【2024年版】限定公開ホームページの作り方と利用方法を解説!
公開日:2024/5/31
最終更新日:2024/5/31
個人ブログや会社のホームページなど、一般的な運用方法としては、主に「情報の発信」を目的としているケースがほとんどです。
ですが、限定的な情報の公開を目的とした「会員限定ページ」や「社内限定、知人限定の非公開サイト」など限定的な公開をしたいという場合も時にはあるかと思います。
今回はそんなホームページを限定公開で運用する方法や事例についてご紹介します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
01公開と限定公開の違い
1-1.公開ページとは?
基本的にホームページは契約しているサーバー上にデータをアップロードすることでWeb上に公開されます。
(※CMSなどを使用している場合には「公開ボタン」を押下することで公開できます)
公開後は各ブラウザの検索エンジンがデータ収集を行うためのロボットであるクローラーと呼ばれるbotでデータを検知し、ページ内容の信頼性といった要素を判定されたうえで検索エンジンでの表示順位が決まります。
Webは世界中の人がいつでも見られるデータベースとして存在しており、一度公開したページは全ての人に閲覧可能な状態となります。
そのため、公開した内容の信頼性が高ければ高いほど多くの人に閲覧され、結果的に高順位の獲得や企業であれば顧客獲得の窓口となるメリットがあります。
デメリットとしては、一度公開してしまうと情報の完全な削除はできないという点です。
過去ログを辿るサイトなども存在しており、利用しているサーバーからデータの完全削除や、後述する方法で限定公開にしたとしても、一度公開してしまったページはWeb上にデータとして残り続けます。
そのため最重要情報(機密情報)や、特に身元が完全に特定できてしまうような個人情報などは安易にホームページなどには掲載しないよう注意しましょう。
1-2.限定公開ページとは?
一方、限定公開とはサーバーにアップロードしたうえでWeb上には存在しているものの、アクセス制限やパスワード機能などを用いて検索エンジンのクローラーに認知させないよう設定したページを指します。
クローラーに認知させないため、検索エンジン上の検索順位などには表示されず、限定公開ページのURLと設定されたパスワードを知っている人のみが閲覧出来る専用ページとして取り扱うことができるのが大きな特徴です。
ですが、前述した通り、一度Web上にアップロードしたものはデータとしては半永久的に残り続けてしまうため、機密情報や個人情報の取り扱いには注意を払いましょう。
限定公開ページだからといって何でも情報を載せて良い場所、という認識にはならないよう心がけましょう。
02限定公開の方法
限定公開の方法には主に2種類ありますが、初心者の方でも分かるよう簡単にご紹介します。
2-1.noindexを使ったURL共有型
自分でホームページを自作する場合、HTMLやCSSを使った手法を取りますが、最も簡単なのはnoindexをページに付与する方法です。
検索エンジンのクローラーに検知され、登録されることをインデックスと言いますが、noindex(ノーインデックス)は言葉通り、そのインデックス処理をさせないという意味になります。
やることは非常に簡単で、下記のような記述を <head> タグの中に入れるだけで検索エンジンのクローラーから認知されないようになります。
(※CMS利用の場合でも <head> タグ内に記述ができる設定箇所があれば同様に入れるだけになります)
-
<head>
<meta name="robots" content="noindex">
</head>
またページ自体を閲覧させないようにする場合には、以下の作業も必要となります。
- ✔各ページのメニューやテキストリンクからnoindexにしたページのリンクを削除する
- ✔登録しているサイトマップデータがあれば、該当するページURL情報を削除する
これらをすることで、URLを知っている方のみ閲覧できる状態にすることができます。
(※SEO対策などの事情により、クローラー検知から一時的に外したい場合もこちらの方法で対処できます)
しかし、これだけではURLを共有されてしまった場合、閲覧はできてしまう状態のため、完全なクローズドサイトにしたい場合には別途サーバー自体のアクセス制限や、パスワード機能の開発も行う必要があります。
これらについては使用しているサーバーやホームページ作成サービスごとに方法が異なるため、ご自身で利用しているサービスのサポートサイトなどをご確認ください。
初心者でCMS利用の方は次にご紹介する方法を取ることをお勧めします。
2-2.限定公開機能を使った閲覧制限型
おそらく多くの方がWordPressなどのCMSやWepageのようなホームページ作成サービスをご利用いただいているかと思いますので、こちらでは限定公開を有した機能についてご紹介します。
ホームページ作成サービスやCMSなどであればページ単位もしくはページ全体の「アクセス制限」機能というものがついているケースが多いです。
例えば、Wepageであれば、上図のような形でページ全体、個別ページの閲覧制限はもちろん、パスワードを付与することも可能です。
また、こういった限定公開機能が使える場合には、概ね自動でそのページ自体にnoindexも付与される仕組みとなっているため、検索エンジンに引っかかる心配もありません。
ホームページ作成サービスごとに設定の仕方は異なるため、ご自身の使用している作成サービスの限定公開のやり方にあった手法を取りましょう。
03限定公開の使用例
パスワード付きページや非公開ページは上手く利用すればかなり応用の効く使い方ができます。
代表的な使い方から応用的な使い方まで3つの使用例をご紹介いたします。
3-1.会員限定の情報共有ページ
まず代表的な使い方として、Amazonや楽天など多くのECサイトはもちろん、会員限定のセミナー情報共有サイトなどに用いられるようなパスワード付き制限ページがあります。
ただし、こういった身元が特定できるような情報の管理を行う場合には「個人情報保護法」に関する記載と登録時の同意チェックなどの処理をしたうえでの情報取得ルートや会員管理システムの準備も必要となります。
そのため、こちらのようなシステムを希望する場合には、お問合せフォームの設置含め、一度制作会社などに相談すると良いでしょう。
3-2.友人・知人のみ利用可能なコミュニケーション用サイト
X(旧:Twitter)やInstagramなどで非公開アカウント、いわゆる鍵垢という設定ができますが、それと同じように特定の友人・知人とのみ情報を発信・共有したい場合にも限定公開機能は上手く利用することができます。
一般公開さえしなければ、ホームページはWeb上で管理できる「アルバム」のような使い方もできるため、学生であれば思い出作りとして、社会人であれば友人との旅行の記録として使うことも考えられます。
当社のお客様だと保育園や幼稚園のホームページで、園児の親御さんのみが見られる情報共有サイト、運動会などで撮った写真の閲覧場所として利用しているケースも多くみられます。
3-3.学校行事・社内イベントなどの特設サイト
一般に公開されているライブイベントの特設サイトなどは見かけることが多くあるかと思いますが、学校行事・社内イベントなど限定的なイベントかつ特定の人のみにお知らせしたい情報をまとめる際にも限定公開機能は役立ちます。
当社でも社内イベントなどがある際には都度イベントページを作成し、社員への手軽な情報共有サイト、「しおり」として運用を行っております。
また、情報に間違いや変更があってもリアルタイムで修正・更新出来る点もWeb管理ならではの利点です。
社員旅行などで来年・再来年も似たようなイベントがあった際も、画像の変更や日付変更だけすればいいというようなテンプレートをあらかじめ作っておくのも作業効率化ができてお勧めです。
04限定公開の注意点
限定公開の注意点は以下2つあります。
- ✔限定公開ページのURLやアクセス情報を安易に共有しない
- ✔限定公開しているからといって、特定に繋がる個人情報の掲載はしない
まず一つ目として、アクセス制限やパスワード付きの限定公開をしていたとしても、そのページのURLを安易に共有しないようにしましょう。
理由としては単純で、パスワードを設定していたとしても簡単に抜けられてしまう可能性があるからです。
そのためにも出来ることとしては、少しでも複雑なパスワードの設定(大文字、小文字、数字を含めた不規則なパスワード)をすることはもちろん、そのうえでそもそもURLを安易に共有しないよう十分注意を払いましょう。
二つ目に、限定公開をしているからと言ってなんでも情報を載せて良いというわけではありありません。
Web上では一度出回った情報を完全に削除することは不可能に近いです。
そのため、Webに載せる以上「誰かに見られるリスクはある」ということを意識したうえで、個人の完全な特定に繋がらない情報の掲載だけを行うようにしましょう。
05Wepageなら限定公開も簡単!
先ほどご紹介したような学校行事や社内イベントなどがある際、情報共有のためにExcelやPowerPointなど使って情報をまとめ、紙でわざわざ印刷して配る…なんてことをまだしてはいませんか?
Wepageであれば限定公開機能を利用したイベントページが初心者でも簡単に作れます!
リアルタイム更新が可能なため、情報に変更があってもすぐに反映できます。
また、来年や再来年に同じイベントがあった場合にも使いまわしが効き、日付の変更や画像変更など少し編集するだけ簡単に作業を終えることができるため、イベント運営に時間を取られる…といった作業の効率化も図れます!
ライブラリー機能もあるため、スマホで撮った写真をホームページにアップし、社内イベントの思い出ページとして記録に残しておくことはもちろん、採用サイトなどで社内イベントのご紹介ページとしてアクティブ感を見せることが出来るなど幅広くご利用いただけます!
イベント毎に紙の資料を作る時間を手軽な更新作業に変えるため、まずは無料プランを試してみませんか?
Wepageでは無料プランをご用意しておりますので、まずはお気軽にご利用ください!
06まとめ
ホームページで自社情報を公開し、認知を広めることは現代社会において最も重要な方法の一つですが、それと同時にWeb上に情報を公開するというのは大きなリスクも伴います。
そのため、こういった限定公開機能を上手く利用してリスクを回避するとともに、部分的な情報遮断を行うことでより効率的なデータ管理と作業の効率化を図っていきましょう。
非公開機能、パスワード付きアクセス制限機能は運用の仕方次第では、密なコミュニケーション場所の形成や、限定的な情報共有場所として、プライベートな利用もできるようになるため、上手く活用していきましょう!