ホームページ制作(作成)費用の相場や料金を抑えるポイントを解説
これからホームページを作成する方に向けて、ホームページ作成には費用がいくらかかるのか、相場を解説するとともに、ホームページ作成の流れやその料金を抑えるポイントについても解説します!
2021/12/3
公開日:2022/5/25
最終更新日:2022/5/25
魅力的なNPO法人のホームページを10サイト、ピックアップしてご紹介します。
デザインやキャッチコピーなど、学ぶところが多いので、ぜひ自身のNPO法人ホームページを作る際の参考にしてください。
NPO法人G-netが運営するふるさと兼業は、さまざまな地域の事業やプロジェクトに参加できる活動を行っているホームページです。
活動イメージができるよう、ファーストビューに各事業・プロジェクトの写真をスライドショーのように散りばめています。
バイト探しや人材派遣サイトのように、希望地域・条件によって絞り込める検索機能が実装されているのも特徴的です。
地域密着で関わる活動を行っているなら、デザインやレイアウトの参考になるでしょう。
特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、学校が終わったあとの子どもたちに安心・安全に遊ぶ・学ぶ場所を提供するNPO法人のホームページです。
ホームページ内では、写真だけでなく動画を活用して、どのような事業を行っているのかをわかりやすく解説しています。
子どもを預かるのは親御さんの信頼がなくてはいけません。
だからこそ、団体について、あるいはブログやお知らせを掲載し、積極的に事業活動をアピールしています。
見た人が安心できる、応援したくなるホームページを作りたいなら、放課後NPOアフタースクールを参考にしましょう。
認定NPO法人カタリバは、さまざまな悩みを持つ10代の秘められた可能性を育てるために、設立されたNPO法人です。
スクロールする度に各コンテンツがフェードインで表れる、洗練されたデザインを取り入れています。
活動を理解してもらえるよう、アンケートや活動範囲について図やグラフを多用しているのもポイントです。
認定NPO法人カタリバでは、団体活動の伝え方について参考になるでしょう。
特定非営利活動法人 キーパーソン21は、子どもの成長や可能性を引き出し、支える事業を行っているNPO法人です。
ファーストビューの動画では、子どもたちの笑顔や夢中になって話を聞いている、作業をしている姿が映されています。
そのため、特定非営利活動法人 キーパーソン21を知らなくても、ホームページを一目見ただけで事業内容がわかるはずです。
特定非営利活動法人 キーパーソン21は、ファーストビューでわかりやすく伝えるデザインのヒントをもらえるでしょう。
NPO法人MYstyle@(NPO法人マイスタイル)はコミュニティビジネスのサポートを行う中韓支援団体として活動しているNPO法人です。
ファーストビューには、”マイスタイル”の頭文字でかるたのように事業のコンセプトを説明しており、ユニークさを感じさせます。
活動を公表するため、実績やブログだけでなく、SNS運用にも力を入れているのが特徴的です。
地域に密着した事業を行うNPO法人のホームページを作りたいなら、参考になるでしょう。
特定非営利活動法人ピッキオは、ヒトとクマの共存を目指して活動をする団体です。
ファーストビューでは
「ヒトとクマとの共存をめざして」
というわかりやすいキャッチコピーとクマや自然の画像を挿入して、見た人に活動のイメージを沸かせることに成功しています。
シンプルなデザインで構成されているため、何を伝えたいのかがはっきりわかる点も特徴です。
余計なデザイン・コンテンツを省き、伝えたいことをストレートに表現したいと考えているなら、参考にすべきホームページでしょう。
特定非営利活動法人バディチームは子育て支援・虐待防止を目的とした活動を行っているNPO法人です。
ベースカラーは温かみを感じさせる淡いオレンジ色でデザインされています。
全体でイラストを使用しており、写真にはない親近感やイメージのしやすさがあるのも特徴の1つ。
シンプルかつオリジナリティのあるホームページに仕上げたい方に参考となるホームページです。
認定NPO法人 グリーンバード(特定非営利活動法人 green bird)は、原宿表参道から始まった街の掃除活動を促進するNPO法人です。
ホームページのデザインがとてもユニークで、街のイラストの中に吹き出しでコンテンツを配置しています。
クリーンをイメージしてもらえるよう、グリーンをメインカラーにしているのも認定NPO法人 グリーンバードらしさです。
独創的でオリジナリティあふれるホームページを考えているなら、認定NPO法人 グリーンバードを参考にしてみましょう。
NPO法人にこりが運営する子どもの願いをかなえるチーム にこりは、医療が必要な子どもたちを支援するNPO法人です。
子どもが喜ぶようなかわいくてポップなイラストと、親御さんが安心できるような写真をバランスよく掲載しています。
NPO法人に必須な項目を満たしながら、より団体らしさを表現できている印象です。
写真やアニメーションの使い方など、どのNPO法人の方が見ても参考になるデザイン・レイアウトになっています。
認定特定非営利活動法人アフリカゾウの涙は、アフリカゾウを絶滅から守るために設立されたNPO法人です。
ファーストビューでは率直かつ端的に法人の理念が語られており、閲覧者にインパクトを与え興味を惹くデザインになっています。
ホームページ名からコンセプトが伝わるだけでなく、デザインも全て象がメインとなっていてわかりやすいです。
デザインだけでなく、コンセプトや課題が明確になっており、事業の伝え方が参考になるでしょう。
ホームページのデザインはそのときの流行に合わせるべきです。
もし、古いデザインのホームページを作ってしまうと、制作後に何年も放置されたホームページだと思われてしまいます。
ホームページを見た人に何年も放置された運用・更新していない印象を与えてしまうと、
という不信感を抱かれてしまいます。
また、現代ではスマートフォンで閲覧するユーザーが圧倒的に多いため、デザインもレスポンシブ化しておくのも必要です。
ホームページデザインの流行は急に大きく変わることはありません。
そのため、ある程度は流行りのデザインのポイントは押さえながら、自分の団体イメージを表現できるようにしていきましょう。
NPO法人の中には寄付金を募って運営・活動を行っているケースもあります。
もし、寄付金を募っている場合は、寄付者が知りたい情報を載せておかなくてはいけません。
基本的には以下の項目が掲載されているのが好ましいです。
団体活動において、寄付金の用途や内訳は明確に提示していなくては、寄付する側も安心できません。
ホームページ作成前に、寄付者が知りたい情報をまとめておくようにしましょう。
活動に熱意が込められるからこそ、寄付金に対して伝えたいことが多く出てくるはずです。
先ほどあげた団体の目標や寄付金の使い道、あるいは代表のメッセージなども記載したいと考えているかもしれません。
しかし、寄付ページに情報を詰め込みすぎてしまうと、かえって読みにくさを感じてしまう場合もあります。
熱意を伝えたい気持ちはわかりますが、それらはきちんと独立した形で想いを伝えるページを作成し、寄付ページはわかりやすさを徹底、シンプルなデザイン設計を心がけましょう。
寄付金の決済方法をいくつか用意しておくのも、NPO法人のホームページを作成するポイントです。
最近ではPayPayなどの電子マネーによる寄付金に対応している法人も増えてきました。
そのため、以下の3つの決済方法があれば十分でしょう。
最低でもクレジットカード決済は用意しておくと、寄付者も手軽に募金ができるはずです。
決済方法が不完全だと、寄付者にストレスを与えてしまうだけでなく、寄付金が思うように集まらなくなります。
決済方法だけでなく、決済までの手順もわかりやすいシステムを導入しておきましょう。
寄付金額を自由に設定しているホームページもありますが、事務作業の負担を考えるとあらかじめ種類を設けた方が便利です。
例えば、
といったように設定すれば、寄付したい額に近い金額を選んでもらえます。
ただし、設定金額も種類が多いと結果的に事務作業の負担になるので、多くても5〜8種類ほどで留めておくといいかもしれません。
寄付ページを設ける場合、導線をわかりやすくしておく必要がある点は注意しなくてはいけません。
一目でどこに寄付ページがあるのかわかるように、グローバルメニューに設置しておくのがおすすめです。
また、団体の目標や課題、活動の成果・実績などのページに寄付ページへのリンクを貼っておくのもいいでしょう。
ホームページ制作時は、寄付への導線をわかりやすく、ページのどこにあるのか見つけやすくするよう意識して制作しましょう。
ホームページが運用・更新されていなければ、活動していない団体だと思われてしまいます。
NPO法人のホームページを作ると決めたら、完成後の定期的な運用・更新も視野に入れて計画を立てましょう。
お知らせやブログ、活動成果についても日付をつけて更新しておけば、見た人も最近の活動を把握できて安心です。
活発に活動している団体の方が信頼性も高まり、寄付や応援してもらえる可能性は上がります。
だからこそ、ホームページの運用・更新も怠らず、積極的に活動している点をアピールしましょう。
社会的信用性が上がるため、認定NPO法人の法人格を取得しているなら明記すべきです。
NPO法人を謳っている中には、残念ながら寄付だけ募り、活動は全くしていないような詐欺まがいの団体も存在しています。
寄付者にとっては、団体の熱意や活動に共感し、応援の意味を込めて寄付することを決めてくれたはずです。
少しでもNPO法人として正当に活動している点をアピールできるよう、NPO法人格はホームページ内に記載しておきましょう。
団体について設立理由や沿革を紹介するページです。
上記を主として取り上げていきます。
団体概要は、NPO法人として信用にあたるかを判断してもらう重要な項目です。
現在の活動をするに至ったきっかけや、今後の展望についても丁寧に記載しましょう。
活動内容は、自身が所属している団体がどのような活動をしているのかわかりやすく説明する項目です。
初めてホームページを訪れた人にとって、このNPOは何をしているのかがイメージできない場合も少なくありません。
そこで、まずは活動内容を見てもらい、団体について理解してもらう流れを作りましょう。
活動に関する知識がない人でも理解できるよう、わかりやすい説明を意識してください。
また、所属団体が何をしているかわかるキャッチフレーズやインパクトのある画像を用いるのも効果的です。
NPOとして寄付や協賛してもらうためには、今までどのような実績を残してきたかを紹介する必要があります。
形として残せているものがあれば、実績の項目に漏れなく記載してアピールしましょう。
実績が多ければ多いほど、信頼の証拠となり、見た人への説得力が増すはずです。
寄付依頼は、自身が所属している団体の活動を見た人が、応援したいと考えた際に誘導する項目です。
先ほども解説したように、
以上の3点を意識してページを作成します。
寄付金の用途を明確にして、寄付する方への感謝の気持ちも忘れずに記載しておきましょう。
スタッフや共に活動してくれるメンバーを募集したい場合、ホームページ上で項目を設けるのも有効的です。
スタッフ募集は、
・募集職種
・活動条件・必要資格
・勤務地
・給与・福利厚生
など、基本的には企業の募集要項と同様の説明をすれば伝わるはずです。
活動内容や実績だけでは見えづらい部分は、団体のブログを通して理解してもらうのもいいでしょう。
例えば、日頃の活動日誌や、活動に対してスタッフが思っていることを記載するなどがあります。
実績や結果になるまでの努力が見えていると、人は応援したくなるものです。
活動の応援・協賛をしてもらうために、団体のブログ活用はとても有効的といえます。
ブログよりも簡略的に、日頃の活動を発信する項目としてお知らせがあります。
活動の発信だけでなく、共に活動するメンバーに対して情報周知の場としても活用可能です。
簡単に回答できる質問については、”よくある質問”にまとめて載せておけば、対応の負担を減らせます。
また、疑問を持った人がホームページ上で解決できるため、双方にメリットがあります。
上記を洗い出し、よくある質問にまとめておきましょう。
NPOに対して何か聞きたいことがある方のために、問い合わせフォームの設置も忘れてはいけません。
問い合わせフォームは、グローバルメニューに設置しておくのがわかりやすくておすすめです。
もし、電話対応も行っているなら、問い合わせフォームにあわせて設置しておきましょう。
構想しているNPO法人のホームページがどの程度の規模によるかで費用相場は大きく異なります。
一般的なホームページを制作会社に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。
規模数 | 費用相場 |
小規模(1〜10ページ) | 10万〜30万円 |
中規模(10〜30ページ) | 30万〜300万円 |
大規模(50ページ以上) | 300万円以上 |
もし、ホームページを自主制作するなら、およそ2〜10万円の範囲で作成できます。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使えば、複雑な知識不要でホームページ制作が可能です。
できる限り予算を抑えたいなら、CMSによる自主制作を検討しましょう。
人物写真を掲載する際は、必ず使用許可を取らなくてはいけません。
もし、団体外の人や店舗を掲載する場合は、証拠として使用許諾契約書を締結するのが適切です。
団体で活動するスタッフだとしても、個人を特定するものになるため、掲載して良いか許可を取得するようにしましょう。
おおよその範囲内であれば、完成後のホームページデザインの変更は可能です。
しかし、制作会社に依頼している場合、追加費用が発生しますし、内容によっては断られる場合があります。
自主制作する場合も、テンプレートを大きく改変しなければいけないような表現を希望する場合は、難度が高くなるでしょう。
そのため、デザインは初期の段階で綿密に決めておき、その後はカラーや挿入する画像を変えるなどの簡単な変更に留めるのがいいでしょう。