成長を続けるEC市場!最も手軽に始められるインターネット販売方法とは?
コロナ禍でも好調なEC市場。今ネット販売を始めるべき理由と最も手軽な販売方法をご紹介します。
2021/1/21
公開日:2022/12/23
最終更新日:2022/12/23
「ネットショップを開設したいけど、知識がないから簡単に作成できるサービスがあったら知りたい!」
そのような方におすすめなのが「BASE」です。
今回は、BASEの名前を知ってはいるものの、内容についてよくわからない方のために特徴やメリット、料金について解説します。
ネットショップの開設・運用を考えている方は、ぜひ本記事を参考にBASEを検討してみてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
BASEとは、難しい知識不要で初心者でも簡単に開設・運営できるネットショップ作成サービスです。
現在では、ショップ開設数180万店舗を突破し、国内のネットショップ作成サービスの中ではトップを誇ります。
サイトのデザインや決済機能、商品登録などに至るまで、ネットショップ開設・運営に必要な機能が全て含まれている点も特徴です。
EC市場が急激に伸びている昨今においては、BASEのような誰でも手軽にネットショップオーナーになれるサービスは今後も重宝されるでしょう。
人気急上昇中のBASEは、どのような特徴を持っているのでしょうか。
ここでは、大きく3つの特徴を解説します。
BASEが絶大な人気を誇っている理由の1つが、初期費用・月額費用無料でネットショップを開設できるという点です。
料金が発生するのは購入が成立した際の決済手数料とサービス利用料なので、開設自体は気軽に始められます。
もし、月額費用が発生してしまうと、商品が売れないと維持費だけで赤字が続くはずです。
一方、BASEなら商品が売れて初めて費用が発生するので、ランニングコストを気にせずネットショップを運営できます。
初めてネットショップ運営をする方にとって無料開設できるのは大きなメリットでしょう。
BASEは特別なPCスキルを使わずに利用できる点も特徴です。
一からネットショップを作成しようとなると、HTMLやCSS、その他のプログラミング言語を用いなくてはいけません。
また、商品登録や更新する際もPCスキルが必要になるため、熟練者でなければ運営は難しいでしょう。
しかし、BASEなら直感的な操作でネットショップ開設・運営ができるような仕組みになっているため、初心者の方でも十分に利用可能です。
誰でもおしゃれなデザインのネットショップを開設し運営できるのは、ユーザーにとっては魅力的なサービスといえるでしょう。
初心者向けのサポート体制が整備されている点もBASEの特徴です。
BASEではチャットによるオンラインサポートや、ネットショップ運営についてのセミナーが定期的に開催されています。
簡単に開設・運営できる操作性とはいえ、ネットショップ初心者の方にとっては説明文だけではわかりにくい部分もあるかもしれません。
その点、BASEではサポート体制にも力を入れているので、わからない部分で挫折する、ということが少なくなります。
運営しながら学んでいけるスタイルを提供しているのも、BASEの特徴であり魅力といえるでしょう。
BASEを利用する際のメリットは、以下の5つです。
・オンライン決済を導入できる
・インスタグラムと連携可能
・専用アプリでスマホとの親和性が高い
・ブログ機能がある
・「BASE U」でネットショップ運営のノウハウを学べる
では、それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
BASEでは「BASEかんたん決済」と呼ばれるオンライン決済が導入されています。
具体的には、以下の決済方法が対応可能です。
ECサイトで商品を購入するユーザーの多くは、希望している決済方法がないと離脱してしまう傾向にあります。
魅力的な商品があっても、決済方法によって離脱されてしまうのは大きな機会損失です。
そのため、多彩なオンライン決済方式が用意できるBASEは、購入する意思のあるユーザーの離脱率を下げ、成約へ導ける点がメリットといえます。
BASEはネットショップ販売と相性のいいSNSであるインスタグラム(Instagram)と連携が可能です。
方法は簡単で、インスタグラムの投稿に、連携したBASEのカタログから商品タグを設定して投稿するだけです。
事前に審査やFacebook連携、プロアカウントへの切り替えといった準備が必要なものの、さほど難しい作業ではありません。
インスタグラムから自社の商品をアピールできるようになれば、新規顧客の獲得や販売促進に期待ができるでしょう。
現代においてSNSによる集客は常用手段のひとつなので、BASEのインスタグラム連携は魅力的なメリットといえますね。
BASEは専用アプリがあるので、スマホとの親和性が高い点もメリットです。
BASE専用アプリは700万人ユーザーが利用しており、多彩なジャンルを取り扱うだけでなく、市場としての規模も大きいのが特徴です。
インターネットを利用するデバイスは、PCよりスマホの方が多くなりつつある昨今において、アプリ経由での集客には期待ができます。
何気なくアプリを利用して欲しいものを見つけたら購入する、と言うパルス消費を利用すれば、無名のネットショップでも売れるチャンスはあるでしょう。
BASEにはショップページのトップに投稿が表示されるブログ機能があります。
お客様との距離を縮めたい、ショップや商品の魅力について知って欲しい、という想いをアピールできるため、熱意を表現したい方にとってはメリットのある機能です。
また、扱う内容やキーワードによってはSEO対策になり、検索エンジン上位表示による集客にもつながるでしょう。
上記以外にも、キャンペーンやセール情報を発信するお知らせ欄のような使い方もできます。
ブログ機能があることで、ネットショップのアピール方法が増える点は、嬉しいメリットですね。
特にネットショップ運営初心者の方にメリットとなるのが、BASEが配信している「BASE U」にて、運営のノウハウを学べる点です。
「BASE U」では、BASEを利用したネットショップ運営について役立つ情報を発信しているため、すぐにご自身のネットショップに学んだことを反映できます。
ネットショップを運営しながら成長を続けられるので、モチベーションの維持にも役立つでしょう。
BASEにはメリットだけでなくデメリットも存在します。
・売上が上がるほど費用が発生する
・ECモールよりも集客力が弱い
・デザインが制限される
デメリットについても理解し、ご自身がBASEを開設・運営が適しているのかを判断しましょう。
BASEは初期費用・月額費用が無料なものの、購入時には「売上金額の3.6%+40円」の決済手数料が発生します。
この決済手数料は、売上が上がるほど費用として高くついてしまうため、本格的な事業を行うには不向きです。
例えば、1万円の商品が50個売れた場合を考えてみましょう。
上記の通り、1万円の商品が50個売れた場合、決済手数料は2万円になります。
このように、売上が上がるほど手数料が高くなるため、一定額の収益が見込めるネットショップでは、BASEの決済手数料がデメリットになってきます。
Amazonや楽天市場といった知名度の高いECモールと比べると、BASEの集客力は弱いです。
なおかつ、誰でも簡単にネットショップを開設できるということは、参入する競合も多くなるのと同じ意味をもっています。
そのため、安定した売上を保つには、継続的に集客できる施策を行わなければならず、市場に合わせた工夫や努力が必要です。
ただし、得られた集客戦略や施策は、ネットショップ以外にも応用が効くため、自身のノウハウとなり成長につながるでしょう。
BASEのショップデザインはテンプレートから選択するので、デザインの幅が制限されてしまう点もデメリットです。
追加料金でデザインをカスタムできる自由度は広がるものの、オリジナルでネットショップを作成するのと比べると、どうしても劣ってしまいます。
オリジナルデザインでネットショップを作成したい、独自性にあるデザイン・システムにしたい場合にはBASEは不向きです。
また、デザインスキルをすでに持っている方の場合も、BASEのテンプレートデザインでは自由度の低さを感じてしまうでしょう。
BASEの利用料金は、
上記の3つをもとに算出されます。
それぞれで発生する料金は以下の通りです。
利用料金 | 内容 | 概要 |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 「BASEかんたん決済」を使用した場合に発生する手数料 |
サービス料 | 3% | 注文ごとに発生する手数料 |
振込手数料 |
一律250円
+ 事務手数料 2万円未満:500円 2万円以上:0円 |
BASEの口座からオーナー指定の口座に金額が振り込まれる際に発生する手数料 |
では1万円の商品が売れた場合を例に、具体的な料金の算出を行いましょう。
・決済手数料:
1万円×3.6%=360円 360円+40円=400円 |
・サービス料:
1万円×3.0%=300円 |
・合計売上:
1万円 -(400円+300円)=9,300円 |
上記で得られた9,300円は、ネットショップオーナーの口座ではなく、BASEの口座へと蓄積されます。
そのため、ネットショップオーナーの口座へ振込申請をすると、
・振込手数料:
250円+(事務手数料2万円未満)500円=750円 |
の手数料が発生し、
9,300円-750円=8,550円 |
つまり8,550円が販売利益となります。
もし少しでも利益を増やしたいのであれば、BASEの口座の貯蓄金額を2万円以上にしてから振込申請をすると、事務手数料が0円になります。
BASEを利用するにあたり、積極的に使っておくべきおすすめの機能についてご紹介します。
ぜひ、BASEでネットショップを開設した際は、これから紹介するおすすめ機能を活用してみてください。
BASEのショップデザインは、テンプレートを組み合わせて作ります。
PCスキルがない、あるいはネットショップ作成経験のない方にとっては、テンプレートデザインは非常に頼りがいのある機能でしょう。
手順としては、好きなデザインテンプレートを選び、さらに自分好みにカスタマイズする流れです。
BASEの無料デザインテンプレートは全17種類で、背景やグローバルナビゲーションなどの組み合わせで多彩な表現ができます。
自由度はそこまで高くないものの、すでに完成されたデザインを利用できるのは、ネットショップ初心者の方にとっては嬉しい仕様でしょう。
BASEが人気の理由の1つに、拡張性の高さがあります。
現在でもBASEの拡張機能は進化を続け、実にさまざまな機能が活用可能です。
本来、上記の設定を行うためにシステム導入する場合、労力やコストがかかってしまうため、即座に機能追加を行うのは難しいです。
一方、BASEでは「BASE Apps」を用いれば、上記の設定は無料かつスムーズに行えます。
ネットショップへの集客や売上アップには、ぜひ拡張機能を活用していきましょう。
BASEにはデザインを入稿するだけでオリジナル商品の作成・販売ができる機能も備わっています。
以下のようなジャンルでオリジナル商品を作成できるので、これから新しくブランドを立ち上げたい方にもおすすめです。
また、商品は注文が入ってから発注すればいいので、ノーリスクで出店ができます。
もちろん普段はメインの商品を取り扱い、サブとしてオリジナル商品を出品するといった使い方もできます。
使い方次第で多彩なアプローチ法があるため、ネットショップの特色に合わせて活用してみましょう。
トーク力に自信のある方なら、BASEのライブ配信機能である「BASE LIVE」を活用してみてください。
BASE LIVEでは、画面を通じてリアルタイムでショッピングを楽しんでもらえる機能で、商品の質感や外観をより鮮明に伝えることができます。
「ライブ中に注文した方限定」のようなキャンペーンやセールと絡めると、顕在顧客だけでなく潜在顧客の獲得にも効果的です。
また商品のPRだけでなく、感謝祭のようなイベントをライブ配信にて行う、といった使い方もできます。
ネットショップと聞くと、ファッションアイテムやアクセサリー、食品のようなものが思い浮かびます。
しかし、BASEでは「物」だけでなく、音楽や動画、電子書籍のような「デジタルコンテンツ」も販売可能です。
流れとしては、商品購入後に取得したURLを開くと、該当するデジタルコンテンツがダウンロードできる仕組みになります。
デジタルコンテンツの販売方法も、専用のAppを使用するだけなので難しい操作は不要です。
発想次第では、他の競合と差別化できるコンテンツの販売もできるため、うまくアイデアを商品に昇華させていきましょう。
ECサイトのショッピングではオンライン決済を用いるユーザーがほとんどなので、「BASEかんたん決済」の導入を忘れてはいけません。
決済手数料が気になるからとBASEかんたん決済の導入をためらっている方もいるでしょう。
しかし、多くのユーザーは、希望する決済方法がないと購入をキャンセルする傾向にあるため、そうなるとかんたん決済の手数料よりも損失につながってしまいます。
BASEでネットショップを運営する以上は、BASEかんたん決済の導入は忘れないようにしましょう。
ここでは、BASEの導入方法と流れについて解説します。
どのような手順を踏んでネットショップを開設すればいいのか、具体的にイメージしていきましょう。
まずはBASEアカウントの作成です。
BASEアカウントは、以下の3つの項目を埋めるだけで作成できます。
以上を入力後、「無料でネットショップを開く」をクリックし、反社会的勢力ではない旨の誓約書に同意すれば、BASEアカウントの作成は完了です。
アカウント作成後は、登録したメールアドレスにBASEから認証URLが記載されたメールが届くのでクリックしましょう。
認証が完了したら、運営情報と決済方法の設定を行えば、いよいよ商品登録作業に入ります。
商品登録では、以下の項目を埋めてどのような商品を販売しているのかをアピールする作業です。
いくら品質の高い魅力的な商品でも、説明や見せ方がうまくできていないと購入に繋がりません。
そのため、商品の登録に必要な情報は詳しく掲載しましょう。
商品登録時に、ショップの設定も並行して行います。
以上の項目を設定してください。
特に、ネットショップのコンセプトを説明やデザインに反映させた方が、ユーザーにどのようなお店なのか伝わりやすくなります。
コンセプトが明確ではない方は、この機会に決めておきましょう。
上記のステップが完了すれば、あとはショップ公開のみです。
登録商品やショップ設定を見直し、問題なければショップ公開状況を「公開」に変更し、「保存」をクリックしてください。
ショップ公開後でもさまざまな設定変更は可能なので、あなたなりのネットショップに仕上げていきましょう。
BASEを利用したことで、売上や集客数によい変化があったショップをいくつかご紹介します。
キャトルズは主にレディース向けのアクセサリーを制作・販売するショップです。
お客様の要望を取り入れたハンドメイド商品も積極的に制作するため、距離が近く親しみやすい点が特徴。
BASEを始めたきっかけも、商品が全部見たいという声があったからだそうで、常にお客様の意見を尊重しているのがわかります。
BASE出店後は、予想以上に反響があったこともあり、現在でも多くのお客様がご利用している人気店です。
キャトルズは現在では廃止している「BASE Mag(現在ではBASE Blog)」による情報発信でファンの獲得に成功しています。
エンクウは、藍染した革製品を販売しているネットショップで、2013年に染皮作家の原田賢一さんが設立したブランドです。
染色から仕上げの工程を全て原田さん自身が行っていることもあり、非常に優れた技術を体現した作品が数多く並んでいます。
原田さんは元々電機メーカーのデザイン部で働いており、そこから皮小物作りを始め技術を身につけていきました。
ただ、技術はあっても運営ノウハウは持っておらず、実店舗を出すのはリスクがあると判断し、BASEでネットショップ開設に踏み切ったようです。
BASEを選んだきっかけは、誰でも簡単かつ手軽にネットショップを始められる点、文章と写真で世界観を伝えやすい点があったからだそうです。
ネットショップを運営してからは、皮染の珍しく趣のある作品に流行に敏感な人たちが集まりました。
現在では、若い世代から年齢層の高い世代まで、幅広いユーザーに認知され、誰もが認める人気店となっています。
ジィーズは2016年にオーナーであるDさんが立ち上げたストリートウェアのブランドショップです。
カナダへ留学時、そのデザインやセンスに感銘を受け、日本でも同じデザインを探したのですが見つからなかったため、ブランドの立ち上げを決意しました。
素敵なストリートウェアや自分が好きな服を日本国内で買いたい、という思いがきっかけです。
ネットショップ開設後は、名古屋・東京で期間限定のポップアップストアを開催するなど、リアルの販促活動を組み合わせた戦略を実施します。
その結果、Dさんのデザインに共感するユーザー層の獲得に成功し、海外へのお客様に向けて販路の拡大を予定しているようです。
今回はネットショップのBASEについて、特徴やメリット、料金について解説しました。
BASEは誰でも簡単にネットショップを開設できるサービスだからこそ、PCスキルがない方やすぐにでも運営したい方におすすめです。
ぜひ、本記事を参考に自身にBASEが合っているかを判断し、利用を検討してみてください。