【初心者必見】ホームページ公開後の運用について

【初心者必見】ホームページ公開後の運用について

公開日:2022/6/17
 最終更新日:2022/6/17

無料CMSや月額制CMSなどを使い、シンプルで簡単なホームページが作れ、いざ運用を始めた…のはいいものの、結局のところ「その後は何を更新していけばいいのだろう?」と迷走していないでしょうか?

そういった方は実際かなり多く見られ、気がついたら放置状態となってしまった…なんてことはよくある話です。

気がついたら放置状態になる人のイメージ

今では更新が簡単に出来るCMSサービスも増え、わざわざ制作会社にお金をかけずとも、自分自身で更新ができるというメリットから、それを利用してホームページ運用を始める方も少なくありません。

しかし、初心者からすると結局のところ、どんなコンテンツを更新していけばいいのか分からないという現実に直面し、「何もしていない」状態となってしまいます。

今回はそういったホームページ運用は始めたけど、何をすればいいか分からないという問題を抱えた初心者の方に向けて、ホームページ公開後の運用について、更新しやすいオススメコンテンツなどをご紹介いたします。

ホームページの作成の仕方などを知りたい方はこちらを参考にしてください!

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01ホームページを更新することの必要性

ホームページは公開後の運用、更新が最も重要である
そのように紹介する記事を一度でも見られたことはないでしょうか?

実際その通りではあるものの、初心者の方はもちろん、あまりホームページに関心のない方からすると、「なぜそこまで重要なのかが分からない」と思われるのではないでしょうか。

既にインターネット上にホームページは公開出来ており、検索に引っかかるようになったのなら「ユーザーが勝手に検索して見に来るのでは?」というイメージから更新の必要性を全く感じないという方は少なくありません。

そのため、まずは更新がいかに重要かを先にご紹介いたします。
更新の重要性は理解している、という方は次へお進みください

ホームページを更新することの必要性

1-1.閲覧ユーザー側に立って考える更新の重要性

例えば、あなたが仕事を依頼する側だった場合を想像してみてください。

その仕事を請け負うことが出来る会社が2社あったとします。
※ホームページデザインも同じくらい綺麗で、口コミサイトでも同じくらいの評価、また地域や作業金額といった面などもほぼ同じくらいと仮定します

どちらも仕事内容に関するページ自体はあるものの、1社はお知らせ含め、全ての掲載情報が5年前で止まっており、もう1社は新規キャンペーン情報が2~3日前に更新されていた場合、最初にどちらにご連絡をするでしょうか?

仕事を依頼する側だった場合のイメージ

パッと見てどちらでも良いくらいの考えであれば、最新の情報を掲載していて、かつ今も頻繁に仕事をしていそうな後者から先に連絡してみるのではないでしょうか?

お知らせ欄の更新が5年前、事例ページに至っては10年近く更新された様子がない状態だと、ホームページを閲覧しにきたユーザーとしては、いくら優れた仕事実績はあっても果たしてここに頼んで良いものか…と不安に思われるかもしれません。

更新をしていない=更新が止まっている、というのは「稼働していないのでは?」と捉えられる恐れもあり、検討するお客様側からすると不信感やイメージダウンにも繋がる可能性があります。

そのため、まずは簡単な部分からでもいいので、「常に最新情報を掲載し、更新している」状態を作り、目に見える形でしっかりと仕事をしているというイメージをホームページからユーザーに伝えることで、ファーストインプレッションに良い影響を与えることが出来ます。

閲覧ユーザー側に立って考える更新の重要性

また、更新の重要性の詳しい内容についてはこちらを参考にしてみてください。

1-2.SEOから考える更新の重要性

ブラウザで検索する際、「●●」という情報を検索しようと思ったとき、「●● 最新」や、「●● 2022年」と検索してみたことはありませんか?

特定の物(※自社のオリジナルブランド)や情報(※イベント情報など)を求めて検索するユーザーを除き、ホームページを閲覧しに来る新規ユーザーは、最新情報や信頼性の高い情報を求めて検索した結果、表示されたものを見に来ることが多いです。

そしてブラウザ検索で表示される検索結果は、最新で信頼性の高いページが表示されやすい仕組みとなっています。
検索されるキーワードによっては、たとえ古い情報であっても信頼性が高ければ検索結果上位に表示されるというケースも確かに存在します。

それなら「良いホームページを作ってしまえば古くても問題ないのでは?」と思われるかもしれません。
それは一概に否定できない部分もありますが、その良いホームページになるにはかなりの手間と時間が掛かるのが一般的です。
そして、その良いホームページにするための補助となる行為が「更新」になります。

ホームページの更新頻度を高めることで、常に最新の情報があるということをブラウザ側に認識させることができるとともに、最初に挙げたような「2022年」というキーワードと一緒に検索したユーザーの検索結果にも表示されやすくなり、結果として閲覧される機会が増え、内容次第で信頼性の高いページとして評価される要因へと繋がっていきます。

SEOから考える更新の重要性

SEO対策についてはこちらを参考にしてください


02公開後に何を更新すればいいか分からない原因

ホームページ運用にあたり、更新の必要性は理解しているものの、結局何を更新すればいいのかが分からないという初心者の方が実際多くいます。

特に次の3つのような原因がもとでホームページの運用自体が迷走してしまっている場合が多いのではないでしょうか?
ホームページを作る前にこれらに該当しないよう事前準備をしっかりと行いましょう。

2-1.作成前の運用目的がそもそも明確でない

ホームページ運用で放置する原因第1位と言っても過言ではない要因の一つです。

何をすればいいのか分からないという問題に直面する方の特徴としては、概ね運用イメージ自体があまり出来ていないことが大半です。

一口にホームページを公開するといっても、その目的が「ただ何となく作りたかったから」「かっこいいデザインにしたかったから」だけというのは絶対やめましょう!

運用目的が明確ではない人のイメージ

「ホームページを運用する」ことで「何を実現していきたい」のか目的とゴールを意識し、その目的に必要となるコンテンツを準備・更新を続けるイメージを持つことが大切です。

ですが、「とりあえず情報をネット上に掲載したかったから」という大まかな目的で作る方もやはりいるかと思います。
このような場合、とりあえずトップページと会社案内ページのみ先に作り、その後コンテンツを検討する機会があれば増やしていくというイメージで運用を始めているのではないでしょうか?

こういった目的の方からすると、更新するコンテンツは特に必要としておらず、下層ページなどを作るという目的自体が前提ではないことも多いです。

しかし、このような場合であっても、とりあえずトップページにお知らせ欄などの更新コンテンツを置いておくことで、後々充実させていく場合や、定期的な更新によるSEO対策の補助にもなるため、1~2個は最低でも更新コンテンツを入れておくことをオススメします。

作成前の運用目的がそもそも明確でない

2-2.作成前にどんなコンテンツを更新していくかを考えていない

ホームページを充実させていくためにはコンテンツの更新が欠かせません。

しかし、実際運用してみると「更新するコンテンツがない」という問題に直面する方、「どんなコンテンツを更新していけばいいか分からない」となる初心者の方が大半です。

そのため、公開前に運用後のイメージをしておかないと、公開後に放置してしまう原因となってしまうため、出来ればホームページ運用目的を考える段階で「更新するコンテンツ自体もイメージして作成しておく」、もしくは作成予定として検討しておきましょう。

更新するコンテンツをイメージする人

プロの制作会社に依頼して制作してもらう場合であっても、ただ作ってもらうだけに留まらず、制作担当の方ともし相談が可能なのであれば、どのような更新・運用をしていけばいいのか、それに適したコンテンツは何があるかというところまで検討・相談した方が良いでしょう。

2-3.目的に対し、コンテンツの事前準備が不足している

制作するにあたり、予算や時間の関係でとりあえず会社情報ページのみ作成し、商品紹介ページなどは後から追加する予定で先行公開したいという方も少なくはありません。

今後追加する予定のコンテンツの想定だけはしっかりとできているという方は、一見更新コンテンツを考えていない方とは違うように思えます。
しかし実際、計画はあってもどのように掲載するかまで考えていないケースが多く、結果どのように見せればいいか分からず迷走し、放置する、という流れはよくあることです。

例えば、商品を掲載する場合であれば、写真準備から紹介文の作成など、準備してみたり考えてみたりすると意外と時間が掛かるものが多いため、もし後回しで追加するという場合は、掲載骨子の検討、コンテンツを準備する期間・計画立てをしておくことが重要となります。

目的に対し、コンテンツの事前準備が不足している

03定期的に更新できるコンテンツのおすすめ

初心者であれば、コレさえ掲載しておけばとりあえず定期的な更新ができるというコンテンツをご紹介していきます。

3-1.お知らせ欄

お知らせ欄

ホームページ初心者に最もオススメの更新コンテンツです。
医療や歯科、美容系などのホームページのトップページには必ず入るといっても過言ではないお手軽更新コンテンツの一つで、「情報の更新内容」を閲覧ユーザーに示せる要素になります。

オススメの理由としては単純で、ページの追加、ページ内の文言修正・追記、画像の追加・変更、定休日や休診日予定の変更、キャンペーン・イベント情報など、何かしら変更や追加があればその都度更新できるという手軽さであり、最も更新難易度が低いコンテンツです。

「情報」として見れば無くても良い、と意外と軽視されるコンテンツでもありますが、こういった簡単な部分だけでも「更新する」ことが大切であり、常に最新情報を発信しているというのを示すことはSEO対策にも繋がっていきます。
※定期的な更新といつ更新したかということ自体が重要

会社概要くらいしか現状コンテンツがなく、お知らせするほど更新できるコンテンツがない場合であっても、例えば3カ月に1回(※季節ごとになど)会社の外観や内観の写真を差し替えて、「外観写真を変えました」という内容でお知らせを更新するだけでも立派なホームペ―ジの更新です。

色々と更新するところが多いと運用自体面倒と感じてしまうタイプの初心者の方であれば、まずはこういった差し替えくらいでもいいので、したことをお知らせするという更新の仕方で考えていきましょう!
ホームページを更新している」という事実が運用にとっては大切です。

また、お知らせを掲載する際は必ず「日付」も忘れず入れるようにしましょう。

お知らせ欄

3-2.社員紹介・スタッフ紹介や社内イベントの写真

社員紹介・スタッフ紹介
社内イベントの写真

更新コンテンツで次にお手軽なのが画像の差し替えです。

ホームページに載せる画像を撮ろうと思うと、「一眼レフカメラの準備やそもそもプロに撮ってもらうほうが良いのでは?」と思われる方もいるかと思います。
しかし、昨今ではカメラ性能も向上し、お手元のスマートフォンでもかなり綺麗な写真を撮ることが可能です。

また、スマートフォンであれば簡単な画像加工もその場で出来ます。

PCに写真データを持ってくれば、フリーの加工ソフトもブラウザで検索すればたくさん見つかる時代ですので、写真については画像サイズや構図などさえ変でなければ、どのような写真であっても綺麗に載せることが出来ます。

スマートフォンで写真を撮るイメージ

そのため、新卒入社時期の集合写真や、もしくは何かしらの社内イベントを定期的に行っていてその風景を取るなど、準備も比較的簡単なコンテンツと言えるでしょう。

難しく考える必要は全く無く、例えば社員やスタッフでなくても、季節ごとの外観風景、ふとした時に撮影したものといった具合にSNS投稿のような感覚で撮ったものをただ掲載していくというだけでもいいかと思います。

ただし、人物・場所などネット上に掲載する場合には肖像権の問題がありますので、掲載する際に加工が必要か、そもそも載せていいかどうかの判断・検討は必ずしましょう。

肖像権イメージ

3-3.実績・事例ページ

実績・事例ページ

会社の制作実績・作業実績など仕事があった際にその都度更新をしなければならない下層ページコンテンツです。

実績ページであれば、どのような実績を積み重ねているかということを簡素にテキストでまとめて示しましょう。
事例ページであれば、どのような作業をしたかという画像に加え、日付、どのようなところにこだわったかなど一言添えてあると閲覧ユーザーにもより分かりやすいページ内容となります。

その都度更新しなければならないコンテンツとなるとかなり手間と思うかもしれませんが、そういったページを自ら作ることで定期的な更新に繋がっていきます。

また、事例ページを作ることでお客様からの信頼に繋がることはもちろん、あったことを更新していく性質からブログ感覚で更新できるようになるコンテンツでもあります。

実績・事例ページ

3-4.お客様の声ページ

お客様の声ページ

事例や実績と同じように都度仕事が発生するたびに更新可能なコンテンツの一つです。

自社の仕事内容に完了後お客様から感想を頂くというフローを設ける必要がありますが、ホームページのコンテンツ受領目的の他に、仕事自体のブラッシュアップにも繋がるため前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

また、お客様側から必ず掲載許可を頂く必要はあるものの、お名前(もしくはイニシャル)や顔写真などの画像を感想内容と合わせて掲載することで、信頼できる実績情報として、新規顧客獲得にも繋がる会社の財産となるページにもなっていきます。

ですが、公表することができない作業実績(※依頼した会社側から作業内容の情報秘匿が条件だった場合)などを取り扱う企業だと更新が難しいコンテンツのため、その場合はどの程度掲載していくかを考える必要があります。

お客様の声ページ

3-5.よくある質問ページ

よくある質問ページ

お客様から質問される内容をまとめて記載するページコンテンツです。
お電話での依頼時によく聞かれる内容や、営業の方がお客様先でよく聞かれることなどをまとめて掲載していきましょう。

定期的に各部から掲載する内容を集めなければならないというひと手間はあるものの、更新コンテンツとしては難易度も低く、定期的な更新が可能です。

特に、自社でコールセンターやサポートセンターなどを設けている会社にとっては、このコンテンツを用意し、充実させていくことで、お客様自身で電話する前にホームページで聞きたいことが確認できるようになっていくため、架電軽減、業務軽減にも繋がります。

よくある質問ページ

3-6.専門性のある情報を掲載するページ

専門性のある情報を掲載するページ

自社製品の詳しい情報や病名の具体的な内容や対策法、使用している器材の詳細情報などを掲載するページコンテンツです。

ホームページではSEO対策として「EAT」が重要視されており、専門性、権威性のある情報を掲載することでSEO対策にも大きく繋がります。
ですが、初心者の方、新規事業を始めたばかりの方にはあまりオススメできないコンテンツでもあるため、掲載できそうな場合のみ検討してみましょう。

また掲載できる場合、お客様からの信頼も多く得ることが可能なコンテンツとなります。

専門性のある情報を掲載するページ

3-7.ブログページ

「更新する」という場合に真っ先に思い浮かぶコンテンツの一つです。
ですが、実際は放置しがちになる代表コンテンツの一つでもあるため、運用自体が初心者の方にはかなり不向きかと思われます。

SNSなどと同様で、日頃あったことなどを頻繁に更新することが出来る、何かしらを自身から発信することが好きな人にはかなりオススメです。

しかし、ブログページをホームページ内で運用することはCMS等使用する場合、「ページ作成制限」などが設けられているサービスが多いこともあり、おそらく運用自体がかなり難しいかと思います。
※1ページ内に全ての内容を収めるという手法もありますが、スクロールが多くなるページになってしまう、かつリンク付与などの面から管理がかなり難しい運用となる恐れがあります

最新+1週間前くらいまでのブログ記事だけを掲載し、古いものは消していくというスタイルでの更新で掲載するのであれば、ユーザーも見やすくホームページに設けても良い運用方法にはなります。
ですが、ブログを運用したい場合には、なるべく「ブログに特化したサービス」を利用・検討する方が最も手軽で簡単な運用方法となります。
※ホームページとは別で運用することがオススメ

その場合の懸念として、ホームページとブログ2つ運用・更新作業をしていくことになってしまうため更新・運用難易度はぐっと上がることだけ注意しましょう。

初心者の方であれば、まずはホームページの運用だけに専念した方が無難かと思います。

ブログページ

04まとめ

いずれにしてもホームページを運用する前の段階で「何を目的に運用し、そのために何を更新していくか」を考えることが重要となります。

そして、何よりもホームページを運用するうえで最も大切なのが「飽きないこと」です。
運用前はイメージがしっかり出来ていても、いざ運用してみると手間となってくるというのがホームページ運用です。

そのため自分自身が、飽きない、放置しないためのコンテンツ要素をよく考えたうえで取り入れ、更新することが苦でないと思えるコンテンツを事前に準備することが継続するための秘訣なのかもしれません。

また、下記の記事も参考にし、ホームページ運用を検討してみてください。


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