これから起業する人必見!開業前に知っておくべきホームページ作成の失敗例
起業に必須のホームページ。初めてのホームページ作成で陥りがちな失敗例をご紹介します。
2020/4/30
公開日:2023/1/27
最終更新日:2024/11/11
近年、ネットショップに参入する企業や事業者がますます増えています。
ネットショップ運営を成功させたいと考える一方で、うまく売上が伸びずに頭を抱えている方も少なくありません。
そこで今回は、ネットショップで失敗する事例の共通点やリスクについてご紹介します。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
ネットショップが成功するかどうかは集客力に大きく影響されるため、無計画な運営は失敗を招きます。
特に、ネットショップを開設しただけでお客様が訪れると考えるのは絶対にNGです。
必ず設定したターゲット層にリーチが届くような集客戦略を実施しましょう。
例えば、30代女性をターゲットにしたスキンケア商品を販売するためにインスタ広告を打ち出すなどです。
また、「30代 目の下 スキンケア 」などの悩み系キーワードを設定してリスティング広告を打ち出すのもいいでしょう。
このように、ターゲットに合わせた集客戦略を決めていくと、ネットショップのデザインや運営方法にも反映しやすくなります。
主な集客方法をSNSで行うなら、衝動的に購入する方に向けて簡単に決済ができるようなデザインにしておくなどです。
根本的な集客ができないと売上もあがらず、ネットショップ運営が失敗してしまうので注意しましょう。
一般的に新規顧客を獲得し続けるよりもリピーターを増やす方がコストはかからないといわれています。
リピーター獲得手段を考えずに新規顧客を増やす施策だけ実施していると、利益が生まれずに運営が苦しくなってしまうでしょう。
では、どのような戦略を持ってすればリピーターが獲得しやすくなるのでしょうか。
リピーター獲得手段は多岐にわたりますが、簡単な方法は、このネットショップで買って良かったと思わせることです。
例えば、以下のような要素があると、購買満足度があがります。
上記以外にも、メルマガによってお得な情報やクーポンを配布する、SNSで有益な情報を発信するといった方法でもリピーター獲得になるでしょう。
同じ商品なら安い価格のほうが購入されやすくなりますが、利益を考えるとあまり好ましくありません。
価格競争の激しいジャンルで生き残るため、原価ギリギリの値段を設定し、固定費や広告費によって利益がマイナスになるケースも珍しくありません。
商品・サービスを販売して利益を出すには、原価だけでなくその他に発生する費用も含めなくてはならないのです。
ネットショップが失敗するケースとして、上記の経費計算ができておらず、利益が出ない・出にくい構造になってしまうことが多々あります。
ネットショップを運営するなら、必ず経費を含めた上で利益が出る価格帯を設定するように注意しましょう。
自身のネットショップの商品を選んでもらうには、他社との差別化をアピールしなくてはいけません。
他社と同じような商品説明をしてしまうと、ユーザーは結局価格で判断するようになるので、薄利多売を強いられることになるでしょう。
ターゲットが思わず購入してしまうような商品説明や、満足度の高い購買体験を提供してあげられるかがポイントです。
価格での差別化は簡単にできる一方、その他の部分で差別化ができれば、自身のネットショップの大きな強みになるでしょう。
そのため、ネットショップ運営を失敗しないために、他社との差別化を意識しながら工夫を凝らしてみてください。
ネットショップを開設してすぐに売上があがるのは稀なケースです。
長期間の運営ののちに徐々に売上があがってくるのが一般的なため、それまでのランニングコストについても考えなくてはいけません。
ネットショップ開設・運営にあたって発生するランニングコストは以下の通りです。
もしランニングコストが気になるなら、月額費用が発生しない、あるいは安いサービスを利用するといいでしょう。
ネットショップを開設・運用するには、ツールの操作方法やHTML・CSSなどの知識が必要です。
そのため、知識を持たずにショップサイトを制作すると、イメージ通りのデザインや編集ができず、成果に結びづらくなるでしょう。
制作会社に開設・運用を依頼するのも方法のひとつですが、自身の想定している方針を伝えてネットショップに反映させるにはタイムラグがあります。
また、外注費用も発生するので、ランニングコストを考えると好ましくはないでしょう。
いくら簡単にネットショップを開設できるサービスがあったとしても、デザインやレイアウト、効果的な運用の知識は身につけておくべきです。
ネットショップではオンライン決済の導入は必要不可欠といっても過言ではありません。
しかし、ネットショップ制作に時間を取られて、オンライン決済の準備が遅くなってしまい、開設時に導入ができないケースもよくあります。
オンライン決済の導入は必ず審査があり、およそ1ヶ月前後かかる可能性があるので、スケジュールの把握は必須です。
ユーザーがECサイトで購入する際、自身が想定している決済手段がないと、他のネットショップへ離脱してしまう確率は6割以上あります。
特にクレジットカード決済はオンライン決済の中で最もニーズがある手段なので、開設と同時に導入できるようにしましょう。
ネットショップで失敗する大きな要因として、お客様を第一に考えて運営していない点があります。
以上のような対応をしていると、お客様が離れてしまい、商品が購入されなくなる可能性が高いです。
売れるネットショップにするには、お客様目線でどのような情報が必要なのかを考えてデザインしていきましょう。
ネットショップを始めるにあたって、初期費用がどのくらいかかるのかによるリスクがあります。
多額の初期費用がかかってしまうと、利益を回収するのも時間がかかってしまうため、なるべく予算を抑えるべきでしょう。
発生する初期費用は、主に以下の2つです。
ネットショップを自社でゼロから作れるならドメイン・サーバー代のみで済みます。
しかし、多くの方が制作会社に依頼するあるいはネットショップ作成サービスを利用するでしょう。
制作会社に依頼する際は、規模や実装するシステムによっても異なりますが、数十万~数百万になるケースも珍しくありません。
一方ネットショップ作成サービスは、初期費用・月額費用は発生するものの外注よりもリーズナブルです。
中には初期費用が無料で利用できるネットショップ作成サービスもあるので、工夫次第で開設費用を抑えることもできるでしょう。
また、商品開発・仕入れ費用もネットショップを始める際にかかってくる初期費用のひとつです。
リスクを考えるなら商品数を絞ってスモールスタートするのがいいでしょう。
初期費用が数百万円かかるよりも、数万~数十万円でスタートした方が、リスクは少ないです。
運営していく中で売上があがってきた、需要が増えてきた際に規模を大きくしていけば、最低限のリスクで済むでしょう。
初期費用が高くなる場合には、回収できるまで長期的になるリスクがあることも理解しておいてください。
売上があがるまでの期間の長さもネットショップ運営においてリスクになります。
ネットショップは実店舗とは異なり、オープンしてすぐにユーザーが訪れる・購入してくれるわけではありません。
そのため、さまざまな集客戦略や販売計画にコストを割き、経費以上の利益を生み出していく必要があります。
上記の戦略・計画を実行している中で、予算が尽きてしまい運営を続けられなくなる可能性もあるでしょう。
だからこそ、売上があがるまでの期間をどう乗り越えていくのかを理解して、効果的な戦略や対策を行うのがリスク回避のポイントです。
ネットショップで売上があっても、すぐに自身のもとに入ってくるわけではありません。
売上金の入金を待っている間に資金が不足して運営を続けられなくならないよう、入金タイミングの把握もしておくべきでしょう。
入金タイミングは、利用しているネットショップ作成サービス・決済代行会社によって異なります。
もし、資金に余裕がない可能性があるなら、入金サイクルの短いサービスや会社を選ぶといいでしょう。
成功しているネットショップにある共通点の一つ目が、安心感・信頼感を与える情報を掲載している点です。
例えば、以下のような情報を掲載すると安心感・信頼感に良い影響を与えるとされています。
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
初めて訪れたネットショップで購入をする際には、商品やサービスに関して不安はつきものです。
その際に電話番号が掲載されていると、何かあった際に対応できることをアピールできるので、安心して購入してもらえます。
また、電話による問い合わせの際にそのまま購入を誘導できるケースもあるので、専用の電話番号を持っているなら積極的に掲載すべきでしょう。
実際にMakeShopが調べた調査では、電話番号をPRしているショップの方が、していないショップと比較して購入率が223%高い結果が出ています。
購入率が増え、なおかつ顧客の意見を聞いて改善につなげられるチャンスでもあるので、電話番号の掲載の効果は十分に期待できるでしょう。
ただし、電話対応業務が増えるので、企業・事業者、また個人事業主の方にとっては負担になるケースもあるので注意が必要です。
もし、電話対応が負担になり、コア業務に時間が割けない場合は、コールセンター代行に依頼するなどの対策をしましょう。
商品を販売している人、ネットショップを運営している人の顔がわかるのは、安心感を与える効果があります。
事実、トップページや商品ページにショップオーナーやスタッフの写真があるショップは、そうでないショップに比べて購入率が125%高いようです。(MakeShop調べ)
商品の写真に説明文だけだと、どうしても無機質なショップになってしまいます。
そこに顔写真があると、どのような人がどのような気持ちで運営しているのかが伝わるため、訪れた人に共感を与えやすくなります。
運営している実在の人物の顔写真掲載というのは、ある種実店舗の購入体験を提供しているのと同義です。
掲載できるショップオーナーやスタッフ、生産者などの顔写真があれば、積極的に取り入れてみてください。
ネットショップ内の商品購入方法や規約の要約といった情報をまとめる利用ガイドの設置も、成功の共通点の1つにあります。
利用ガイドが表示されているショップは、そうでないショップに比べて購入率が126%高いという結果が出ています。(MakeShop調べ)
以上のような情報をまとめたページを作成しておき、ショップ内の利用をスムーズにできるようにしておきましょう。
決済方法の表示をしていると、非表示のショップよりも購入率が111%高いという数字も出ています。(MakeShop調べ)
訪れたユーザーは、自身が希望している決済手段が利用可能か、という点を重視しています。
そのため、決済方法がすぐにわかるのは利便性の高さへつながり、購入までのアプローチがスムーズになるのでしょう。
決済手段に関しては、後払いを導入しているショップはそうでないショップに比べて359%も売上が高い結果がでています。
商品が実際に手元に届いて支払いを済ませたい消費者が多い傾向なのがわかるはずです。
決済方法の表示とともに導入すべき決済手段についてもよく検討しましょう。
購入まで至らずに離脱してしまうユーザーを抑える工夫も成功したネットショップでは見られました。
具体的には、以下のような共通点があげられます。
ユーザーを購入まで導けるよう、内容を理解して自社のネットショップに反映できるようにしましょう。
売れているネットショップは、買い物かごボタンが目立つようなデザインを取り入れています。
小さいあるいは目立たないボタンを使用してしまうと、ユーザーが購入できずにページを離脱する可能性が高くなるでしょう。
より購入率を高めるには、商品の注文傾向に合わせた買い物ボタンの設定がおすすめです。
例えば、単品注文が多いショップなら「いますぐ購入する」といったボタンにすると購入率が高くなりやすいです。
商品を複数注文するショップなら「カートに入れる」といったボタンを設定するといいでしょう。
決済ページのフォント・カラー・画面幅の工夫によっても購入率は変わります。
文字サイズや横幅を大きくすると、画面が見やすくなるので、ユーザーにとって必要な情報が把握しやすいです。
また、ショップページと決済ページのデザインが異なるとユーザーに不安を与えてしまいます。
そのため、フォント・カラーは決済ページも含めて統一しておくほうがいいでしょう。
商品購入時に、個人情報の入力をするのは人によって手間に感じ、それが原因で離脱をするケースも珍しくありません。
売れているネットショップでは、情報入力を極力省く仕様にしており、かご落ちしないような設計がされています。
Amazon PayやLINE Payなどは、紐づいたアカウント情報を、決済時の個人情報に反映させることが可能です。
決済ページにネットショップのロゴや看板を表示させていると、ユーザーに安心感と商品ページの統一感を与えられます。
商品ページと決済ページのフォント・カラーを統一するのも重要ですが、ロゴや看板も忘れないように表示させておきましょう。
決済ページにて、ステップ画像を用いてユーザーに情報入力の手順を誘導させるのも、成功事例の共通点です。
情報をどれだけ入力すればいいのかわからないと、ユーザーは面倒に感じてしまいます。
しかし、ステップ画像を表示させればゴールが見えるので、面倒に感じることも少なくなるでしょう。
ネットショップを成功させるには、集客戦略がポイントになります。
成功しているネットショップの共通点としては、商品数とSEO対策の2つを見るべきでしょう。
では、それぞれ詳しく解説します。
MakeShopの調査では、商品数の違いによって売上がどう変わるのかを公表していました。
商品数が100未満のショップと比較すると、
ということがわかっています。
つまり、商品数が多い方が売上は大きくなるので、集客戦略として仕入れ強化や企画商品を増やしていくのが成功の鍵となるでしょう。
ただし、闇雲に商品数を多くしてしまうとコストや在庫管理が大変になるため、計画的な商品数の追加が望ましいです。
また、商品数が増えると以下のような効果もあります。
ネットショップを検索上位に表示させるには、SEO対策が必要です。
事実、タイトルやコンテンツに狙ったキーワードを設定したネットショップは、設定していないショップよりも売上が高いデータも出ています。(MakeShop調べ)
他にもSEO対策は多々あるものの、タイトルや商品にキーワードを設定するのは最低限やっておくべきでしょう。
また、検索エンジンにどのようなページがあるのかを知らせるためにXMLサイトマップを設定するのも売れるショップの共通点です。
XMLサイトマップがあると、検索結果に表示されるまでの時間が短縮されます。
ネットショップ作成サービスあるいはショッピングカートシステムによっては、標準機能でXMLサイトマップが搭載されている可能性があります。
ぜひ、集客戦略としてキーワードの設定とXMLサイトマップの作成を実行してみてください。
今回は、ネットショップの失敗事例・成功事例の共通点やリスクについて解説しました。
現在では、実に膨大な数のネットショップが乱立しているものの、よく分析していくと成功する・失敗する共通点が見えてきます。
失敗する共通点を自身のネットショップで行わないように、ぜひ本記事を参考になさってください。