【最新版】レンタルサーバー10社を比較!種類や選び方も解説
ホームページ作成・公開に必須なレンタルサーバーについて、種類別の特徴と比較、おすすめレンタルサーバー会社の紹介、レンタルサーバーの選び方とポイントを解説します。
2022/6/30
公開日:2021/12/24
最終更新日:2023/5/19
「ホームページを作りたいけど、維持費はどれくらいかかるの?」
「制作会社に管理費の見積もりを出してもらったけど、高いのか安いのかわからない」
ホームページの作成や運用をする中で、ドメイン代やサーバー代など、発生する費用が多くて悩んでしまいます。
外部委託の場合も、維持費の内訳を理解していなければ、不要な出費になることも。
そこで今回は、ホームページにかかる維持費について紹介します。
この記事を読んで、維持費の相場について参考になれば幸いです。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ホームページの管理費とは、サーバー代やドメイン代に加えて、セキュリティ対策やバグ・トラブルの対応にかかる費用です。
企業によっては、更新やメンテナンスを外部委託する際の費用と定める場合がありますが、広い意味では自身で運営・管理する際のすべてのコストを管理費と捉えます。
また、ホームページ作成費用と同様、ほとんどの場合で勘定科目を「広告宣伝費」として計上することが多いです。
ホームページ管理費の基本的な内訳は、以下の2点です。
では、それぞれについて詳しく解説します。
ホームページは、必ずサーバーを経由してインターネット上に公開されます。
自社でサーバーを用意する企業もありますが、一般的にはレンタルサーバーで運用することが多いです。
そのため、サーバーのレンタル代が維持費としてかかることになります。
レンタルサーバーを提供している有名な3社の料金は以下の通りです。
サーバー名 | 月額料金(税込) |
エックスサーバー | スタンダード:1,100円 プレミアム:2,200円 ビジネス:4,400円 |
ConoHa WING | ベーシック:1,320円 スタンダード:2,640円 プレミアム:5,280円 |
さくらのレンタルサーバー | ライト:131円 スタンダード:524円 プレミアム: 1,571円 ビジネス:2,619円 ビジネスプロ:4,714円 マネージドサーバ:13,200円~ |
※12ヶ月契約時の月額料金を算出しています
※初期費用は含んでおりません
レンタルサーバーを提供している会社によって、提供するストレージや料金プランが異なります。
自社がどのくらいの容量が必要か、提供してもらえるオプションなども見比べて、適切なサーバー会社を選びましょう。
ドメインとは、当サイトでいえば https://wepage.com/blog/ の中で wepage.com の部分を指しています。
独自ドメインなら好きな文字を入力できるため、企業名や商品名を入れて覚えやすいURLにするケースが多いです。
レンタルサーバーを提供する会社によっては、サーバー契約と同時に無料でドメインをもらえる場合もあります。
ドメインは「.jp」や「.com」などのURL末尾によって金額が変わり、安いものは1円から購入できます。
購入初年度は安くても、更新する際に価格が上がるドメインもあるため、更新時には注意が必要です。
ただし、ドメイン費用の相場は月額1〜1,000円ほどなので、そこまで出費になることはないでしょう。
サーバーやドメイン以外にも、以下のような費用が発生します。
特に外注する際には、見逃せない費用になるので、それぞれでどのような内容になるのかをチェックしておきましょう。
管理費は、ホームページが常に正常に表示されるために
の作業にかかる費用です。
サーバーやドメインの契約が切れてしまっているのに気づかないと、ホームページがインターネット上に公開されなくなってしまいます。
また、ホームページにCMSを導入している場合、定期的なアップデートやプラグインの導入が必要です。
以上のような工程を外部に任せることで、安心してホームページの運営ができるようになります。
管理費は外部委託で依頼する際にかかる費用で、自社ですべて管理する際には発生しません。
大体月額5,000円〜20,000円が管理費の相場になります。
以上に該当するなら、管理を外部に任せることを検討しましょう。
上記のようなバグの対応も保守管理費用に含まれます。
費用は作業工数によって変わりますが、大体ページ単位で5,000〜10,000円です。
また、WordPressなどのCMSを利用している場合、定期的な更新・メンテナンスの費用も発生します。
バージョンアップ後のセキュリティの把握や安全な環境整備は、プロに依頼しておくと安心です。
SSL(Secure Sockets Layer)はインターネット上のデータ通信を暗号化し、セキュリティを強化する対応です。
個人情報の流出や改ざんリスクからユーザーを守り、安全にホームページを利用するために必要な費用といえます。
SSLの費用相場は、どの認証レベルを用いるかによって異なります。
認証レベル | 費用相場/年 |
ドメイン認証 | 0円〜50,000円 |
企業認証(OV) | 50,000円〜80,000円 |
EV認証 | 80,000円〜200,000円 |
認証レベルは、どのような企業がそのドメインを保有しているか証明するための差であり、暗号化の強度は変わりません。
特に企業認証・EV認証は法人のみ申請可能で、実在性の確認がより厳しくなり、その分安全・安心を保証できる証拠になります。
そのため、企業サイトやECサイトなど、ユーザーに信頼を与える必要があるサイトを運営する場合は、SSLにも予算を充てるべきです。
更新費は、ホームページ内のページのテキストや画像の変更をする際に発生する費用です。
有料の画像を使用する場合を除き、自社で管理するなら更新費は発生しません。
外部に委託する際は、既存ページのテキスト・画像の変更なら1回5,000円前後が相場の価格です。
ただし、新しくページを増やす、あるいは大幅な変更を依頼する場合は、さらに費用は高くなります。
新費用が気になるなら、更新は自社で行いやすいCMSを導入するなどの工夫が必要です。
ホームページに訪れるユーザー数やどのようなキーワードで流入したかをデータとして集めてくれるのがアクセス解析です。
アクセス解析があれば、効率よくホームページの検証・改善ができるため、
など、より目的や目標への成果が見えやすくなります。
無料のアクセス解析ツールを用いるなら費用はかかりませんが、有料ツールを使うなら、月額数千円〜数万円を目安にしましょう。
また、中には初期費用がかかることがあり、相場は大体30,000円〜50,000円かかるケースが多いです。
もし、制作会社にアクセス解析も依頼している場合、上記に加えてさらに費用が上乗せされます。
アクセス解析を依頼する際は、以下の3種類から選ぶのが主流で、下に行くにつれて費用が高くなります。
本格的な支援を受けたいと考えているなら、コンサルティングに強い制作会社を検討しましょう。
ホームページを検索上位に表示させてアクセスや成約率アップを狙うのがSEO対策です。
SEO対策は、狙う検索キーワードによっては難易度が高くなり、長期的な視野で行わなければなりません。
そのため、SEO対策だけ外部委託に任せる企業も多いです。
しかし、専門知識が必要な点から、費用を支払った後は、さほどSEO対策作業をしてくれない業者も中には存在します。
もしSEO対策を外部に委託するなら、信頼できる業者かどうか、実績や口コミなども参考に、よく吟味して選びましょう。
SEO対策を委託する場合の費用は、低く見積もっても月額5,000円〜10,000円からです。
細かく見ていくと
などもあります。
SEO対策はどのようなことをするのか、知識として理解しておけば、依頼する際もイメージがしやすいでしょう。
SEO対策について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SEO対策よりも効果が出やすい集客方法が広告運用です。
自社で行う場合、リスティングやバナー広告などがわかりやすく始めやすいでしょう。
広告運用をするなら最低でも月30,000〜50,000円は予算の確保をしなくてはいけません。
また、外部委託する場合は、業者が提供する広告運用方法により、30,000〜100万円以上と相場のばらつきが大きいです。
効率を求めるなら、成果が出やすい広告媒体を見つけてから予算を注ぎ込むのがおすすめです。
外部委託時も、どのような広告を利用し、どのくらいの成果が見込めるのかをしっかりと確認してから決めましょう。
ホームページ管理費は、どの作業を外注するかによって相場が変わります。
相場ごとの作業内容を確認し、自社でどの程度外注化するのか検討してみましょう。
月5,000円以下でホームページの維持を考えている場合、自社で運用・管理を行うのが最適です。
自社で運用・管理をする場合、以下の費用がかかります。
ホームページのメンテナンスや更新作業をすべて自社で行う必要があるため、それなりの知識と労力が必要です。
ホームページの運用知識がある社員・スタッフがいるなら、ホームページの維持費を月5,000円以下に抑えることが可能でしょう。
月5,000〜20,000円なら、中小規模の制作会社にホームページの管理・維持を依頼できるだけの予算相場になります。
先ほどの3つの維持費に加え、コンテンツ更新やサーバーのメンテナンスが含まれるケースが多いです。
月数回など、さほど更新頻度が高くない場合は、月5,000〜20,000円で維持ができると考えていいでしょう。
ただし、大幅なデザイン変更や新規記事の挿入となると、追加料金が発生する場合もあるので注意してください。
月20,000〜50,000円なら、より丁寧かつ幅広いサポートをしてもらえるはずです。
上記が料金内に含まれます。
制作会社によってはWeb上で、月次レポートが閲覧できるシステムを導入できる場合があり、利便性の高さも期待できます。
また、大手・中小規模の制作会社に依頼する際の費用相場が月20,000〜50,000円です。
維持費が50,000円以上の場合は、集客やブランディングの本格的なサポートを受けることが可能です。
上記の内容が含まれます。
ただし、50,000円〜100,000円ではアドバイスで留まる場合が多く、コンサルティングを受けるなら200,000円以上は必要です。
また、アドバイス・コンサルティングは会社の利益に直結する繊細な部分のため、
のように依頼先を分ける企業も多いです。
それぞれの会社の得意分野を見極めて依頼する方法がある点を覚えておきましょう。
ホームページで発生する管理費用を具体的な例を用いて知りたい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで構成例をふたつ挙げ、その際にかかる管理費用を紹介しますので、自社ではどのくらいかかるのかの参考にしてください。
ちなみに今回のレンタルサーバー代は、「エックスサーバー」を利用した際の料金で算出しています。
項目 | 種類 | 年間費用 |
レンタルサーバー | スタンダード | 13,200円 |
ドメイン | .com | 2,000円 |
SSL証明書 | Let’s Encrypt | 無料 |
- | 合計 | 15,200円 |
上記は、エックスサーバーのスタンダードプランで「.com」ドメインと「Let’s Encrypt」のSSL証明書で構成したパターンです。
店舗や会社のホームページをひとつだけ運用する場合には、以上のような相場感になるでしょう。
ドメインについては末尾が「.com」以外にも「.co.jp」や「.net」などがあり、それぞれで価格に違いが発生します。
項目 | 種類 | 年間費用 |
レンタルサーバー | ビジネス | 52,800円 |
ドメイン | .jp | 10,000円 |
ドメイン | .com | 2,000円 |
SSL証明書 | ラピッドSSL(2枚分) | 5,940円 |
- | 合計 | 70,740円 |
上記では、会社とお店・サービスのホームページをふたつに分けて構成した際の管理費用相場です。
エックスサーバーを含む多くのレンタルサーバーでは、ひとつのプランで複数のドメインを用いてホームページを作成できます。
そのため、レンタルサーバー代は容量が多く複数人で管理できるビジネスプランの1種類のみで構成可能です。
ただし、ドメインはホームページごとにひとつ必要になるので、その分の費用が発生します。
ホームページを運営・管理していく中で、明確にしておくべき項目が存在します。
もし、何も知らずに外部へ委託すると、ムダな出費が発生する可能性も。
適切なコストで依頼するためにも、これから紹介するホームページを維持する際の注意点について理解しておきましょう。
先ほど紹介した維持費の中で、自社で対応可能な作業と外部に委託する作業の確認が必要です。
例えば、
などのように、自社でできる作業がある分、維持費を抑えられます。
反対に
など、自社で管理が厳しい作業は、委託を検討しましょう。
その際、委託先の制作会社が、どの程度まで管理してくれるのかも把握しておくのも忘れないようにしてください。
また、この一連の作業は、ホームページを制作する段階でハッキリさせておくと便利です。
もし、ホームページが完成した後に検討しても、委託先のサーバーを使用しているなどの理由で、簡単に変更できない恐れがあるからです。
後々のことを考えて、設計段階から自社管理から外部委託までの作業範囲を明確にしておきましょう。
制作会社によっては、サーバーとドメインの取得を代行してくれるところがあります。
しかし、サーバーの設置とドメイン設定は、自社で管理したほうが維持費は安く済む場合がほとんどです。
自社で管理する際は、サーバーとドメインそれぞれで契約期間が設けられているので、更新手続きは忘れないようにしておきましょう。
サーバーとドメインの管理を外部へ委託するときの注意点は、どのサーバーにホームページがアップロードされるのか、という点です。
仮に、制作会社が自身で契約しているサーバーに、自社のホームページをアップロードする方式を取っていたとしましょう。
上記の方式では、委託先を変えるなどの理由で管理費を支払わなくなると、ホームページを設置するサーバーも利用できなくなり、インターネットに表示されなくなります。
上記のようなアクシデントが起こらないためにも、サーバーとドメインの管理は、なるべく自社でやる方がおすすめです。
できるだけ費用を抑えたいとお考えの方にとっては、維持費が月額無料という言葉は魅力的に映るかもしれません。
しかし、月額無料の場合には、実は以下のようなデメリットが存在している場合が多いので注意です。
サーバーが何らかのトラブルが起こった場合、本来であれば丁寧かつ迅速に対応してもらえます。
しかし、維持費が無料の会社は対応範囲外の場合が多く、ユーザーに迷惑をかけてしまうことも多いです。
また、セキュリティ対策も未対応だと、個人情報が漏洩するリスクもあり、企業としての信用を失くしてしまう可能性が高いです。
維持費の月額無料と謳っている制作会社に運用・管理を依頼する際は、必ず作業範囲を聞いておきましょう。
あるいは、維持費節約のためにサーバーとドメインは自社で保有し、それ以外の部分を信頼できる制作会社に依頼しましょう。
もし、維持費をできるだけ抑えてホームページ制作をしたいのなら、当社が提供している「Wepage」がおすすめです。
Wepageは以下のような特長があります。
維持費を抑えるためには、自社で運用・管理を行う必要がありますが、それなりに知識が必要です。
しかし、Wepageでは直感的な操作で更新・メンテナンス作業ができてしまうため、コストパフォーマンス高く運用ができます。
Wepageでは無料プランもご用意しております。
この機会に、ぜひWepageをお試しいただき、自社に最適かどうかを確かめてみてください。
ホームページ管理費をできるだけ抑えるには、自社で管理をするのが最も効率的です。
特に、サーバーとドメインは管理がしやすいので、自社で契約をしたほうが費用を抑えられます。
例えば、サーバー・ドメインの取得を外部に委託してしまうと、業者の切り替えがしにくくなるでしょう。
中には、ホームページが消えるので切り替えないほうがいい、というドメインとサーバーを盾にした提案をされる可能性もあります。
ドメインとサーバーは自社の名義にしておく方が、取得費用が追加で発生せず、本来の更新・管理作業のみで済むでしょう。
ホームページの管理をどこまで自社で補えるかが、費用を抑える重要なポイントといえます。
今回は、ホームページの管理費について、内訳や費用相場を解説しました。
コストを抑えるなら管理・更新は自社で行うのが効率よく、もし外注する場合には、どの作業を委託するのかで変わるのがわかっていただけたのではないでしょうか。
ぜひ、ホームページの管理費用を理解して、適切なコストで依頼ができるようになりましょう。