
ネットショップ開業の基本知識!個人でもできる開業方法や準備
ネットショップ開業の必要な手続き、手順と必要なもの、ネットショップおすすめサービス5選や注意点まで、ネットショップ開業を徹底解説します。
2024/11/11
公開日:2022/12/29
最終更新日:2025/3/28
ネットショップ作成サービスの中でも、「STORES」は誰でも簡単にネットショップを開設できることで有名です。
これからネットショップを開業しようとしている方の中でも、STORESを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ネットショップ作成サービスは多数あるからこそ、具体的なサービス内容について理解し、自身に合っているか決めたいはずです。
そこで今回は、STORESの概要について、評判や決済手数料を含めて解説します。
有名なネットショップ作成サービスのBASEとの違いについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
STORESは、2012年8月にSTORES株式会社によって提供されたネットショップ作成サービスです。
当時はまだオンラインショップの制作・運営するのが難しかった時代に、誰でも簡単に操作ができるとして注目を集めました。
現在においても、利便性・操作性のよさや豊富な機能が使える点で、ネットショップ作成サービスの代表格として人気があります。
無料で利用できるプランもあり、低コストで出店したい、商品が売れるかどうか試したいなど、さまざまなニーズ向きのサービスです。
また、STORESではネットショップ作成サービス以外にも、POSレジや決済、予約システムなどのサービスも提供しています。
STORESを利用すると、どのようなメリットがあるのかをまとめました。
ご自身にとって魅力的なメリットなのかも含めて見ていきましょう。
STORESは基本的にドラッグ&ドロップでショップが完成されていくため、開設・運営までが非常に簡単です。
デザインや制作スキルがない方でも、自身のイメージしているネットショップを作ることができるでしょう。
「気軽にネットショップを始めたいけど、制作会社に依頼する予算がない」という方でも安心して開設・運用を始められます。
先ほど比較してもわかるように、STORESの決済手数料は低めに設定されています。
同様のサービスを展開しているBASEでは「6.6%+40円」の手数料が発生しますが、STORESでは5%です。
少しでも手元に利益を残したい方にとっては、STORESの手数料の低さは魅力といえるでしょう。
STORESの無料テンプレートデザインは2022年現在で48種類と豊富です。
BASEの無料テンプレートデザインは全17種類なので、より独創性のあるデザインにしたい場合にはSTORESのテンプレート数の多さが活きるでしょう。
HTMLやCSSの知識がない方にこそ、テンプレートデザインの豊富さはありがたいですね。
STORESでは、無料で利用できるフリープランと、月額費用が発生するスタンダードプランがあります。
などの要望に合わせて、プラン変更が可能です。
特にスタンダードプランは独自の魅力的な機能が多数あるので、よりショップを成長させたい際に役立ちます。
STORESのデメリット・注意点としては、HTML・CSSの編集ができない点です。
HTML・CSSの知識がある方だと、ECサイトで使用されるテンプレートデザインを、より自分好みにカスタマイズができます。
しかし、STORESではそもそもHTML・CSSの編集ができないため、オリジナルデザインにすることはできません。
テンプレートデザインを限られた中でカスタマイズしてオリジナリティを出す、というのがSTORESを利用してデザインを構築する際の方向性になるでしょう。
STORESはネットショップサービスといえばトップレベルの人気を誇るBASEと比較されることが多く、本記事を読んでいる方の中にも気になる方は多いでしょう。
STORESにはフリープランとベーシックプランがあり、BASEとは月額費用と手数料に違いがあります。
STORESはデザインやプログラミングのスキルがなくても、48種類のテンプレートから選ぶだけで本格的なネットショップが開設可能です。
結論からいうと、
上記に該当する方はSTORESの利用がおすすめです。
では、そのほかでどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
オンライン決済において最も利用率の高いクレジットカード決済は、STORES・BASEともに店舗側で決済手数料が発生します。
クレジットカードの決済手数料を以下にまとめました。
サービス名 | 決済手数料 | |
STORES | フリープラン | スタンダードプラン |
5.5%~ | 3.6%~ | |
BASE | スタンダードプラン | グロースプラン |
3.6%+40円 + サービス利用料3% |
2.9% |
双方の無料プラン(フリープラン・スタンダードプラン)で比較すると、BASEはサービス利用料3%が上乗せされているのがわかるはずです。
つまり、一見BASEの方が手数料は安く見えますが、STORESは5.5%、BASEは6.6%になるので、STORESの方が安くなります。
また、双方の有料プランでは、グロースプランの2.9%が安く感じますが、月額費用はBASEの方が高いです。(STORES:ベーシックプラン月額2,980円~、BASE:グロースプラン月額16,580円~)
そのため、売上がさほど高くない時期では、STORESの方がお得に利用ができます。
手数料は注文ごとに発生するため、売上が多くなるほど影響も大きくなります。
利益を追求するなら、手数料についても考えるべきでしょう。
集客戦略としては、ショッピングアプリと連携が可能なBASEに軍配が上がります。
なぜなら、BASEで人気のショップに認定されると、ショッピングアプリで取り上げられ、アクセス数増加に期待ができるからです。
正確にはSTORESでもショッピングアプリの連携は可能ですが、「集客に有利な連携か」という点ではBASEの方が有利でしょう。
振込スピードについては、以下のような違いがあります。
サービス名 | 振込サイクル |
STORES |
・月末締め翌月末払い
振込手数料:275円 事務手数料:275円(振込設定が「入金額が¥10,000未満でも振込」の場合) ・スピードキャッシュ:翌営業日 振込手数料:275円 スピードキャッシュ手数料:ベーシックプラン 1.5% 、フリープラン3.5% |
BASE |
・振込申請から10営業日以内
振込手数料:250円 事務手数料:2万円未満の場合500円、2万円以上の場合0円 ・お急ぎ振込:最短翌営業日 手数料:振込申請金額の1.5%+振込手数料+事務手数料 ・定期振込App:当月末締め翌月25日払い 振込手数料:250円 振込下限金額:2万円以上 |
BASEは振込申請をしなくてはならないものの、申請から10営業日以内とSTORESよりも振込スピードが早いです。
自動入金の場合には「定期振込App」をインストールする必要があり、インストールすれば月末の売上が翌月25日に入金されます(売上残高が2万円に満たない場合は振込されません)。
また、いずれも別途手数料を支払うことで最短翌営業日での入金が可能になるオプションがあります。
BASEやSTORESでショップを開設する場合、URLの語尾に指定の文字列が含まれるサブドメインが提供されます。
◯◯の部分はショップのオーナーが自由に決められますが、以降のドメインについては強制的に付随するのが特徴です。
もし、ブランドやショップイメージを確立するためにURLを自由に決めるなら、独自ドメインの取得が必要です。
独自ドメインの取得には費用がかかるものの、STORESのスタンダードプランでは
のいずれかから無料で取得できます。
BASEでは独自ドメインを自身で別途取得できれば、プランに関係なくAppをインストールすることで設定が可能です。
STORESはフリープランでは独自ドメインの設定ができないため、利用するなら自ずとベーシックプランを選択する必要があります。
また、BASEは独自ドメインを自身で取得し、設定を行う必要がありますが、ドメインが自社管理になるため他社サービスからの移管や他社サービスへの移管なども可能です。
STORESは独自ドメインの取得や適用までSTORESが行うためBASEよりも簡単に利用できますが、取得した独自ドメインはSTORES管理となります。
そのため、他社からの独自ドメイン移管、および他社への独自ドメイン移管ができません。
基本的にショップ利用者はURLを見て購入するか決めるわけではないので、ブランディングや将来的に自社管理にしたいなどの希望がなければ、そこまで重要視しなくてもいいでしょう。
オンライン決済の手段としてクレジットカード決済がありますが、STORESで導入しようとすると、事前審査が必要です。
審査に通過しなければ、ショップにクレジットカード決済を導入できないため、利用者の決済方法の幅を狭めてしまいます。
一方、BASEでは「BASEかんたん決済」の利用申請を行うだけで審査はありません。
唯一JCB/アメリカン・エキスプレスカードのみ利用準備期間が設けられている程度になります。
そのため、オンライン決済の導入のしやすさでいえばBASEの方が優れていると判断していいでしょう。
BASE以外にもSTORESに競合するネットショップ作成サービスはいくつかあります。
例えば、「カラーミーショップ」です。
カラーミーショップでは、電話・チャット・メールによるサポート体制が充実しています。
また、有料プランになると、利用できる機能やカスタマイズ性も高く、よりショップ運営がしやすく、オリジナル性が出しやすい点も魅力です。
また、海外出店を考えている場合には「Shopify」の方が相性よく、Shopifyは決済手数料も3.25〜3.9%と手ごろな価格帯で設定されています。
ネットショップの運営方針を見据えた上で、適切なネットショップ作成サービスを利用するといいでしょう。
STORESでネットショップを開設する場合の登録方法や使い方について解説します。
基本的には、以下の流れで登録が可能です。
では、ステップごとに詳しく見ていきましょう。
STORESの登録は、メールアドレスがあれば可能です。
PC・スマホどちらでも可能なので、お好きな方で登録完了まで進みましょう。
登録が完了したら、STORESにログインして管理画面に移行しましょう。
管理画面の「ストアデザイン」をクリックして、ショップのメインとなるデザインテーマを選ぶ作業です。
以上の設定が完了したら、「このデザインをストアに反映する」をクリックしてください。
ショップデザインが決まったら、続いて商品の登録作業です。
管理画面の「アイテムを追加」をクリックし、
以上の項目を入力してください。
問題なく入力できたら「保存」をクリックするとショップ内に商品が表示されます。
最後はストアの登録作業です。
以上の項目を設定し、保存をすればショップが公開されます。
送料については、
の4種類から選択が可能なので、自身で好きなものを選択してください。
また、月額税込2,980円でベーシックプランに加入すると、利用できる機能が増えるため、本格的にネットショップに参入したい方はおすすめです。
ベーシックプランでは、以下のような機能があります。
以上の機能は業務効率化にもつながるので、ネットショップが成長したら切り替えを検討してみましょう。
様々な機能があるSTORESですが、実際に利用された方々の評価が気になるところです。
口コミを引用してご紹介します。
引用元:みん評
引用元:みん評
引用元:みん評
引用元:みん評
引用元:みん評
もしホームページ作成をお考えなら、弊社が提供しているWepage(ウィーページ)もおすすめです。
Wepage(ウィーページ)は、誰でも簡単にホームページが作れるようなシステムになっています。
約2万種類以上あるデザインテンプレートから選べるため、オリジナリティを出しやすい点もWepage(ウィーページ)の魅力です。
月額0円のフリープランをご用意しておりますので、まずはお気軽にWepage(ウィーページ)をご利用ください。
今回は、STORESの料金や評判、メリットなどの概要について解説しました。
初期費用・月額費用が無料なので、試しにネットショップ運営を体験できるのがSTORESの魅力です。
ネットショップ初心者や、デザイン・制作スキルがない方は、ぜひSTORESを使って本格的なネットショップを制作・運用をしてみてください。