ホームページを手軽に作成できる「CMS」とは?
ホームページ作成でよく使われるCMS。専門知識がない人にお勧めしたいCMSサービスの特徴や導入するメリットをご紹介します。
2021/11/5
公開日:2021/12/3
最終更新日:2022/12/29
ホームページを既にお持ちの企業や、これから持とうと考えている企業にとって、一度作ったホームページが何年使えるのか気になるところではないでしょうか。
ホームページ自体はサーバーなどのホームページ構築環境が変わらない限り半永久的に使用できますが、企業のイメージやサービス、運営者やユーザーの取り巻く環境などが変わることで、 一般的にはホームページを公開してから3~5年ほどでリニューアルを検討する企業が多く見られます。
例を挙げると、Googleによる検索結果のアルゴリズムの変化やスマートフォンの普及など、そのままにしておくと集客効果が薄れてしまったり、ユーザーの使い勝手も悪くなってしまったり、完全なリニューアルや大幅なテコ入れをしなければならない場合もあります。
3~5年の長い期間、企業の顔として働いてくれるホームページを作成する際に重要になるのが作成会社選び。しっかりとしたパートナーを選ぶためのポイントをご紹介いたしますので、BESTホームページと他の作成会社を比べてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。
「ホームページをつくってほしい」と思って検索すると、無数の制作企業の公式サイトが出てきます。大手企業から中小、フリーランサーまで多岐にわたります。
このため、以下のような特徴に目を向けて絞り込みしたいところです。
どこのホームページ制作会社にも得意分野がありますし、同時に不得意分野も抱えています。
※「これこれ、こういうサイトが欲しいですけど、つくれますかね?」と問いかけたとき、「弊社では無理です!」と即答する会社は少ないでしょう。
しかしその言葉をうのみにするのは禁物。その手のサイト制作をした経験・知識が実際に豊富だとは限らないのです。
制作会社の公式サイトは、自信のある事例を中心に、これまでの制作実績をよく載せているもの。その一覧をチェックして、以下のポイントを探り出しましょう。
コーポレートサイトやオウンドメディアの事例を掲載する会社が多いですが、ランディングページやリスティング広告、見積サイト・比較サイト等の事例が豊富な会社もあります。
また、デザインやサイトの構造・機能の特徴のチェックも大事。たとえば、サイトのヴィジュアルにこだわりたいならデザイン性の高いサイトを大量につくってきた会社を選ぶべきでしょう。
できたら、自社が属する業界や近い業界のサイトづくりを手がけてきたところに依頼したほうがよいでしょう。そのほうが、制作作業がスムーズに進む可能性が高まります。
たとえば製造業の場合、サイト制作時に業界独自の知識が必須になるかもしれません。製品のページをつくるにしても、業界の基本知識がある会社に任せたほうがうまくいくものです。
※なお事例を調べる際は、なるべく新しい事例を中心にチェックしましょう。10年も前の事例では参考材料として役立ちません。
実績を見比べているうちにわかってくることですが、サイト制作会社の強みは似ているようでバラバラです。
業者に直接問い合わせるときに聞き出してもかまいませんが、業者の公式サイトを観察する際もできるだけ、そこを見抜きましょう。
新規サイトの制作や既存のサイトのリニューアル作業だけで終わり、ということもあればサイト完了後の更新や運用まで引き受けてくれることもあります。
また現在は、マーケティング支援やプロモーションのサービスも付加価値として用意してくれる業者が目立ちます。
※これは制作会社の担当者と直接話さないと正確なことはわかりません。しかし業者のサイトをのぞくだけでも、ある程度の情報はつかめるものです。
ホームページの作成を制作会社に依頼する際、事前に準備しておく項目があります。
どのような準備をすべきなのかを明確にし、適切な依頼ができるようにしましょう。
何より重要なのは、あらかじめ作成の目的・予算・納期を明確に決めておく点です。
上記の3つが明確ではない場合、制作会社はヒアリングから始まるので効率が悪くなってしまい、お互いにとって不利益になってしまいます。
また、優先度を下げられてしまう可能性もあり、自社の想定した工程で進まないケースも考えられます。
では、どのような目的・予算・納期を決定していけばいいのかについて考えていきましょう。
目的の決め方は、企業によってそれぞれ異なるものの、より具体的に絞り込む必要があります。
では、まずは悪い例を見ていきましょう。
・古いデザインのため新しくしたい
・アクセスが伸び悩んでいるのでリニューアルしたい
上記の目的だと抽象的すぎるため、自社・制作会社ともに完成イメージが沸きにくいです。
そのため、以下のような具体的な目的まで決めると、その後の作業もスムーズになります。
制作目的がはっきりすれば、どの制作会社に依頼すればいいのかも見えやすくなるでしょう。
続いて予算の決め方です。
どのくらいの予算が必要なのかは、実現させたいデザインやシステム実装にもよります。
しかし、全てを制作会社に委ねてしまうと、大幅に予算オーバー、あるいはイメージと異なるホームページになる可能性があるので注意です。
そのため、以下のような依頼方法は避けておくべきでしょう。
大切なのは、自社がどのくらいホームページ制作に予算を割けられるのか、明確にアピールすることです。
上記のように、あらかじめ明確な予算を提示しておくと、制作会社は予算内でできるデザイン・システムを提案してくれるでしょう。
最後に納期の決め方です。
こちらも抽象的になってしまうと、制作会社側からすると優先度が低くなってしまいます。
上記のような納期よりも、
といったように、期限が具体的な方がスケジュールも逆算でき、作業も進めやすいでしょう。
ホームページを制作するにあたり、どのようなユーザーに訪れてほしいのかを決めると、デザインやコンセプトがずれにくくなります。
可能であれば、ある特定の一人の人物像が浮かび上がるまでターゲットを絞ってください。
ターゲットが明確なほど、デザインやレイアウトを決める際の参考になるので、制作会社としてもイメージの共有がしやすくなるでしょう。
制作会社はホームページ作成だけでなく、運用・管理も代行依頼が可能です。
そのため、どの部分を自社で管理するのか、または運用方針について考えなくてはいけません。
もし、自社でコンテンツ制作を考えているなら、記事の挿入・更新を自社でできるようCMSで制作してもらうのも賢い選択です。
全て制作会社に委託する場合は、その分の予算を別に確保しなくてはならないので、検討しておきましょう。
ホームページ制作の知識がない場合、自分がイメージするデザインを言葉でうまく伝えられない可能性もあります。
そのため、あらかじめ参考にしたいサイト・ホームページを見つけておき、打ち合わせややりとりの際に提示しておきましょう。
特に競合となるホームページには、さまざまな戦略が散りばめられているため、自身が想定しているホームページイメージのヒントにもなります。
最近ではアニメーションや動画を挿入してダイナミックな演出が多いので、知識として吸収するという観点からもおすすめです。
参考: 競合分析で他社を理解しよう
自社のホームページを訪れたユーザーがアクションを起こすには、他社にはない自社の強みのアピールが必要です。
自社の強みは働いている社員やスタッフこそよく理解しているはずなので、制作会社だけに頼るようなことはせず、社内で検討していくつもリストアップしておきましょう。
強みの理解は、ホームページだけでなくセールスマーケティングにも活用できます。
など、とにかく自社の強みを洗い出す作業を行ってください。
参考: 強みを明確に打ち出そう
ホームページ制作の納期と公開日は別にした方が、トラブルに対応しやすくなります。
例えば、公開をしようとしてもサーバーやドメインの設定によってエラーが起こる可能性もあるでしょう。
また、場合によってはアクセス解析ツールの導入・設定を自社で行うこともあり、およそ1週間〜2週間は設けておいた方が安心です。
公開日から逆算してどのくらいの期日なら、余裕を持って公開できるのかを考えながら納期を設定しましょう。
ホームページ作成は以下のような6段階の工程に分けることができます。
1~6全てをコンサルティングしている作成会社や、企画のみ、デザインのみに特化している作成会社、また開発を専門に行う作成会社もあります。せっかくホームページを作るんだから面白いコンセプトやキレイなデザインのホームページを作りたい、と思われがちですが、ホームページ作成会社は作成のプロであり、貴社のビジネスのプロではありません。
見た目をどう作るかではなく、公開後どのように運用(コンテンツを追加)していくかもホームページ作成時にしっかりと検討しましょう!
そのためには自身でホームページの編集・更新ができるかはその後の運用に重要な要素です。
ホームページの制作会社しか編集・更新できないような作成方法であった場合、公開後にホームページを編集したくともすぐに対応ができず制作会社に依頼する必要があり、時間とお金がかかってしまいます。
ホームページを更新できるシステム(CMS)の導入有無、そしてその後の運用サポートについてもきちんと確認しましょう。
ホームページのコンセプトや目的、更新などの運用方法や宣伝方法を策定します。
※この部分のみを発注した場合でも費用が発生する作成会社も多いです。
サイトマップやページの遷移図、ワイヤーフレームなどを作成します。
必要な素材を準備し、ホームページのデザインを作成します。
デザインに基づいてコーディングを行ったり、システム(CMS)を実装したりします。
完成したホームページを公開します。
SEOなどの検索エンジン対策や、コンテンツの追加を行い、ホームページを運用します。
企業のホームページが一般的になってからまだ十数年、WEB作成業界はまだまだ歴史の浅い分野です。数多く作っていればいいというわけではありませんが、どのような会社のホームページを作ってきたかという数は、その作成会社の実績となり、寄せられているお客様の声はその作成会社の信頼となります。
現在では、レストラン・居酒屋などの飲食店、美容院・エステ・ゴルフ場・ピアノ教室など暮らしや生活に関わる身近なお店、病院・クリニック・動物病院・老人介護施設などの医療・福祉、工務店やリフォーム業者、旅館・ホテルなどの観光業、弁護士事務所や司法書士、税理士などの士業まで、ありとあらゆる事業者がホームページを持つようになっています。
貴社の業種の経験の有無を確認することも失敗しない作成会社選びのポイントとなります。
極論、ホームページ制作業はスキルさえあればパソコンひとつで始められる業種です。そのため、日本中に膨大な数のホームページ制作会社およびフリーランスとして個人で業務を請け負う方が存在します。
競争が激しい業界なので、新規設立と廃業が絶えず発生しています。小規模な制作会社が、売上を確保するために格安でホームページ作成を請け負うこともしばしば見受けられます。
しかしそのように小規模で格安なホームページ制作会社が、数年後に倒産・廃業してしまい、その後のホームページの運用について、これまで当社も数多くお客様からご相談いただくことがありました。
● | ホームページの運用を依頼している制作会社と連絡が取れなくなってしまって、ホームページの更新ができない |
● |
ホームページ制作会社から倒産の連絡が来て、ホームページを移管する必要がある
こういったご相談もこれまで度々頂戴してまいりました。 |
また、すでにある程度の年数ホームページを運用している場合、制作会社の倒産によってホームページのドメインを変更しなければいけない状況に陥る可能性もあります。
ドメインの変更はリスクが伴います。ホームページに対して検索エンジンからの評価もゼロからになってしまいますし、名刺や看板などの修正なども発生してしまいます。
(検索エンジンからの評価を新しいホームページのドメインに引き継ぐ方法もありますが、やはりその方法も旧ホームページを編集できる状況でさらにその専門的な知識がないと実施できません)
会社のホームページは長期に渡って運用していくものです。
新陳代謝の活発な業界だからこそ、実績と同様に設立年月を確認し、倒産するリスクがないかを見極める必要があります。
また、会社の規模感にも特色があります。
小規模な会社は融通がきいたりホームページ制作に関わる人数が少なく意思が通りやすかったりといったメリットがありますが、その反面、小規模であるがゆえにホームページ公開後のサポート体制が十分でなかったり、少人数だからこそ担当者の業務がブラックボックスになってしまい担当変更後にきちんと引き継がれていなかったり、ということが発生する場合もあります。
大規模な会社であればその点、社内の制作体制も確保できており安心ですが、その反面関わる人数が多く工数がかかり全体的に料金が割高になることもあります。
また、ホームページの制作に加えて、マーケティング施策やSEO対策といったサービス等を、総合的に提供してくれる会社もあります。そのようなサービスもご希望であれば大規模な会社も一度検討してみてはいかがでしょうか。
インターネットで見かける作成会社の中には格安で作成・保守・運用を請け負う業者も数多く存在します。インターネットでの集客を目的としてホームページを作成する例として、集客力があるホームページであるとはいえますが、そのような作成会社の多くがお客様とのやりとり全てを電話・メールのみで完結してしまいます。
契約時の比較検討だけでなく、契約後にホームページを作成する際に、担当者とはホームページの完成までにかなり頻繁なコミュニケーションをとることになります。顔が見えない電話やメールだけでは、時として円滑なコミュニケーションが取れない場合もあるでしょう。
提案や商品説明、契約だけでなく、必要に応じて作成に際しても訪問してくれる作成会社を選ぶと、スムーズにホームページ作成が進みます。
ホームページ作成の料金は一般的にページ数、または工数に応じて決まります。1ページのボリュームやデザインの質、扱われる技術によってコーディングにかかる時間が変わるため、作成内容によって細かく料金が異なる作成会社も存在します。大手になればなるほど1ページあたりの作成単価が高くなる傾向にある一方、「格安ホームページ作成」を謳い、低単価でホームページを作成する業者も存在します。一般的な作成会社は「作る」のみとなり、その後のサポートや、デザイン変更・コンテンツ追加などのホームページ更新や機能追加などの改修は別料金となります。
また、ホームページは「作る」以外にも、サーバー費用やドメイン費用のような「保守・運用費(ランニングコスト)」がかかります。ホームページに解析ツールなどの機能追加をする場合に月額費用がかかる場合もあります。
作成会社を選ぶ場合は、その後のホームページ運用まで含めてトータルでいくらかかるのか比較することが重要です。
ホームページの運用にはホームページの改善・更新がつきものです。ホームページの編集が自社でできないような制作方法であった場合、制作会社にその編集を依頼することになります。その費用が都度見積もりで別料金になるのか、それとも保守・運用費に含まれるのか、というようなことも考えておく必要があります。
ホームページを何のために作るのか、を考えると、ホームページを持つ目的とはホームページを作るだけではなく「ホームページを使って○○すること」です。ホームページは作って終わりではなく、貴社の目標や課題を達成することのスタートとなります。
ホームページを公開してみて初めてユーザーの反応が分かり、結果として思いもよらない行動をとったり、異なるユーザーのニーズを把握したりすることもあります。せっかく凝ったデザインに仕上げても導線などのユーザービリティが悪ければ効果の上がらないホームページとなってしまいます。ホームページのどこに問題があるのか、公開後に判明したことを改修・追加してホームページを改善して目標や課題を達成することがホームページ運用となります。
であれば、作る時同様作った後の対応も作成会社選びの判断基準にすべきではないでしょうか。
意外なことかもしれませんが、ホームページ運用やサポートの専門チームを保有しているのはごくわずかです。契約時の営業マンもホームページ運用のプロではありません。解析や市場・ニーズの分析、どのような対策をとればよいかなどのアドバイスや作成のサポートも行ってくれるかなど、作成後のサポート体制の有無を比較することも作成会社選びの重要なポイントとなります。
特にCMSなどのシステムを導入してホームページを作成している場合、その操作方法をサポートするのにどういった方法を受け付けているのか、は意外と見落としがちです。
電話でも受け付けているのか、メールやチャットのみなのか、それともサポートサイトとユーザーコミュニティのみが提供されているのか、といった具合です。
インターネットやパソコンに慣れていればメールやチャットのみでも十分かもしれませんが、不安な場合は電話でのサポートも検討しておきましょう。
以上のようなポイントの内、自社が最も優先すべき要素は何なのか、あらかじめ優先順位を決めておくと、各種ホームページ制作会社の比較・検討に役立ちます。
担当者との相性も、イメージしているホームページになるかどうか重要なポイントです。
なぜなら、担当者は制作陣に自社の想いを具現化し伝える、大切なはしごの役割を持っているからです。
例えば、担当者からの連絡がいつも遅く、不安が残るような打ち合わせの場合は、制作陣に意図が伝わってないケースが多いです。
一方、担当者が率先してデザインやレイアウトを提案してくれる場合、自社では考えつかない戦略や思考を実現できるかもしれません。
このように、制作会社の担当者によって、ホームページのクオリティが左右されることも珍しくないので、相性は意識しながら話を進めていきましょう。
現在では、実に多くのホームページ制作会社が乱立しており、中には強引なアポイントをとって営業をしてくる会社もあります。
そのため、自社がホームページ制作の依頼を検討していたとしても、営業トークに乗せられず冷静な判断を行えるよう注意しなくてはいけません。
例えば、
といったように、希少性でアクションを起こさせるやり方や、日常会話の中に共感を用いて信頼を得るようなやり方があります。
他にも、自社の悩みを聞いた上で、全て応えられると回答し、マイナスになる条件を喋らないケースもあります。
もし、営業から制作会社に依頼することになった場合、トークを鵜呑みにせず契約書や打ち合わせ時に詳細の確認を行いましょう。
ホームページ制作ではそれなりの料金や日数が必要となります。これらは後悔しないように決めておかないといけません。
スケジュールは業者に、できるだけ細かく伝えるべきです。
こういったケースもありますが、それでも納期はいったん決めてしまうほうが得策。それも、「今年の〇月の▼旬までにお願いしたいですね」と、具体的な日取りでリクエストしたほうが得策です。そのほうが、業者にスピーディーな対応を促せます。「早ければ早いほどいいです」「来年の×月かその翌月くらいでもいいです」といった指示では、進行がはかどらないかもしれません。
※スケジュールづくりのもうひとつのコツは、余裕をなるべく持たせること。
やむを得ない事情があって大急ぎの場合は別ですが、業者を焦らせてもいいことはほぼありません。最悪の場合、出来上がったサイトのクォリティが著しく犠牲になってしまうでしょう。
それに日程は、最初決めた通りには進まないものです。突発的なアクシデントがあっても十分に間に合うような日程を心がけましょう。
ホームページ制作につきものの、料金の種類をまとめました。
料金を払う相手は、もちろん制作してくれる業者です。しかし、その他の相手にも料金が発生するケースがあります。
制作会社と直でやり取りせず紹介を経ている場合は、たいていはその仲介者の取り分まで負担しないといけません。
広告代理店等の仲介では、マージン料として制作会社の取り分の数割が上乗せされることが慣例化しています。
ホームページ制作では、数多くの工程が発生します。その工程ごとに料金が発生する可能性があります。
リニューアル等では必要ありませんが、新規のサイト制作であればドメインを新たに取得する必要があります(ただしこの費用は高くつくことはありません)。
サーバーがないとホームページはアップロードできません。ただしレンタルサーバーを選べば費用を安く浮かせることは可能です。
各Webページのデザインは重要な工程です。腕利きのデザイナーに担当させたいならそれ相応のコストが発生します。
各Webページが、ブラウザ上できちんと表示されるようにソースを記述する作業です。レスポンシブデザインを導入する場合、料金が少し高めになる可能性があります。
※レスポンシブ対応は、パソコンだけでなくスマホでも見られるサイトを入手する上で必須です。
オリジナルのシステムやプログラムは、Webサイトに便利な機能を搭載する上で不可欠です。
大規模なサイトの場合は、SE(システムエンジニア)やPG(プログラマ)に払う費用は高額になる傾向があります。
サイトの進行管理や企画、コンテンツ制作業務を行う役割も、現在のWeb制作では欠かせません。
これらのディレクターやプロデューサーの取り分も用意しないといけません。
※そのほか、サイト完成後も運用・更新をお願いするなら毎月、その料金を徴収されます。マーケティングやコンサルティングをお願いする場合も同様です。
ホームページづくりは長期化すれば、想定外の作業も随時発生します。その仕事については最終的な請求額に上乗せされます。
これは見積もりの段階では正確に予想できません。致し方ないことではあるのですが、制作期間が延びたり追加の作業がプラスされたりした場合は、金額の説明はその都度求めましょう。そして、不可解な点があれば早めに確認することが大切です。
いろいろな制作会社の料金体系をチェックしてみるべきですが、このとき忘れてはいけないポイントが多少あります。
上の章でも述べていますが、よそより格段に安い制作会社に出くわすことがあります。
しかし、他社と比べて数分の一で済むといっても、それはテンプレートを多用したり労力を省いたりしているからこそ。
激安の業者に任せると、質がよくてビジネス上の目的を達成できるサイトは手に入りません。
費用を渋ると後悔する羽目になることは書いたばかりです。だからといって、業者の提示額をうのみにするのも問題ありです。
悪意ある業者の場合「この人は何も知らなさそうだ」と判断すると、法外な料金を要求してくることもあり得ます。
※大事なことは、複数の業者に相見積もりを依頼すること。各業者の提示額を比較して慎重に決めるべきです。
制作会社の公式サイトや資料だけでは決められなくて当然です。そこで、コンペティションを開いたり、相見積もりを頼んだりすることはよくある話です。相見積もりは、無料で応じてくれる会社がほとんどです。
コンペを行うなら、以下のポイントに目を向けてからにすべきでしょう。
依頼書がないと、業者が出す提案書のフォーマットがバラバラになります。読みにくくなる上に、比較や評価もやりづらくなってしまいます。
また、提案してほしいことを具体的に書くこともおすすめです。書いておかないと、業者側が的外れな提案書を送ってくる可能性が生じます。
提案が集まるまで何も決めないでおくと、どう選んだらいいのか迷ってしまうもの。
そこで、
これくらいは事前に決めておくべきです。
3~4社くらいでコンペを実施するなら負担にならないでしょう。しかしそれより多いと提案に目を通すだけでも骨が折れます。
相見積もりで気を付けたほうがよい点をまとめました。
予算を伝えれば、業者側はその範囲でなるべく見積もりを出そうとしてくれるでしょう。
ただし、相場より極端に安い額を予算にするのは避けるべき。安すぎると業者の提案にも悪影響が出てしまいます。
「何にいくらかかるのか?」この点は細かく確認するべきです。
業者によって項目の分け方・各項目の計算方法が変わるため、入念にチェックするのも楽ではないでしょう。
しかし、不透明な項目があるなら読み飛ばすべきではありません。必ず直接業者に確認し、納得いくまで説明を求めましょう。
ホームページはいったん発注したら、完成したものを少なくとも数年は使い続けるのが常識。制作会社選びに失敗すると、かなりの損失を被ってしまいます。
制作会社の公式サイトを比較する段階から、慎重な行動がおすすめです。業者の実績やセールスポイントをよく見て、問い合わせをする会社を絞り込みましょう。相見積もりやコンペを実施するのもいい手です。
契約する相手が決まったら、スケジュールや支払いについても社内で話し合って慎重に決めましょう。後悔しない意思決定を目指してください。