SEOとは?初心者向けに基礎知識をわかりやすく解説

SEOとは?初心者向けに基礎知識をわかりやすく解説

公開日:2024/1/31
 最終更新日:2024/1/31

ブログやホームページを運用する上で、SEOは切っても切れない関係です。
しかし、これから初めてブログ・ホームページを運用する方にとっては、そもそもSEOがどのような意味を持つのか見当もつかないのではないでしょうか。

そこで今回は、SEOの基礎知識を初心者の方にもわかりやすいように解説します。
本記事を読めば、SEOがどのような概念を持つのか理解でき、具体的な対策を知るきっかけになるでしょう。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01SEOとは

SEOとは

SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の頭文字を取った略称であり、Googleなどの検索サイトにおいて検索結果で上位表示させる施策のことを指しています。

検索エンジン最適化とも呼ばれ、ブログやホームページへより多くのユーザーを流入させる場合には必須の知識・施策です。

1-1.検索エンジンって何?

検索エンジンって何?

SEOを理解する上で、検索エンジンは必ず覚えておくべき項目です。

検索エンジンとは、ユーザーが入力した言葉をもとに、適切な情報が掲載されているWebサイトを表示させるシステムを指します。

例えば、検索エンジンで「ホームページ SEO」と検索すると、ホームページとSEOのキーワードに関連が深い記事を表示してくれるはずです。

また、「ホームページ 作り方」と検索すると、先ほどとは異なるコンテンツが検索結果に表示されるでしょう。

このように、検索エンジンはユーザーが入力したキーワードが解決できる、あるいは関連が深い情報を表示させる仕組みを持っています。

検索エンジンは、検索キーワードに対して適切な情報を提供するため、クローラーと呼ばれる巡回ロボットを使用します。
クローラーは、日々数万~数億にものぼるWebページの情報を収集・解析し、検索エンジンが適切に表示できるよう処理するのです。

収集した情報が処理されると、検索エンジン上に表示されるようになり、多くのユーザーの目に届くようになります。

検索エンジンのシェア率については、2022年12月~2023年12月時点で以下の通りです。

順位 検索エンジン シェア率
1位 Google 76.41%
2位 Yahoo! 12.18%
3位 bing 9.81%
4位 Baidu 0.66%
5位 DuckduckGo 0.28%

参考:statcounter

上記は、日本でのシェア率ですが、世界でもGoogleがシェア率トップを誇っています。
Yahoo!も2010年にはGoogleを検索エンジンに採用しているため、実質Googleが検索エンジン市場の8割を占めているといっても過言ではありません。

bingは、オープンAIの「Chat GPT(GPT-4)」をAIチャットとして採用して以降、徐々にシェア率の上昇が見られています。

1-2.検索順位が決まる仕組み

検索エンジンによって検索順位が決まる仕組みについて見ていきましょう。
今回は、全国でトップシェア率を誇るGoogleをもとに解説します。

まず、Googleが検索順位の決定および処理に用いるアルゴリズム(検索順位を決定するためのルール)は200以上あると公表しています。
上記のアルゴリズムの中でも主に以下の5つに大別でき、それぞれをもとにページを評価しています。

  • 検索クエリ(ユーザーが検索エンジンに入力する言葉)の意味:検索ユーザーの意図を理解するアルゴリズム
  • コンテンツの関連性:キーワードとコンテンツ内容の関連性を評価するアルゴリズム
  • コンテンツの質:関連性のあるコンテンツに専門性・権威性・信頼性があるかを判断するアルゴリズム
  • Webサイトのユーザビリティ:見やすさ・操作しやすさ、アクセス性のよさを判断するアルゴリズム
  • コンテキストと設定:ユーザーの現在地、過去の検索履歴、検索設定などを判別するアルゴリズム

上記のアルゴリズムの評価を得られるほど、該当キーワードの検索結果に上位表示されやすくなる、というのが検索順位の決まる仕組みです。

そして、このアルゴリズムに合わせてコンテンツを作成することこそがSEOであり、具体的な施策がSEO対策であるといえます。


02なぜSEO対策を行うのか

なぜSEO対策を行うのか

ここまで解説すれば、なぜSEO対策が必要なのかがわかってくるのではないでしょうか。
結論からいうと、SEO対策をすれば検索結果上位に表示されることのメリットを多く受けられるからです。

例えば、検索流入数の増加(ニーズの高いユーザーの増加)があげられます。

seoClarityは2021年11月の検索順位別クリック率を以下のように公表しています。

順位 シェア率
1位 13.94%
2位 7.52%
3位 4.68%
4位 3.91%
5位 2.98%
6位 2.42%
7位 2.06%
8位 1.78%
9位 1.46%
10位 1.32%

つまり、検索上位に表示されるほどユーザーにクリックされやすくなるため、検索流入数の増加が見込まれ、認知度の拡大や成約させるための母数を増やすことが可能です。

また、SEO対策を施したホームページは、それだけで資産になります

SEO対策によって価値のあるホームページだと検索エンジンから認められ、検索上位に表示されたとしましょう。
そうすると、ホームページ自体が評価されているため、同じホームページの他の記事も検索上位に上がりやすくなります。
ホームページ全体が評価されると、新たに作成した記事も検索上位に表示されやすく、アクセス数の流入が見込めるでしょう。

上記を考えると、SEO対策を施したホームページは資産になると判断できます。


03SEO対策の基本的な考え方

SEO対策の基本的な考え方

SEO対策では、基本的に以下の考え方を理解すると、具体的な施策がどのように必要なのかがイメージしやすくなります。

  • ユーザーファーストを考える
  • 「Googleが掲げる10の事実」を読んでおく

では、それぞれの考え方について詳しく見ていきましょう。

3-1.ユーザーファーストを考える

検索エンジンから評価されるにあたって、最も考慮すべきなのはコンテンツがユーザーファーストであるかどうかです。

もし、検索キーワードに対して、意図していない回答が書かれている記事ばかりが表示されるなら、その検索エンジンは使ってもらえなくなってしまうでしょう。
つまり、検索エンジンを使ってもらうためにも、検索エンジンはユーザーを第一に考えて作られたコンテンツを表示する必要があります。

よってコンテンツ提供側もユーザーファーストを考えたコンテンツを作らなければならないのです。

ユーザーファーストの要素としては、まず検索意図に的確な回答をしているかどうかが重要になります。
他にも、ページの表示速度や顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズまで満たしているコンテンツかなど、さまざまな要素を満たす必要があります。

3-2.「Googleが掲げる10の事実」を読んでおこう

もし、より深くSEOの考え方が知りたいなら、「Googleが掲げる10の事実」を参考にするといいでしょう。

このページは、Googleの経営理念に通じる指針であり、SEOの本質を理解できます。

例えば、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という言葉は、まさにユーザーファーストが重要という内容です。
また、「1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。」というのは、近年のSEOでいうところのE-E-A-Tの分野に活きるでしょう。

「Googleが掲げる10の事実」を念頭に、具体的なSEO対策がWeb上では広がっています。
そのため、SEO施策を行う際は、「Googleが掲げる10の事実」に沿っているかどうかを考えるのが重要といえるでしょう。


04さらにSEO対策を知りたいなら「Google 検索セントラル」

さらにSEO対策を知りたいなら「Google 検索セントラル」

もし、具体的なSEO対策について知りたいなら、「Google 検索セントラル」をチェックしておくべきです。

Google検索セントラルとは、SEO効果が得られるような施策や知識を紹介しているサポートページです。
SEOの基礎から、より具体的な対策法が掲載されているため、どのようにコンテンツを作成していけばいいのかわからない方は、一度見ておくといいでしょう。

Google検索セントラルでも、SEOの基礎というページがあり、GoogleにWebサイトを表示させる方法から、検索の仕組みまで解説されています。
本記事とあわせて復習する際にもGoogle検索セントラルは活用できるでしょう。

また、Googleが公式に紹介しているページなので、情報の鮮度や信頼性は非常に高いです。
他のSEO対策紹介ページで困惑することがあれば、Google検索セントラルに表記されているかどうかもあわせてチェックするといいかもしれません。

4-1.Google 検索セントラル「Google 検索の基本事項」

Google検索セントラルの「Google検索の基本事項」について見ていきましょう。

ここでは、Webページとして表示させるために必要な技術、あるいはスパムに関するポリシーやベストプラクティスが掲載されています。
特にベストプラクティスでは、SEO効果に期待できる対策について、以下の7つを掲げています。

  • 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツを作成する。
  • ユーザーがコンテンツを検索するときに使われる可能性のある単語を選んで、これらの単語をページ上の目立つ場所(ページのタイトル、メインの見出しなど)や、わかりやすい場所(代替テキスト、リンクテキストなど)に配置する。
  • リンクをクロール可能にする。これにより、Google がページ上のリンクを使ってサイト内の他のページを検出できます。
  • サイトに関する情報を発信する。自分のサイトで紹介しているサービスや製品について、同じような志向の人々と交流できるコミュニティに参加しましょう。
  • 画像、動画、構造化データ、JavaScript などの他のコンテンツがある場合、各タイプに固有のベスト プラクティスを実践する。これにより、ページ上の各コンテンツを Google に提示できます。
  • サイトに適した機能を有効にすることで、Google 検索におけるサイトの表示を改善する。
  • 検索結果に表示したくないコンテンツがある場合や、完全なオプトアウトを希望する場合は、適切な方法でGoogle 検索でのコンテンツの表示を管理する。

SEOについてわからない方が見ると、検索順位に影響を与える施策が7つもあるのかと驚いてしまうはずです。
しかし、SEOが効果を発揮するのは長期的なスパンが必要になるため、時間をかけて1つずつ遂行していけば問題ありません

4-2.Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」

もし、本腰を入れてSEO対策を勉強していきたいなら、まずは「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」に目を通しておくといいでしょう。

スターターガイドでは、検索エンジンのクロール性を向上させ、インデックス(クローラーがWebページを検索エンジンに登録すること)や情報収集がしやすくなるような方法が記載されています。
ページが評価されるには、インデックスおよび評価されなければ意味がないので、スターターガイドに沿ってコンテンツ作成を行うのが最適です。

例えば、以下のような内容が、スターターガイドで紹介されています。

  • ページが正常にインデックスされているか確認する
  • クロールされたくないページの処理方法
  • タイトルリンクとスニペットの制御
  • メタディスクリプションについて
  • 見出しタグの重要性

いずれもSEOを理解するには最低限必要な知識なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。


05SEO対策をさらに知りたいなら

SEO対策をさらに知りたいなら

Google検索セントラルでは、具体的なSEO対策を紹介しているわけではありません

そのため、実際には何をすればよいのか、より具体的なSEO対策を教えてほしい場合には、すでに実践して効果を実証している企業・事業者のページを参考にすべきでしょう。

本メディアでも、実際にSEOで重要だとされているポイントや対策法を紹介しています。
もし、SEOについてより詳しく知りたい方がいましたら、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください 。


06WepageならSEOに配慮したホームページ作成ができる!

検索上位表示をするためにはSEO対策が必要とはいうものの、コンテンツに反映させるには時間と労力を要します。
人によっては、簡単に検索上位表示させられるような施策を行いつつ、コンテンツ制作をしていきたいと考えているかもしれません。

そこでおすすめなのが、弊社が提供している「Wepage」です。

Wepage

Wepageは、SEOにおいて重要なタイトルやメタディクリプションをページごとに設定でき、レスポンシブデザインが採用された、SEOに配慮されたホームページ作成サービスです。

また、文字の装飾や画像挿入といった操作も直感的に行えるため、日々のコンテンツ制作もしやすく設計されています。

GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスといったツールも追加料金なしで設定可能です。

Wepageでは無料プランもご用意しております。
この機会にぜひWepageに触れていただき、操作やSEO対策のしやすさを実感してみてください。


07まとめ

今回は、SEOの基礎知識について、初心者の方にもわかりやすく解説しました。

SEOはコンテンツを検索上位に表示させるために必要な施策の総称であり、SEO対策はその具体的な手法であることがわかっていただけたのではないでしょうか。

そして、SEOを理解するには「Googleが掲げる10の事実」や「Google検索セントラル」を熟読する必要があります。

その中で最も重要なのは「ユーザーファースト」のコンテンツ制作です。

  • ユーザーの求める情報がない
  • 知りたい情報が見つけにくい
  • ページの表示速度が遅い
  • 内容が薄いコンテンツ

上記のような低品質なコンテンツは、結果的にユーザーの検索エンジン利用減少につながります。
検索エンジンを使ってもらうためには、ユーザーが求める高品質なコンテンツを表示させなければならず、それを満たすのがSEO対策ともいえるでしょう。

検索アルゴリズムは、定期的にアップデートが行われ、常に変動しているものの、根底にあるユーザーファーストが重要である点は変わりません。

ホームページやWebサイト運営を検討している方は、上記をもとにしたSEOの基礎を理解しておくべきでしょう。
そうして効果的なSEO対策を行えるようになれば、ホームページやWebサイト、ブログのアクセス数アップやそれらを資産として活用できるようになるはずです。


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