オンライン決済を手軽に導入!決済機能付きフォームを使ってホームページで販売するには?
オンライン決済を簡単に導入できるBESTホームページ。「決済機能付きフォーム」を使ってホームページ上で商品の販売を行う方法をご紹介します。
2021/9/17
公開日:2022/12/23
最終更新日:2024/11/11
インターネットを通じて買い物やサービスの利用をする方が増えつつあり、同時にオンライン決済の導入が一般化されてきました。
しかし、オンライン決済と一言でいっても現代にはさまざまな種類があり、どれを選択すればいいのか悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、そもそもオンライン決済とは一体何なのか、種類ごとの特徴や導入メリットについて解説します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
オンライン決済とは、対面する必要なく、インターネット上の手続きだけで商品・サービスの代金を支払う、または受け取る決済方式です。
現代において、ECサイトで商品を購入する際、ホテルや旅館のホームページから宿泊予約をする際など、多くのシーンでオンライン決済が使われています。
支払い方法が多様化された昨今において、各決済方法を用いる際の登録・管理が面倒なのは、利用者・提供者ともに同じです。
そこで支払い手続きの手間を解消し、収支の一元管理がしやすいオンライン決済システムの導入が浸透してきました。
また、新型コロナウイルス感染症拡大にともない、現金を使わないキャッシュレス決済のニーズも高まっています。
感染症予防や衛生面の観点からも、オンライン決済は現代に最適な決済手段といえるでしょう。
オンライン決済とオフライン決済の違いは、決済完了までの過程です。
例として、クレジットカードを利用した場合の決済過程の違いについて見ていきましょう。
まずオンライン決済の場合、決済画面にてクレジットカードの情報を入力し、問題がなければ決済が行われます。
一方、オフライン決済の場合、専用の端末にクレジットカードを挿入し、暗証番号や署名のサインをすれば決済完了です。
オンライン決済は手続きを全てインターネット上で行い、オフライン決済は必ず対面で専用端末を使用した手続きになるのが違いといえるでしょう。
現在では、8種類の代表的なオンライン決済方式があります。
それぞれの特徴についてまとめましたので、目を通していきましょう。
経済産業省の調べによると、オンライン決済シェア率の中で最も高いのがクレジットカード決済です。
・日本だけでなく海外でも使える
・昔から使い馴染みのある決済方式
・クレジットカードごとに使用ポイントが加算される
といった理由から、オフライン決済だけでなくオンライン決済でも同様の人気を誇ります。
オンライン決済でクレジットカード決済を行った際は、オフライン決済同様、後払いでクレジットカード会社から請求されます。
想定ターゲットを海外の方まで広げる場合にも効果的なので、クレジットカード決済の導入は優先的に検討すべきでしょう。
デビットカード決済は、支払いと同時に口座から即座に引き落としされる決済方式です。
その場ですぐに支払額の引き落としがされるため、分割払いやリボ払いの概念がない点がクレジットカードとは異なります。
デビットカード利用者は、預金残高以上の金額は使用できないので、使いすぎを防げる点がメリットです。
ただし、日本国内においての使用率は他のオンライン決済よりも低く、優先度で考えるとさほど高くないでしょう。
ですが充実した決済方法があるのは、ユーザーにとって魅力になります。
より幅広い客層を想定しているならデビットカードの導入を考えてもいいかもしれませんね。
電子マネー決済は、ICカードに金額をチャージしておき決済を行う方式です。
現在では、スマホにICカードの機能を持つアプリをダウンロードし、チャージ・決済ができるようになり、その利便性の高さが光っています。
また、電子マネーの中でも種類があり、SuicaやPASMOのような交通系IC、PayPayやnanacoのような流通系ICがあります。
クレジットカードを持てない若年層でも利用しやすく、その有用性の高さから、オンライン決済の中でクレジットカード決済に次いで使用率が高いです。
QRコード決済は、店舗側が表示したQRコードを読み取る、あるいは利用者が提示したQRコードを提示し、店舗側端末にスキャンしてもらって決済を行う方式です。
代表的なのはPayPayや楽天ペイ、d払いがあります。
ECサイトなどのオンライン上で決済を行う際はQRコードを使用せず、IDに紐づけられたアカウントで決済します。
決済画面にて該当するID決済を選んでログイン後、「支払う」を選択するのが一般的な流れです。
スマホの場合は、連動しているID決済アプリが自動で起動され、そのままスムーズに決済できるものもあります。
キャッシュレス決済の普及にともなって、ID決済の利用率が年々増加しているので、多くの事業者が取り入れているのが現状です。
そのため、ECサイトを運営するなら、クレジットカード決済とID決済は優先的に導入すべきでしょう。
キャリア決済は、ドコモやau、ソフトバンクといった各キャリアの通信料金に合算して支払いができる決済サービスです。
クレジットカードや電子マネーがなくても利用できるので、利便性の高さは他の決済手段よりも優れています。
また、クレジットカード決済のようにカード番号や個人情報を入力する必要なく、キャリアに登録してある4桁の暗証番号のみで決済が完了するのも魅力です。
支払いも月々のスマホ利用料と同じ扱いになるので、別途引き落とし口座の登録をする必要もありません。
SBペイメントサービス株式会社の調べでは、デジタルコンテンツの購入時に、キャリア決済を使う方の割合がクレジットカードに次いで2位でした。
そのため、デジタルコンテンツを販売する予定のある事業者は、キャリア決済を導入した方が購買につながるでしょう。
後払い決済は、商品を購入して受け取った後に代金を支払う決済手段です。
代金の支払い方法は、発送された商品に同梱されている請求書を
上記の場所で提出し、支払い手続きをしてもらいます。
後払い決済は、クレジットカードを持っていない学生・主婦の方に商品・サービスをリーチできるため、売上アップに期待できるでしょう。
また、近年では購入者が入金したにも関わらず商品を発送しない詐欺まがいの事件が発生しています。
後払い決済があると、上記のようなリスクを避ける対策ができるため、購入者の中では好んで利用しているケースもあります。
また、Web上でクレジットカードなどの個人情報を入力する必要もないため、個人情報保護ができるのもメリットです。
ペイジー決済は、ATMやインターネットバンキングを利用して、代金を支払う決済方式です。
利用者は金融機関窓口やコンビニにいく必要がないため、場所問わずに支払いを完了できるメリットがあります。
「Pay-easyマーク」がついた請求書に記載の収納機関番号、納付番号、確認番号を入力し、支払いまで手続きするのが基本的な流れです。
銀行決済とは異なり、リアルタイムで入金が確認できるため、事務負担もなくデータの確認ができます。
コンビニ決済とは、その名の通り購入代金をコンビニで支払うことで手続きが完了する決済方式です。
事業者側は、コンビニで入金したのが確認された後に、商品を発送します。
電子マネー決済やID決済と同等に需要があり、クレジットカードを持っていない方が行う人気のオンライン決済の1つです。
後払いと前払いが選べ、24時間いつでも支払いができる利便性の高さから、幅広い年齢層からの支持があります。
そのため、機会損失を防ぐためにも、コンビニ決済は積極的に導入しておくべきでしょう。
オンライン決済を導入する際、どのようなメリットがあるのか、事業者・利用者双方の視点から見ていきましょう。
オンライン決済を導入すると、利用者にとって幅広い支払い方法を提供できるため、離脱を防いで売上増加に期待ができます。
SBペイメントサービス株式会社では、ECサイトにて自身が求める決済手段がない場合の離脱率を業界別に調査・発表しています。
業界・業種 | 離脱率 |
ファッション・化粧品・食料品・医療品などの物販サイト |
男性:63.5%
女性:61.3% |
電子書籍・動画視聴サービス・ゲームなどのデジタルコンテンツ |
男性:54.6%
女性:47.7% |
上記の結果から、およそ半数以上の方が自分の求める決済手段がない場合に離脱しているのがわかります。
逆をいえば、多彩なオンライン決済を用意してあげることで離脱を防げるので、決済方式に幅を持たせるのはメリットといえるでしょう。
特に、サブスクリプション制の商品・サービスの場合には、継続時の支払い手続きが簡単なので、より売上増加に貢献します。
商品・サービス継続時に払込用紙で支払いを行う形式をとっていると、支払う手間によって契約が解消されてしまう可能性もあるでしょう。
その点、オンライン決済では手間が不要になり、継続した売上をキープしやすくなります。
オンライン決済は決済代行会社を利用すると一元管理が可能になるため、売上や明細の管理がしやすくなります。
もし、決済代行会社を介さず会社ごとに契約を結んだ場合、入金日が異なってしまうので管理がしにくいです。
そのため、オンライン決済のメリットを活かすには、決済代行会社を利用して、一元管理をしやすい状態にしておきましょう。
オンライン決済を導入すると、代金未回収リスクや不正取引リスクの低減につながります。
オンライン決済は一時的に代行会社が料金を建て替えて支払ってくれるので、売上の担保が可能です。
また、最近のオンライン決済システムでは、不正取引を検知するため、チャージバックなどの防止に役立つでしょう。
オンライン決済の導入は利用者にとってもメリットがあります。
まず、買い物の際に現金を持っていなくても購入ができるという点です。
特にECサイトで買い物をする方の中でクレジットカード決済を用い、現金を使わない主義の方もいるでしょう。
オンライン決済を導入していれば、上記のような方でも安心して買い物ができるECサイトとして認知されます。
オンライン決済の利用履歴が残るので、家計管理に利用しやすいのもお客様側でのメリットです。
紙媒体だと保存方法を検討しなければならず、紛失した場合には確認ができなくなってしまいます。
一方、オンライン上での利用履歴ならいつでも見返せるので、そういった不便さを感じることはないでしょう。
自動支払いによって、支払いが発生するタイミングで相応の手続きをする必要がない点もメリットです。
例えば、後払いの場合は振り込み用紙をコンビニや該当の銀行に提出し、記載してある金額を支払わなくてはいけません。
一方、オンライン決済対応のサブスクリプションサービスなら、規定の日付になると自動で決済を行ってくれます。
自身が処理することは一切ないので、手間がなく便利です。
決済代行会社とは、クレジットカードやキャリア決済をする際に必要な各種決済機関との契約を代行して行う会社を指します。
そして、上記の一括契約を担い提供されたオンラインサービスが決済システムです。
決済システムがあれば、各種決済機関と個別に契約せずとも、自社および顧客が求めるオンライン決済手段を用意できます。
ユーザー自身が望む決済手段がない場合、該当サイトの離脱率は以下のようになると、「ソフトバンク ペイメントサービス」は明らかにしています。
男性 | 女性 | |
物販 | 64.2% | 57.2% |
デジコン | 56.0% | 53.5% |
このことからも、ECサイトにおいてオンライン決済システムの導入は必須といえるでしょう。
おすすめのオンライン決済システムについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
オンライン決済をECサイトで利用したい場合は、オンライン決済システムの導入が必要です。
では、どのようなオンライン決済システムを導入すべきなのか、比較ポイントについて見ていきましょう。
オンライン決済システムの課金方式は、「都度課金」と「継続課金」の2種類から選択します。
商品ごとに価格が異なる物販系ECの場合は、商品が購入されるたびに支払いが発生する都度課金がおすすめです。
一方、学習塾や動画見放題サービスのような継続して商品・サービスを購入する場合に適しているのは継続課金です。
特に継続課金は集金の自動化ができ、支払いの請求や事務処理の負担がないため、業務効率化がしやすくなります。
利用者がどのような決済方法を選択できるのかも売上に影響します。
オンライン決済で最も多いのがクレジットカード決済で、それ以外にも
あたりはニーズもあるため、幅広く導入しておくといいでしょう。
ただし、導入する決済方法が多ければそれぞれ手数料も発生してくるので、予算や利益を計算しながら検討してください。
オンライン決済システムによっては、業務効率化が図れる機能が付随している場合もあります。
例えば、請求書としても使用できる決済用ページの作成や、実店舗でも利用できる専用端末の提供などです。
実店舗を持っている事業者の場合は、対面決済とオンライン決済のシステム統合ができる機能を持ったオンライン決済システムもいいでしょう。
オンライン決済システムは、ECカートパッケージとの連携性も重要です。
例えば、「SB Payment Service」が提供しているオンライン決済システムでは、
など、20種類以上のECカートパッケージと連携ができます。
ECサイトを先に開設してしまっている場合、オンライン決済システムの導入が後になるので、どのパッケージと相性がいいかは重要です。
自社が保有しているECカートパッケージと、導入したいオンライン決済システムが連携可能かどうかも見ておきましょう。
オンライン決済システムで発生するコストで考えるべきは決済手数料です。
多くのオンライン決済システムは、初期費用や月額費用が発生せず、導入までスムーズにできます。
しかし、決済手数料がいくらになるかは各カード会社・決済方式によって異なります。
コスト削減を目指すなら、利用者がどの決済方法を選ぶのか、あるいはどのくらいの金額を使うのかに合わせてオンライン決済システムを選びましょう。
オンライン決済をホームページで活用するには、決済機能付きフォームの設置が必要不可欠です。
決済機能付きフォームは、自社のホームページをどのように制作しているかで、実装する方法が異なります。
WordPressで制作している場合は、決済機能付きフォームのプラグインを用います。
また、CMSによっては標準で搭載されている場合もあるので、必要なページに挿入しましょう。
もし、HTML・CSSなどのプログラミング言語で一から制作している場合は、決済機能付きフォームもプログラミングによって実装しなくてはならないでしょう。
ぜひオンライン決済をホームページに活用し、収益を伸ばせるよう施策していきましょう。
今回はオンライン決済の種類や特徴、導入メリットについて解説しました。
ECサイトやネットショップを運営するなら、オンライン決済の導入は今や当たり前の時代です。
最低でも
あたりは導入をしておくべきでしょう。
ぜひ、自社ECサイトに訪れる利用者が求めるオンライン決済方法を導入し、顧客満足度を高めて売上アップを目指しましょう。