グローバルナビゲーションとは?作成ポイントやデザイン例も解説
グローバルナビゲーションについて、基礎知識から作成やデザインのポイント、具体的なホームページでのデザイン例まで解説します。
2024/3/29
公開日:2022/12/1
最終更新日:2024/8/30
ECサイトを運営するなら、おしゃれに仕上げてブランドイメージを伝えられるようなデザインにしたいですよね。
今回は、おしゃれなECサイトにするためのデザインのポイントについてご紹介します。
意識しておきたいポイントや、よくある傾向についても解説するので、ぜひECサイト制作の参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ECサイトをおしゃれに仕上げるには、ユーザー目線で使いやすいという点を意識しなくてはいけません。
上記をふまえて、売れるデザインの基本とポイントについて見ていきましょう。
ECサイトのデザインの基本は全体の情報整理です。
情報を整理すると、ムダなコンテンツが省略でき、ユーザーが使いやすく有益な情報を提供できます。
では、ユーザーが使いやすいと感じる情報の整理は、どのような方法を用いれば良いのでしょうか。
情報整理をする際は、まず関連する項目をまとめるように意識しましょう。
例えば、美容系ECサイトの場合、以下のようにカテゴリ分けすると、見やすくなるはずです。
大カテゴリ | スキンケア/ボディケア/脱毛ケア/etc |
中カテゴリ |
化粧水/美容液/保湿クリーム/フェイスパック/etc
(スキンケアを選んだ場合) |
小カテゴリ |
ブランドA/ブランドB/ブランドC/etc
(化粧水を選んだ場合) |
カテゴリを分けておかないと、どこに何があるのかがわからなくなり、ユーザーが求める情報にたどり着きにくくなります。
また、規則的な情報の配置にも気を配らなくてはいけません。
例えば、グローバルナビゲーションの例です。
本来グローバルナビゲーションは、全ページ同じ位置に設置するのが基本です。
しかし、ページAではトップ、ページBではサイドバーといったように、情報の配置が変わってしまうと、ユーザビリティの低下につながります。
Amazonや楽天市場などの大手モール型ECサイトでは、規則的な配置を徹底しており、ユーザーの使いやすさへの配慮がわかるはずです。
情報を整理する際は、「関連する項目をまとめる」「規則的な情報配置の徹底」を意識するように注意しましょう。
情報を整理して、ユーザーに使いやすくシンプルなだけでは、売れるデザインとはいえません。
シンプルなデザインにした理由は、訪れたユーザーが知りたい情報を見つけやすくし、直帰率の低下や滞在時間の増加が狙いです。
上記に加えて売れるECサイトに育てていくには、必ず購入までの動線にも気を配る必要があります。
ユーザーが購入するまでの経路は
以上の流れが一般的です。
この中で、離脱率を下げて購入完了までアクションを起こしてもらうには、購入まで円滑に導いてあげることが重要になるでしょう。
では、一体どのようにして購入までを円滑に導いてあげるのがいいのか、具体的な方法を以下でご紹介します。
ECサイトに限らず、ホームページを開いた際に、最初に見える領域をファーストビューと呼びます。
ホームページには「3秒ルール」という法則があり、人はページを開いて3秒で続きを読むかどうか判断するのです。
つまり、どれだけファーストビューでユーザーの心を惹きつけ、ページ内をスクロールしてもらうきっかけにするかが大切といえます。
以上のように、ECサイトごとにユーザーの目を引きやすいファーストビューは異なるでしょう。
また、セール商品やクーポンのバナー画像を配置し、お得感で訴求するのも方法の1つです。
以上を踏まえた上で、大切なのは「常に変化をつけたファーストビューにする」という点です。
特にECサイトのファンになってくれたユーザーに対し、ファーストビューが常に同じままだと、新鮮さが薄れてしまい飽きが来やすくなります。
季節によって、あるいはセールやクーポンの新調など、節目を設けて変化をつけてあげると、より離脱率の低下と滞在率の上昇が期待できるでしょう。
常に変化を与えていく中で、どのようなファーストビューの時に反応がいいのか、データも取っておくと、より効果的なデザインが見えてくるはずです。
直感的に理解できるような操作性は、購入率に大きく左右されます。
上記のような経験をすると、ユーザーは購買意欲が低下し、欲しい商品でもページを離脱する可能性があります。
特に購入ボタンは目立つようにデザインすることで、ユーザーを
と、スムーズに誘導できるでしょう。
購入ボタンは青色や緑色が目立ちやすく、影や立体感を出すのもおすすめです。
また、人によっては購入時の入力をなるべく省略したいという方もいるでしょう。
そのため、決済ページにはID決済(アカウント連携)を導入するECサイトも増えています。
ID決済を用いれば、Amazonや楽天などの外部サービスで登録したID・パスワードを入力するだけで決済可能です。
ぜひ、使いやすさについてこだわりながら、ユーザーが手間に感じる操作を省略できるデザイン・システムの導入を考えてみてください。
ECサイトでは、実際に試して購入を決めることができないため、なるべくイメージしやすい商品画像を意識すべきです。
ファッション系なら着用画像、スキンケア系なら商品のテクスチャや弾力性がわかる画像がいいでしょう。
画像によって使用イメージが伝わると、ユーザーは商品・サービスをより身近に感じられます。
また、画像+文章の組み合わせによって、より細かなイメージを伝えることが可能です。
上記のような、商品画像を補足する文章を付け加え、よりユーザーに使用イメージを伝えられるように工夫しましょう。
近年ではパソコンよりもスマホでインターネットを閲覧するユーザーが増えてきました。
そのため、ECサイトも各種デバイスに合わせて自動でサイズを調整する「レスポンシブデザイン」の導入がおすすめです。
レスポンシブデザインを導入すれば、パソコンやスマホだけでなく、タブレットで見た際にも、自動で見やすいサイズに変更してくれます。
ただし、スマホのデザインでは、メニューバーはタップして開くといったような根本的な違いはあるでしょう。
そのため、デバイスを問わないデザインを意識しながら、それぞれのデバイスに合ったデザインを用意しましょう。
ECサイトで写真を起用する際には、以下の点を意識するといいでしょう。
まず、ユーザーになにを伝えたいのかが明確になってないと、商品イメージをユーザーへ共有しづらくなります。
特に、デザインを意識するあまり、“映える写真”を挿入してしまいがちです。
しかし、ユーザーはその商品が美しく撮れた写真よりも、使用感や機能性などの魅力が伝わるイメージ画像を欲していることを忘れないでください。
続いて、イメージ写真とディティール写真の重要性です。
イメージ写真は、商品やサービスを使用している写真と考えましょう。
ファッション系のECサイトなら、アイテムに合わせたコーデをしているモデル写真がイメージ写真に該当します。
イメージ写真は、ユーザーが実際使用しているイメージを与えるのに大切です。
一方、ディティール写真は商品の全容がわかるように、前後左右を含むさまざまな角度から取った写真を指します。
イメージ写真・ディティール写真どちらも商品を伝えやすくする点で同じほど大切です。
最後の実際の商品との乖離をなくす点は、写真や画像によってユーザーの期待感を上げ過ぎてしまわないように注意するという意味です。
ECサイトのデザインや挿入する写真によって、商品購入前にユーザーの期待感を高め過ぎてしまうと、かえって不満を抱きやすくなります。
特に、色合いやサイズ感が実際とは異なってしまうような画像を用いるのは、ネガティブな口コミの原因にもなるでしょう。
そのため、できるだけ実際の商品との乖離をなくすように意識するのを忘れないでください。
ECサイトのデザインによくある傾向として、以下の4つがあげられます。
多くのECサイトでは、出店者あるいは運営企業の想いをサイト内に記載・表現しています。
想いはメッセージ・デザインに表れ、そこに共感したユーザーがファンになってくれることもあるでしょう。
また、ECサイト内では、1商品に6枚以上の画像を使うのが一般的です。
その商品が手に取るようにわかる、という点を意識すると、そのくらいの画像は必要になります。
用意する画像も利用イメージ画像とディティール画像を含めると、10枚以上になる場合もあるでしょう。
上記以外にも、商品やサイトデザインに動画を活用するECサイトが増えている傾向にあります。
動画を使うと動きを見せられるので、よりユーザーに使用感・機能性を伝え、購買意欲を高めることができるでしょう。
今回はおしゃれなECサイトのデザインのポイントについて解説しました。
デザインには流動性があるので、そのときのトレンドや人気があり、上手く活用すればユーザーの訴求力を高めることが可能です。
ぜひ、本記事を参考にしながら、自社がイメージしているおしゃれなECサイトをデザインしてみてください。