【2023年自主調査】個人事業主2000人に聞いた!集客方法とホームページの効果を大公開
2023年アンケート実施!個人事業主2000人に聞いた集客方法とホームページの効果を公開します。
2024/3/1
公開日:2022/12/29
最終更新日:2024/9/30
「ネットショップはどのように運営していくべき?」
「配送・集客の方法やコツを教えてほしい」
ECサイトで買い物をするのが日常になりつつある昨今において、個人でネットショップを開業したいというニーズも増えてきました。
しかし、ネットショップの運営は販売するだけでなく、受注管理や配送手続きなど、やらなければならないことが多いです。
そこで今回は、ネットショップの運営方法について配送や集客をはじめとした基本事項を解説します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ネットショップは開設しただけで終わりではありません。
では、ネットショップではどのような運営をしなくてはならないのか、流れについて解説します。
販売するための商品あるいは原材料を仕入れる作業です。
商売の基本は、品質のいいものを安く仕入れることなので、リアルだけでなくインターネットの仕入れサービスや卸問屋も駆使して仕入れ先を見つけましょう。
商品を出品しただけでは売れないので、集客戦略を考え、実行していきます。
以上のような施策を使って、集客力を強化していきましょう。
商品の受注管理もネットショップの運営で大切な作業です。
受注管理はアプリを使用するのが主流で、スマホからでも仕入れ先に発注やお客様からの注文を確認できます。
機会損失を防ぐために、常に受注管理は怠らないようにしましょう。
注文が入った場合、商品の梱包・発送業務をしなくてはいけません。
商品によって適切な発送方法があるので、配送会社選びもネットショップ運営には必要です。
顧客にも安心感を与えられるよう、信頼できる配送会社と取引しましょう。
商品を購入した顧客に対して、アフターフォローを行うことで、ファンやリピーターになる可能性を高めます。
商品到着後にアフターフォローメールや、キャンペーンやクーポンの告知で、顧客育成にも力を入れていきましょう。
適切な商品の在庫管理を行うことで、安定したショップ運営が可能です。
在庫切れが起こらぬよう、需要予測や商品のチェックを行いましょう。
季節で需要が変動する商品の場合は、なるべく在庫を抱え込みすぎないようキャンペーンやセールで売り切るなどの工夫も取り入れてみてください。
商品が売れた際に、どの運送会社を利用して配送するのかによっても料金は異なります。
ここでは、以下の有名な運送会社の配送料金を東京~大阪間でどのくらいかかるのか比較をしました。
では、サイズごとの配送料金をみていきましょう。
まずは60サイズの東京~大阪間の料金比較からです。
配送会社名 | 重量 | 料金(税込) |
ヤマト運輸 | 2kg | 1,060円 |
佐川急便 | 2kg | 1,040円 |
日本郵政 | 25kg以下 | 990円 |
西濃運輸 | 2kg | 1,112円 |
福山通運 | 2kg以下 | 1,120円 |
以前までは、福山通運が提供しているパーセルワンと呼ばれるサービスが安く配送をしてくれていましたが、現在では廃止されています。
そのため、最安値を考えるなら日本郵政の990円がおすすめです。
重量も25kg以下なので、ある程度余裕があります。
続いて80サイズの料金比較です。
配送会社名 | 重量 | 料金(税込) |
ヤマト運輸 | 5kg | 1,350円 |
佐川急便 | 5kg | 1,340円 |
日本郵政 | 25kg以下 | 1,310円 |
西濃運輸 | 5kg | 1,408円(70サイズ) |
福山通運 | 5kg以下 | 1,350円 |
※西濃運輸に関しては80サイズの配送を行っていないため70サイズの配送料を記載
80サイズの料金の最安値は変わらず日本郵政で、重量25kg以下なら1,310円です。
60サイズよりも価格のばらつきは少ないため、5kg以下ならどの配送会社を選んでもいいでしょう。
最後に100サイズの料金比較です。
配送会社名 | 重量 | 料金(税込) |
ヤマト運輸 | 10kg | 1,650円 |
佐川急便 | 10kg | 1,630円 |
日本郵政 | 25kg以下 | 1,620円 |
西濃運輸 | 10kg | 1,683円 |
福山通運 | 10kg以下 | 1,640円 |
100サイズの料金を比較しても日本郵政が最安値で1,620円となっています。
経済不況やガソリンの高騰に伴って、全体的に配送料が高くなっているので、できるだけお得に利用できる会社を把握しておくことはネットショップ運用には重要です。
2024年9月時点では、全サイズにおいて日本郵政が最安値だと覚えておきましょう。
先ほど配送業者ごとの料金をご紹介しましたが、安さだけで選ぶことは適切ではなく、あくまで目安として覚えておくべきです。
では、料金以外にどのように配送方法を決めればいいのか、配送業者の選び方について解説します。
全ての商品を指定の配送業者に任せる必要はなく、商品に最適な配送方式ができる業者を選ぶのがいいでしょう。
例えば、小さい商品をまとめて送りたい場合には、日本郵政の「クリックポスト」がおすすめです。
クリックポストは全国一律税込185円で発送できます。
また、冷凍品を送るならヤマト運輸の「クール宅急便」や日本郵政の「チルドゆうパック」、佐川急便の「飛脚クール便」が有名です。
このように、商品によって絞った配送方式の中から、どれが運営に適切かを選択していきましょう。
過去の実績やシェア率などを含め、信頼できる配送業者を選ぶのも重要です。
商品がキレイな状態でお客様のもとに届くのか、指定された日付に届けてくれるのか、といった不安箇所は、信頼があるからこそ任せられるはずです。
無名の配送業者の場合、発送側だけでなく商品を受け取る側も不安に感じるでしょう。
そのため、信頼という点では先ほど紹介した有名な運送会社がおすすめです。
ちなみに、国土交通省が調査した「令和3年度の宅配便等取扱個数の調査及び集計方法」によると、運送会社のシェア率は以下のようになっています。
運送会社 | シェア率 |
ヤマト運輸 | 46.6% |
佐川急便 | 28.0% |
日本郵政 | 20.2% |
福山通運 | 2.9% |
西濃運輸 | 2.1% |
その他 | 0.1% |
見慣れている運送会社に依頼するのも、お客様が安心できるという理由になるので、参考にしてみてください。
各運送会社では、料金以外にもさまざまなサービスが付随されています。
そのため、商品によって充実したサービスを利用した方が、お客様に喜んでもらえる場合は、判断材料としてみておくべきでしょう。
例えば、以下のようなサービスがあります。
もし、配達時間を細かく設定したいなら、佐川急便の「佐川ジャスタイム便」がおすすめです。
多くの配送業者は時間指定が2~3時間おきの中、佐川ジャストタイム便は30分間隔で指定できます。
このように、配送業者が提供しているサービスによって、お客様満足度を高める工夫も可能です。
個人でネットショップを開業すると、登録する住所が自宅になってしまうため、できれば非公開にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
結論をいうと、特定商取引法に基づき、運営者の氏名・住所の公開は義務付けられているため、非公開にすることは難しいです。
基本的には、住所は公開するという認識で覚えておきましょう。
原則ネットショップの開業で住所の公開はしますが、「特定商取引法ガイド」には以下のような記載があります。
引用:特定商取引法ガイド
これはつまり、住所開示請求が行われた場合、直ちに公開できる状態なら、住所を表示しなくてもいいという意味です。
他にも、住所の非公開設定が可能なネットショップ作成サービスの利用や、バーチャルオフィスを契約し、住所を記載することでも対策できます。
ネットショップの送料は、お客様が購入するか決める重要な要素の1つです。
送料に納得しないお客様がいた場合、ショッピングサイトから離脱する可能性が高くなります。
では、ネットショップの送料はどのように決めるべきなのでしょうか。
基本的には、以下の5通りの選択肢があります。
ネットショップの商品発送地域や、配送方式によってどの送料設定にするか決めるといいでしょう。
もし、送料によって売上に悪影響を与えると感じた場合は、キャンペーンを行い、送料無料や一定額以上で送料無料を展開してみると判断しやすいです。
利益・売上を考えながら、適切な送料を設定しましょう。
実店舗とは違い、ネットショップは世の中に何千万とあるため、開業して放置したままでは人の目につくことはほとんどありません。
売上向上のためには集客戦略を実施していく必要がありますので、いくつか実践すべきコツについてご紹介します。
ネットショップを開業してから行うべき販促行動として、主に以下の2つがあります。
では、それぞれ具体的な施策方法についてみていきましょう。
現代の集客においてSNSほど相性のいいものはありません。
SNSの拡散力によって、商品に関連するジャンルに興味・関心のあるユーザーだけでなく、潜在的なニーズを持つ方にも情報を届けることができます。
また、ネットショップのアカウントのフォロワーが増えれば、商品やイベントの告知にも役立つでしょう。
結果として、ご自身のネットショップのファンになってもらい、購入へとつなげられます。
現在の有名なSNSは
の3種類で、それぞれアクティブユーザーの特徴が異なります。
もし、20代〜30代の女性をターゲットに、画像や動画をメインの投稿を考えているならInstagramがいいでしょう。
ターゲットが10代〜30代と広く、拡散力による認知度向上を狙うならX(Twitter)がおすすめです。
20代〜40代のビジネスマンに向けた商品を展開していくならFacebookが合っています。
どのような商品を販売してくのかによって、適切なSNSを絞って発信していきましょう。
ネットショップを検索上位に表示させたいなら、SEO対策を行うのが効果的です。
SEO(Search Engine Optimization)とは、サイトを検索エンジンに対して最適化させ、ホームページを上位に表示させやすくする施策を指します。
例えば、ショップページのディスクリプションや商品説明の文字を増やし、検索に引っかかりやすくするなどです。
また、商品数を増やしたり、商品に関連するコンテンツページを設けてキーワード対策をしたりするのもいいでしょう。
SEOは長期的に行っていく施策なので、即効性はありませんが、最適化されると集客によい影響を与えます。
そのため、ネットショップ業務の中にSEO対策も組み込みながら、うまく運用していきましょう。
ネットショップにユーザーが流入するようになったら、あとは販促行動で購入率を高めていきましょう。
ここでは、販促のコツについて簡単に解説します。
メルマガに登録してくれたお客様は、ご自身のネットショップのファンでもあるので、コミュニケーションを積極的に取るのがコツです。
以上のような情報を発信し、ネットショップのファンとの絆を深めていきましょう。
メルマガで定期的に商品やオーナーとの接触が多くなると、好意的な印象を与える反面、頻度が多すぎると広告のような嫌悪感を抱かれる場合もあります。
あくまで宣伝感の出ないよう、適度にコミュニケーションを取る意識でメルマガ発信は行いましょう。
SNSやメルマガ、ネットショップページのいずれも、運用していなければ集客・販促はできません。
そのため、興味・関心のあるユーザーの購買意欲を高められるよう、定期的に情報発信を続けるのが2つ目のコツです。
特にSNSは流動性が高いので、こまめに情報発信をして多くのユーザーとコンタクトできるように心がけるべきでしょう。
情報発信の際は、使い回しと思われないよう、発信する媒体やタイミングなどで文章や画像を変える工夫も忘れないようにしてください。
商品購入をしてくれたお客様を根強いリピーターにさせるには、「フォローメール」を送るべきです。
商品購入後に以下内容について触れたメールを送ると、顧客満足度が向上しやすくなります。
販促活動は、新規の顧客を増やすだけではなく、既存顧客やリピーターにつなげるためのアクションも大切です。
特に口コミは、第三者がご自身のネットショップを利用する判断材料にもなるので、積極的にレビューや口コミを促せる施策を実行していきましょう。
せっかく開業するなら、ネットショップの運営を成功させたいと考えるのは誰しもが同じです。
では、個人でネットショップを運営する際に、成功するコツについてお話しましょう。
ネットショップを運営していくと、仕入れや決済手数料、配送料といったランニングコストが発生します。
それぞれの料金だけ見るとさほど大きなコストにならないかもしれません。
しかし、年間や合計で見ると意外に支出を圧迫している可能性もあるので、ランニングコストの見直しが必要です。
例えば、どの商品でも同じ配送業者と契約している場合は、サイズや重さごとに最適な業者を選択し直すとコスト削減につながります。
また、開業当初は売上が伸びないのにも関わらず、カートシステム利用料でコストが発生し続けてしまうケースもあるでしょう。
安定的な売上になるまでは「BASE」や「STORES」のような無料でカートシステムを利用できるサービスを使うのもおすすめです。
このように、ランニングコストを抑えて利益幅を多くすることも、ネットショップ運営の成功の秘訣といえます。
ネットショップの集客戦略は無料でできることから始めるのもポイントです。
予算がある場合には、即効性が高い広告出稿が効果的なものの、運用方法がわからなければ大きな損失になりえます。
そのため、まずはSNSによる情報発信、SEO対策で検索上位表示を狙う方が、無料かつ運用ノウハウも身に付くのでおすすめです。
自身でSNSやSEO対策する分にはコストは発生しないので、赤字リスクを避けることができます。
取り扱う商品にもよりますが、あまり在庫を抱え込みすぎないほうが、業務の負担が少なく運営を続けやすくなります。
在庫を保有しすぎると、スペースの圧迫や倉庫の管理が複雑化し、商品が見つからない、在庫数のミスといったトラブルが起こるリスクが高くなるでしょう。
無在庫販売が理想ですが、どうしても在庫を持たなくてはならない場合でも、なるべく抱え込みすぎないように意識しましょう。
個人のネットショップで心強い味方になるのがファンやリピーターです。
根強いファンやリピーターを獲得できれば、安定した収益につながるだけでなく、宣伝や応援など、自身のモチベーションの元や広告塔にもなってくれるでしょう。
そのためには、まずショップの魅力を発信し続け、共感してもらう方を増やすのが大切です。
また、常に顧客を第一に考え、感謝の気持ちを忘れずにネットショップ運営をしていきましょう。
集客を求めすぎるあまり、過度な表現や虚偽の発信をして炎上(不特定多数のユーザーから批判や誹謗中傷などを含む投稿が殺到する状態)してしまうケースも珍しくありません。
特にSNSは拡散力に優れているため、一度炎上してしまうとお店としての信用を損ねてしまう可能性が高いです。
自身が意図していない内容にすり替えられて、拡散されてしまう場合もあるでしょう。
個人のネットショップ運営で成功するには、炎上しないことが一番です。
積み上げた信頼を失わないよう、常日頃から発言・表現には十分注意しましょう。
今回はネットショップを個人で開業・運用する方法について解説しました。
ネットショップを運営するには、商品の仕入れから在庫管理まで様々なステップがあります。
その上で、配送方法や集客・販促などを行わなければなりません。
本記事を参考にして、自身の理想とするネットショップを開設・運営にぜひチャレンジしてみてください。