顕在ニーズを持つユーザーの検索結果で上位表示されるため、予算次第で即効かつ効果的な運用ができる特徴があります。
SEOがSEMの中のひとつに含まれているのと同様に、リスティング広告もSEMの一部です。
リスティング広告は、検索キーワードに連動して検索結果に表示されるため、検索エンジンを活用しているとみなされます。
そのため、SEM対策を行う場合は、リスティング広告の出稿も視野に入れた戦略と捉えていいでしょう。
リスティング広告を用いれば、狙いたいキーワードに需要があるかも判断できます。
出稿費用はかかってしまうものの、リスティング対策・SEO対策どちらもSEMの中では効果的な施策だといえるでしょう。
ディスプレイ広告は、Webサイト内に設けられた広告枠内に表示されるバナー広告を指します。
広告枠によって表示できる形式が異なり、
の3種類の中から選択するのが特徴です。
GoogleとYahoo!それぞれで提携しているサービス・サイトが異なるため、アプローチできるユーザー層も変わります。
提供元 | 広告媒体 | 提携サービス・サイト |
GDN(Googleディスプレイネットワーク) | YouTube、価格コム、アメブロなど | |
Yahoo! | YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク) | ニコニコ動画、クックパッド、毎日新聞など |
リスティング広告とは違い、ターゲットとなるユーザーは潜在的なニーズを持った層です。
そのため、成約率は低いものの、幅広いユーザーに認知される効果があります。
SEMの中でも、検索結果に表示されるという共通の特徴がある施策の「SEO対策」と「リスティング広告」の違いについてご紹介します。
共通の特徴があるものの、それぞれ独自のメリット・デメリットを持っているので、違いを理解して適切なSEM施策をしていきましょう。
SEO対策のメリットは大きくわけて5つあります。
SEO対策をするだけなら広告費はかからないため、無料で対策ができる点がメリットの1つです。
リスティング広告は必ず課金をしなくてはいけないので、コストを抑えたSEM対策がしたいなら、SEOが最もおすすめできます。
また、SEO対策を施したコンテンツに訪れるのは、ある程度のニーズが明確なユーザーです。
特にロングテールキーワードで検索する顕在層にアプローチできる点もSEO対策の魅力といえます。
検索結果の上位に表示されると、コンテンツが収益を生む資産になります。
多くのアクセスを集められると、ブランディング効果にもなり、企業としての認知度アップにも貢献できるでしょう。
一方、SEO対策のデメリットは以下の通りです。
検索エンジンに評価されるのは時間がかかり、長期的な対策をしていかなくてはいけない点があります。
施したSEO対策が正解なのかわかるのも数ヶ月後になるため、成果が出ないコンテンツになるケースもあるでしょう。
狙うキーワードによって競合が強く、上位表示が難しい点もSEO対策のデメリットです。
特にビッグキーワードと呼ばれる検索ボリューム数が多いキーワードは、多くの競合がひしめきあっています。
上位表示されたら爆発的なアクセスや成果が期待できる反面、その前に多くの時間と労力をつぎ込まなくてはならないでしょう。
また、SEO対策を外注する際、国内だけでも17,000社以上もある制作会社の中から最適な1社を選ばなくてはいけません。
そのため、制作会社の選定が難しく、絞り込むだけでも大変な作業になる点もデメリットといえます。
リスティング広告のメリットは、主に以下の4点です。
リスティング広告が出稿される場所は、検索キーワードに連動した検索結果最上部です。
そのため、SEO対策よりもターゲットユーザーに効果の高い集客とブランディング効果が期待できます。
また、Googleのリスティング広告なら最低1,000円から設定できるため、予算が限られている場合でも運用可能です。
一方、リスティング広告のデメリットは、以下の3つです。
当たり前ですが、広告枠に出稿するための費用が発生します。
なるべくコストを抑えてSEM対策をしたい場合には不向きな手法といえるでしょう。
また、広告を嫌うユーザーから敬遠される点もデメリットです。
現代では、実に数多くの広告が日常にあふれており、ユーザーの目も養われています。
有益な情報を提供しているコンテンツだとしても、広告というだけでクリックされない場合もあるでしょう。
さらに、リスティング広告は予算を投入した分、検索結果最上位に表示されるだけで、継続した資産にはなりにくいです。
SEO対策によって自然検索結果の上位に表示される方が長期的な資産としては優れています。
SEO対策とリスティング広告の違いをまとめると、以下の通りです。
SEO | リスティング広告 | |
クリック率 | 高い | 低い |
費用 | 場合による | 高い |
コントロール | コントロールしづらい | コントロールしやすい |
即時性 | 低い | 高い |
では、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
クリック率は検索結果上位に表示されるほど上昇し、自然検索結果内、リスティング広告内それぞれで順位が存在します。
両者を比べると、自然検索結果のトップは13〜14%、リスティング広告全体は6〜7%のクリック率です。
クリック率の違いは、多くのユーザーが広告を敬遠している点に起因しています。
とはいえ、クリック率が6〜7%は検索順位3位よりも高いため、決して成果が出にくいわけではありません。
検索結果の最上部に表示される時点で、確実にユーザーの目に入る効果は大きいでしょう。
費用の違いは、SEOが低くリスティング広告が高いです。
SEO対策は、出稿するのに費用はいらず、サイト内の構造やコンテンツの質を高めるために人件費などをかけます。
一方、リスティング広告はコンテンツ制作+出稿費用がかかるので、予算を割いてしまう傾向にあるでしょう。
特に競合が多いキーワードの場合は、相応に費用も高くなってしまいます。
コントロールのしやすさという観点から見ると、SEO対策よりもリスティング広告の方が上です。
SEO対策は、検索エンジンに評価してもらうのが前提なので、どのタイミングでどのくらい順位が上がるのかはわかりません。
場合によっては検索順位が落ちてしまう可能性もあり、自身の裁量でコントロールするのは難しいでしょう。
一方、リスティング広告の場合は
といった要素を好きなタイミングで変更可能です。
予算次第で広告枠に表示させられるので、どれだけ自然検索結果の競合が強くても関係なく上位表示させられます。
即時性でいえば、SEOよりもリスティング広告の方が高いです。
SEO対策は、コンテンツの追加や最適化をしても、検索エンジンに認識・評価されるのに日数がかかります。
また、認識・評価されたとしても必ず検索結果上位に表示されるわけではありません。
もし上位表示されなかったら、また修正を繰り返さなければならず、即時性は期待できないと判断していいでしょう。
一方、リスティング広告は、課金したらすぐに反映されるため、即時性はかなり高いです。
確実に成果の出るキーワードを知っている状態でSEO・リスティング広告を同じタイミングでスタートするとします。
この場合、リスティング広告の方はその日のうちに成果が出るでしょう。
そのくらいにリスティング広告の即時性には期待できます。
SEO対策とリスティング広告の特徴を理解すると、適切な使い分けができるようになります。
端的に分類するなら
となるでしょう。
リスティング広告はなんといっても即時性があるので、アクセスの少ない時期に短期的な施策を行うのに最適です。
日ごとに課金額を設定でき、細かいコントロールができるため、キーワードに対するアクセス数の分析もできるでしょう。
長期的に継続した成果を目指すのなら、間違いなくSEO対策です。
自然検索結果のクリック率が高い以上は、SEO対策で集客を目指した方が成果は大きくなります。
そのため、
といった流れが理想的でしょう。
現代において、検索エンジンを利用したことがない人はいない、というほど、普段の生活に入り込んでいます。
だからこそ、検索エンジンを活用したマーケティングは効果的であり、接触回数を増やして認知拡大を狙うチャンスでもあるのです。
また、自社の商品・サービスを求めているユーザーに接触できた場合には、成約の機会が増えることにもなります。
ただし、検索エンジンが普及しているからこそ、多くの企業が生存戦略としてSEM対策を行っています。
その中で生き残るには、検索エンジンを活用したマーケティングについて試行錯誤していくしか方法はありません。
◯◯がほしいときはあの企業、と覚えてもらえるように努力を続けていきましょう。
インターネットを利用して情報取得をするのが当たり前の昨今で、購買行動は常に変化を続けています。
最近では、スマホの普及に伴い、衝動的に購入を行うパルス消費を行うユーザーが増えているようです。
SEM対策では、このような購買行動の変化に対応しやすい特徴を持ちます。
例えば、リスティング広告ならキーワードの変更や出稿日数を調整可能です。
SEO対策なら、パルス消費ユーザーの検索キーワードを見つけて、コンテンツを追加します。
このように、SEM対策は購買行動に柔軟に対応できるため、企業が取り入れるべき手法といえるのです。
まず、SEM対策に割ける予算はどのくらいかによって、実行できる戦略の種類は異なります。
もし潤沢な予算を注ぎ込めるのであれば、広告運用をした方が
といったデータを効率よく収集可能です。
特に、SEO対策はすぐに評価はされないため、検索順位が上昇できるコンテンツとして評価されるのか見えにくい部分があります。
上記の欠点をリスティング広告によってカバーできるので、予算は消費するが回収できる確率は高くなるでしょう。
予算を確保して、それぞれの施策を最適化していけば、運用ノウハウとして資産になるだけでなく、利益としても大きくなるはずです。
どのくらいのスパンで施策を行うのか、成果を出したいのかによって、行うSEM対策は異なります。
とにかく短期間で成果を出したいのなら、リスティング広告やディスプレイ広告が最適です。
特に広告運用を継続していく前提なら、どの打ち出し方がいいのかA/Bテストなどを用いて試していかなくてはいけません。
そうなると、検証期間を決めなくてはならないため、施策を行うスパンの決定は非常に重要です。
また、中長期的なスパンでより安定した成果を求めるなら、SEO対策を行うべきでしょう。
SEO対策によって検索上位に表示されるには、数ヶ月単位でデータを検証・分析していかなくてはなりません。
そのため、リスティング広告やディスプレイ広告よりも、長い期間をかけて成長させていくつもりで臨む必要があります。
SEMにあてられる期間を洗い出し、その上で慎重に戦略を練ることも成功するための重要な要素といえるでしょう。
SEOとリスティング広告を組み合わせると、検索キーワードの網羅的な取得が可能になります。
同じ意味だとしても、ユーザーによって使う語句は異なり、それに伴って検索エンジンが表示させるコンテンツも変わります。
例えば、「ホームページ 作成代行」で上位表示をとっているコンテンツがあったとしましょう。
コンテンツに流入しているユーザーの中に「ホームページ 作成 めんどくさい」といったキーワードを打っている人が多数いたのがわかりました。
その際に、リスティング広告に「ホームページ 作成 めんどくさい」というキーワードを設定して打ち出す、という流れです。
2つのキーワードでどちらも需要があることがわかっているため、2通りのアプローチ方法を作ることができます。
SEO・リスティング広告どちらもメリット・デメリットがあるため、お互いがカバーし合うような使い方をすると、相乗効果が期待できます。
例えば、コンテンツを作成してもSEO効果はすぐに見られないため、狙っているキーワードで先にリスティング広告を打ち出す、などです。
リスティング広告によって、キーワードに需要があるのかが把握できるため、コンテンツの修正がしやすくなります。
上記を繰り返せば、リスティング広告で成果が出やすくなり、SEOコンテンツにも活かせるため、よりメリットの恩恵が大きくなるでしょう。
今回はSEM対策について、SEOとリスティング広告、ディスプレイ広告の違いについて解説しました。
これからSEM対策を行いたいけれども、広告運用の予算が限られている、あるいは時間の確保ができない、というWeb担当者様もいるかもしれません。
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