2024年のホームページ作成費用の相場は?仕組みやポイントを解説
ホームページ作成の費用相場について種類ごとや月額費用の相場、料金が変わる3つのポイント、費用を抑えるための方法についても解説します。
2024/6/27
公開日:2024/8/30
最終更新日:2024/8/30
「ココナラだとホームページ作成の依頼が安いと聞いた」
「ココナラのホームページ制作費用が知りたい」
仕事や相談の依頼ができるスキルマーケットの1つとしてココナラが人気です。
ホームページ作成をしたいと考えている方にとっては、ココナラで依頼するとどのくらいの費用がかかるのだろうと気になるかもしれません。
そこで今回は、ホームページ作成をココナラで依頼するといくらになるのか、料金やココナラでホームページ作成をするメリット・デメリットについて解説します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ココナラとは、株式会社ココナラが提供している「知識・スキル・経験」を売買するクラウドソーシングサービスです。
2023年10月時点では、登録者数が432万人超、79万件以上の出品があり、マーケットとしてはかなり大規模であることがわかります。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービスと似ていますが、ココナラは企業よりも個人の出品が多い傾向です。
そのため、提供されているサービスが多様で、ホームページ作成以外にも他の依頼を探せます。s
例えば、動画やロゴ制作、コンサルティングなど、出品者が提供しているサービスによってさまざまです。
多くの提供サービスから最適なホームページ作成サービスを一気に探せるので、制作会社ごとに調べて比較するという手間を省くことができます。
また、ホームページ制作会社に依頼するよりもココナラに出品されているサービスのほうが、料金が安い傾向にある点も特長です。
ホームページ制作を依頼したいが予算が限られている方にとって、ココナラは魅力的なサービスといえるでしょう。
ココナラでは、ホームページ制作会社に依頼するよりもコストを抑えることが可能です。
以下に、ココナラとホームページ制作会社それぞれにホームページ作成を依頼する際の相場料金をまとめました。
種類・ページ数 | ココナラ | ホームページ制作会社 |
LP・小規模サイト(1~5ページ) | 5万~10万円 | 10万~50万円 |
ECサイト・コーポレートサイト(10~30ページ) | 15万~30万円 | 50万~300万円 |
本格的な大規模サイト(30ページ以上) | 30万円~ | 100万~ |
LP(ランディングページ)や1~5ページほどの小規模サイトの場合、ココナラの費用相場は5万~10万円です。
WordPressやテンプレートデザインを使用して作成する場合には、さらに安くなる可能性があります。
ECサイトやコーポレートサイトの作成の場合、ショッピングカート機能の搭載や問い合わせフォームの設置が必要になるため、費用は高くなる傾向です。
しかし、ホームページ制作会社に依頼するよりも安く抑えられるので、結果としては低予算で納品してもらうことができるでしょう。
本格的な大規模サイトになると、ココナラとホームページ制作会社に依頼する費用相場の差が大きくなります。
大規模サイト制作の場合、集客支援を受けたいと考えている方も少なくありません。
ココナラではホームページ制作のみを受注しているケースが多く、制作~集客サポート・コンサルまでワンストップで依頼ができる受注者は珍しいです。
そのため、集客支援、コンサルといったサービスもあわせて受けたい場合には、ホームページ制作会社に依頼するほうが安心かもしれません。
ホームページ制作会社の細かい費用相場が知りたい方は、以下の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。
上記では、ホームページ制作会社との費用相場を比較しましたが、フリーランスの方へ依頼する場合とも比較してみましょう。
種類・ページ数 | ココナラ | フリーランス |
LP・小規模サイト(1~5ページ) | 5万~10万円 | 5万~30万円 |
ECサイト・コーポレートサイト(10~30ページ) | 15万~30万円 | 20万~50万円 |
本格的な大規模サイト(30ページ以上) | 30万円~ | 50万円~ |
同じ内容のサービスだとしても、ココナラのほうが若干安く済みます。
個人およびフリーランスに依頼する際の費用相場については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考までに読んでみてください。
ココナラでホームページ作成を依頼すると費用が安い理由は、以下のとおりです。
では、それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
駆け出しや初心者の方が、実績作りのために低価格で出品している点が理由の1つです。
駆け出しや初心者となると、顧客から一般的な相場価格で多数の依頼をしてもらえるのはごく稀なケースでしょう。
そのため、収益よりも実績を作るために低価格帯で顧客獲得を目指しているのです。
もちろん低価格だからといって低品質なホームページが納品されるわけではありません。
しかし、低価格で出品をしている方は駆け出しおよび初心者が多いことは覚えておきましょう。
ココナラに出品している方は個人で活動している方が多く、ホームページの制作で発生する人件費を抑えられている点も理由です。
ホームページ制作会社に依頼する場合、多くが分業制でディレクターや各工程で担当する方が複数いるので、その分の人件費がかかります。
一方、個人であれば一人分の人件費で抑えられ、その分のコストを依頼主に還元できるというわけです。
ただし、人件費が削減できるとはいえ、デザインやコーディングの複雑さによっては相応の費用が発生します。
あまりにも安すぎる出品の場合は、人件費以外のコスト削減をしている可能性が高い点も覚えておきましょう。
ココナラで依頼するのが安い理由として、既存の制作ツールやテンプレートの使用があります。
制作ツールやテンプレートを使うと、制作時間の短縮ができるので、その分のコスト削減が可能です。
ただし、既存の制作ツールやテンプレートを使用している場合、以下のようなデメリットがあります。
上記の理由は、低価格プランで提供しているホームページ制作会社と同様です。
テもしオリジナリティや細かな要望がある場合には、出品内容や問い合わせにて、制作ツールやテンプレートの使用有無や実現の可否を確認しておきましょう。
ココナラでホームページ作成を依頼する際は、以下のような流れで進めていきましょう。
では、それぞれの工程について解説します。
まずはホームページ制作を出品している方を検索します。
検索方法はカテゴリの絞り込み機能だけでなくキーワード入力によって検索も可能です。
検索結果には、さまざまな出品者が表示されるはずなので、料金や対応範囲などの条件が合致する方に絞り込んでいきましょう。
上記のほかにも、ロゴやデザイン制作をしてほしい場合には、同様の方法で出品者を検索してください。
出品者が決まったら、サービスを購入するステップです。
ココナラで可能な支払い方法は多彩で、以下のような種類があります。
上記のいずれかで支払い準備をしておきましょう。
また、ココナラではDMによる事前見積もりや相談が可能です。
金額の確定や相談があれば、DMでやりとりをしてからサービス購入を決めましょう。
出品者からサービスを購入したら、ココナラ内にあるトークルームでやりとりを行います。
ココナラの規約上、外部の連携ツールを用いてのやりとりは禁止されているため、必ずトークルームを使うようにしてください。
トークルームのほかにも、ビデオチャットによる打ち合わせが可能で、出品者によって無料・有料の設定をしています。
もしビデオを通した対面での打ち合わせを希望している場合は、ビデオチャットが可能か、追加料金が必要かも確認しておきましょう。
出品者とやりとりが完了したら、あとは納品されるまで待つのみです。
納品された際、納品物が問題ないかを含め、ココナラ内で評価を行います。
総合評価およびコメントについては、出品者のプロフィールにあるレビュー欄に掲載されます。
もし、納品物の修正が必要な場合は、1回のみ差し戻しが可能です。
依頼内容から逸脱した修正や要求については、マナーとして控えるようにしましょう。
ココナラでホームページ作成を依頼する際は、以下のような点に注意すべきです。
それぞれの注意点を理解して、正しくココナラを使いましょう。
ココナラで依頼する際は、トークルームでのやりとりが基本のため、連絡手段の制限を感じるかもしれません。
特にホームページ制作未経験や依頼が初めての方が、テキストのみでやりとりをするのは難易度が高いです。
また出品者側がこちらの意図を完璧に把握できるかどうかもわかりません。
たとえ、伝えた内容とは異なるホームページが納品されたとしても、出品者側が指示通りの制作だと主張する可能性は高く、納品後のサポートも難しいでしょう。
ホームページ制作の要件定義をしっかりと完成させ、出品者側と丁寧に打ち合わせができる自信がなければ、ココナラは不向きだといえます。
最も注意したいのが、ホームページ制作途中で出品者と連絡が取れなくなるリスクです。
ココナラでは、出品の取り止めは出品者側が自由にできます。
何らかの理由で突然出品を取り止めてしまい、連絡が取れなくなるというケースも珍しくありません。
また、出品者側が責任を持ってホームページ制作を遂行しない可能性もあるでしょう。
ココナラはCtoCの属性が強いプラットフォームだからこそ、出品者側の都合で制作の進行および完成できるかが影響されやすいです。
それでも利用したい場合は、なるべく初心者や評価の低い出品者を避けるのが、ココナラを利用する際のリスクヘッジといえるでしょう。
ココナラでは、出品者・購入者ともに手数料が発生します。
以前までは、27.5%の支払い手数料を出品者のみ負担でしたが、2021年からは購入者にも手数料が科されることになったのです。
現在では、出品者が22%・購入者が5.5%の手数料を支払う必要があります。
例えば、ホームページ制作費用が10万円だとすると、5,500円は手数料として支払わなくてはいけません。
もし予算が限られている場合には、手数料分も含めた上で対応してくれる出品者を選定しましょう。
支払いのトラブルが起こりやすいのもココナラの注意点の1つです。
トラブルが起こりやすい理由には、購入者側からサービス購入後にキャンセルができない点があげられます。
双方合意のもとでキャンセルをするなら成立しますが、購入者側からの一方的なキャンセルは不可能です。
また、先に挙げたような意図していないホームページが納品された場合も、支払いのトラブルは起こりやすくなります。
よくあるケースとしては、購入者側から修正の依頼をしても取り入れてもらえず、仕方がないのでキャンセルリクエストを送ると出品者側から拒否されるパターンです。
上記のようなパターンになると、意図しないホームページと契約未完了のサービスが残るため、双方納得できない状態が続きます。
そのため、出品者が誠実に仕事を全うしてくれるかどうかも含めて選定しなくてはいけません。
基本的にココナラで対応してもらえるのはホームページ制作のみです。
納品されたあとは、ご自身でホームページの運用・更新を行うという認識を持っておかなくてはいけません。
もし、運用・更新も任せたいのであれば、運用サポートもしてくれる出品者を探す必要があります。
ただし、ホームページ制作と運用サポートを別の出品者に依頼するのはあまりおすすめできません。
ホームページ制作の方法は多岐に渡るので、制作から運用までワンストップで同じ方に対応してもらうほうがスムーズです。
長期的な運用サポートを希望しているなら、ホームページ制作会社に依頼するのが安心でしょう。
ココナラの利用がおすすめな人は、以下のようなタイプです。
ココナラで失敗を防ぐためには、クオリティを求めない簡易的なホームページの依頼が適切です。
1~5ページほど、あるいはWordPressなどのCMSを利用してのホームページ作成なら、ココナラで依頼するとお得になるでしょう。
一方、以下のようなタイプの方はココナラの利用に不向きです。
ココナラで本格的かつ高品質なホームページ作成を依頼するのはリスクが高いです。
もし上記のような希望がある場合は、ホームページ制作会社に依頼したほうが実現できるでしょう。
今回は、ホームページ作成をココナラで依頼する際の費用相場とメリット・デメリットについて解説しました。
ココナラはホームページ制作会社よりも比較的安い価格でホームページを作成してくれます。
ただし、個人でのサービス提供が多い点やクオリティは劣ってしまう点はデメリットです。
そのため、名刺代わりの簡易的なホームページを作成する方やリーズナブルな価格帯での依頼を考えている方ならココナラは向いているでしょう。
ココナラ内のトークルームが基本となる点は理解しておき、齟齬が生まれないよう丁寧なやりとりを心がけてください。
ココナラの利用を検討している方は、正しく活用して素敵なホームページを作成してもらいましょう。