ホームページ作成でやってはいけないこと11個!ツール・制作会社編
ホームページ作成のツール選び、制作会社選びについての「やってはいけないこと」を、初心者の方にもわかりやすく11個に絞って解説します。
2024/9/30
公開日:2022/6/30
最終更新日:2024/9/30
見切り発車でホームページ作成をすると、ほとんどの場合は曖昧なデザインやコンテンツに仕上がります。
その中でも、やってはいけないことが明確に存在し、社会的な信用性を失うきっかけになりうるので、ホームページ構築時には注意が必要です。
そこで今回は、ホームページ作成の構築時にやっていけないことを20個ご紹介します。
本記事を読めば、間違ったホームページ制作が理解でき、正しい方法で作成するヒントが得られるはずです。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ホームページの構築では、やってはいけないことがいくつか存在します。
それらをよく理解しないまま制作すると
上記のようなリスクを背負うことになるでしょう。
特に、商品・サービスの提供をしているホームページの場合、集客ができないと売上も伸びません。
さらには、薬機法に違反した広告を打ち出すと、最悪2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金が課される可能性があります。
こうした法律への違反は炎上よりも厄介なケースに発展するため、絶対にやってはいけないこととして覚えておきましょう。
以上のように、ホームページの制作から運営まで、しっかりと知識とマナーを身につけておかなくては、大きな損失を生んでしまいかねません。
これから「ホームページ制作でやってはいけない点」を「ホームページの構築」に絞ってご紹介します。万が一既に実施してしまっていることがあったとしても、今からでも改善し挽回できれば遅くはありません。
この記事を読んでいただき、これからご紹介する項目をチェックしていきましょう。
なお、ホームページ作成ツールや制作会社の選び方、ホームページ運用・SEO対策についての「やってはいけないこと」は下記にそれぞれまとめております。
ご自身のホームページ制作のフェーズに合わせてぜひご覧ください。
ホームページの設計・戦略時にやってはいけないこととして、以下の3つがあげられます。
上記に配慮せずホームページ作成を行うと、デザインやコンテンツすべてが曖昧なものになってしまうでしょう。
では、それぞれの項目について詳しく解説をしていきます。
ホームページ制作で1番やってはいけないのが、「ホームページの目的が明確化されていない」ことです。
なぜホームページを作るのかが定まっていないと、方向性がブレやすく、誰にも共感されないものが完成してしまいます。
多くの方は目的を持って制作していると思いがちですが、実はこのようなとても曖昧な目的が非常に多いです。
以上のような目的は、全て具体的な目的とは言えません。
そもそも、なぜスタイリッシュにしたいのか、自社の魅力を伝えたいのかといった部分に目的が隠されているはずです。
そのため、目的を決める際は「なぜ・どうして・どのように」を意識し、具体的な数値やコンテンツまでイメージができるようにしましょう。
目的と一緒に大切なのが、ターゲットの設定です。
集客を意識するあまり、ターゲット層の設定が広すぎるのを多くのホームページで目にします。
しかし、ターゲットはとことん絞り込むべきです。
なぜターゲットを広く設定してはダメなのか、それはユーザーがコンテンツを見た時の動向に影響があるからです。
例えば、以下のワードを比較して、どちらがよりユーザーの心に響くのか考えてみましょう。
Aの方がよりターゲットが明確かつ具体性があるのがわかるはずです。
Bは30代をターゲットにしていますが、Aはあえて35歳以上をターゲットにしています。
35歳になると管理職に就いたり任される仕事が多くなったりと、忙しい方が多いです。
そこで「10分の短時間でできる薄毛対策」という点が、ユーザーの心に響くようなフレーズになっているのです。
また、ターゲットを決めると、どのようなデザインにすればいいのかもイメージしやすくなります。
ターゲットが広く設定されているサイトでは、写真や画像が商品・サービスに合っていない事態にもなりかねません。
ミスマッチなデザイン・コンテンツは、ホームページの目的を達成できない要因になるので注意すべきです。
そのため、ターゲットは広く設定するのではなく、可能な限り絞り込むのがホームページ制作において大切になります。
ホームページの目的・ターゲットが決まれば、どこをゴールとするのか、目標数値も決めなければなりません。
もし、不明瞭な目標数値を設定してしまうと、達成までの施策も曖昧になりがちです。
その結果、ホームページ制作をしただけで、あとは放置状態となってしまうこともあるでしょう。
ホームページの目標数値を明確にする場合、以下の項目を指標とするのが最適です。
まずは上記の数値を段階的に設定していきましょう。
ホームページに掲載するコンテンツは信用性・有益性を重視しなくてはいけないため、以下の項目は絶対にやってはいけません。
著作権については法律に触れる可能性もあるので十分に注意しましょう。
では、それぞれのやってはいけないことについて詳しく解説します。
画像には著作権が存在し、無断でホームページに掲載するのは禁じられています。
検索をすれば必要な画像が出てくるとはいえ、著作権を侵害するのは企業としてよい行いとはいえません。
また、作者が無断使用を見つけて情報を拡散してしまうと、最悪炎上してしまうリスクもあるでしょう。
画像の著作権については、作者に必ず掲載許可を取るか、またはフリー素材サイトから選ぶようにしましょう。
著作権は画像だけではなく文章にも存在します。
「この文章はわかりやすいから自社サイトにコピペしよう!」という考えは決してしてはいけません。
もし使いたい文章を見つけたとしても、他者の文章はあくまで参考に、自社・自身でオリジナルの文章を作るように心がけてください。
どうしてもコピペをする場合は、引用としてはっきりと引用元の記載をしましょう。
画像の添付の仕方について、正確にはやってはいけないことではありませんが、避けておいた方がいいことに、画像サイズがあります。
掲載する写真・画像は高画質の方が見栄えはよくなるものの、容量が大きいとページの表示速度を低下させてしまいます。
ページの表示が遅いと、ユーザーの離脱率が上昇し、検索順位にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。
ホームページを制作する上で、画像・写真は必ず使うので、リサイズで容量を小さくして掲載するようにしましょう。
詳しくは、以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
ただホームページを制作してコンテンツを挿入しているだけでは、集客や成約には至らないでしょう。
ホームページを見てもらうためには、注目を集める・読みやすい工夫が必要です。
書きたいこと・伝えたいことをただ記載しているだけなら、個人ブログと変わりません。
企業サイトや商品・サービスを販売するサイトなら、
など、訪れたユーザーが見やすく・興味を持ってもらえるような工夫を取り入れましょう。
インターネットに掲載されている情報は、信用性のあるものから、信憑性がないものまで数多くあります。
どこかの情報を転載・引用する際、真偽が不明なものを記載する行為は、やってはいけないことの1つです。
情報の真偽を確かめる場合は、公的機関や公式サイトなど、信頼性のあるサイトや出典元まで調べるようにしてください。
もし、デタラメな情報を自社サイトで掲載していたのが発覚した場合、信頼を損ねるだけでなく炎上の原因にもなるでしょう。
訪れるユーザーが、ホームページを見てよかったと思えるよう、常に情報の真偽や品質にはこだわるようにしてください。
デザインにおけるやってはいけないこととしては、以下の4つがあげられます。
上記を取り入れてしまわないよう、次の項目をしっかりと読んで理解していきましょう。
デザインのトーン&マナーが明確になっていないと、ターゲットに響くデザインからかけ離れてしまいます。
トーン&マナーは、いわゆる「トンマナ」と呼ばれ、コンセプトや雰囲気、デザインの一貫性を指します。
特にホームページを自社制作した場合に、トーン&マナーが決められていない場合が多いです。
トーン&マナーが統一されることで、初めてホームページのデザインは整います。
そのため、設計段階で決めた目的・ターゲットに沿ってトーン&マナーを決めていきましょう。
アニメーションを取り入れるのは、ユーザーの注目を集め、視線誘導や興味・関心を抱かせるのに効果的です。
しかし、過度なアニメーションはユーザーの目線が分散し、重要なコンテンツまで導けなくなるリスクがあります。
また、アニメーションの処理によってページの表示速度も低下するので、要所に取り入れるぐらいが丁度いいでしょう。
アニメーションを取り入れる場合、特にファーストビューはホームページを見るかどうか決める重要な部分なので、取り入れているサイトは多いです。
Adobe Flashはアニメーションやプログラム実行に使われるソフトで、かつてのインターネットでは主流となる技術でした。
しかし、現在ではサポートが終了し、すでにスマホやタブレットでは表示できない状態です。
モバイル端末でインターネットを見るユーザーがいる以上、Adobe Flashの使用は適していません。
ホームページ制作会社は把握していて当然のことですが、制作を依頼する際や自社制作する際は気をつけましょう。
デザインにおいては、文字や写真に空白を設け、余白をデザインしおしゃれな雰囲気を出す方法があります。
しかし、あまりに文字が小さく一目でわかりづらいのは、デザインを優先しユーザーへの配慮が欠けてしまっているという本末転倒の状態です。
特に、重要な部分は小さくするのではなく大きくする方が、読みやすくインパクトもあり伝わりやすくなります。
普段ホームページ内で使用する文字のサイズは、最低でも12px以上を保つのが適切です。
どうしても文字を小さくしたい場合は、誰が見ても読める程度の大きさに抑える方がいいでしょう。
また、PCでは最適な文字サイズでも、スマホやタブレットでは読みにくいケースも考えられます。
ホームページ制作の場合は、必ず多数のデバイスでチェックするのを忘れないようにしましょう。
ホームページの構築・実装時には、以下の点に注意してください。
上記を取り入れないことで、ホームページを検索上位に表示させるための方法を自然と行えるようになります。
では、それぞれのやってはいけないことについてみていきましょう。
コストをできるだけ抑えるために、無料のレンタルサーバーを検討している企業も少なくありません。
しかし、無料のレンタルサーバーは以下のようなデメリットがあるのでおすすめできません。
企業サイトや大規模なサイトを考えている場合、ディスク容量や転送量の上限が小さいと不便です。
特にサポートがない無料レンタルサーバーは、万が一のトラブルがあった際に迅速な対処ができません。
トラブルの対処に遅れると、その分ホームページにアクセスできなくなるため、大きな機会損失につながります。
そのため、無料のレンタルサーバーは利用しないようにしましょう。
どのようなレンタルサーバーが良いのかについては、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
同じページを表示したとしても、URLの正規化を行っていないと、以下のように複数のURLが存在します。
この場合、検索エンジンはそれぞれを別のサイトとして認識してしまうため、評価が分散してしまい、SEO的には効率が悪くもったいない状態です。
そのため、特定のURLを1つに正規化し1つのサイトとして認識させ、正しい評価をしてもらうようにしましょう。
制作会社に依頼する際は、正規化されたURLはどれなのかを教えてもらうのを忘れないようにしてください。
SSLとは、インターネット上のデータを暗号化して送受信することで、第三者から情報を盗まれるのを防ぐ情報セキュリティの一種です。
現在では、ホームページのSSL化は必須事項で、未対応の場合はSEOの評価が下がってしまうリスクがあります。
ホームページがSSL化されているかどうかは、URLが「https://」か「http://」なのかで判断可能です。
「https://」の場合はSSL化ができています。
ホームページを制作する場合、必ずSSL化されているかをチェックしましょう。
ホームページ制作の知識がない方にとって、パンくずリストは一見必要のないものに感じます。
しかし、パンくずリストは現在どのカテゴリのどのページにいるのか、見ている人の現在地を表してくれるので、ユーザーにとって重要な項目です。
SEOの観点で見ても、検索エンジンが巡回しやすくなるため、パンくずリストは設置した方がいいでしょう。
制作会社に依頼する際は、事前にパンくずリストの作成を伝えるか、納品物で確認しましょう。
クオリティの高いホームページが完成しても、ページ表示速度が遅ければユーザーの離脱率は高くなります。
実際に、Googleが調査した結果によると、表示速度が1秒から3秒に落ちると直帰率は32%上昇するとされています。
さらに1秒から5秒に落ちると直帰率は90%にも上昇するので、ページ表示速度は重要な要素だとわかるはずです。
ホームページはページスピードチェックツールを使って、表示速度が遅くないかどうかを確認しましょう。
表示速度の低下を防ぐ対策として、先ほど紹介した画像のリサイズなどがありますので、おさらいとして覚えておきましょう。
現在では、インターネットを見るユーザーのほとんどが、スマホでも閲覧するという統計が出ています。
そのため、ホームページのデザインがスマホ未対応だと、販売機会損失のリスクとなってしまうでしょう。
スマホで閲覧するのはエンドユーザーで、BtoBの商材を扱っているから問題ない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、スマホ未対応のサイトはSEOの評価としても不利になります。
スマホ対応デザイン(レスポンシブデザイン)は、制作会社によっては別費用がかかる場合もあります。
しかし、SEOやユーザビリティを考えると必須の施策なので、必ずスマホ対応のホームページを作成するようにしましょう。
ホームページを運営している以上は、セキュリティ対策は徹底して行わなくてはいけません。
特にクレジットカードや個人情報を取り扱うホームページの場合、情報漏洩によるリスクは甚大なものになります。
WordPressを利用する場合は、セキュリティのプラグインが多数あるので、信頼できるものを導入してください。
セキュリティ対策をせずにホームページを運用していて、乗っ取られた・ウイルスを埋め込まれたなどの被害に合わないよう注意しましょう。
HTMLやCSSのマークアップが正しくないと、ページ表示速度が遅くなる、アクセスエラーが出るなどの不具合が生じます。
どのマークアップ部分が間違っているかは素人目ではわかりませんが、
といった不具合や違和感がある場合は、マークアップが正しいかを制作会社に確認してもらいましょう。
自社でプログラミングの知識がある方が制作した場合も、同様に注意してください。
今回は、ホームページ構築時にやってはいけないことについて20個ピックアップしてご紹介しました。
中には法律に触れてしまう可能性のある項目もあるため、ホームページ作成時は全てに目を通して問題ないか確認しましょう。
また、やってはいけないことは構築時だけでなく運用・SEO対策やツール・制作会社選びにもあります。
上記の項目については、他の記事で紹介しているので、気になる方は目を通しておいてください。
ぜひ、正しいホームページ作成と運用を行い、自社で定めた目的・目標を達成していきましょう。