Web広告はなぜ必要?基礎知識から選び方、運用方法まで徹底解説
Web広告について、基礎知識から選び方、種類ごとの特徴から実際の運用方法、よくある質問まで徹底解説いたします。
2022/10/28
公開日:2024/3/29
最終更新日:2024/3/29
「検索エンジンって何のこと?」
「検索エンジンの種類や仕組みについて知りたい」
Webメディアやホームページを運用する上で、検索エンジンは欠かせない存在です。
これから本格的にWebメディアやホームページの運用をする企業・事業者の中には、検索エンジンについてよく知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、検索エンジンの仕組みや基礎知識について解説します。
本記事を読めば、自社が選ぶべき検索エンジンや、コンテンツが検索結果に表示される理由がわかるはずですので、ぜひ参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
検索エンジンとは、ユーザーの検索意図に合わせて、インターネット上にある情報を適切に表示させるためのシステムです。
例えば、検索エンジンの検索窓に「居酒屋 渋谷」と入力して検索するとします。
そうすると、検索結果には、渋谷にある居酒屋の情報が表示されるはずです。
上記のように、検索エンジンはユーザーの入力した文字をもとに、関連性の高いコンテンツを表示させる役割をもっています。
また、商品・サービスの認知度を高めたい顧客のために、検索エンジンには広告枠が設けられています。
あるキーワードで検索した際、検索結果の上部と下部に「スポンサー」と表記されたページを見かけたことがあるはずです。
これは、リスティング広告(検索連動型広告)と呼ばれるもので、料金を支払って出稿した広告主への対価として、検索エンジンに表示されています。
検索エンジンは、主にディレクトリ型とロボット型の2種類に分かれています。
ディレクトリ型は、人の手によって情報を一つずつ登録する作業で、インターネットが登場した初期に用いられた手法でした。
しかし、2022年時点で約19億ものWebページおよびコンテンツが生成されており、手作業で登録するディレクトリ型では、対応しきれないことがわかります。
そこで登場したのが、クローラーあるいはスパイダーと呼ばれるシステムが、生成されたページを自動巡回して登録するロボット型の検索エンジンです。
GoogleやYahoo!といった有名な検索エンジンは全てロボット型を採用しており、日々膨大に生成されるページを巡回し、適切な情報を表示してくれます。
現代では、このロボット型の検索エンジンが主流である点を覚えておきましょう。
現代の検索エンジンは数多くあるものの、圧倒的なシェア率を誇るのは「Google」です。
ここで、2023年2月~2024年2月までの検索エンジンシェアランキングを「世界」と「日本」のそれぞれでみてみましょう。
デスクトップ版検索エンジンシェアランキング:世界
順位 | 検索エンジン名 | シェア率 |
1位 | 82.3% | |
2位 | Bing | 10.17% |
3位 | Yahoo! | 2.6% |
4位 | YANDEX | 2.53% |
5位 | DuckDuckGo | 0.7% |
6位 | Baidu | 0.47% |
デスクトップ版検索エンジンシェアランキング:日本
順位 | 検索エンジン名 | シェア率 |
1位 | 74.09% | |
2位 | Bing | 16.16% |
3位 | Yahoo! | 8.51% |
4位 | DuckDuckGo | 0.37% |
5位 | YANDEX | 0.36% |
6位 | Baidu | 0.18% |
モバイル版検索エンジンシェアランキング:世界
順位 | 検索エンジン名 | シェア率 |
1位 | 95.37% | |
2位 | YANDEX | 1.57% |
3位 | Baidu | 0.89% |
4位 | Bing | 0.51% |
5位 | Yahoo! | 0.48% |
6位 | DuckDuckGo | 0.46% |
モバイル版検索エンジンシェアランキング:日本
順位 | 検索エンジン名 | シェア率 |
1位 | 81.33% | |
2位 | Yahoo! | 16.55% |
3位 | Bing | 0.82% |
4位 | CocCoc | 0.33% |
5位 | DuckDuckGo | 0.29% |
6位 | YANDEX | 0.27% |
日本と世界を見ても、圧倒的なGoogleのシェア率がわかってもらえるはずです。
また、以前までのシェア率ではYahoo!が2番手で不動でした。
しかし、Bingを提供しているマイクロソフト社が、OpenAI社のChatGPTに出資、およびBingへの統合を発表して以降、上位に食い込むほどの成長を遂げています。
とはいえ、検索エンジンシェア率の7~8割以上はGoogleです。
そのため、今後も検索エンジンへの対策は、Googleを対象にしていくものと捉えておけばいいでしょう。
それぞれの検索エンジンの特徴を理解すれば、自社がどのフィールドでSEO対策を行っていくべきかが見えてくるはずです。
ここでは、代表的な以下の検索エンジンについて解説します。
では、それぞれの検索エンジンの特徴を見ていきましょう。
国内シェア率 |
デスクトップ:74.09%
モバイル:81.33% |
主な特徴 |
・国内・世界でシェア率No.1
・画像・動画・地図なども検索できる ・多彩な拡張機能が提供されている |
Googleは国内・世界で最も使用されている検索エンジンです。
画面は非常にシンプルながら、ユーザーのさまざまなニーズに応えられるような検索画面が特徴です。
シェア率No.1だからこそ、SEO対策によって検索結果上位を獲得できると、流入数の大幅な増加が見込めるでしょう。
また最近では、キーワードによって通常の検索結果にGoogleマップ検索結果も表示される場合も多いです。
そのため、実店舗を持つ企業がGoogleを用いて店舗への流入増加を図るには、MEO(マップ検索エンジン最適化)の知識も必要となるでしょう。
国内シェア率 |
デスクトップ:8.51%
モバイル:16.55% |
主な特徴 |
・ヤフーショッピング ・知恵袋などの独自サービスを提供
・リアルタイム検索で最新情報の取得が可能 ・Googleの検索アルゴリズムを採用 |
国内のモバイル版の検索エンジンシェア率では、2位に位置するのがYahoo!です。
ヤフーショッピングや知恵袋といった独自のサービスを提供しており、検索画面でもこれらのサービスが優先されて表示されます。
Googleと同じ検索エンジンを採用しているため、検索アルゴリズムについてはGoogleと同様なので、個別にSEOを施す必要はありません。
国内シェア率 |
デスクトップ:16.16%
モバイル:0.82% |
主な特徴 |
・サムネイルの拡大表示・プレビュー再生
・対話AIサービス「Bing AI」の搭載 ・時間指定の絞り込み検索が可能 |
Bingは「Microsoft Edge」にデフォルトで搭載されている検索エンジンです。
OpenAI社の「Chat GPT」をBingに統合すると発表して以降、急速にシェア率を伸ばしています。
GoogleやYahoo!とは異なり、サムネイルの拡大表示やカーソルを合わせてのプレビュー再生といった独自の操作感が特徴です。
海外向けにコンテンツを発信したい場合には、以下のような検索エンジンについても理解しておきましょう。
国内シェア率 |
デスクトップ:0.37%
モバイル:0.29% |
主な特徴 |
・プライバシー保護を徹底していると標ぼうする検索エンジン(プライバシーの保護、利用履歴等を記録保存しない)
・1ページで全ての検索結果が表示される ・米国ペンシルバニア州にある「DuckDuckGo, Inc.」が提供している検索エンジン |
国内シェア率 |
デスクトップ:-
モバイル:0.33% |
主な特徴 |
・ベトナムでシェア率2位の検索エンジン
・広告ブロック・動画・音楽の高速ダウンロード機能が搭載 ・ベトナム人向けの機能が豊富に搭載 |
国内シェア率 |
デスクトップ:0.18%
モバイル:- |
主な特徴 |
・中国でシェア率1位を誇る検索エンジン
・特定の画像・情報は削除されるリスクあり ・掲示板アプリや知識提供サイトなどの独自サービスを提供 |
国内シェア率 |
デスクトップ:0.36%
モバイル:0.27% |
主な特徴 |
・ロシアでシェア率1位を獲得している検索エンジン
・ロシア語・日本語・トルコ語など多彩な言語に対応 ・独自のサービスを展開 |
検索エンジンの仕組みを理解できると、SEOについてより深く知ることができます。
ここでは、一連のステップであるクローリング・インデックス・ランキングの項目ごとに解説しますので、ぜひ参考にしてください。
検索エンジンは、Webページを認識するためのクローラーと呼ばれるプログラムで、クローリング(情報収集活動)を行います。
ホームページに新しく記事を投稿したとき、クローラーに見つけられなければ、いつまで経っても検索エンジンの検索結果上には記事が表示されません。
そこで、ホームページを運営する側は、すでにクローラーに認識されているWebページ上にリンクを設けて、クローラーに見つけてもらいやすく設計します。
クローリングについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
クローラーがWebページを認識したあとは、情報のインデックス(整理・登録)が行われます。
インデックスは、該当するWebページのキーワードや記事の内容をクローラーが読み取り、検索エンジンのデータベースに格納する工程です。
格納する際はそのままの形ではなく、検索エンジンが処理しやすいデータに変換されています。
このインデックスが正しく行われなければ、適切なページの評価が行われません。
正しくインデックスしてもらうには、キーワード選定やタグの使用といった、コンテンツ制作側の工夫、つまりSEO対策も重要になります。
インデックスされたページを、どのような検索結果にどのくらいの順位で表示させるのか、ランキングづけするのも検索エンジンの役割です。
検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードに関連性の高いページを表示させるため、独自のアルゴリズム(計算方法)に基づいてランキングをつけます。
各検索エンジンのアルゴリズムについては明確に公表されておりませんが、中には200以上の要素から総合的に順位を決めているものもあります。
現状では、検索キーワードに対して有益で、なおかつユーザーファーストなコンテンツを作るのが上位表示される近道だと捉えておきましょう。
検索エンジンの仕組みを理解すると、SEO対策を行うことがどれだけ重要かがわかっていただけたのではないでしょうか。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」となります。
例えば、ホームページに関する以下のような作業は、全てSEO対策に該当します。
上記のような施策によって、クローラーは素早くインデックスを行い、さらには、どのような内容のコンテンツなのかを認識できます。
結果として、検索結果上位に表示される要素にもなるので、ホームページやWebサイトを運営するならSEO対策は必須になってくるでしょう。
さらにSEOについて詳しく知りたい方は、以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
これからホームページ運用を考えている企業・事業者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊社が提供している「Wepage」をご利用ください。
Wepageでは、見出しやメタディスクリプションといったSEO対策に関するタグも簡単にご自身で設定できる仕様です。
本来であれば専門知識が必要となるHTMLタグも挿入する手間がなく、誰でも簡単にSEO対策をしながらコンテンツ制作ができます。
実際に、ホームページ制作の知識・スキルがない方でも、納得のいくデザインやコンテンツを制作できたという声を多くいただいております。
Wepageでは無料プランもご用意しております。
当サービスは自動で有料プランに移行することはございません。安心してお試しいただけます。
この機会にぜひWepageを体験し、自社に最適かどうかを確かめてみてください。
今回は、検索エンジンについて、基礎知識やランキングまでをわかりやすく解説しました。
近年の検索エンジンのシェアはGoogleがトップであり、クローラーと呼ばれるロボット型のシステムを採用しています。
クローラーがWebページを正しく認識・評価するためにもSEO対策は必須です。
ぜひ、本記事で解説した検索エンジンの仕組みを理解し、コンテンツ制作やSEO対策に活かしてみてください。