STORES(ストアーズ)とは?BASEとの違い、評判、決済手数料を解説!

STORES(ストアーズ)とは?BASEとの違い、評判、決済手数料を解説!

公開日:2022/12/29
 最終更新日:2022/12/29

ネットショップ作成サービスの中でも、「STORES」は誰でも簡単にネットショップを開設できることで有名です。
これからネットショップを開業しようとしている方の中でも、STORESを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、ネットショップ作成サービスは多数あるからこそ、具体的なサービス内容について理解し、自身に合っているか決めたいはずです。

そこで今回は、STORESの概要について、評判や決済手数料を含めて解説します。
有名なネットショップ作成サービスのBASEとの違いについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01STORESとは?BASEとどう違う?

STORESとは、毎月1万ショップ以上の開設数を誇る、人気のネットショップ作成サービスです。

フリープランスタンダードプランがあり、月額費用と手数料に違いがあります。
デザインやプログラミングのスキルがなくても、48種類のテンプレートから選ぶだけで本格的なネットショップが開設可能です。

ネットショップ作成サービスではトップレベルの人気を誇るBASEと比較されることが多く、本記事を読んでいる方の中にも気になる方は多いでしょう。
結論からいうと、

  • 実店舗のキャッシュレス決済やネット予約を導入したい
  • 決済手数料を抑えたい

上記に該当する方はSTORESの利用がおすすめです。
では、そのほかでどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

STORESとは?BASEとどう違う?

1-1.①クレジットカード決済手数料はSTORESの方が安い

オンライン決済において最も利用率の高いクレジットカード決済は、STORES・BASEともに店舗側で決済手数料が発生します。
クレジットカードの決済手数料を以下にまとめました。

サービス名 決済手数料
STORES フリープラン スタンダードプラン
5% 3.6%
BASE スタンダードプラン グロースプラン
3.6%+40円
+
サービス利用料3%
2.9%

双方の無料プラン(フリープラン・スタンダードプラン)で比較すると、BASEはサービス利用料3%が上乗せされているのがわかるはずです。
つまり、一見BASEの方が手数料は安く見えますが、STORESは5%、BASEは6.6%になるので、STORESの方が安くなります

また、双方の有料プランでは、グロースプランの2.9%が安く感じますが、月額費用はBASEの方が高いです。
そのため、売上がさほど高くない時期では、STORESの方がお得に利用ができます。

手数料は注文ごとに発生するため、売上が多くなるほど影響も大きくなります。
利益を追求するなら、手数料についても考えるべきでしょう。

1-2.②BASEはショッピングアプリと連携が可能

集客戦略としては、ショッピングアプリと連携が可能なBASEに軍配が上がります。

なぜなら、BASEで人気のショップに認定されると、ショッピングアプリで取り上げられ、アクセス数増加に期待ができるからです。
正確にはSTORESでもショッピングアプリの連携は可能ですが、「集客に有利な連携か」という点ではBASEの方が有利でしょう。

1-3.③振込(入金)スピードはSTORESの方が早い

振込スピードについては、以下のような違いがあります。

サービス名 振込サイクル
STORES 手動入金:振込申請から2営業日以内
自動入金:月末締め翌月20日払い(最大60日)
BASE 振込申請から10営業日以内

STORESの手動入金を用いる場合は、BASEよりも振込スピードが早いです。
ただし、自動入金の場合には月末の売上が翌月に入金されるので、BASEよりも遅くなります。

また、STORESの手動入金は売上合計が10万円未満の場合、手数料が200円発生する点は注意しましょう。

1-4.④独自ドメインを無料取得できるのはSTORES

BASEやSTORESでショップを開設する場合、URLの語尾に指定の文字列が含まれるサブドメインが提供されます。

  • STORESのドメイン例:https://◯◯/stores.jp/
  • BASEのドメイン例:https://◯◯/base.shop/

◯◯の部分はショップのオーナーが自由に決められますが、以降のドメインについては強制的に付随するのが特徴です。

もし、ブランドやショップイメージを確立するためにURLを自由に決めるなら、独自ドメインの取得が必要です。
独自ドメインの取得には費用がかかるものの、STORESのスタンダードプランでは

  • 「https://◯◯.com」
  • 「https://◯◯.net」
  • 「https://◯◯.shop」

のいずれかから無料で取得できます。

BASEでは独自ドメインを別途取得できればプランに関係なく設定可能です。
STORESはフリープランでは独自ドメインの設定ができないため、利用するなら自ずとスタンダードプランを選択する必要があります。

基本的にショップ利用者はURLを見て購入するか決めるわけではないので、ブランディングや将来的に自社管理にしたいなどの希望がなければ、そこまで重要視しなくてもいいでしょう。

1-5.⑤BASEはクレジットカードの審査が無い

オンライン決済の手段としてクレジットカード決済がありますが、STORESで導入しようとすると、事前審査が必要です。
審査に通過しなければ、ショップにクレジットカード決済を導入できないため、利用者の決済方法の幅を狭めてしまいます。

一方、BASEでは「BASEかんたん決済」の利用申請を行うだけで審査はありません。
唯一JCB/アメリカン・エキスプレスカードのみ利用準備期間が設けられている程度になります。
そのため、オンライン決済の導入のしやすさでいえばBASEの方が優れていると判断していいでしょう。

STORESとは?BASEとどう違う?

02STORESのBASE以外のライバル社

STORESのBASE以外のライバル社

BASE以外にもSTORESに競合するネットショップ作成サービスはいくつかあります。

例えば、「カラーミーショップ」です。
カラーミーショップでは、電話・チャット・メールによるサポート体制が充実しています。

また、有料プランになると、利用できる機能やカスタマイズ性も高く、よりショップ運営がしやすく、オリジナル性が出しやすい点も魅力です。

また、海外出店を考えている場合には「Shopify」の方が相性よく、Shopifyは決済手数料も3.25〜3.9%と手ごろな価格帯で設定されています。
ネットショップの運営方針を見据えた上で、適切なネットショップ作成サービスを利用するといいでしょう。


03STORESのメリット

STORESを利用すると、どのようなメリットがあるのかをまとめました。

ご自身にとって魅力的なメリットなのかも含めて見ていきましょう。

3-1.開設・運営までが簡単

STORESは基本的にドラッグ&ドロップでショップが完成されていくため、開設・運営までが非常に簡単です。
デザインや制作スキルがない方でも、自身のイメージしているネットショップを作ることができるでしょう。

「気軽にネットショップを始めたいけど、制作会社に依頼する予算がない」という方でも安心して開設・運用を始められます。

3-2.手数料が低い

先ほど比較してもわかるように、STORESの決済手数料は低めに設定されています。
同様のサービスを展開しているBASEでは「6.6%+40円」の手数料が発生しますが、STORESでは5%です。

少しでも手元に利益を残したい方にとっては、STORESの手数料の低さは魅力といえるでしょう。

3-3.テンプレートデザインが豊富

STORESの無料テンプレートデザインは2022年現在で48種類と豊富です。
BASEの無料テンプレートデザインは全17種類なので、より独創性のあるデザインにしたい場合にはSTORESのテンプレート数の多さが活きるでしょう。

HTMLやCSSの知識がない方にこそ、テンプレートデザインの豊富さはありがたいですね。

3-4.売上や方針に合わせて柔軟なプランが用意されている

STORESでは、無料で利用できるフリープランと、月額費用が発生するスタンダードプランがあります。

  • 売上が伸びてきたので決済手数料を抑えたい
  • 代引きやAmazon Pay決済を導入したい

などの要望に合わせて、プラン変更が可能です。
特にスタンダードプランは独自の魅力的な機能が多数あるので、よりショップを成長させたい際に役立ちます。


04STORESのデメリット・注意点

STORESのデメリット・注意点

STORESのデメリット・注意点としては、HTML・CSSの編集ができない点です。

HTML・CSSの知識がある方だと、ECサイトで使用されるテンプレートデザインを、より自分好みにカスタマイズができます。

しかし、STORESではそもそもHTML・CSSの編集ができないため、オリジナルデザインにすることはできません。

テンプレートデザインを限られた中でカスタマイズしてオリジナリティを出す、というのがSTORESを利用してデザインを構築する際の方向性になるでしょう。


05STORES決済のメリット

STORES決済のメリット

「STORES決済」は、店舗にキャッシュレス決済を簡単に導入できるサービスです。

2020年4月までは、「Coiney(コイニー)」という名称でしたが、現在では「STORES ターミナル(STORES決済)」に変更されています。

では、STORES決済の導入には、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

5-1.複数のキャッシュレス決済を導入可能

STORES決済では、クレジットカードや電子マネーなど、複数のキャッシュレス決済の導入が可能です。
キャッシュレス決済の普及率が高まる昨今において、実店舗での導入は顧客満足度にも影響するでしょう。

本来キャッシュレス決済の導入には、

  • それぞれのカード会社と契約
  • 決済代行会社に依頼

が必要になるため、少々手間です。
しかし、STORES決済では

  • アカウントの登録
  • 事業情報の登録
  • 申し込み

と至ってシンプルな手続きで済むので、申請がしやすい点もメリットといえます。

5-2.決済情報はクラウド上で管理できる

STORES決済を利用した場合、決済情報は全てクラウド上に保存されるため、データとして一元管理が可能です。
また、「PCI DSS」と呼ばれるセキュリティの国際統一基準にも対応しているので、顧客・事業者双方が安心して利用できます。

5-3.外部サービスと連携できる

STORES決済はPOSレジや会計ソフトといった外部サービスとの連携も可能で、会計業務の効率化も図ることができます。
導入もしやすく、ネットショップと実店舗の売上管理がスムーズになるメリットがあるので、連携は積極的に行うべきでしょう。

5-4.中国のキャッシュレス決済にも対応

STORES決済は、日本国内だけでなく中国のキャッシュレス決済にも対応しています。

現在、中国のキャッシュレス決済では「WeChat Pay」が主流ですが、STORES決済でも利用可能です。

新型コロナウイルスによる影響で、一時的に訪日中国人が減少しましたが、円安や規制緩和によって、これからインバウンド需要は高まっていくでしょう。
そのため、STORES決済の海外のキャッシュレス決済に対応できる特徴は、最大限の利益を得るためのメリットと捉えることができます。


06STORES予約のメリット

STORES予約のメリット

STORES予約は、インターネット上で実店舗の予約を円滑に行うためのサービスです。

無料プラン・有料プランによって利用できるサービスは異なりますが、どれも魅力的な内容が提供されています。

今回は、STORES予約のメリットについて3つピックアップしたので見ていきましょう。

6-1.多彩な業種に対応可能

STORES予約は活用幅が広く、およそ180以上の業種で対応可能なサービスです。
飲食店や美容室をはじめ、ヨガやピラティスなどの教室、イベント・セミナー、病院の予約に至るまで、STORES予約が利用できます。

毎月1,000社以上の企業に導入されている実績からも、STORES予約の信頼度が高いことがわかるでしょう。

6-2.24時間365日受付できる

STORES予約は24時間365日受付可能なので、営業時間外に予約ができないことによる機会損失を防げる点もメリットです。

予約を受け付けた場合にも、自動メール配信機能を活用すれば、スタッフが対応する必要もありません。
予約を1件ずつ手動で対応していた場合は、かなりの業務効率化に期待できます。

6-3.予約に関する顧客管理の自動化を実現

予約確認メールや来店後のフォローメール、顧客情報や支払い管理まで、全てを自動化できるのがSTORES予約です。

予約・顧客データ管理画面も見やすく操作性が良いので、自動化に抵抗がある方でも問題ないでしょう。
また、STORES予約はアプリを通して確認もできるため、場所問わず予約チェックも可能です。


07STORESの評判・口コミはどう?

STORESの評判・口コミはどう?

様々な機能があるSTORESですが、実際に利用された方々の評価が気になるところです。

口コミを引用してご紹介します。

良い口コミ
  • ネットショップを利用していた際によく目にしていたので、私自身がネットショップを開設しようと思った時にすぐ頭に浮かんだのがストアーズさんでした。
    初めて開設者側として利用させていただいての感想は、複雑な操作は一切なくとにかく簡単でわかりやすい!会員登録してからステップに沿って進んでいくだけで、出来上がるまであっという間でした。まずは無料のコースから初めてみましたが、充分魅力的なお店が出来上がりました。
    ただ、無料のコースですと出品可能商品数が5点までなのでたくさんの商品を売りたい方は注意すべき点だと思います。商品購入の際の支払方法が他社に比べて多く対応しているので、その点で購入意欲を下げさせないところは魅力的です。

引用元:みん評

  • センスのいい友達が、アクセサリーや小物を売るネットショップを始めたのを知って羨ましくなり、私もマネして始めてみることにしました。PCの操作が苦手なので不安が少しありましたが、案外サクサクと操作できたのでホッとしました。お洒落なデザインプレートが沢山あって、そこに私の作った自慢のヌイグルミ達の写真を飾ると、もうそれだけで可愛すぎて大感動です。今はフリープランですが、1アイテムの登録数が15枚まで増えて、たっぷり使えるので充分満足しています。でも、もし売り上げが出るようになったら、スタンダードプランに変更してもいいかなと思っています。

引用元:みん評

  • 新型コロナウイルスの流行によって、経営する店舗の売上が激減してしまい、なんとかネットに活路を見出そうとしてネットショップを運営することにしました。その時に使用したのがこちらのサービスです。他にも競合のサービスはいっぱいありますが、ここがおすすめとネットショップを運営している知人におすすめされたので、このサービスを使い始めた次第です。独自ドメインが使えて、初期費用や固定費も安く済むのはいい点だと思います。また、出金スピードが速いのはとても助かりました。ただし、集客についてはショップ運営側がする必要があるのでマイナスです。

引用元:みん評

悪い口コミ
  • 最低料金では色々と痒いところに手が届き辛く、オプションをどんどん追加していく形のシステム。
    サロンで使用していますが、オプションをつけるのも、お客様に事前の予約通知が行く設定も全て追加料金がかかります。
    いくらまで出せるかによって、使いやすさが変わってくる気がします。
    ヨガや、複数店舗、教室系の方が使い勝手良さそう。
    あとは、サポートがチャットのみなのは少し不安です。
    営業の方の説明不足が少しあるなと感じました。

引用元:みん評

  • サポートが最悪!
    営業担当はよかったが、最初解らず問合せで電話したら、「電話で操作のやり方は教えていない」と怒られた。
    チャットでは、何度ももう一度質問して!と先に進めない。
    無料プランならまだしも、有料プランで使えないチャットのみとは、ぼったくり会社だ!
    シンプルプランでは、殆ど使い物にならず、一つオプション機能追加で4.000円かかる。
    お試しで3ヶ月始めたけど、更新したくないので、他に探してます。

引用元:みん評


08STORESの登録方法・使い方

STORESでネットショップを開設する場合の登録方法や使い方について解説します。
基本的には、以下の流れで登録が可能です。

  1. 2種類の方法から登録できる
  2. サイトデザインを考える
  3. 商品を登録する
  4. ストアの登録をする

では、ステップごとに詳しく見ていきましょう。

8-1.①2種類の方法から登録できる

STORESの登録方法は、メールアドレス・Facebookのどちらかを選択します。
いずれかで登録できるなら、PC・スマホどちらでも可能なので、お好きなほうを選んで登録完了まで進みましょう。

8-2.②サイトデザインを考える

登録が完了したら、STORESにログインして管理画面に移行しましょう。
管理画面の「ストアデザイン」をクリックして、ショップのメインとなるデザインテーマを選ぶ作業です。

  • 商品画像の大きさ・レイアウト
  • 背景色
  • ショップ名
  • ロゴ

以上の設定が完了したら、「このデザインをストアに反映する」をクリックしてください。

8-3.③商品を登録する

ショップデザインが決まったら、続いて商品の登録作業です。
管理画面の「アイテムを追加」をクリックし、

  • アイテム画像
  • アイテム名
  • 価格(税込)
  • 割引率
  • 公開
  • アイテム紹介文
  • カテゴリー
  • 在庫数

以上の項目を入力してください。
問題なく入力できたら「保存」をクリックするとショップ内に商品が表示されます。

8-4.④ストアの登録をする

最後はストアの登録作業です。

  • ショップ名
  • URL・独自ドメイン変更
  • 公開
  • プラン
  • ショップ紹介文
  • 特定商取引法に関する表記
  • 送料設定
  • 英語対応
  • ブログで紹介の有無

以上の項目を設定し、保存をすればショップが公開されます。
送料については、

  • 固定送料
  • 地域別送料
  • アイテム別送料
  • 送料無料

の4種類から選択が可能なので、自身で好きなものを選択してください。

また、月額税込2,178円でスタンダードプランに加入すると、利用できる機能が増えるため、本格的にネットショップに参入したい方はおすすめです。
スタンダードプランでは、以下のような機能があります。

  • 利用可能デザインテンプレートの追加
  • 商品画像掲載数の追加
  • アクセス解析の導入
  • アイテム一括登録
  • まとめ販売
  • 予約販売
  • 納品書PDF出力
  • クーポン発行
  • サービスロゴ非表示
  • Amazon Pay・代引き支払いの追加

以上の機能は業務効率化にもつながるので、ネットショップが成長したら切り替えを検討してみましょう。

STORESの登録方法・使い方

09まとめ

今回は、STORESの料金や評判、メリットなどの概要について解説しました。
初期費用・月額費用が無料なので、試しにネットショップ運営を体験できるのがSTORESの魅力です。

ネットショップ初心者や、デザイン・制作スキルがない方は、ぜひSTORESを使って本格的なネットショップを制作・運用をしてみてください。


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