ホームページ制作(作成)費用の相場や料金を抑えるポイントを解説
これからホームページを作成する方に向けて、ホームページ作成には費用がいくらかかるのか、相場を解説するとともに、ホームページ作成の流れやその料金を抑えるポイントについても解説します!
2021/12/3
公開日:2022/8/25
最終更新日:2022/8/25
オウンドメディアとは、自社で保有しているメディアのことを指し、ブログやホームページだけでなく、パンフレットやカタログも該当します。
ただし、一般的なオウンドメディアは、ユーザーにとって役立つ情報、商品・サービスを発信するブログやWebサイトを指す場合が多いです。
オウンドメディアは、検索エンジンによる上位表示と潜在ニーズを持つ顧客層の集客を目的とするため、継続的な情報発信を行います。
そのため、オウンドメディアの作成費用は、コンテンツ制作にも予算を割かなくてはいけず、簡易的なサイトでも20万円以上はかかるでしょう。
ただし、システムやアニメーションを多用するコーポレートサイトやECサイトよりは費用は抑えられる傾向にあります。
オウンドメディアの制作費用については、以下の記事を参考にしてみてください。
オウンドメディアを広義としてとらえるなら、以下のようなものが含まれます。
そもそもメディアとは、伝達手段や媒体のことを指し、自社が保有する伝達手段という意味では、上記が該当するのも理解できますね。
その中でもインターネット上でのオウンドメディアであるホームページやブログは、情報の蓄積がしやすく、検索エンジンから集客も見込めます。
ここまでの話から、全てのホームページ・ブログをオウンドメディアと考えてしまいがちです。
しかし、細かく見てみると、ホームページやブログは顕在的なニーズに対して自社の商品や情報を発信する媒体といえます。
例えば、コーポレートサイトやECサイトは、まさにホームページやブログに分類されるでしょう。
訪れるユーザーのニーズが顕在的で、いかに自社が提供している商品・サービスの成約につなげるかが大切です。
一方、オウンドメディアはセールスよりも集客にフォーカスを合わせたWebサイトになります。
そのため、オウンドメディアは潜在的なニーズも含めてユーザーを集客できるような情報を発信しているのが違いです。
企業がオウンドメディアを取り入れると、以下のようなメリットが期待できます。
✔効率的なブランディングができる
✔コンテンツが資産として蓄積される
✔幅広いユーザーの集客
✔顧客のロイヤルティの向上
✔広告費用の削減になる
オウンドメディアによって継続的に情報発信を続けることで、コンテンツが資産として蓄積されます。
この蓄積が、顧客にとって有益な情報源となり、ブランディングや幅広いユーザーの集客につながるのです。
また、有益な情報だからこそ、自社のファンになってもらえ、顧客ロイヤルティの向上にもなるでしょう。
オウンドメディアは継続的なコンテンツを制作しなければならないため、それなりに予算は割かなくてはいけません。
ただし、ディスプレイ広告やリスティング広告と比べるとコストは抑えることができ、広告費用削減にも期待ができます。
こうしたメリットがあるからこそ、多くの企業でオウンドメディアを運営し、収益や成約へとつなげているのです。
オウンドメディアはホームページやブログと同様に、目的に合わせたデザインを整えていくべきです。
最新情報をどこよりも早くユーザーへ届けることが目的なら、ニュースサイトのようなレイアウトになるでしょう。
また、誰でもわかりやすい情報を届けたい場合は、タイトル・アイキャッチに加えてディスクリプションが見えるレイアウトを取り入れるべきです。
このように、どのようなオウンドメディアを運営するかによって、レイアウトやカラーなどのデザインを柔軟に変えていく必要があります。
すべてはユーザーが見やすく使いやすいと思ってくれるオウンドメディアを創造するためです。
ユーザーに居心地がよく有益だと感じてもらえることが、オウンドメディアとしての価値になります。
そのためには、オウンドメディアのデザインやレイアウトにもこだわりを持って臨むべきでしょう。
オウンドメディアのデザインを考える際に、意識すべきポイントについてご紹介します。
細かく考える部分は多くあるものの、大きく分けると以下の3つを優先的に考えるべきです。
1.MFI(モバイルファーストインデックス)を意識したデザインにする
2.企業としてのイメージカラーを取り入れる
3.目的に合わせたデザイン設計をする
では、それぞれのポイントについて具体的に見ていきましょう。
近年のユーザーの動向を見ると、スマホでインターネットを利用する割合が増えています。
実際、総務省が発表している「令和2年 情報通信白書」によると端末別のインターネット利用率は、
となっており、上記の傾向に伴い、Googleなどの検索サイトでもPCサイトよりモバイル向けサイトを優先して評価するような動きが見られるようになりました。
そのため、オウンドメディアでもスマートフォンに対応したMFI(モバイルファーストインデックス)を意識したデザインにする必要があります。
簡単にいうと、
上記を意識すべき、ということです。
オウンドメディアを設計する際は、必ずスマホ対応のデザインを取り入れるようにしましょう。
オウンドメディアをブランディングとして成立させるには、企業のイメージカラーを取り入れるのもポイントの1つです。
カラーは記憶に残りやすく、企業のイメージを強く印象づけます。
コーポレートサイトでイメージカラーが使われているのであれば、オウンドメディアでも同様に取り入れてみましょう。
ただし、あくまで全体のデザインに影響がないように取り入れるというのも忘れてはいけません。
企業のイメージカラーだからといって、オウンドメディア全体の配色が見えにくいものになってしまうようなら逆効果です。
ポイントとしてイメージカラーを取り入れる、淡い配色ならベースカラーとして使うなど、全体のバランスも見ながら取り入れてみてください。
オウンドメディアの目的は企業によって異なります。
まずはその目的に合わせて、デザイン設計をするように意識しましょう。
例えば、ユーザーからの認知度向上を図るなら、興味・関心を抱くようなインパクトのあるデザインをファーストビューに掲載する、などです。
商品・サービスの販売促進を目的とするなら、商品紹介のページを制作しておき、うまく誘導できるよう各ページに内部リンクを設置する方法があります。
目的を明確にすればするほど、オウンドメディアをどのようなデザインにすればいいのかが見えてくるはずです。
オウンドメディアを設計する前に、必ず目的に合わせたデザインになっているかを確認しましょう。
エン・ジャパン株式会社が運営している「キャリアハック」は、
「テック業界で働く人のためのWEBメディア」
という目的を掲げ、IT・Web業界で活躍する人のインタビューをメインとした情報を発信しているオウンドメディアです。
アイキャッチ画像に記事全体のキャッチコピーを加えていることが多く、読み手が記事の内容をイメージしやすいような配慮がされています。
また、ファーストビューではコンテンツがスライドショー形式で掲載されているため、注目がしやすい工夫がされているのも特徴です。
全体を通してレイアウトのバランスもよく、記事ごとのシェア数を表示させることで、人気の記事がわかる点も参考になるでしょう。
サイボウズ株式会社が運営している「サイボウズ式」は、ITと働き方をメインに取り上げているオウンドメディアです。
現代における働き方とは、ITとの付き合い方・向き合い方のノウハウを発信することを目的としています。
サイボウズ式の参考となる点は、以下の通りです。
ユーザーの見やすさ・使いやすさに力を入れながら、自社サービス・ソフトの販売への導線となるよう工夫がされています。
株式会社LIGが運営している「LIG」は、コンテンツ制作・Web制作に関する情報を発信するオウンドメディアです。
株式会社LIGは、このオウンドメディアによって企業として大きく成長したといっても過言ではありません。
オウンドメディアのデザイン自体はシンプルで、テキストのフォントから企業のイメージを伝えるという一風変わった工夫がされています。
最新ツールの使い方や注目されるような見出しなど、トレンドの把握とコンテンツ力についても参考になるでしょう。
株式会社資生堂が運営している「watashi+」は、スキンケアやメイクなど、主に美容に関する情報を発信しているオウンドメディアです。
ECサイトとオウンドメディアを兼ね合わせたホームページになっており、購買意欲の高い状態で商品誘導ができる流れができています。
そのため、オウンドメディアとECサイトの運用を検討している企業にとっては、デザインやレイアウトの参考になるでしょう。
株式会社ユニクロが、自社商品のコーディネートのコツや着こなし方について紹介しているオウンドメディアが「TODAY’S PICK UP」です。
季節に合わせたコーディネートだけでなく、さまざまなシチュエーションでおしゃれな着こなしを紹介するため、購買意欲が高まる構成になっています。
また、記事内に商品リンクを設置して、そのまま購入ができるような配慮がされているので、
といったユーザーをECサイトへと誘導ができる点が特徴です。
「TODAY’S PICK UP」は、自社商品の魅力を認知してもらい、ECサイトへと誘導する事例として参考になるでしょう。
株式会社ファッションヘッドラインは「FASHION HEADLINE」というファッション業界のニュースや情報を発信するオウンドメディアを運営しています。
メディア内で、美容・グルメ・旅行など、ファッションに関連するカテゴリーを細分化したデザインが特徴です。
各カテゴリーの最新情報が一番大きく映るようなレイアウトのため、トレンド・流行を意識したデザインなのがわかります。
シンプルにホワイトをベースカラーにしながら、どこかセンスや高級感を覚えるデザインが、ファッション業界のオウンドメディアであることを感じさせるはずです。
企業イメージやトレンドを目的としたオウンドメディアの運営を考えているなら、参考にすべきサイトの1つといえます。
株式会社BAKEのオウンドメディア「THE BAKE MAGAZINE」では、自社に限らず多くのスイーツに関する情報を紹介しているのが特徴です。
また、記事ごとのアイキャッチのサイズを大きくすることで、画像によるインパクトを与え、興味・関心を集める工夫がされています。
コンテンツの中に自社の情報を詰め込むことで、訪れたユーザーに認知してもらい、根強いファンになってもらう施策も見られます。
以上のオウンドメディアを作ろうと考えている企業は、「THE BAKE MAGAZINE」を参考にしてみてください。
アサヒグループ食品株式会社が運営している「アマノ食堂」は、旬の食材や話題のレシピを紹介するオウンドメディアです。
美味しそうな写真をアイキャッチにしながら、レシピごとに合わせてテキストのフォント・カラーを整えているのが参考になります。
企業のイメージカラーやロゴも上手く取り入れているため、他のオウンドメディアにはない自社の雰囲気作りを意識しているのがわかるはずです。
オウンドメディアの”食堂”という言葉からも、食堂にいるかのような温かみのあるデザイン・レイアウトなのも参考になるでしょう。
株式会社TERIYAKIが運営している「TERIYAKI」は、「”絶対にハズさない”美味しいお店を検索できる」がキャッチコピーのオウンドメディアです。
この「TERIYAKI」は実業家である堀江貴文氏が考案しており、自身も自ら「テリヤキスト」として美味しいお店を紹介しています。
美味しいお店を探すための検索がメインとなるため、ファーストビューに
などの検索機能を設置しているのが特徴です。
デザインやレイアウトも大切ですが、「TERIYAKI」のような痛烈なキャッチコピーと信頼感を与えるコンセプトも取り入れることが参考になります。
第一三共ヘルスケア株式会社は、健康に関する知識を発信するメディア「健康美塾」を運営しています。
漫画やイラストを取り入れて、コンテンツの読みやすさや親しみやすさを高めている点が特徴です。
また、随所に自社商品の紹介コンテンツを作り、健康が気になる潜在的ユーザーにも認知してもらう導線作りもされています。
自社内でイラストや漫画などを描ける担当がいる、あるいは外注できる予算があるなら、「健康美塾」のコンテンツの作り方は参考になるでしょう。
おかざき歯科クリニックは「歯医者が教える歯のブログ」という、歯に関連した情報を発信するオウンドメディアを運営しています。
月間500万PVを達成した医療系オウンドメディアとして有名であり、医療系メディアの成功事例として参考になるはずです。
また、ブログという名前をしてはいるものの、コンテンツは専門的かつわかりやすい内容に仕上がっています。
わかりにくい部分については動画を埋め込んで説明しており、ユーザーへの配慮にこだわりが感じられます。
医療系オウンドメディアでは、専門知識をいかにわかりやすく説明し、信頼感を与えられるかが集患の秘訣です。
わかりやすさにこだわる、という点においてはどのメディアにも通ずるものがあります。
参考にするにはジャンルが異なる企業様も多いかもしれませんが、ぜひ一度デザインやコンテンツに目を通してほしいオウンドメディアの1つです。
ロート製薬株式会社が運営している「ココロートパーク」は、スキンケアやヘルスケアなど、健康に関する情報を発信しているオウンドメディアです。
コンテンツごとに集客とセールスを上手く組み合わせたレイアウトになっており、潜在・顕在どちらのニーズもターゲットにしています。
クイズ形式やキャンペーンの紹介など、楽しいコンテンツだけでなくお得な情報も提供しているので、ファンの作り方の参考になるでしょう。
株式会社クラシコムが運営している「北欧、暮らしの道具店」は、暮らしに関する情報を発信するオウンドメディアです。
トップページには、コンテンツが細かく掲載されているものの、アイキャッチは全て淡いホワイトを取り入れているため統一感があります。
オウンドメディア自体がインテリアを感じさせるような、親近感や温かみのあるデザインが特徴といえるでしょう。
また、ECサイトも一体化されているため、気になるアイテムがあったらすぐに購入できる点もポイントです。
「北欧、暮らしの道具店」では、オウンドメディア内での企業イメージの作り方や、ECサイトまでの導線が参考になるでしょう。
アース製薬株式会社は、お風呂に関する情報を発信するオウンドメディア「お風呂ナビ」を運営しています。
トップページからコンテンツに至るまで、全てに同じタッチのイラストを用いて統一感を高めているのが特徴です。
自社製品への誘導が目的となっており、潜在ニーズに認知してもらうための集客メディアとして、スタンダードなデザイン・コンセプトといえます。
オウンドメディアを作りたいけど基本的な作り方や商品までの誘導がわからない、という企業に参考にしてほしいオウンドメディアの1つです。
ディスポート株式会社が運営している「GIFMATIC」は、岐阜の観光情報を発信しているオウンドメディアです。
など、岐阜に関する情報をさまざまな角度から紹介しています。
また、高画質でインパクトのある画像をファーストビューで使っているため、より岐阜の魅力が伝わるような工夫も注目ポイントです。
観光や地域情報を発信するメディアの運営を考えているなら、参考になるオウンドメディアといえるでしょう。
今回は、業界別にオウンドメディアのデザイン事例をご紹介しました。
オウンドメディアの運営で大切なのは、
です。
上記を意識した上で、ユーザーに価値のある有益な情報を発信し、企業の認知度向上や商品・サービスの販促までつなげていきましょう。
近年では、オウンドメディアを持つ企業も増えてきています。
ぜひ、自社の集客媒体としてオウンドメディアの導入を検討してみてください。