ECサイト作成費用はいくら?自分で作れるおすすめのテンプレートも紹介

ECサイト作成費用はいくら?自分で作れるおすすめのテンプレートも紹介

公開日:2024/8/30
 最終更新日:2024/11/11

総務省の調査データによると、令和3年のインターネットショッピングの利用率は全体で73.4%、どの世代においても利用率は70%~80%前後であり、今や人々の生活に定着したと言えます。(出典:総務省|令和3年 情報通信白書

インターネット上でお店を開くECサイトであれば、実店舗がなくても物販を開始でき、検討される事業者様も多いでしょう。

では実際にECサイトを作成する際、どのくらいの費用がかかるのか?気になるところです。

今回はECサイトを作成する際の費用相場から、ご自身でECサイトを作成できるのか?メリット・デメリットなども併せて詳しく解説します。
ECサイトを自作する際に利用可能なHTMLテンプレートもご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01ECサイト作成のための費用相場とは?

ECサイト作成のための費用相場とは?

どのようなECサイトを構築したいかによって、かかってくる費用が異なります。
目的ごとにおよその費用相場を以下の表にまとめました。

目的 相場 発注先 制作期間
テンプレートを使ったECサイト 無料~10万円 ・自社制作
・CMS利用
1週間~1ヶ月
予算を抑えたECサイト 10万円~100万円 ・中小規模の制作会社 1ヶ月~3ヶ月
本格的なECサイト 100万円~500万円 ・中小規模の制作会社
・大手制作会社
2ヶ月~6ヶ月
本格的なオリジナルECサイト 500万円以上 ・大手制作会社 4ヶ月~8ヶ月

テンプレートデザインを使用すれば費用は抑えられるため、無料~100万円の範囲で制作は可能です。
ただし、アニメーションやスライドショー、検索機能の実装などの本格的なECサイトを構築したい場合は、100万円以上かかると考えましょう。

詳しい費用相場について知りたい方は、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。


02ECサイト作成は自分で学ぶ?制作会社に依頼する?

ECサイト作成は自分で学ぶ?制作会社に依頼する?

ECサイトの構築を考えるとき、自分で学ぶべきなのか、あるいは制作会社に任せてしまうべきなのか、迷っている方も多いはずです。
そこで、制作会社に依頼するメリットとデメリット、自分で制作する際の必要スキルについて解説します。

2-1.EC制作会社に依頼するメリットとデメリット

EC制作会社に依頼するメリットとデメリット

こだわりのある本格的なECサイトを構築するなら、EC制作会社に依頼するのが一番です。

自社に複数のエンジニアを抱えているケースを例外として、プロが在籍している会社の方がより複雑なデザイン・システムを制作できます。

自社が想定しているイメージを実現させたECサイトを完成させられる点が、EC制作会社に依頼するメリットでしょう。

また、EC制作会社によってはコンサルティングによる運営サポートをしてもらえる点もメリットです。
特に、ECサイト運用歴がない企業にとっては、どのようにすれば収益が生まれるかわからず、不安も多いでしょう。

その際、培った経験とノウハウによって、収益が生まれるようアドバイス、場合によっては本格的な支援が受けられます。

一方、EC制作会社に依頼するデメリットは、費用の問題です。
プロが制作する分、コストが発生し、デザインのオリジナル性や充実した機能を求めるほど高額になります。
予算が限られている場合には、思ったようなデザイン・システムが実装できない場合もあるでしょう。

2-2.自分で学ぶ際の必要スキルとスクールの必要性

自分で学ぶ際の必要スキルとスクールの必要性

もし、制作会社に依頼するのが難しい場合、自身でスキルを習得し、ECサイトを構築していく方法があります。

構築スキルが身につけば、コストを抑えながら自分が思うようにデザイン・システムの実装ができるでしょう。

ただし、オリジナルのECサイトを作れるようになるまでには、デザインの基礎知識とプログラミング言語の習得が必須です。

特にプログラミング言語は、HTMLやCSSといった基本的な部分から、JavaScriptやPHP、jQueryなど、必要に応じて習得しなくてはいけません。

もし、効率よく短期間で習得を目指すなら、プログラミングスクールに通うのが効果的です。
ただし、スクールに通う場合は制作会社に依頼するほどではありませんが、それなりに費用がかかります。
1度スキルを身につけてしまえば活用できるとはいえ、コストの問題は避けて通れないでしょう。

また、独学・スクールどちらも習得に時間がかかるため、運用開始時期が決まっている場合にもおすすめできません。
そのため、自身でデザインする場合は、WordPressのようなプログラミング知識が不要なCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用するのがいいでしょう。


03ECサイトのデザインにおすすめのHTMLテンプレートまとめ

自社でネットショップの制作を行う場合、あらかじめデザインが決まっているHTMLテンプレートを利用するのも方法の1つです。
ここでは、おすすめのHTMLテンプレートをいくつかご紹介するので、興味のあるデザインがあれば、ぜひ利用を検討してみてください。

3-1.ESSENSE

ESSENSE

ESSENSEは、無料で利用できるHTMLテンプレートです。
デザインはシンプルだからこそ幅広いジャンルに活用でき、ECサイトとしての機能性も必要最低限揃っています。

Bootstrap4を搭載しており、レスポンシブデザインにも対応しているため、各デバイスに合わせてデザインを構築する手間も少ないでしょう。

3-2.Downy Shoes

Downy Shoes

靴のECサイトを運営するなら、「Downy Shoes」のテンプレートを覚えておいて損はないでしょう。
Downy Shoesは、シンプルながらダイナミックな演出ができるようなレイアウトになっています。

そのため、靴だけでなくファッション系、アクセサリー系といったアパレルジャンルとの相性がいいです。
スライドショーを使った”イマドキ”のデザインに仕上げたい方におすすめできるテンプレートになっています。

3-3.schon.

schon.

訴求力を強みとしたECサイトを立ち上げたいなら、「schon.」のような必要最低限の機能を持ったテンプレートもおすすめです。
レスポンシブデザインやクイックビュー、アニメーションを搭載できるため、ちょっとした工夫を取り入れることもできるでしょう。

3-4.car shop

car shop

HTMLやCSSなどの知識がある場合、カスタマイズ性のあるHTMLテンプレートの方が扱いやすいはずです。
そこでおすすめのテンプレートが「car shop」で、主に車用品に関するECサイトに適しています。

car shopは、すでにSEO最適化されており、なおかつカスタマイズ性の高さが魅力のテンプレートです。

3-5.Listashop

Listashop

デザインやプログラミングの知識がない方でも、簡単にページ作成ができるのが「Listashop」のテンプレートです。
セール予告のカウントダウンタイマーを実装できるため、上手くユーザーの目を惹かせるアプローチができるでしょう。

その他の機能も充実しているので、どのようなECサイトにも最適なテンプレートといえます。

3-6.Wish

Wish

ファーストビューの画像でインパクトを与えたいなら、「Wish」のテンプレートがおすすめです。
アイキャッチに設定できる画像は幅広く、スライドショーも利用できるため、より視覚的な興味・関心を集められます。

Wishはカスタマイズもできるため、アパレル系をはじめ、食品系や美容系など、ジャンルを問わず利用可能です。

3-7.E-Store

E-Store

E-Storeは、新商品やおすすめ商品など、特に訴求したい商品のアプローチがある場合に最適なテンプレートです。
レスポンシブ対応で、スライドショーやベストセラーの表示など、多彩な機能があるので、ジャンルを問わずおすすめできます。

3-8.Divisima

Divisima

ファッションやバッグなどのアパレル系のECサイトと相性がいいのが「Divisima」です。
エレガントかつユニークなデザインなので、テンプレートデザインではあるものの、独創性を出すことができるでしょう。

3-9.Karma

Karma

「Karma」はスニーカーのECショップを目的として開発されたデザインテンプレートです。
レスポンシブデザイン対応で、ECサイト制作に慣れていない方でも操作しやすいようにカスタマイズされています。

Googleマップの連携もできるので、実店舗がある場合でも紹介できます。

3-10.Surfhouse

Surfhouse

Amazonに出店を考えているなら、「Surfhouse」のようなフラットデザインテンプレートがおすすめです。
レスポンシブデザイン対応なので、スマホユーザーにも適切なサイズで表示させることができるでしょう。

3-11.Soho HTML Template

Soho HTML Template

モダンでスタイリッシュなデザインが特徴的なテンプレートが「Soho HTML Template」です。
HTMLとPSDがセットなので、デザインのカスタマイズもできてオリジナルに仕上げることもできるでしょう。


04まとめ

今回はECサイト・ネットショップの作成費用相場について解説しました。

ECサイトは自作する・制作会社に依頼する方法などがありますが、テンプレートデザインを使用した自社制作やCMS利用なら無料~10万円程度で作成できます。

また、制作会社に発注する場合は、規模にもよりますが10~100万円程度となり、本格的なオリジナルECサイトとなると500万円以上になるケースもあります。

自社に合ったECサイト制作を選択しましょう。


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